2018年08月05日

北八ヶ岳[北横岳〜大岳](茅野市/佐久穂町)

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北横岳南峰から見た縞枯山と八ヶ岳連峰

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅800=807山頂駅813−853北横岳ヒュッテ−903北横岳南峰−906北横岳北峰913−1010大岳1028−1128北横岳北峰1202−1217北横岳ヒュッテ−1242坪庭周回路−1256縞枯山荘−1306山頂駅1310=1317山麓駅

猛暑が続いている。山の上は涼しいけれど、そこへ登る間に汗を絞らされる。であれば、ロープウェイで標高を稼ごうと不埒な考えを起こした。目指すのは北八ヶ岳の大岳。ずっと前に双子池ヒュッテで水をもらったとき「大岳からの水だからおいしいよ」といわれ、以来、大岳の名は頭の片隅にあった。

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(左)坪庭から見た北横岳。(右)北横岳北峰。背後に蓼科山。

北八ヶ岳ロープウェイの8時始発に乗る。さほどの混雑ではない。山頂駅から整備された坪庭周回路を歩き、道標で北横岳への道に左折する。溶岩とハイマツの台地から、北横岳の山容が見える。樹林帯の中、ジグザグの登り。左に曲がるとやや傾斜が緩み、緩急の登りで北横岳ヒュッテの前に出る。その先、最後は階段状となり北横岳南峰へ。三角点が置かれ、四周の展望が開ける。前方に蓼科山、振り向けば縞枯山と八ヶ岳連峰。

緩やかな道をたどって北峰へ。こちらの方が標高は高く、蓼科山がより大きい。21年ぶりの再訪。この時間、人影は少ない。今日はここからが本番。大岳に向かって急下降していく。途中、鎖場の下りもある。下りが一段落すると、針葉樹の緩やかな道。振り返ると北横岳がそそり立っているのが樹間から見える。

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(左)大岩が重なる道から前方に大岳山頂。(左)大岳山頂。左遠方に八ヶ岳連峰。

手足を使う段差を登り、その先は大岩が累々と重なる道になる。歩きにくく消耗させられる。右手前方に大岳の岩峰が見える。歩くと汗が滴るが、立ち止まると風は涼しい。双子池への道を見送り、右折して10分ほどで大岳山頂。岩が重なる山頂だから展望は360度。展望の主役は、やはり蓼科山と八ヶ岳。このマイナーなピークに、私の後から断続的に5人ほどが登ってきた。

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(左)大岳から見た北横岳と蓼科山。

下山は往路をそのまま戻った。下山といっても北横岳への登り返しが結構大変。北横岳の山頂は、この時間、50人を超える人たちで賑わっていた。坪庭周回路を回り、縞枯山荘まで足をのばす。縞枯山にも登ろうかと迷ったが、樹林帯の急坂が頭に浮かび、ロープウェイ駅に戻った。結局、高い標高から歩き始めても汗を絞らされることに変わりはなかった。

[参考]北八ヶ岳ロープウェイ 往復 1,900円
posted by 急行野沢 at 23:22| Comment(0) | 登山(八ヶ岳・蓼科) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月26日

双六岳〜三俣蓮華岳(大町市/岐阜県高山市/富山県富山市)

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双六岳から三俣蓮華岳への稜線。左に薬師岳、右に水晶岳・鷲羽岳。

第1日[7月24日]平湯温泉800=(濃飛バス)845新穂高温泉900−1009わさび平小屋−1030小池新道入口1035−1123秩父沢出合1133−1250シシウドヶ原1309−1403鏡平山荘
第2日[7月25日]鏡平山荘555−642弓折乗越(稜線)650−755双六小屋818−924双六岳949−1103三俣蓮華岳1156−1209巻道合流−1303沢1312−1401双六小屋
第3日[7月26日]双六小屋602−700弓折乗越−735鏡平山荘755−829ししうどヶ原−910秩父沢923−1013わさび平小屋−1110新穂高ロープウェイ1130=(濃飛バス)1210平湯温泉

20年前の縦走時に、先を急ぐあまり巻いてしまった双六岳と三俣蓮華岳。長らく宿題になっていたので、久しぶりに新穂高からの道を辿ることにした。新穂高周辺の登山者駐車場は夏山シーズンには満杯で、場所も遠すぎる。そこで平湯温泉近くの安価な駐車場をネットで予約、平湯から新穂高へはバスで向かうという方法をとった。

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(左)小池新道入口。(右)秩父沢で水を補給。

ところが何としたことか朝寝坊してしまい、歩き始めが予定よりも遅くなった。計画縮小も止むを得ない。新穂高から左俣林道を淡々と歩き、笠新道分岐・わさび平小屋を過ぎれば小池新道の登山口。左俣谷から徐々に離れ、石を組んだ段状の登りが続く。ダケカンバの樹林帯に入ったり、ガラガラの沢状を登ったり。秩父沢の流れを木橋で渡り、その先も樹林帯に出入りしながらの登りが続く。

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(左)鏡平山荘。(右)鏡池から夕刻の槍穂高連峰。

シシウドヶ原までの登りは我慢のしどころ。右折してややトラバース気味に道は緩むものの、熊の踊り場前後も急坂が続く。ナナカマドなどの低木帯。出発時間が遅くなったためか、とにかく日差しが暑い。木道があらわれ、鏡池の傍らを過ぎて鏡平山荘に到着。うまくいけば双六までと思ったが、あまりの暑さに疲れ切り、鏡平泊まりに。夕刻の鏡池からは槍穂高の絶景を望むことができた。鏡平山荘はけっこう混雑していた。

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(左)コバイケイソウ咲く弓折乗越へ。(右)花見平のハクサンイチゲ。

翌朝、まずは双六小屋を目指す。灌木帯の急登から、右下に残雪を見ながらやや右に巻き気味に登る。花の多い弓折岳の稜線へとたどり着けば、あとは小さなアップダウン。花畑の向こうに槍ヶ岳が聳えている。その右に穂高、焼岳、笠ヶ岳。雪原の残る花見平にはコバイケイソウやハクサンイチゲ、シナノキンバイ。右手が切れ落ちた際を進み、稜線の左手に出れば前方に双六小屋、その向こうに鷲羽岳、左に双六岳が見えてくる。

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(左)双六小屋が見えてくる。左に双六岳、正面奥に水晶岳と鷲羽岳。(右)双六岳台地からの笠ヶ岳。

ハイマツ帯を下り、双六池と花畑を見て進めば双六小屋。今夜の宿泊を申込み、不要な荷物を預ける。小屋からハイマツ帯を急登し、巻道・中道を右に分けて岩の中を登る。道がやや右に曲がり緩めば、そこは広大な双六岳の山上台地。振り返ると槍ヶ岳が聳えている。緩やかな道で前方に見える双六岳に向かう。山頂からの展望は素晴らしい。槍穂高・笠・黒部五郎・薬師・雲の平、立山・水晶・鷲羽、右手には常念山脈の山並。

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(左)双六岳台地からの槍穂高。(右)双六岳山頂。背景は黒部五郎岳・薬師岳。

いったん下ると、右手に残雪、チングルマなどの花畑が広がる。気持ちよい稜線をたどり、丸山2854ピークに向けてハイマツ帯を登る。ピークを越えれば、三俣蓮華岳の山頂が見え、尾根の右側を緩やかに登っていく。三俣蓮華岳の山頂からも360度の展望が開けるが、やや雲が多くなってきた。目の前に大きいのは鷲羽と水晶。三県の境界線上の山頂からは、北東眼下に三俣山荘が見える。

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(左)三俣蓮華岳へあとわずか。(右)三俣蓮華岳山頂。

三俣蓮華岳からはすぐ南東側に見える巻道に急下降。あとは花畑とハイマツ帯が交互にあらわれる巻道を南下する。右手の上方には、先ほどまで歩いていた稜線を見上げることになる。水量の多い沢を過ぎれば、岩場の登りで双六岳の東側山腹に登り、中道をあわせて双六小屋に急下降する。それなりのアップダウンのある道で巻道といっても意外と時間がかかる。双六小屋も多くの登山者で賑わっていた。

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(左)巻道から振り返る三俣蓮華岳。

3日めは新穂高へ下山するだけ。途中、鏡平山荘では名物のかき氷を食べることができた。あとはひたすら小池新道と左俣林道を下って新穂高にたどり着き、バスで平湯に戻り車を回収。双六から三俣蓮華は人が少なかったが、それ以外は数分ごとに登山者とすれ違う賑わいだった。猛暑の中、大汗をかいて体力のなさを実感したけれど、稜線からの素晴らしい眺めや残雪と花畑も楽しみ、20年来の未踏のピークを踏むことができた。

[参考]
平湯温泉つゆくさ横・駐車場 3日 972円
濃飛バス 平湯温泉〜新穂高ロープウェイ 片道890円
鏡平山荘 1泊2食 9,800円
双六小屋 1泊2食 9,800円
posted by 急行野沢 at 22:19| Comment(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平湯温泉[ひらゆの森](岐阜県高山市)

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下山後、平湯温泉の駐車場で車を回収し、平湯温泉バスターミナルの南側にある「ひらゆの森」で汗を流す。高山方面からの帰路などにこれまでに数回立ち寄ったことがある。駐車場も広く、民家風の建物も雰囲気がいい。使い勝手もいいと思う。

畳敷きの長い廊下を進んで浴室へ。広めの内湯と室外に多くの露天風呂がある。洗い場も多いので、あまり混雑している感じを受けたことがない。湯の花が舞い、白濁した掛け流しの湯が気持ちよい。露天風呂はなぜかひとつひとつ湯の色が違うように感じる。好きなのは、一番奥にある檜の浴槽。これが一番白濁しているように思う。気持ちよく、登山の汗を流すことができた。(おとな入浴:500円)
posted by 急行野沢 at 12:55| Comment(0) | 温泉(岐阜県) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月13日

槍ヶ岳(松本市/大町市)

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早朝の槍ヶ岳山頂から見た穂高連峰と富士山

第1日[7月11日]沢渡910=(アルピコ交通バス)945上高地バスターミナル955−1224横尾1255−1354一ノ俣谷−1436槍沢ロッヂ
第2日[7月12日]槍沢ロッヂ620−716水俣乗越分岐−811天狗原分岐823−922坊主岩屋下941−1013殺生小屋下1023−1115槍ヶ岳山荘[午後は雨天につき停滞]
第3日[7月13日]槍ヶ岳山荘427−447槍ヶ岳502−518槍ヶ岳山荘622−728千丈乗越分岐−850槍平小屋900−955滝谷出合−1103白出沢出合1114−1238新穂高温泉バス停1255=(濃飛バス)1328平湯温泉1350=(濃飛バス)1410沢渡

多くの人が登るような山を避けてきたのがたたって、このような有名な山に登っていない。いまさら説明不要の一般初級コースだけれど、自分の記録として残しておきたい。沢渡の駐車場に車をとめ、シャトルバスで上高地へ。この時間では登山者の姿は疎ら。外国語が飛び交う河童橋を過ぎ、明神を過ぎれば観光客の姿を見なくなる。横尾までは梓川に沿う広い道を淡々と歩く。

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(左)槍沢に沿う道。(右)1日目宿泊は槍沢ロッヂ。

横尾を過ぎれば少しは山道らしくなるが、槍見河原からも雲が多くて槍は見えない。晴れ間が少なく、あまり暑くないのが救い。一ノ俣・二ノ俣を木橋で渡り、沢沿いから石段状の登りが続くようになって槍沢ロッヂに到着。沢沿いの樹林帯の中の小屋。宿泊者は10人ほどでゆっくり休むことができた。水が豊富なので入浴できるのが嬉しい。

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(左)ババ平からは沢のすぐ右を歩く。(右)だんだん急になるが花畑もあらわれる。

翌朝は天候がやや不安なまま出発。右手に赤沢山を囲む岩頭、左手には横尾尾根のスラブ状の斜面を見ながら、ダケカンバと針葉樹林が交互にあらわれる槍沢の左岸を進む。ババ平のテン場を過ぎれば、谷の景色は開けてきて河原の右脇を進む。水俣乗越分岐から大曲あたりでは、野猿があらわれ虫も煩い。沢を雪が覆うようになり、だんだん道は急になる。前方の山頂方面は霧が覆っている。

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(左)雪渓をトラバース。(右)ハイマツの中のガラガラとした道はこの先でも雪渓を渡る。

天狗原分岐の前後はコバイケイソウ・ハクサンイチゲ・イワベンケイ・シナノキンバイなどの花畑。その先はジグザグの登りだが、意外と歩きやすい。最後の水場で補給。ハイマツ帯になり、雪渓を2箇所横断する。ステップやトレースがありアイゼンは不要。ハイマツと残雪のコントラストは美しいが、霧雨になってきた。ヒュッテ大槍への分岐を過ぎ、播隆上人の岩屋を通過。

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(左)一瞬、霧の中から槍ヶ岳が姿を見せる。(右)槍ヶ岳山頂直下で見た雷鳥。

岩がゴロゴロした登りに、さらに2箇所の雪原を通過。右手に殺生小屋が見える。チングルマなど花々が点在。一瞬、霧が晴れて槍ヶ岳があらわれ、すぐ隠れた。最後のジグザグの登りで、道脇に雷鳥の親子があらわれる。視界が優れない中を登ったためか、意外とあっけなく槍ヶ岳山荘に到着。程なく雨が降り始めた。宿泊の手続きをして、明朝までの晴れたタイミングで山頂へ登ることに。結局、午後は雨が続き停滞状態。

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(左)槍ヶ岳山荘から見た槍ヶ岳山頂。(左)槍ヶ岳山頂。後方は北ア北部の山並。

槍ヶ岳山荘の宿泊者は70〜80人程度で適度。英語・ハングル・中国語なども聞かれ国際的。翌朝は晴れたので、朝食前に韓国人グループに前後して槍の穂先に登る。鎖や梯子など高度感はあるがそれほど難しくはない。山頂からは穂高連峰や富士山、北アルプスの並みいる山々を望むことができた。

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(左)山頂から山荘を見おろす。(右)槍沢の谷を見おろす。殺生ヒュッテが見える。

下山は、そのまま上高地に下るのも面白くないので新穂高へ。大喰山への鞍部、飛騨乗越から西の飛騨沢の谷へと下る。浮石が多いガラガラの下り。両側を花々が彩り、右手に西鎌尾根、正面は山頂部を雲に隠した笠ヶ岳。悪くない景色だ。千丈乗越分岐からはナナカマドなどの低木帯に。ダケカンバの林となり、岩がちの下りから水量のある大喰沢を渡渉。針葉樹林とダケカンバが混在するようになり、平坦地にある槍平小屋へ。

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(左)飛騨乗越からの下りは足元が悪いが花は多い。前方の雲の中には笠ヶ岳。(右)千丈乗越分岐から下ってきた谷を振り返る。

ここからもなかなか道は長い。かなりの水量がある南沢と滝谷も渡渉。渡る場所は慎重に見極めないといけない。右俣谷の左岸を行く勾配の少ない樹林帯の道ながら、足元の累々とした岩は昨日の雨で滑りやすい。堰堤のある白出沢出合からは、右俣林道を下って新穂高温泉へ。明日から連休なので、槍ヶ岳からの下山では次々と登ってくる人々とすれ違った。

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(左)槍平への下りで見た穂高連峰。

新穂高温泉からは濃飛バスで、途中、平湯温泉で乗り換えて沢渡へ戻り車を回収。全体として天候にさほど恵まれなかったけれど、晴れ間に山頂に立てただけでも充実感が得られた。

[参考]
バス 沢渡〜上高地バスターミナル 1,250円
槍沢ロッヂ 1泊2食 9,800円
槍ヶ岳山荘 1泊2食 9,800円
バス 新穂高温泉〜平湯(乗換)〜沢渡 2,120円
沢渡駐車場(3日間) 1,800円
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

坂巻温泉(松本市)

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下山後は沢渡と中の湯の中間にある坂巻温泉で汗を流す。いつか訪れたいと思っていたが、国道158号のトンネルを出てすぐ左折しなければならず、入りにくい場所にあるためいつも躊躇っていた。外来入浴は16時までというのもハードルになっていた。

受付の対応は丁寧な印象。露天と内湯は少し離れた場所にある。内湯は沢に向かって窓が開き、洗い場が4つ。きれいで清潔。ほのかな硫黄臭ただよう湯が掛け流し。湯の花が舞っている。源泉75度のため、湧水を加え冷やしているという。階段を下った場所に仮設風の脱衣所があり、岩組みの露天風呂が沢の方向に開かれている。他に客の姿はなく、ゆっくりと入浴することができた。(おとな入浴:600円)

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posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | 温泉(安曇野・松本・筑北) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月02日

八ヶ岳[赤岳〜キレット〜権現岳](茅野市/南牧村/山梨県北杜市)

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キレット小屋付近から見た阿弥陀岳・中岳・赤岳。

第1日[7月1日]茅野駅840=(バス)917美濃戸口918−1007美濃戸−(南沢)1228行者小屋1303−1418地蔵の頭−1422赤岳展望荘
第2日[7月2日]赤岳展望荘604−637赤岳647−818キレット小屋836−950旭岳−1031権現岳1050−1134三ツ頭−1202前三ツ頭1217−1305標高2000m標識1310−1413天女山駐車場1435=(タクシー)1445甲斐大泉温泉・パノラマの湯−甲斐大泉駅

八ヶ岳でも赤岳と権現岳の間、いわゆるキレットは歩いたことがなくて、宿題になっていた。予想より早く梅雨明けが告げられたので、好天を見込んで出かけた。赤岳から権現岳に向かう方が負担は少なそうだ。茅野駅からの美濃戸行バスの乗客は私を含め3人だけ。美濃戸口から美濃戸まで1時間ほどの林道歩きが退屈だが、往復登山ではないのでバスを使った。美濃戸までの道は虫が多くて煩かった。

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(左)南沢からの道。行者小屋まであと少し。(右)行者小屋。後方は横岳。

美濃戸山荘前から右の南沢に沿う道へ。沢沿いの道という先入観があるけれど、針葉樹林の中、左右に渡り返しながら高巻きもあり勾配もある。傾斜が緩むと針葉樹林や水のない河原の中を歩き行者小屋へ。日曜日なので下山に向かう人たちで賑わっている。雲が多いが、赤岳・阿弥陀岳は山頂部を見せている。

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(左)地蔵尾根の登り。連続する鎖と梯子。(右)朝日に染まる赤岳と雲海の富士山。

行者小屋からは地蔵尾根を登る。針葉樹林帯の登りから、視界が開け大同心・小同心を見上げる。金属メッシュの石段や梯子が連続する岩場の急登が続く。岩縁を鎖も頼りに進み、地蔵の頭へ。稜線を南下し今日の宿泊地の赤岳展望荘へ。宿泊者は20人ほどでゆったり。入浴できたのが嬉しい。小屋の目前に赤岳とその左に富士、右に中央アルプスと阿弥陀岳、北アルプスの連なりが望めた。ウルップソウやコマクサが咲いていた。

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(左)赤岳への登りから見た横岳・硫黄岳・天狗岳・蓼科山。右下に赤岳展望荘・左下に行者小屋と赤岳鉱泉。(右)赤岳から見た阿弥陀岳と北アルプスの連なり。

2日目はまず赤岳に登る。ガレ場のジグザグから、ルンゼ状の岩場をクサリで登る。赤岳山頂からは大展望が望めた。天気は快晴。今日はここからが本番。岩場を連続する梯子・鎖で竜頭峰へ急下降。途中、右に阿弥陀岳への道を分岐し、ここからは人影が少なくなる。花も見ながら小ピークを右に巻けば、左に真教寺尾根が分岐する。その先も高度感のある岩頭を左右に鎖で巻き梯子を下る。左に大天狗・小天狗の尾根を分ける。

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(左)高度感ある岩場を鎖で巻き梯子で下る。前方に権現岳と南アルプス。(右)ルンゼ状の下り。下から来た道を見上げる。ペンキマークが頼り。

ザレ場となり足元に気を配り慎重に下る。岩棚のルンゼ状の斜面もあらわれ、我慢して気長に高度を下げていく。ハイマツ帯から樹林に入れば一安心。まだ営業開始前のキレット小屋前で休憩。ここからは登り返し。樹林帯の急登からやや左に曲がりツルネの緩やかな山頂へ。砂礫地にコマクサが咲き、眼前に旭岳がそそり立つ。石楠花が多い鞍部から旭岳への急登が続く。危険な箇所はこれまでより少ない。

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(左)旭岳巻道から見た権現岳への登り。(右)権現岳への長い61段の梯子。

旭岳は右下を巻く。その先、権現岳への登りには有名な61段の梯子があらわれる。やはり多少の緊張感はともなう。梯子につづき鎖場も登り切り、緩やかに右に進めば権現岳に到着。核心部を過ぎてほっとする。あとは天女山へと下るだけだが、暑くて消耗が激しく虻が煩くて気が滅入る。ハイマツとシャクナゲの道を緩やかに登り返し三ツ頭へ。針葉樹の尾根を下り砂礫地の前三ツ頭。霧が巻いて、少し涼しくなる。

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(左)権現岳から眼下に編笠山方面。(右)砂礫地の前三ツ頭。霧が巻いてきた。

左折して下ると、右手に笹原が広がる。「ここが一番きつい」の標識で左方向へ。長い下りの周囲はいつの間にか唐松林に。歩きやすい遊歩道のような道になり延々と続く。天の河原を過ぎ、天女山駐車場に下り着く。甲斐大泉駅まで歩く予定だったが、猛暑にうんざりしタクシーを呼ぶ。甲斐大泉駅前のパノラマの湯で汗を流し、小海線に乗って帰途についた。キレットを歩き切って満足。概ね天候に恵まれた2日間だった。

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(左)天女山への下りは長い。標高2000m付近で登り方向を振り返る。

[参考]
バス 茅野駅〜美濃戸口 片道(8:40発は土日祝のみ) 930円
赤岳展望荘 大部屋1泊2食 9,000円
タクシー 天女山駐車場〜甲斐大泉温泉パノラマの湯 2,250円
甲斐大泉温泉パノラマの湯 おとな1人 820円
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(八ヶ岳・蓼科) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月24日

十石山[白骨温泉から](松本市/岐阜県高山市)

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避難小屋裏から見たなだらかな十石山山頂。右手奥の乗鞍は雲に隠れがち。

白骨温泉上登山口800−853小広場(標高1790m)−915平坦地終わり(標高1860m)920−1000標高2100m−1050森林限界(標高2390m)−1120避難小屋−1125十石山三角点−1130避難小屋1245−1307森林限界−1405平坦地へ(標高1860m)−1421小広場(標高1790m)−1455登山口

一応、北アルプス主稜線の山だと思う。しかし、この辺りまで南下すると、北アルプスの呼び名がしっくりこない気がする。山頂からの展望は素晴らしいようだが、梅雨の晴れ間もすっきりと展望を見せてくれはしなかった。笹と樹林の尾根道を延々とたどったが、静かな山の味わいはあったと思う。やや薮がちだが、道はしっかりしていて危険な箇所もない。山中で出会った登山者は3組5人だけ。

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(左)登山口。左手前に駐車スペース。(右)唐松林の中の道標。

白骨温泉中心部から上高地乗鞍林道を北に進んだ、ゲート手前のS字カーブ箇所に登山口の標識がある。手前に3台分の駐車スペース。他にも数台程度の駐車余地がある。道標に従い、登山道に入る。桧林を左にトラバースし、唐松の平坦地に入る。白骨温泉・スーパー林道・十石山の3方向を示す道標があり、左折して山腹を折返しながら登る。

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(左)1835標高点南側はなだらかな道。

長い斜上トラバースとジグザグの登りが交互にあらわれる。周囲はダケカンバから針葉樹林へ。左右から張り出す笹が煩わしい。斜度が緩むと林野庁の標識が大木につけられた小広場(標高1790m)。その先は1835標高点南側をたどる緩やかな道が続く。深い針葉樹の森林に、さくらフィルムの道標が数箇所見られる。標高1860m位からの尾根上の急登は辛抱のしどころ。急登だが足元は歩きやすい。

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(左)登山道から見た霞沢岳方面。(右)あとわずかで樹林帯をぬける。

右手の木の間越しに見えるのは霞沢岳だろうか。標高2050m付近でいったん勾配は緩むが、その後もダラダラとした登りが続く。足元はぬかるみが多い。これといった休憩ポイントがないのが、この登山道の辛いところ。笹と針葉樹の風景に飽きがくる頃、標高2250mを過ぎると樹林は疎らになり空が広くなってくる。森林限界が近いかと思わせて、その先もなかなか遠い。道脇に残雪があらわれ、標高2290mで樹林帯を抜け出す。

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(左)雪の斜面を登る。(右)雪原を登り避難小屋へ。

見上げる笹とハイマツの斜面は霧が流れている。思ったよりも残雪が多く、雪解け水が流れて道はぬかるんでいる。何箇所か残雪を横切り登っていく。雪は概ね緩んでいるが、傾斜が結構あるので途中で軽アイゼンをつける。最後に大きな雪原を登れば、避難小屋の姿が見えた。避難小屋から右下に崩壊地を見ながら、イワカガミの多い稜線を南西に進めば、十石山の山頂。といってもハイマツの海の中に、三角点があるだけ。

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(左)十石山三角点。(右)避難小屋裏の展望台から。焼岳・穂高方面の展望は今日は雲に隠れてこの程度。

小屋まで戻って休憩する。外に出てみると一面の霧は少し晴れて、多少は見晴らしがきくようになった。しかし、穂高や焼岳、乗鞍の山腹部分は見えるものの、雲に隠れた山頂部を想像する程度の展望。しばらく待ったが、あまり変わりはなかった。下山は往路をそのまま戻った。下山後は白骨温泉の煤香庵で汗を流して帰途についた。

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2018年06月14日

八ヶ岳[美濃戸から硫黄岳](茅野市/南牧村)

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硫黄岳から見た横岳・赤岳・中岳・権現岳・阿弥陀岳

美濃戸(赤岳山荘・駐車場)702−745堰堤広場−849赤岳鉱泉854−1020赤岩の頭1025−1045硫黄岳1118−1134赤岩の頭1140−1241赤岳鉱泉1249−1328堰堤広場−1400美濃戸

夏山シーズン前の足慣らしに美濃戸から硫黄岳へ日帰りピストン。赤岳鉱泉と赤岩の頭の間を歩いたことがなかったので、そこを埋める意味も兼ねて。梅雨の晴れ間。平日にも関わらず美濃戸の駐車場は6割ほど埋まっている。林道をたどって、堰堤広場から北沢に沿う道に入る。

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(左)北沢に沿って木道が設けられた箇所も。(右)赤岳鉱泉。

針葉樹やダケカンバの森林に出入りし、北沢に架かるいくつかの橋を渡り返し、沢に張り出した木道をたどりながら進む。北沢の渓流美を眺めながらの緩やかな道は楽しい。開けた場所から、前方に目をひくのは大同心の岩頭。そうしているうちに赤岳鉱泉に到着。建物の背後には横岳から赤岳にかけての稜線が連なっている。

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(左)尾根道が緩んだあたりにイワカガミ。(右)針葉樹の中の登りが続く。

道標に従い硫黄岳の道に入る。針葉樹林帯の中、石がゴロゴロした八ヶ岳らしい道。大同心沢を越え、その後も2つ沢を渡り、トラバース気味に左から巻くように登って尾根上にのれば、背後の木の間から阿弥陀岳がのぞく。その先でいったん尾根は緩み、イワカガミが樹陰を彩る。さらに続く尾根上のジグザグの登りは一定の斜度を保ち、意外と歩きにくさはない。

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(左)赤岩の頭から硫黄岳山頂部を見る。

右手への斜上トラバースが続くようになると、樹林は疎らになり木の間越しの景色が見えるようになる。正面には硫黄岳の山頂部が見えてくる。赤岩の頭に向けてジグザグに登るうちに周囲はハイマツ帯に。赤岩の頭にたどりつけば展望が開け、正面間近に硫黄岳の山頂部、その右に八ヶ岳の中核部の山々。

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(左)広い硫黄岳山頂。(右)硫黄岳から天狗岳・蓼科山方面。

ザレた斜面を登り最後は岩場を右側から巻けば、硫黄岳の山頂に到着。だだっ広い山頂なので、各方向を示すケルンが点々と置かれている。風はやや冷たく、少し雲があるものの展望が広がる。南には横岳・赤岳・阿弥陀岳が連なり、北には天狗岳や蓼科山。ここまで出会った登山者は20人ほど。硫黄岳山頂には誰もいなかったが、休んでいるうちに7〜8人が通り過ぎて行った。下山は往路を戻った。

[参考]美濃戸駐車場(赤岳山荘) 1,000円
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2018年06月02日

根子岳[米子瀑布から](須坂市/上田市)

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小根子岳北肩から根子岳方面を望む。笹原に緩やかな登りが続く。

米子瀑布・駐車場720−800浦倉山分岐−832権現滝の沢(パイプ橋)−900沢渡る−950小根子岳北肩955−1021小根子岳−1037根子岳1048−1101小根子岳1131−1152小根子岳北肩−1221沢渡る−1247権現滝の沢−1317浦倉山分岐1322−1345米子不動尊−1400米子瀑布・駐車場

根子岳へは何回か登ったが、米子瀑布からの道は未踏なので、新しい登山靴を試す機会と兼ねて歩いてみた。登りと平坦路が交互にあらわれ、滝の美しい沢沿いから、ダケカンバの美林、そして展望の笹原まで、変化に富んでいて意外と楽しく歩くことができた。須坂市中心部から長い舗装林道をたどって米子瀑布入口の駐車場へ。なお、紅葉シーズン週末にはシャトルバスへの乗換が必要となるので注意。

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(左)米子瀑布を対岸に望む。

駐車場には10台以上の車。後で解ったがネマガリダケ採りの人たちのもの。米子瀑布への遊歩道からすぐ左折してジグザグに登り、周囲が開けると四阿や小広場がある。レンゲツツジが咲き、対岸に岩壁を落ちる米子瀑布が眺められる。平坦路を南下し米子硫黄鉱山跡の広場へ。作業道を緩く下った先は、沢を橋で2回渡り浦倉山分岐。13年前にここから浦倉山へ登ったがけっこう悪路だった。いまは浦倉山へは通行止となっている。

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(左)岩陰にイワカガミが咲く。(右)権現滝の沢を金属パイプの橋で渡る。

美しい滝も見られる沢沿いの道を進み、2回橋を渡ると樹林帯の中のジグザグの登りとなる。緩むと山腹を回り込むトラバース道となり、イワカガミが多く見られる。緩やかに下って権現滝の沢を渡る。ここの金属パイプ製の橋は渡るのに少し緊張する。ジグザグの急登の後やや左に曲がり、緩やかにダケカンバの美林の中を進む。左右の笹薮からのガサゴソとした音は、ネマガリダケを採る人たちのもの。

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(左)ダケカンバの美林に穏やかな道が続く。(右)小根子岳側から北肩と志賀高原方面を望む。

崩壊して荒れた沢を渡り、その先も倒木で歩きにくい登り。道形が整えば、九十九折りの道は比較的登りやすい。標高1950m付近で樹林帯を抜け視界が開ける。一気に気持ちが晴れる。小根子岳北肩に登り着けば、四阿山・根子岳が笹原の向こうに眺められる。北アや北信五岳・志賀高原方面は雲が多くはっきりとは見渡せない。峰の原への道を見送り、左折して気持ちよい笹原の道を進む。

ここまでは他の登山者を見なかったが、峰の原方面からか、登山者が増えてくる。笹と疎林で視界が閉ざされがちになり、だらだらした登りに飽きがくるころ小根子岳に到着。三角点があり、展望は開けている。その先も笹原の中の道を針葉樹林帯に出入りしながら緩やかに登れば、根子岳に到着。さすがに山頂は20人ほどの登山者で賑わっている。向こうに見える四阿山方面に足をのばしていく人も多い。

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(左)小根子岳から見た根子岳・四阿山。(右)根子岳山頂。

人の少ない小根子岳まで戻って昼食休憩。その後、下山は往路を戻ったが、最後は米子不動尊を経由した。笹もしっかり刈られて、歩きにくいところは思ったよりも少なかった。今日、米子瀑布から登ったのはおそらく私ひとりだが、もっと歩かれてもいいと思った。

posted by 急行野沢 at 23:56| Comment(0) | 登山(四阿・湯の丸・浅間) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月22日

有明山[裏参道コース](安曇野市/松川村)

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有明山中岳から燕岳方面の展望。

有明荘の先・第2駐車場710−725有明荘分岐−820四合目825−928鎖場(標高2070)−950稜線(八合目)955−1023有明山(北岳)1030−1042中岳−1056南岳1105−1124中岳−1137北岳1210−1235稜線下降点(八合目)−1255鎖場−1354四合目1359−1443有明荘分岐−1455第2駐車場

安曇野から見ると、北アルプスを背景に黒々と富士山型に聳えている。どの本にも「急登の連続」と書かれているし、鎖場なども多いらしい。しかも標高2,200台だから山頂まで深い樹林の中。そんなわけでずっと後回しにしてきた有明山。もっとも短時間の裏参道コースで登る。急登を覚悟していたためか、樹相の変化も楽しみながら思ったよりも楽しく登れた。山頂部からは北アルプスと安曇野の展望が楽しめた。

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(左)歩き始めてすぐ、たる沢の滝。(右)小丸太の梯子は随所に設けられている。

有明荘の少し先、温泉橋手前を右折して第2駐車場(無料)に車をとめる。第1Pは燕岳登山者の車が多いけれど、第2Pは私の車だけ。登山届ボックス脇から登山道へ。左手にたる沢の滝を見て、沢に沿ってジグザグに登る。右折して有明荘からの道を合わせ、その先、尾根の左下を行く斜上トラバースと右手山腹への急登を繰り返して標高を上げる。小丸太の梯子やトラロープが随所に。

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(左)シャクナゲの花が咲く四合目手前。(右)岩陰にイワカガミ咲く鎖場。

シャクナゲの花が登りの辛さを慰める。標高1770mでいったん尾根にのり、緩く進めば四合目の石柱。その先「山頂1.7km」の標識は文字がほとんど消えている。右へのトラバースとなり、岩の縁を鎖で通過する。岩陰にイワカガミ。左の山腹へ手足も使う急登となり、倒木の崩壊地を通過する。燕岳方面が展望できる。さらに急登が続いた後、右へ巻き気味に進めば少々緊張する鎖場で岩を超える。常念方面の展望。

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(左)手足を使うような急登が続く。(右)鎖場から常念岳方面の眺め。

小丸太の梯子を下り、登り返して進めば八合目石柱に出合い、その先で稜線に登り着く。稜線といっても深い樹林の中。稜線上の道は緩やかだが、足元は木の根で歩きにくい。左手北斜面には雪が残り、木の間から山頂部が見える。やや勾配が増して、最後は岩場の登りで有明山北岳に到着。小広場に鳥居と社がある。

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(左)稜線に登りついても樹林の中。(右)ヤブ漕ぎの末、たどり着いた南岳。安曇野を見おろす。

ここまで来たのだから、中岳・南岳まで足をのばす。樹林の道を南下すると、展望が開けた岩場に三角点。その先はヤブ漕ぎとなる。踏み跡はしっかりしているが、木枝を払いながら進む。岩場の段差を登り下りし、切れ落ちたヤセ尾根を進んで南岳までたどり着く。社がある南岳は北岳より格段に景色がいいわけではないので、足をのばす必要があったか疑問。

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(左)鳥居と社がある有明山北岳から餓鬼岳と後立山方面を望む。

北岳まで戻り、風景を眺めながら休息した。北岳には鳥居と社があり、眼下に安曇野の平地が広がる。振り向くと、後立山や燕岳方面が見渡せる。その中央には餓鬼岳が大きい。下山は往路を戻った。平日ではあったが、途中出会った登山者は1名のみ。過去に遭難事故も起きているし、相対する燕岳などよりもやはり難度は高いと思う。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする