2017年06月17日

摺古木山〜安平路山(飯田市/大桑村)

摺古木休憩舎615−705直登と周回路の分岐−738摺古木山743−843白ビソ山−908安平路避難小屋912−1000安平路山1012−1055安平路避難小屋1130−1204白ビソ山−1305摺古木山−1326摺古木自然園(標柱)1345−1415分岐−1500摺古木休憩舎

安平路山も何となく後回しにしてきた山。林道の様子が不安で、長い行程は覚悟が必要だった。予想より短時間で歩けたが、笹が深い箇所もあり展望の優れる場所も限られていた。白ビソ山前後は少々長く退屈な樹林帯の道程。結局、シャクナゲ咲き展望もある摺古木山周辺が楽しかった印象。なお、笹が覆うものの踏み跡ははっきりし、赤テープも適度にあるので道に迷う心配は少ない。

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(左)摺古木休憩舎のある登山口。手前に5台ほどの駐車スペースがある。

飯田市街から急カーブが続く県道8号で大平宿へ。右折して東沢林道に入る。まもなく舗装は終わり、その先のゲートは手で開けることができる。事前の飯田市役所への問合せでは、「ゲートから先は自己責任で」とのこと。整備の後なのか林道は思ったほど荒れておらず、問題なく林道終点の摺古木休憩舎前まで車を入れた。ただ、いつも今日のような状態とは限らないと思う。

休憩舎前には5台ほどの駐車スペース。今日は最終的に車4台、出会った登山者は6人。休憩舎脇から笹と唐松の道を進めば、すぐに急登となり右左と折り返してほぼ水平なトラバース道となる。2018ピークと風穴山の西側を、いくつも沢を横切りながら巻いていく。笹がやや深くなって、摺古木山直登と周回路の分岐標識に到着。右へ直登すれば大岩から上部で背後に恵那山方面の展望が開ける。

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(左)摺古木山直登の道から振り返ると恵那山の展望。(右)摺古木山山頂。背後に乗鞍。場所を変えれば御嶽や中央アルプスも展望できる。

階段状の急登の後、右から合流する尾根に乗れば周囲にシャクナゲの花が咲いている。緩やかな道で摺古木山の山頂へ。三角点があり、背後には御嶽・乗鞍・中央アルプスの山並が望める。安平路山に向けて大きく下り、3〜4つ小ピークを越えて最低鞍部へ。2200m圏ピークに向けては笹の深い登り。その先は2250m圏ピークへの登りを挟んで笹原と針葉樹林帯の緩やかな道が続く。白ビソ山の山頂も樹林の中。

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(左)樹林の中の白ビソ山山頂。(左)安平路避難小屋と背後には安平路山。左端には中央アルプスの主稜線を望む。

苔むす針葉樹林の道を緩やかに下り笹原に出れば、赤い屋根の安平路避難小屋。背後に安平路山、左手には中央アルプス主稜線を望む。安平路山へは最初、緩やかな笹の深い道。バイカオウレンの白い花の群生地を過ぎ、沢の中を進んだ後、左手のやせ尾根に乗り急登が続く。傾斜が緩み深い笹の中を進み安平路山の山頂へ。笹が茂り樹林の中で展望なし。奥念丈岳への踏み跡は微か。気温が高く虫が多いので、避難小屋まで戻って休憩とした。

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(右)バイカオウレンの白い花が咲き、この先、急登となる。(右)安平路山山頂。笹と樹林に囲まれている。

摺古木山まで戻り、せっかくなので自然園を周回する。西の小ピークを緩やかに越え小さな草地に出た先には「摺古木自然園」の標柱が立つ小広場。中央アルプス主稜線の展望が北に広がり、シャクナゲが咲く。さらに南側に下る道沿いにもシャクナゲの花。木枝を払いながら進む箇所が多く、自然園と称するならもう少し手入れがほしいところ。沢の中を下った後はトラバース道になり、そのまま休憩舎まで下った。

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(左)摺古木自然園の小広場周辺にはシャクナゲが咲いていた。(右)摺古木自然園の小広場から中央アルプス主稜線を遠望する。
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2017年06月11日

小沢ノ頭〜物見石山(上田市/長和町)

美しの国頂上公園駐車場905−940小沢ノ頭分岐−947小沢ノ頭1005−1048物見石山1132−1205小沢ノ頭分岐−1235美しの国頂上公園駐車場

今日は時間の制約があるので、短時間で展望が楽しめる山へ。美ヶ原周辺の登山地図を見るたびに気になっていた美しの国からのルートをたどってみた。旧武石村中心部から岳の湯温泉・雲渓荘を経由して美しの国別荘地の入り組んだ道をたどり、最上部の頂上公園に駐車。他に車はいない。

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(左)美しの国頂上公園の駐車場。前方から登山道に入る。(右)ダケカンバの木々が美しい。

前方の唐松林に入り、左手に向けて登山道を進む。笹はしっかり刈られて道は歩きやすい。しばらく唐松林の中を進んだ後は、ダケカンバなどが美しい林相を見せる。緩やかな道から何回か右手を巻くように登り、稜線北側の山腹をトラバースするようになる。ときに右手のダケカンバの向こうに物見石山や遠く浅間山が見える。

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(左)小沢ノ頭への分岐。(右)小沢ノ頭から物見石山・美ヶ原方面。

小沢ノ頭(1848ピーク)の北側を通り過ぎれば、西側の肩に道標が立っている。そこから踏み跡をたどり南東方向に登る。石がガラガラした登りの後、笹原状の緩やかな小沢ノ頭ピークに到着。緩やかな山頂部でどこが最高地点かよくわからない。レンゲツツジの花が咲き始めている。展望が広がり、南に蓼科と八ヶ岳、北西に物見石山と美ヶ原方面。その右に北信五岳の山並と四阿・浅間。

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(左)物見石山への登り。(右)物見石山への登りから振り返ると手前に小沢ノ頭、その向こうに蓼科山と八ヶ岳。

分岐まで戻りいったん下った後、樹林の中の1816ピークを緩やかに超えて行く。その先の笹原の小鞍部からは物見石山の岩の多い斜面が眺められる。足元には白・黄・紫の小さな花。樹林の中の道は勾配を増し、石がゴロゴロした登りに。急坂が一段落すれば、そこは物見石山の山上台地の東端。振り返ると眼下に小沢ノ頭、遠方に蓼科山と八ヶ岳。

あとは笹原と疎林の中、山上台地の緩やかな道をたどれば三角点のある物見石山頂に到着。前方間近に美ヶ原高原美術館の野外展示物。その向こうには残雪の北アルプスがほぼその全貌を見せている。王ヶ頭のアンテナ群の左には乗鞍・御嶽。快晴ではあるが、吹く風は涼しい。

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(左)物見石山から北アルプスの展望。手前に美ヶ原高原美術館。左端が王ヶ頭のアンテナ群。

山本小屋あたりまで足をのばそうかとも思ったが、観光客に紛れるのもつまらない。下山は往路を戻った。短時間でダケカンバの美林と快晴の展望を満喫できた。意外なことに小沢ノ頭で1人、物見石山で3人の登山者に会った。
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2017年06月04日

小川山〜大日岩(川上村/山梨県北杜市)

廻り目平キャンプ場805−(かもしか登山道)−918唐沢の滝分岐−1044[2230圏ピーク]−1120小川山1155−1318八丁平(富士見平分岐)−1400大日岩1423−1447廻り目平分岐−1531林道−1620廻り目平キャンプ場

何となく気乗りがせず後回しにしてきた山。視界の開けない針葉樹林の道に、足元の悪い岩場が連続するイメージがあった。しかしシャクナゲが咲き始め、ところどころ岩頭から展望もあって、苔むす深い樹林帯も味わい深かった。岩場や木枝、木の根などで到底歩きやすくはないが、道はよく踏まれ迷うようなところはない。適度に案内板とマーキングもある。今日は気持ちよい快晴だった。

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(左)廻り目平キャンプ場の駐車場。(右)シャクナゲの花が咲き始めていた。

金峰山登山口でもある廻り目平キャンプ場の大駐車場に駐車(駐車料金は帰りに金峰山荘で支払う)。キャンプや岩登りの人が多い。林道を少し歩き「かもしか登山道」案内板に従い右の登山道へ。最初は新緑の雑木林の登り。その先、岩の間を登るような道が続き小尾根にのる。数箇所の岩場から左手の展望が開ける。

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(左)梯子のある岩場の登り下り。(右)唐沢の滝への分岐。前後はシャクナゲのトンネル。

ヤシオツツジの花が見られる。シャクナゲのトンネルもあらわれ、中腹にかけて花も咲き始めている。「かもしか登山道」の案内板のすぐ先の岩場を梯子で登る。大岩の右を巻いた先で、左下に梯子で急降下。岩の登り下りに多少の緊張を強いられる。唐沢の滝分岐を過ぎて、その先右手には展望台と書かれた岩。2008ピークもシャクナゲの木々の中で通り過ぎてしまう。

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(左)ところどころで金峰山も見える。(右)小川山山頂。展望はない。

2130圏ピークへの登り返しでは亜高山的な針葉樹林帯へと植生が変わる。急登の末に岩峰を巻いて、金峰山の展望数箇所の後、2230圏ピークで道はやや右へ曲がる。その前後は苔むした針葉樹林の緩やかな道。やや単調な登りの後、左から道を合わせ数分で小川山山頂へ。狭い切開きに三角点と山名標柱はあるものの展望は皆無。場所を移せば金峰山と南アの展望がわずか。往復登山のつもりだったが、計画変更し大日岩へ足をのばす。

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(左)小川山から南下すると苔の美しい針葉樹林帯に。(右)八丁平への中間点の展望地から瑞牆山と南アルプス。

八丁平へ南下する道も苔の多い針葉樹林帯。登山地図によっては点線の道だが、踏み跡は明らかで問題ない。2347ピークと2290ピークはいずれも右下を巻く。その中間に金峰山や南アの展望地。岩場と樹林の下りで、八丁平(富士見平分岐)へ。針葉樹の中の平坦地が続き、廻り目平分岐を見送り大日岩への登りへ。急坂で岩場の稜上に出て、大きなザレ場は右下を大きく巻く。大日小屋からの道を合わせて大日岩の下に到着。

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(左)大日岩からは展望が広がる。左に瑞牆山、右端に小川山。

目の前に瑞牆山が大きく、その背後に八ヶ岳、右に小川山。ずっと左に南ア。この眺望を前にすると、今日の目的地が大日岩だったかのよう。先刻の分岐まで戻り、廻り目平へ下る。砂洗川沿いに歩く箇所では渓流が美しい。沢沿いとはいえ高巻く箇所もあり、意外と手間取る道。林道に出て、淡々と歩き廻り目平に戻った。途中出会った登山者は小川山直下で3人、大日岩手前で6人。静かな山行が楽しめた。

[参考] 廻り目平キャンプ場駐車料金(ひとり) 300円
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2017年05月27日

蓼科山[七合目登山口より](立科町/茅野市)

七合目登山口758−843天狗の露地−911将軍平(蓼科山荘)917−950蓼科山1057−1128将軍平(蓼科山荘)1135−1156天狗の露地−1232七合目登山口

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(左)七合目登山口と駐車場。

たまには知名度があり標高の高い山に登りたいと思い立って、蓼科山に登る。残雪はどの程度か。家族登山を含め過去数回登ったが、今日は歩いたことのない七合目登山口から。この季節、七合目から先、大河原峠方面は車では入れない。白樺牧場から上った七合目登山口目の前の20台ほどの駐車場は満車。そのすぐ下の50台ほどの駐車場には十分な空きがあった。

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(左)川原のように広く石が多い斜面を登る。(右)将軍平直下では道は雪に覆われた。

緩やかに笹原と樹林の中を登ると「馬返し」の標識があり、その先、ほぼ水平な道に。周囲は苔むした針葉樹林帯となる。ジグザグに登った後、川原のように石がゴロゴロした広い場所の登り。ところどころ残雪が見られる。沢筋から右に折れて樹林帯を上れば「天狗の露地」。右に進むと女神湖方面を見おろす展望地。再びガラガラした沢状の登りの後、標高2300m付近から雪が道を覆い、ほどなく蓼科山荘のある将軍平に到着。

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(左)蓼科山荘前から見た山頂部。(右)山頂へは急登が続く。

将軍平からは急登が続く。雪がそれなりに残っている。標高2450mあたりからの手足を使うような登りでは雪はないが、その先では距離は短いものの雪原をトラバース気味に進む。雪が緩んでいるのでアイゼンは必要なし。山頂ヒュッテを過ぎれば、石がゴロゴロとした広い山頂に到着。

やや雲が多いものの360度の展望。三角点の脇に立てば、まず目前に大きいのは北横岳と八ヶ岳。富士山は雲の中で見えず。さらに右に目を移せば南アルプス、中央アルプス。北アルプスは槍穂高あたりが見えるが、後立山は雲の中。その右には四阿山・浅間山。

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(左)蓼科山山頂。背後は右手に槍穂高、左に乗鞍。(右)蓼科山山頂から八ヶ岳と南アルプスを望む。

山頂には常に20〜30人ほどの登山者がいる状態だった。山頂が広くて休む場所に困らないのがよい。下山は往路を戻った。雪の残る斜面は下りの方が、慎重さが必要だった。思ったよりも多くの人が登っていて驚いた。あまりふだん山に登っていないような人も多いような気がした。
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2017年05月20日

<県外編>榛名山[掃部ヶ岳・杏ヶ岳](群馬県高崎市/東吾妻町)

榛名吾妻荘下・無料駐車場816−836硯岩−916掃部ヶ岳921−937西峰−959分岐−1011杖ノ神峠1021−1039鷹ノ巣山(1317ピーク)−1114杏ヶ岳1134−1214鷹ノ巣山(1317ピーク)−1228杖ノ神峠−1327駐車場

群馬方面に出かける所用があり、ついでにひとつ山を稼いでこようと邪な考えを抱いて榛名山に出かける。この周辺はあまり訪れたことがなくて、榛名山の峰々に登るのもはじめて。思ったほどの展望は得られなかったものの、新緑がまぶしいほどだった。今日は全国的にも気温が高く、汗だくでの登山となった。

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(左)登山口。白いガードレールの道に入る。上に硯岩が見える。(右)硯岩から眼下に榛名湖、正面に榛名富士。

榛名吾妻荘直下の無料駐車場(10台ほど)に車をとめる。ここが一番登山口に近い。さらに南側には100台ほどの市営無料駐車場もある。北にわずかに歩いて標識に従い左折して登山道に入る。雑木から檜林の木段を上り稜線に出て、分岐から右に登れば硯岩。岩の上から眼下に榛名湖と周辺の山並が望める。

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(左)掃部ヶ岳へ階段状の急登が続く。(右)南側展望が開ける掃部ヶ岳山頂。

先ほどの分岐に戻り直進する。唐松と笹の中、木段の急登が続く。左からの尾根を合わせ勾配が緩むとほどなく掃部ヶ岳山頂。榛名山の最高峰。やや手狭な山頂は南側が開け、後で登る杏ヶ岳方面が見えるが榛名湖は望めない。前後して7〜8人の登山者。まだ、時間が早いので早々に先に進む。

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(左)掃部ヶ岳から西へと稜線を進む。(右)新緑の中、稜線上の登山道。3つめの小ピークあたり。

ここから西へ続く稜線歩きが今日一番楽しめたところ。ところどころ笹原も開けるし、新緑のトンネル風の場所も。最初の小ピークで道はやや右へ。登り返した2つ目のピーク(西峰?)では南側の展望が開ける。さらに小ピークを越えると、右に送電巡視路が分岐し、その先左手に耳岩という大岩があらわれ右下を巻く。その先の案内板に従い、稜線を離れ左折してジグザグに下り、林道が到達している杖ノ神峠に降り立つ。

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(左)杏ヶ岳山頂。手狭でこの季節は展望もほぼ得られない。

杖ノ神峠から反対側の山腹を登り、杏ヶ岳を目指す。樹影が濃くなった印象。樹林の急登で1317ピークへ。急降下して岩場の間を進み、鞍部付近は深い落葉の道。ジグザグの急登で登りついたピークは山頂のひとつ手前。登り返して杏ヶ岳山頂へ。三角点と石祠が3つある山頂は意外と手狭で、わずかに南が開ける程度でこの季節ほぼ展望はない。ひとつ戻ったピークで休憩。杖ノ神峠まで下り、林道をたどって湖畔の駐車場に戻った。
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2017年05月14日

砂鉢山[尾倉沢古道より](長野市)

一の川駐車場900−920沢の左岸(右)に渡る−947五つ岩−1008地蔵峠1013−1055砂鉢山1140−1154地蔵峠−1235一の沢駐車場

信州百名山に名前を連ねる荒倉山。登ったつもりだったが、記録を調べてみると以前、紅葉の岩屋から霧見岳まで歩いただけだった。最高峰の砂鉢山に登らなければならない。尾倉沢古道と呼ばれる道が整備されたようなので、それをたどって登った。思った以上に歩きやすく、随所に案内標識も設けられていた。

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(左)一の川駐車場。ガードレールのある橋を渡り、林道を進めばほどなく登山口へ。

鬼無里へ向かう国道406号を西組の交差点(追通バス停)で右折し、中尾口・田頭経由で尾倉沢古道の大きな案内看板がある交差点に出る。左の釜岩林道に入れば、途中分岐には道標があり一の川駐車場まで導かれる。車をとめ、林道をわずかに進めば右手に道標があり登山道へ。最初は杉林、屏風岩あたりから雑木と唐松の林となり、一杯水を過ぎ、沢を右(左岸)へと渡る。

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(左)沢を渡る。丸太橋は通行止のマークがあるが、その左側を渡る。(右)五つ岩。支沢を横切る地点にいくつかの大岩がある。

ここは丸太橋に通行止のマークがあるが、橋が危険ということらしく、すぐ左脇で沢を跨ぐ。しばらく右側を高巻くようなジグザグの登りが、丸木橋を挟んで続く。ヤマブキやタチツボスミレの花を見て、新緑の美しい唐松の林に入ると傾斜は緩み、切通のような堀切岩を過ぎる。沢筋は左下に深い。五つ岩で支沢を横切り、もうひとつ沢の源頭部を横切るとサラシナショウマの案内板。その花の季節にはまだ早い。

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(左)サラシナショウマの案内板付近。(右)唐松林の中の地蔵峠。

山腹を横切るように進んだ後、右手に登れば地蔵峠。砂鉢山へは右折して唐松の尾根を登る。意外なことにところどころ木の間に展望が得られる。尾根を直登した後、左手に西岳と白馬岳を望む展望地は峠と山頂のほぼ中間点。その先、尾根はやせ気味になるがあとわずかな登りで砂鉢山山頂に到着する。小広い山頂には三角点と祠、それに登山ノートと尾倉沢古道の案内図が入った箱が設置されている。季節柄、虫が少々煩い。

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(左)峠と山頂の中間点からの展望。左端に白馬岳、一夜山、東山、右は西岳の岩稜が続く。(右)砂鉢山山頂。唐松の木々に囲まれている。後方は飯縄山。

砂鉢山山頂は唐松の木々に囲まれているが、場所を少しずつ移せば木の間からそれなりの展望が得られる。東には飯縄山方面、北には西岳の荒々しい岩稜、その左には東山から一夜山、さらに白馬岳から後立山方面。ちょうど霧見岳側から青年がひとり登ってきた。今日会った唯一の登山者。途中で子熊を見たという。下山は往路をそのまま戻った。
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森林囃子(長野市)

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砂鉢山から下山後はちょうど帰り道でもあるので、森林囃子(もくもくばやし)に立ち寄って汗を流した。本ブログでもときどき記録にのせている長野市営の温泉施設。国道406号線の参宮橋バス停で北側(戸隠高原へ向けて)に曲がって下った川沿いにあり、鬼無里・戸隠方面からの帰路には都合がよい。

日曜日の午後、時間がやや早めだったとはいえ、きょうもやはり空いていた。入浴していたのは私ひとり。温泉として湯に特徴は乏しいし、露天風呂や食事処など凝ったものは何もないけれど、空いていてゆっくりできるのが魅力。(おとな入浴:410円)
posted by 急行野沢 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(長野周辺) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月07日

糸瀬山(大桑村)

登山口850−922松原よこて−945丸屋の鳥屋950−1028山居の鳥屋1033−1053[1630圏平坦地]−1135糸瀬山(三角点〜のろし岩)1152−1200青ナギ(中央アルプス展望地)1232−1303山居の鳥屋−1325丸屋の鳥屋−1344松原よこて1349−1411登山口

低山派は南木曽岳・上松風越山とあわせて木曽三山というらしい。木曽の山は檜林が覆うイメージがあるけれど、登ってみると中間部までは新緑が美しく、上部ではダケカンバの美林も楽しめた。展望は優れない山だが、それでも山頂下で中央アルプスの大展望が開ける。単調な登りが続くものの道は歩きやすく、ブリキに穴をあけた案内標識が随所に設置されて道に迷う心配はない。

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(左)登山口。左の階段を上って歩きはじめる。

国道19号沿いに大きな「糸瀬山登山口」の看板があり、東側に折れる。各所の案内板に従えば舗装道が登山口まで導いてくれる。登山口には3台ほどの駐車スペース、登山届記入箱がある。金属製階段を上がって檜林・杉林の中を歩きはじめる。右手の山腹をひと登りで小尾根にのり、左折して右へと水平のトラバース。「糸セ山左」の道標に従い左折して尾根を直登し、1091m三角点東の「松原よこて」に到着。右へと尾根をたどる。

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(左)「松原よこて」の標識がある。(右)「丸屋の鳥屋」付近の明るい尾根道。

檜植林地を右手に見た後、その先の小ピークは右下を巻く。周囲は新緑にツツジの花も見られる。巻き終わると東へと尾根を急登する。1220m標高点に登りつき尾根は左に曲がり「丸屋の鳥屋」の標識。鳥屋とはカスミ網猟の痕跡らしい。地面を低い熊笹が覆い、新緑の雑木の尾根道は気持ちよい。尾根は徐々に勾配を増し「まむし坂」の急坂を登れば、炭焼窯の跡らしい石積みの穴がある「山居の鳥屋」。

その先は、1630m圏の平地を挟んでやや単調な登りが続く。亜高山的な針葉樹林帯の中、断続的にあらわれるダケカンバの美林に気持ちを紛らわす。標高1810m付近の右手「青ナギ」と呼ばれる崩壊地で展望が開ける。上下2箇所あり、上部の方が広々としている。目の前に意外に大きく中央アルプス南部の山並が広がる。正面は空木岳から南駒、左は三ノ沢岳から右は越百・安平路あたりだろうか。

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(左)針葉樹林が続く中、断続的にダケカンバの林があらわれる。(右)山頂の少し下で中央アルプスの展望が開ける。

「しらび平」の標識を過ぎると坂は緩み、わずかで山頂。深い針葉樹林帯の中、大岩が累々としている。右手から回り込むようにして中央部の岩を目指すと、岩に埋め込まれた赤い三角点がある。残雪を踏んで奥に進めば、すぐ先に「のろし岩」の巨岩がある。梯子とその上に鎖が付けられているが、私にはどうも危なっかしい。無理をすることもないと思い、岩に登るのは途中で断念。

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(左)糸瀬山山頂。奥の大岩の上に赤く塗られた三角点が埋め込まれている。周囲は深い針葉樹林。(右)山頂のすぐ先に巨岩「のろし岩」。

山頂部は展望もなく薄暗いので、中央アルプス展望地「青ナギ」まで戻り、道脇で大展望を眺めながら休憩とした。下山は往路をそのまま戻った。下山途中、まむし坂付近で前方を熊が横切るのが見えた。熊鈴とラジオをつけていたので熊は逃げ去り、大事には至らなかった。途中出会った登山者は2組3人だけだった。
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