2025年05月08日

<新潟遠征> 二王子岳 (新潟県新発田市)

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三王子神社の下あたり。前方に山頂部が見えた。

二王子神社743-841一王子避難小屋852-934定高山(五合目・独標)941-1029油こぼし下1034-1040油こぼし-1120二王子岳1201-1230油こぼし-1308定高山1313-1351一王子避難小屋1403-1445二王子神社

適度な標高で、残雪が多い山ということで、この季節にも多く登られているようすの二王子岳へ。久しぶりに長野県外への長距離運転で出かけた。平日にもかかわらず、それなりの数の登山者がいた。全体として、予想よりも消耗させられた山だった。

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(左)二王子神社の脇の登山口。(右)三合目。一王子避難小屋。チェンスパ装着。

登山口の二王子神社の登山者用駐車場にとめる(無料)。今日は先着15台。まだ半分くらい空き有。最初は樹林帯の中の登り。道脇に咲いていたのはイワウチワか。残雪は思っていたよりずっと多かった。三合目(一王子避難小屋)からはほぼ雪道。ほとんどの人はチェーンスパイクで登っていたのでそれに倣う。四合目付近は谷状の地形を直登。夏道は違う場所につけられているのではないだろうか。

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(左)四合目付近。(右)五合目・定高山。

五合目、独標(定高山)でようやく半分。今冬、一番深いときは6m以上積雪があったとか。いまは1.5m程度。その先、六合目までは断続的な急坂があらわれる。振り返ると日本海。アイゼンの方が安全かな…と思分けるような箇所も。急登といわれていた油こぼしはさほどのこともなく登り、その先で山頂部が見えてきた。

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(左)断続的に急斜面があらわれる。(右)目の前に「油こぼし」の急坂。

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(左)奥宮の祠がある九合目。雪原の先に山頂。(右)二王子岳の山頂。鐘がある。

山頂部は雪が溶けていた。奥の院の祠(九合目)の先の雪原を過ぎれば、避難小屋の脇を通り過ぎて山頂へ。登山記録などでよく見かける鐘が設置されていた。目の前に飯豊連峰が連なっているのが圧巻。その左に朝日連峰や日本海。近くの登山者に山名を尋ねられたが、あまりよく知らない山域なので答えられなかった。下山は往路を戻った。

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(左)目の前に飯豊連峰の絶景。(右)その左には朝日連峰が霞んでいた。

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2025年04月30日

鍋倉山[信越国境]…残雪を求めて(飯山市/新潟県上越市/妙高市)

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鍋倉山から黒姫山・高妻山・妙高山・火打山を展望。左手前は斑尾山。

県道95号・除雪終点731-820久々野峠-833鍋割山848-856久々野峠-901黒倉山904-945筒方峠-1004茶屋池東側1012-(県道)1055除雪終点

なんとなく残雪の山にまた登っておきたいと思い鍋倉山へ。BCスキーでは人気の山だけれど、ほぼ全行程、スノーシューで問題なく歩くことができた。今年はかなり残雪が多いと思う。県道95号(上越飯山線)の除雪終点のスペースに駐車。20台以上とめられるが、今日は先着1台、下山時8台。山中だは誰ともすれ違わなかった。

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(左)谷状の地形を登る。(右)久々野峠から鍋倉山を望む。

駐車スペースから雪の壁の上部に登り、そこから谷状の地形の中を登って行く。両側のブナ林が美しい。久々野峠に登り着き、左折して少々急な登りで鍋倉山。正面は岩菅山・横手山・笠ヶ岳など志賀高原の山々。西に火打山・妙高山・高妻山・黒姫山を望む。手前には斑尾山。少し雲があるけれど、展望を楽しむことができた。

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(左)鍋倉山の山頂。前方は志賀高原方面。(右)鍋倉山から妙高山と火打山。

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(左)黒姫山と高妻山。(右)久々野峠から黒倉山に登り返す。

久々野峠を経て黒倉山。そして北東への緩やかな雪の稜線を歩いていくのは爽快。最後は茶屋池の畔に降りて、あとはショートカットもしながら未除雪の県道を歩いて駐車場所まで戻った。残雪の中、気持ちよく歩くことができた。一番の難所だったのは下山時、県道の除雪作業をしている場所の通過。大きな雪の段差を下らねばならなかった。

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(左)黒倉山から関津方面方面への稜線。(右)除雪作業場所の通過が難所だった。

こちらを参考にしました
→ https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=3927
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2025年04月26日

大根場~大林山(冠着駅↑坂城駅↓)…ヤブ尾根バリルート(筑北村/坂城町/千曲市)

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大林山の山頂。

冠着駅716-733取付き(硯龍山砦入口)736-853大根場858-959「1232」-1026林道合流1030-1057「1317」-1122大林山1153-1211反射板分岐-1306林道・岩井堂山分岐-1419坂城駅

世の中は大型連休ということらしいが、こちらは人に会うこともない近場のヤブっぽい里山へ。今日すれ違ったのは、大林山で1人だけ。冠着駅から大根場(おおこんば)までは、1年前に歩いたルート。落葉や枯れ枝で歩きにくい尾根。918前後は尾根が広がり方向がわかりにくいので注意。木の間から北アルプスの展望が2箇所。最後に急登があって、アカマツ林の中の大根場山頂。

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(左)918前後は尾根が広がりわかりにくい。(右)樹間から北アルプス。

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(左)大根場の山頂。(右)大根場~大林山の詳細。冠着駅~大根場の詳細はこちら

今日はここからが本番。意外に踏み跡明瞭な尾根を南下。標高1100圏で右手1125から下ってきた尾根に合流して左折。その先はきれいな雑木林の尾根。さらに尾根は右・左・左・右と向きをかえる。屋根の分岐では進む方向を確認。概ね左は雑木林、右はアカマツ。

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(左)大林山の南峰で尾根が左折する箇所。(右)雑木林の痩せた尾根。

1132の左下を緩く越えたところで、右手に青いネットがあらわれる。ネットに沿って行くと、右下に林道。しばらく林道に降りずに歩いたが、ヤブがうるさい。早めに林道に降りた方がよかった。1150m圏で南北に走る林道に合流。反対側の尾根に取付き、我慢して急登すれば足元を笹が覆うようになり1317。さらに明瞭な尾根をたどって大林山へ。

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(左)1132の先で右手に林道があらわれる。(右)1317への登り。

最近、伐採したようで北アの展望は少しましになっていたけれど、やはり木枝がじゃま。大林山からは反射板経由で下山。一般登山道といっていいと思うが、反射板分岐からは落葉で足元が滑る急な下り、その先も道がわかりにくいところがあり注意が必要。最後は岩井堂山に登らず林道を下り、坂城駅まで歩いた。

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(左)大林山から爺ヶ岳・鹿島槍・五竜を望む。(右)反射板から四阿山を望む。
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2025年04月21日

萩尾城跡~陣馬平山[長野の里山] (長野市)

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「犬戻りの坂」の東の展望地から戸隠・高妻・火打・妙高・黒姫・飯縄を展望。

地蔵峠1028-1053萩野城跡(東嶺往復を含む)-1124地蔵峠1129-1147陣馬平山(三角点)-1218葭雰神社-1248坪根峠1252-地蔵峠1334

散歩がわりに近場の里山へ。陣馬平山はずっと昔に訪れたことがあるけれど、樹林帯の中に三角点があるだけの山頂だったという記憶しかない。今回、萩野城跡と陣馬平山から東への稜線まで歩いてみたところ、何箇所も展望が開ける場所があって、北アルプスや北信五岳、さらに四阿山・浅間山などを展望することができた。

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(左)萩尾城跡への雑木林の道。(右)萩尾城跡(本郭)。

七二会から北に上って行った地蔵峠に広い駐車場があり、そこから歩きはじめる。萩尾城跡まではいったん登りの後、概ね雑木林の下りでたどり着く。歩きやすい道。萩尾城跡の本郭からは予想以上の展望があった。西側眼下の二の郭の向こうに、鹿島槍と五竜。右に目を移すと白馬三山。東隣の東嶺からは四阿山・浅間山を展望。帰りは登り返しが多いので注意。

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(左)萩尾城跡の二の郭の向こうに後立山連峰(鹿島槍・五竜・白馬三山)を望む。手前は虫倉山。(右)東嶺から四阿山・浅間山方面を望む。

地蔵峠にもどって、林道のような道をたどって陣馬平山の三角点へ。樹林に囲まれ何の趣もない。その先、「山の家」の広場からは北に高妻山や飯縄山を展望。その先のアズマヤからは四阿山方面を望む。大きく下り、登り返して杉並木の中、おごそかな雰囲気の葭雰(よしきり)神社。石積みに囲まれている。

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(左)陣馬平山から東に稜線をたどり葭雰神社。(右)「犬戻りの坂」は急勾配。

尾根伝いに進むと「犬戻りの坂」の案内板があり、ちょっと切れ落ちた急な下りとなる。その先の左手は大展望地。白馬岳から戸隠連峰・火打・妙高までを望む。古めかしいアズマヤのある朝日城跡を越えて坪根峠へ。あとは舗装林道を地蔵峠まで戻った。案内板も随所にあり、手軽に歩ける山だと思う。

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(左)「犬戻りの坂」の東から白馬岳を望む。(右)坪根峠で舗装林道に出た。

長野市による「陣馬平トレッキングコース」の案内パンフレットはこちら
 → https://www.city.nagano.nagano.jp/documents/1400/zinbadaira.pdf
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2025年04月16日

四阿屋山[筑北の里山] …バリルート北尾根から (麻績村/筑北村)

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伐採地の上部で振り返り聖山方面を望む。

篠ノ井線・聖高原駅723-736取付き-823古司口城跡826-834林道交差-929「970m圏ピーク」932-958「1105南ピーク」-1021漸々峠(坂井・麻績コース分岐)1025-1108四阿屋山1110-1116展望台1139-1145四阿屋山-1210四阿屋林道交差-1227栃平沢登山口1230-1325篠ノ井線・西条駅

四阿屋山はほぼ展望もない里山だけれど、筑北の山域の中心になる山だと思う。四方から登山道があり、それらを使えば短時間で登れるが、今日は歩く人もまれな聖高原駅からの北尾根をたどってみた。漸々峠までの間は整備された登山道ではない。尾根をたどればいいのだけれど、不明瞭な箇所も多くマークも期待できないので一般には勧められない。

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(左)漸々峠までの詳細図。(右)古司口城跡。

聖高原駅から長野道の下をくぐり、防獣柵の先から南側の斜面に取りつく。足を滑らせながら、木枝につかまって身体を持ち上げるような急登。もう少し東側を登った方がましだったかも。やがて登りやすい勾配に落ち着く。常緑樹の多い尾根を登って、石が散らばり山城の雰囲気がある古司口城跡。立派な標柱がある。その先は踏み跡もやや明瞭となり、844標高点を越えて林道と交差する。

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(左)林道と交差。その先は伐採地。(右)970m圏ピークへの登り。

林道の先は伐採地。振り返ると聖山の姿。作業道を横切り、尾根を外さないように登って行く。894の前後は溝状の踏み跡が進む先を示してくれる。やがて左下に谷状の地形を見おろすようになると、尾根上はヤブっぽくなる。その先、970m圏ピークに向けて苔のついた岩がゴロゴロする斜面を急登。足元切れ落ちたピークから左へ下れば「鳥獣保護区」の看板。

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(左)漸々峠の手前は広い尾根に。(右)漸々峠(坂井・麻績コース分岐)。

再び急登の後、緩めば1105の南にあるジャンクション的なピークに到達。右折して尾根を進む。途中、二重山陵や尾根が広がるあたりは雑木林の林相がきれい。ほどなく漸々峠に到着。ここで旧坂井村・麻績村の両側から登山道が合流し、歩きやすい一般登山道となる。急な斜面を折り返しながら登って四阿屋山の山頂へ。樹林の中で展望はない。

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(左)急坂を折り返しながら登る。(右)四阿屋山の山頂。社殿の裏の小広場。

南西側へ数分下った展望台で休憩。残念ながら北アルプスは稜線を雲に隠している。山頂に戻ってから、下山にかかる。四阿屋山林道を横切って栃平沢登山口へ下る。登山口付近は大規模な工事が進められていたが、金属製の階段などで登山道が確保されていた。あとは桜を眺めたりしながら、車道を西条駅まで歩いた。

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(左)展望台から北アルプス方面。(右)西条駅付近から四阿屋山を振り返る。
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2025年04月12日

松代城跡の桜 満開

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長野市周辺はちょうど桜が満開となったので、家族で松代城跡に花見に出かけた。松代城跡南側の駐車場は少し混雑していたが、入れ替わりもあったので、とめることができた。まさに満開で多くの人で賑わっていたが、晴天のもと周囲の山並もきれいに見渡すことができた。

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2025年04月09日

閼伽流山~平尾富士 …尾根筋をつないで歩く(佐久市)

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標高1,200mを超えると笹が深くなる場所も。

明泉寺駐車場709-737観音堂-746御野立所(仙人ヶ岳)-800閼伽流山(三角点)805-823「1031標高点」-910「1158三角点」915-939稜線合流(熊注意看板)946-1016「1134標高点」-1104平尾富士1136-1214上信越道下-1316明泉寺駐車場

久しぶりに雪のない低山歩き。昨年12月に閼伽流(あかる)山に登った。岩場の多い修験の山という先入観があったが、山頂部は気持ちよい雑木林が広がっていて、その尾根をさらに進むとどんな感じなのか気になっていた。その区間を歩いた山行記録が目にとまり、今日はほぼその通りに歩いた。閼伽流山明泉寺の駐車場に車をとめて、歩きはじめる。

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(右)観音堂。裏に見える岩峰の上の御野立所まで急登する。

何回か折り返して林道を進めば観音堂。その裏の岩がちの急登をこなせば、断崖の上にアズマヤの建つ御野立所(仙人ヶ岳)。八ヶ岳方面を展望する。そこから気持ちの良い雑木の中を進めば、閼伽流山の山頂(三角点)に到着。今日の本番はここから。この先は整備された登山道ではない。次の小ピークから大きく下り、少し登り返せば岩稜帯となり明瞭な踏み跡が右下を巻いて行く。

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(左)御野立所へ岩がちの急登。(右)アズマヤのある御野立場。八ヶ岳を展望。

ヤブのない尾根をたどるだけだが、尾根の分岐では方向を見定める必要がある。1031標高点付近で尾根は左折。北に登った大岩のある1100m圏ピークでは右折。さらに東へ進んだ2つ目のピークからは北へ急斜面を下る。このあたり、尾根も広がり落葉に埋もれて踏み跡は不明瞭。登り返して東に進めば、1158.3m三角点。樹間から微かに浅間山。

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(左)閼伽流山の山頂(三角点)。(右)1031標高点付近で尾根は左折。

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(左)その北側のピークで右折。(右)1158.3三角点。樹間から微かに浅間山。

その先、標高1,200mを超えたあたりで足元に笹があらわれる。やや笹が深く歩きにくい場所も。八風山から平尾富士までの東西の稜線に合流すると、唐突に「熊注意」の看板がある。ここでやや戻るような形で西へと稜線を進む。10分ほど歩くと左からトレランのコースが合流。一気に歩きやすい道になる。カラマツ林の中、両側に低い笹が繁る気持ちの良い道をどんどん進む。

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(左)八風山~平尾富士をつなぐ東西の稜線に合流。「熊注意」の看板がある。(右)トレランコースが合流。笹とカラマツの歩きやすく気持ちのよい道になる。

トレランのマークがあるが、単純にこれを追わずに自分の進む方向と照らし合わせて取捨選択する必要がある。平尾富士の東側の伐採地の上にに出て浅間山を遠望。あとは左に巻いた後、右折して登れば平尾山の山頂へ。途中、展望が開けるところはほぼなかったけれど、展望が一気に開ける。八ヶ岳・蓼科山・浅間山を見渡す。北アルプスは雲に隠れ気味だが、爺ヶ岳・鹿島槍あたりだけ見えていた。

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(左)平尾富士の東下から浅間山を展望。(右)平尾富士の山頂。八ヶ岳を展望。

平尾富士からは整備された「忍耐の小径」を下り、里道を歩いて明泉寺にもどって車を回収。今日は大部分は視界の開けない雑木林の尾根歩きだった。こんな樹林帯の中を歩き続けるのは嫌いではないけれど、若干忍耐を必要とするかもしれない。途中、小さなピークをいくつも越えるのでそれなりに体力を消耗する。
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2025年04月06日

千曲市 森「あんずの里」 (上平展望台~スケッチパーク)

川沿いの駐車場1005-1015上平展望台1023-1036大光寺-1108スケッチパーク1121-1139観光会館-1153駐車場

千曲市森のあんずの花がちょうど見頃らしいので、家族と出かけてみた。例年のように川沿いの駐車場(500円)にとめて、上平展望台まで緩やかな坂を登って行く。麓から上部までちょうど満開の状態だったが、曇り空だったのがやや残念。上平展望台を経て最上部の大光寺まで、その後スケッチパークまで足をのばした。

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2025年04月05日

岩菅山 …冬季限定ルートで誰もいない山頂へ(山ノ内町)

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山頂直下の斜面では樹氷が広がっていた。

除雪終了地点641-706上信歩道入口(林道から取付き)708-737「1693ピーク」-819「標高1900小ピーク」923-944岩菅山1014-1059「標高1900小ピーク」-1139上信歩道入口1143-1218除雪終了地点

今冬はまだまだ山に雪が多い。雪の多そうな岩菅山を、冬期ルートで目指す。しかし今日は誰にも会わなかった。岩菅山って、こんなに人気がない山だっけ?志賀高原・一ノ瀬ダイヤモンドスキー場の下を過ぎて右折、雑魚川右岸の林道に入る。除雪最終地点の手前の路側余地に駐車。しばらく林道を歩き、上信歩道入口とされる地点で右手の山腹に取付く。

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(左)除雪終了地点から歩きはじめる。(右)林道から右手の山腹に取付く。

ごく薄いBCスキーの跡があり、前半はそれも頼りにしながら樹林帯の斜面を登って行く。アイゼン装着。雪はやや沈むところもあったけれど、足首程度。ほんの数回、膝までの踏み抜き。ワカンも念のため持参したが使わなかった。標高1900m付近では一瞬右手の視界が開け、寺子屋山・東館山あたりが見える。正面には岩菅山がそそり立っていた。

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(左)標高1900m付近。寺子屋山方面を望む。(右)前方に岩菅山がそそり立つ。

その先はトレースもほぼ見あたらなくなり、ノートレースの急斜面を自力で適当によじ登って行くことになった。標高2,200mを超え樹林帯を抜けると、樹氷の広がる斜面に出た。振り返ると横手山々笠ヶ岳など志賀高原の山々を見渡すことができた。山頂直下の斜面には樹氷が広がっていた。頭上は青空。

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(左)標高2200mを超え樹氷原に。(右)振り返ると横手山など志賀高原の山々。

たどり着いた岩菅山の山頂はまだ深い雪に埋もれていた。避難小屋もすっかり雪の下で、まったく姿は見えない。そして、山頂からの展望は素晴らしかった。目の前に裏岩菅山、その左に北信五岳から北アルプス。やや春霞がかかっているけれど、後立山連峰の各ピークや穂高連峰・槍ヶ岳も望むことができる。その左手前に志賀高原の山々など。

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(左)岩菅山の山頂。前方は裏岩菅山。(右)北信五岳から左に北アルプスまで。

あわよくば裏岩菅山までと思っていたが、急登の連続で疲れ果ててその気力をなくしてしまった。下山はほぼ往路のトレースに沿って戻った。最後の林道がやや上り坂なので、地味にこたえた。下山後は中野市内まで車で下り、こちら方面に来た時にはよく寄る「つけめん丸長」で下山メシ。

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(左)後立山連峰。(右)下山時の林道から岩菅山を振り返る。

夏の岩菅山のようすはこちら
→ 「岩菅山~裏岩菅山(2020年7月19日)」 「岩菅山(2012年9月1日)」
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2025年03月30日

鎌ヶ峰 …積雪期限定。今期はまもなく期限切れか?(松本市/岐阜県高山市)

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鎌ヶ峰の山頂直下。

赤田沢橋729-839「1794標高点・南」-913「1974標高点・巻道」-950鎌ヶ峰1004-1031「1974標高点・巻道」-1100「1794標高点・南」-1153赤田沢橋

鎌ヶ峰は無雪期には登れない山なので、登ることはないだろうと思っていた。しかし、「信州ふるさと120山」に名をつらねていて、またネット上に登山記録も少しは見られるので、登ってみる気になった。先週に続いて旧奈川村を訪れる。野麦峠に向かう県道を、除雪最終地点手前で左折、清水牧場チーズ工房入口を過ぎて赤田沢橋の手前の路側余地に駐車。

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(左)赤田沢橋から歩きはじめる。(右)すぐ先の鉄塔から前方の尾根に取付く。

意外と短時間で登ることができたけれど、今日は非常に条件がよかったのだと思う。登った時間帯には気温が低く、雪が締まってアイゼンで歩きやく、この時期にありがちな踏み抜きはなかった。さらに最近の新たな積雪はなく、この数日の明瞭なトレースがあって比較的安心して歩くことができた。なお、雪やヤブの状態などにより、所要時間は大きく変わるものと思われる。

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(左)標高1700m付近の急登。(右)岩稜帯は巻きながら進む。

赤田沢橋を渡ってすぐに右手に駆け上がり、送電鉄塔の下から目の前の尾根に取付いて登って行く。カラマツの中、ヤブが出はじめた尾根に緩急の登りが続く。標高1700m付近の急登を登りきると岩稜帯になる。やせ尾根の岩場に雪はついていないので、左右に巻きながら進む。1794標高点南側の平坦に着いてひと息。右手の樹間に山頂部が見えた。

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(左)右手樹間に山頂部が見えた。(右)1974に向けての急登。

1974に向けてカンバ類の斜面の急登。途中からトレースに従い右へ巻いて鞍部に出る。晴天なら眺めがよさそうだが、小雪が舞うような天気で視界は開けない。その先も県境稜線に向けて最後の急登となる。稜線にたどり着き、右折して緩やかに進めば鎌ヶ峰の山頂。手製の山名標がある広場風。疎林に囲まれているが、晴れていれば乗鞍や御嶽が展望できるのだろうか。

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(左)県境稜線に向けての登り。(右)鎌ヶ峰の山頂。

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(左)山頂には手製の山名標。(右)早々に下山。1974を前方に見ながら下る。

いずれにしても天気が悪いので早々に下山にかかる。スノーシューを担いで行ったが使用せず、ほぼ全行程をアイゼンで歩いた。ひたすら樹林帯を登るだけで、展望は得られず。楽しかったといわれると答えに窮する。当然ながら、他の登山者には誰にも会わなかった。登山口付近はヤブが多くなりはじめているので、今期、登れる期間はあとわずかではないだろうか。

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(左)下山途中、先週登った鉢盛山と野麦峠スキー場を望む。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | 更新情報をチェックする