2022年08月12日

大滝山~蝶ヶ岳[三郷スカイライン・鍋冠山から](安曇野市/松本市)

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大滝山北峰から望む穂高連峰・槍ヶ岳。

[第1日(8/11)]三郷スカイライン展望台753-856冷沢登山口900-1027鍋冠山1039-1139「大滝山北峰あと2km」1148-1306鍋冠山・小倉分岐(稜線)-1312大滝山北峰1343-1352大滝山南峰1406-1413大滝山荘・泊
[第2日(8/12)]大滝山荘547-552鍋冠山・小倉分岐-703大滝山分岐710-720蝶ヶ岳ヒュッテ-725蝶ヶ岳-753蝶ヶ岳・蝶槍間分岐759-946横尾1008-1057徳沢1104-1143明神-1219河童橋-1225上高地バスターミナル1320=(バス)1425新島々1445=(上高地線・電車)1515松本1524=(大糸線)1528一日市場1600=(タクシー)1630三郷スカイライン展望台

大滝山は地味な山だけれど、少し距離を置いて北アルプスの主要な山々を、遠目から広く俯瞰できる景色が気に入っている。「山の日」に空いている山小屋を考えて、大滝山荘を思いついた。三郷スカイライン側から登って、大滝山から蝶ヶ岳への稜線を歩き、上高地へ下山するプラン。車の回収にはタクシーを使わざるを得ないのが難点。

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(左)三郷スカイライン展望台の駐車場。(右)鍋冠山の山頂。

1日目は大滝山荘までの予定なので、ゆっくり出発。三郷スカイライン展望台の駐車場はいつもはガラガラだが、さすがに山の日なので10台の先着。まだ数台分の余裕あり。その先の林道を1時間ほど歩いて、冷沢登山口から登山道となる。尾根上の笹刈りされた道は緩急の登りで、鍋冠山へ。鍋冠山から八丁ダルミの長い樹林帯歩きは、緩やかで歩きやすいものの少々退屈にもなる。「大滝山北峰へあと2km」の標識から登りが続く。

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(左)八丁ダルミの緩やかな道。(右)稜線手前の花畑。

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(左)稜線直前から鍋冠山方面を振り返る。(右)ハイマツの稜線に到達。

木が疎らになり、シシウドやトリカブトが目立つ花畑が広がると稜線は近い。ハイマツの稜線に出て、左折すればすぐに大滝山北峰。穂高連峰・槍ヶ岳・蝶ヶ岳、そして大天井岳・常念岳をくっきりと望むことができた。大滝山荘をいったん通過して、池塘の脇を過ぎ大滝山南峰へ。眼下に松本平を見下ろすが、その向こうの八ヶ岳方面の展望は雲に隠れがち。

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(左)大滝山北峰から槍ヶ岳・常念岳を望む。(右)槍ヶ岳。

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(左)大滝山南峰から松本平方面。(右)大滝山荘。

大滝山荘はコロナの影響で1部屋に1グループしか入れない決めになっているのか、私はひとりで8畳部屋を占有させてもらった。ただ、洒落たスイーツがあるような流行の小屋とは違う、何もない静かな小屋なので人によって好みは分かれるかもしれない。今日の宿泊者は4組5人のみ。

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(左)蝶ヶ岳手前の花畑。(右)綿毛のチングルマ。

翌日は強風に雨が降ったりやんだりの最悪の天気。小屋でじっとしていても仕方ないので蝶ヶ岳に向けて歩きはじめるが、楽しみにしていた展望は得られない。ハイマツ帯から樹林帯へと標高を下げ、鞍部付近は池が点在したり、やや盛りは過ぎたが花畑が広がっていたり。蝶ヶ岳に向けて登って行けば、左に花畑、右はハイマツ帯となる。ハクサンフウロや綿毛になったチングルマ。

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(左)蝶ヶ岳山頂。(右)蝶ヶ岳から北に稜線を進む。

蝶ヶ岳ヒュッテや蝶ヶ岳山頂も雨混じりの強風が吹きつけ、じっとしていられないほど。それでも蝶槍方面に進む。緩やかな稜線を進むと、こんな天候だからか雷鳥に遭遇。ヒナ2羽が登山道にあらわれ、やがて母親が合流して3羽でハイマツの中へ歩いて消えた。この天候なので蝶槍まで行く気は失せて、分岐から横尾に下ることにした。針葉樹林帯の中の長く単調な下りが続く。

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(左)雷鳥のヒナ。(右)この分岐から横尾へ下る。

しかし、この天気なのに次から次へと登山者が登ってくる。横尾に着くと、驚くほど多くの登山者で賑わっていた。さらに徳沢・明神と歩くと、観光客の姿も多くなった。上高地バスターミナルについても、今回は車を回収するひと手間が待っている。バスと電車で新島々・松本を経由して一日市場へ。そこからタクシーを使って三郷スカイライン展望台まで行って、車を回収することができた。

[参考]大滝山荘(1泊2食) 12,500円
    アルピコ交通バス(上高地~新島々) 2,000円
    アルピコ交通上高地線(新島々~松本) 710円
    JR大糸線(松本~一日市場) 210円
    タクシー(一日市場~三郷スカイライン展望台)5,840円

類似のルートの記録 → 「鍋冠山~大滝山(日帰り) 2020年10月3日」
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2022年08月01日

唐松岳[八方尾根ピストン](白馬村/富山県黒部市)

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八方池に後立山連峰の山並が映る。

八方池山荘818-909八方池921-1016扇雪渓1027-1043丸山ケルン1051-1154唐松岳頂上山荘1230-1249唐松岳1301-1316唐松岳頂上山荘1319-1344丸山ケルン-1356扇雪渓-1445第三ケルン-1459第2ケルン1508-1539八方池山荘

古くからの山仲間と小屋1泊での山行を計画していた。ところが直前になって、スタッフに陽性者が出たということで、小屋が休業になってしまった。別の小屋を予約するか迷ったけれど、さまざまな事情を考え、同行者が登ったことがないという唐松岳日帰りピストンに変更。私にとって唐松岳は4回目。朝は青空が広がっていたが、登るにつれて雲が多くなった。

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(左)八方尾根から望む鹿島槍・五竜。(右)少し上から八方池を振り返る。

白馬八方スキー場のゴンドラとリフト2本を乗り継いで八方池山荘へ。尾根コースの方で登って行く。八方池では白馬岳が雲の中に隠れていたけれど、池面に映る稜線を見ることができた。ダケカンバ帯の先の斜面はニッコウキスゲなど、さまざまな花に覆われている。左下に設計を見ながら進めば、扇雪渓。右に登って尾根に復し、チングルマの花などを見ながら進めば丸山ケルン。

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(左)丸山ケルン。白馬三山はすでに雲の中。(右)唐松岳や不帰嶮が近づいた。

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(左)道脇のチングルマ。(右)唐松岳頂上山荘。右手前方は雲の中に五竜岳。

白馬三山方面は雲に覆われているが、前方の唐松岳や不帰嶮が近づき、北アルプスらしい景観に。岩が多い斜面を急登して唐松岳頂上山荘上のピークへ。いったん山荘前に下って昼食休憩をとってから、唐松岳山頂に向かう。道脇の砂礫にはコマクサも見られた。チングルマは綿毛の姿になっている。

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(左)山荘から見た唐松岳。(右)唐松岳山頂。前方の剱岳は雲の中。

雲が多いので唐松岳山頂からの風景もいまひとつ。南に見えるはずの五竜岳や西に見えるはずの剱岳なども、稜線を雲に隠している。不帰嶮に向けての厳しい縦走路が足元に続いている。下山は往路をもどった。平日とはいえ夏山シーズン最盛期なのに、登山者は意外と少なかった。コロナの影響で休業している山小屋がいくつかあるという理由もあるのだろうか。

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(左)唐松岳から不帰嶮方面を望む。(右)唐松岳から山荘方面を振り返る。

過去の同様のコースの記録はこちら
→ 「唐松岳(2021年9月21日)」 「唐松岳(2016年7月21日)」

[参考]八方アルペンライン(ゴンドラ+リフト×2)往復3,200円(→前売り購入で、往復2,800円)
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2022年07月24日

[志賀高原]大沼池から赤石山(山ノ内町/群馬県中之条町)

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赤石山から大沼池を見下ろす。

大沼池入口747-850大沼池(林道終点)855-912大沼池東岸(エメラルド大沼)917-1006忠右衛門新道分岐1010-1026赤石山1112-1129忠右衛門新道分岐-1210大沼池東岸1226-1242大沼池(林道終点)-1338大沼池入口

標高の高い山に出かけたい時期だけれど、家族と日帰り登山に行くことになっていて、様々な制約の中でどの山に登るかを悩む。結局、かわりばえしないけれど、近場の志賀高原に行くことにした。朝7時半、大沼池入口の駐車場には空きがあったけれど、下山時には路側にとめられている車もあった。

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(左)エメラルドブルーの大沼池。(右)大沼池からは急登。

緩やかに山道と林道を歩いて、エメラルドブルーの大沼池へ。そこから稜線(忠右衛門新道分岐)までは細丸太の階段の急登が続く。稜線に出て若干勾配は緩んで、しばらく進むと赤砂のザレ場と大岩が印象的な赤石山に到着する。今日は家族が一緒なので、ペースも上がらないから無理をせず、ここまでで折り返すことにする。

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(左)左手樹間に赤石山を望む。(右)古い時代の道標。

赤石山からは、時折霧が視界を閉ざすものの、大沼池の姿や志賀高原の山並を見渡すことができた。山頂下のザレ地で休んでいるとときどき登山者が通り過ぎていく。あまり人に会わないかなと思っていたが、赤石山周辺で20人ほどの登山者とすれ違った。下山時、大沼池周辺には林間学校らしき子どもたちや、軽装の家族連れなどが多く見られた。

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(左)山頂下の大岩の脇から大沼池を望む。(右)前方の岩の上が赤石山山頂。

同じコースの過去の記録はこちら →「大沼池~赤石山(2020年7月30日)」
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2022年07月18日

[北八ヶ岳]東天狗岳~本沢入口林道ゲートから(小海町/南牧村/茅野市)

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箕冠山手前から見た西天狗・根石岳・東天狗。

ゲート前登山口620-710みどり池分岐-720本沢温泉-807夏沢峠819-845箕冠山-848根石岳山荘851-859根石岳-907白砂新道入口-924東天狗岳944-1027中山峠-1113ミドリ池1135-1140みどり池・本沢温泉分岐-1229本沢温泉方面分岐-1310ゲート前登山口

小屋泊まりの山行なども計画していたが、どうにも天候が読めなくて、日帰りの山行に変更。勝手知った天狗岳でお茶を濁すことになった。本沢入口の駐車スペースは満車状態。右折で荒れた林道に車を乗り入れて、ゲート前に駐車という横着をした。しかし、7~8台ほどとめられるゲート前には他にまったく車がなかったのに少々驚いた。4WD車でないとここまで来るのはまず無理だけれど。

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(左)林道ゲート前にとめて歩きはじめる。(右)本沢温泉の先から硫黄岳。

林道の続きのような広く歩きやすい道の両脇は、唐松林から針葉樹林へ。多くのテントで賑わう野営地を過ぎて本沢温泉。今日は野天風呂には寄らずに、シャクナゲ咲く道を折返しながら登って夏沢峠。箕冠山に近づくと右手樹間に西天狗・根石岳・東天狗を望むことができた。

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(左)夏沢峠への道脇のシャクナゲ。(右)夏沢峠から硫黄岳を望む。

ところが、箕冠山を過ぎて根石山荘の前まで来ると、あたり一面霧に覆われ視界無しに。強風が吹き肌寒いくらい。根石山荘前にコマクサがたくさん咲いていて、そんな中でも気持ちを和らげる。根石岳を越えてたどり着いた東天狗岳の山頂も真っ白で視界ゼロ。西天狗に足をのばす気にはならない。登山者の多くは短時間で立ち去って行く。

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(左)根石山荘前。視界無し。(右)コマクサ。

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(左)東天狗岳山頂。(右)中山峠への下り。黒百合平や中山方面が霞んで見える。

このまま白砂新道を下っても面白くないので、中山峠経由でみどり池をまわってから本沢ゲートまで戻ることにする。みどり池からは天狗岳の姿を望むことができた。ということは、今頃、山頂は晴れ間があるということだろうか。しらびそ平を経由し。本沢温泉の東に出てゲート前まで戻る。さすがに三連休なので、途中すれ違った登山者は100人以上になったと思う。

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(左)みどり池から天狗岳を望む。(右)しらびそ平(湿原)。

2022年07月09日

茶臼山+行者岩 [コガラ登山口から往復] (木曽町/塩尻市)

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茶臼山から木曽駒ケ岳を望む。

コガラ登山口624-650正沢川吊り橋655-755五合目801-902七合目908-953 2412m地点1001-1048茶臼山1053-1105行者岩-1118茶臼山分岐-1139行者岩-1158茶臼山1215-1241 2412m地点-1306七合目1311-1350五合目1403-1442正沢川吊り橋-1518コガラ登山口

中央アルプスの茶臼山に木曽駒高原のコガラ登山口から登る。登山口の駐車場は朝6時過ぎで先着10台。広いのでまだまだ余裕がある。まずは林道を進む、木曽駒ケ岳への福島Bコースを右に見送り、林道を進む。林道は中央が陥没していて、端を伝うように歩かなければならない。その先で正沢川を渡る。ワイヤーにつかまり、細丸太に足を置いて進めば問題ない。思ったよりもしっかりしていた。

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(左)正沢川を渡る。(右)歩きにくい五合目までの道。

その先、五合目までジグザグの登りは足元が不安定でとにかく歩きにくい。シダなどの植物が道を覆い、その下の石や木枝などで滑ったり、つまずいたり。先が思いやられたが、五合目で尾根にのれば、あとは歩きやすい道になる。六合目手前~七合目あたりは結構な急登になるが、苔むした針葉樹林帯などが美しい場所もところどころあらわれる。

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(左)五合目で尾根にのる。(右)苔むした尾根の登り。

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(左)2412標高点付近から木曽駒ケ岳方面。(右)シャクナゲと枯木帯。

道脇にはギンリョウソウが多い。樹間にときどき木曽駒方面が望めるものの、樹林帯の中の我慢の登りが続く。少し樹木が低くなり、右手に行者岩が見えた。唯一シャクナゲが咲いている場所があり、枯木帯を過ぎてしばらく行くと茶臼山の山頂。ここでようやく展望が得られた。北・東方向は雲が多いが、西駒山荘から木曽駒ケ岳へと続く稜線はきれいに見えている。

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(左)茶臼山の山頂に到着。(右)茶臼山から左に将棊頭山、右に行者岩。

いったん下ってハイマツの中を緩やかに登れば行者岩。さらに桂小場からの登山道との合流点まで歩いたのは、赤線つなぎ。この間はハイマツ帯が多く、木曽駒ケ岳の稜線を眺めながら、高山の雰囲気を感じることができた。行者岩・茶臼山へ登り返した後、往路をコガラ登山口へと下山した。なお、本コースは各合目ごとに道標があり、赤テープも頻繁にあるので道を失う心配少ない。

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(左)ハイマツ帯を茶臼山に向かう。(右)行者岩から木曽駒ケ岳を望む。

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(左)将棊頭山との鞍部から行者岩を振り返る。

老体の私にとっては少々ロングコースであり、蒸し暑かったこともあって、終盤はフラフラになって駐車場にたどり着いた。出会った登山者は行者岩での2人組のみだが、彼らは桂小場から登って来たと思われる。途中、他の登山者には出会わなかった。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(中央アルプス) | 更新情報をチェックする

2022年06月29日

<四国遠征> 剣山(徳島県美馬市/三好市)

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山上台地のデッキから山頂と次郎笈を望む。

リフト西島駅1024-1033刀掛ノ松-1047剣山頂上ヒュッテ-1052剣山1106-1115剣山頂上ヒュッテ-1125刀掛ノ松-1132リフト西島駅

四国に出張しなければならなくなった。四国まで来る機会はなかなかないので、百名山である剣山に登ってから帰ることにした。今回のポイントは登山口の見ノ越までのアクセス。この季節の平日は見ノ越までの公共交通が皆無。そこで徳島市内でレンタカーを借りることにしたが、剣山に向かうR438は途中に曲がりくねった狭い区間があり、運転に気をつかう。徳島市街から約2時間。

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(左)リフト途中から山頂部が見える。(右)最短の尾根コースで登る。

時間の余裕がないので、見ノ越に車をとめてリフトを使わせてもらう。リフト途中から前方に、笹原に覆われた山頂部が見えてくる。約15分でリフトを降りれば、あとは最短の尾根コースで山頂まで30分ほど。笹原に疎林が点在する中、途中の刀掛の松がある平地を挟み、よく整備された道を登る。登山としては簡単な印象だが、笹原の登りから見上げる山容は、百名山の名に恥じない。

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(左)ヒュッテの脇を登る。(右)平坦な山上台地には木道が設けられている。

剣山本宮の鳥居をくぐり、頂上ヒュッテの脇の階段を上れば平坦な山頂台地に飛び出す。一面に木道が張り巡らされている。その奥まで歩くと剣山の山頂(三角点)である。正面には次郎笈の姿が見える。360度の展望だが、馴染みのない山域なので周囲の山々の名前がわからない。

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(左)剣山の山頂(三角点)。(右)剣山から次郎笈を望む。

山頂一帯には何箇所か展望デッキが設けられているのが嬉しい。次郎笈あたりまで足をのばしたり、周辺を歩きまわると楽しそうだが今回は時間がなかった。今日中に長野まで帰らなければならないので、往路をそのまま戻った。平地は猛暑だが、山頂部には涼しい風が吹いていた。

*参考:リフト往復 1,900円
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(西日本) | 更新情報をチェックする

2022年06月25日

角間山~鍋蓋山(群馬県嬬恋村)

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角間山への登山道から湯ノ丸山・烏帽子岳を望む。

旧鹿沢スキー場下703-722鹿沢スキー場跡交差(あずまや)728-756旧鹿沢温泉分岐-808角間峠815-841角間山854-920鞍部-933鍋蓋山953-1026鹿沢スノーエリア第5リフト終点1036-1103鹿沢スノーエリア・ゲレンデ下-1122鹿沢スノーエリア入口(県道74号)-(車道歩き)-1227旧鹿沢スキー場下

急に暑くなったけれど、湯ノ丸周辺ではレンゲツツジが楽しめる季節。角間山から未踏の鍋蓋山まで歩いてみようと思う。旧鹿沢スキー場下の路側駐車スペースに車をとめる。草木が繁り、ゲレンデの姿をとどめない旧鹿沢スキー場の脇の唐松林の中を登る。やがてアズマヤの建つ、旧スキー場の中心地へ。角間山が右手に見える。ここから角間峠へは、左右にレンゲツツジを見ながら楽しく歩ける。

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(左)鹿沢スキー場跡交差のアズマヤ。(右)角間峠への道のレンゲツツジ。

旧鹿沢温泉からの道と合流して左折、ここもアズマヤのある角間峠で右折すれば、角間山への道は笹原の中を斜上する緩やかな登り。一面の笹原だった記憶があるが、樹木が育って視界を遮るようになった気がする。登り着いた角間山山頂からは湯ノ丸・烏帽子が間近に見える。その右側に北アルプス・北信五岳が霞んでいた。その右に四阿山、さらに右下に目指す鍋割山が見えた。

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(左)角間山登山道のレンゲツツジ。(右)角間山山頂。湯ノ丸・烏帽子を望む。

ここからは初めて歩く道。鍋蓋山への道は、ときどき笹が覆うものの予想外に整備されて明瞭。笹原の中、樹林に出入りして高度を下げた後、薄暗い針葉樹林帯の中の鎖のある急降下。その先は緩やかになり、アズマヤの脇を過ぎると、笹原に白樺・岳樺の疎林が広がる風景が美しい。最後は少々の登りで北側が開けている鍋蓋山の山頂へ。中途半端に樹木が伸びて、展望は思ったほどは得られなかった。

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(左)角間山から左に四阿山、右下に鍋蓋山。(右)鍋蓋山への道。

ここから鹿沢スノーエリアへと下るところが問題。地形図の点線を目安に山頂の西側を巻くのが正解なのかもしれない。その場所に踏み跡を見つけられず、笹原の中を北方向に下って、営業していない最上部のリフトに出たものの、このゲレンデは背の高い笹に覆われていた。左の樹林帯との境あたりを、肩ほどの高さの笹を漕ぎながら強引に下る。下りだから何とかなったけれど、登るのは難しいだろう。

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(左)鍋蓋山手前は気持ちよい疎林。(右)鍋蓋山の山頂。

第5リフトの上部に出て、ようやくゲレンデを普通に歩いて下れるようになった。本当はもっと歩きやすい踏み跡があるのかもしれない。ゲレンデを下って行くと獣除けの柵があり通れない。ようやく緩んでいる箇所からすり抜けてゲレンデ下部まで下ることができた。

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(左)背の高い笹を漕いで下る。(右)ゲレンデ下から鍋蓋山を振り返る。

角間山~鍋蓋山の間は整備されているのだから、鍋蓋山から北側に下る道が整備されればよいハイキングコースになるのにと思う。しかし、スキー場としてはあまり多数の人にゲレンデを歩いてほしくないのかもしれない。ゲレンデ下から県道74号に出て緩やかな登りの車道を歩いて駐車場所に戻った。最後の猛暑の中の車道歩きは過酷だった。すれ違った登山者は、角間峠付近で3人のみ。
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2022年06月12日

雨池~八柱山[北八ヶ岳](佐久穂町/茅野市)

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霧に霞む雨池。

麦草峠駐車場800-802麦草ヒュッテ-904雨池(南側)-910八柱山分岐-933八柱山941-1003八柱山分岐1010-1021雨池(北側)-1026雨池(西側)-1043雨池峠方面分岐1046-1109雨池峠1135-1148ロープウェイ坪庭駅-1215五辻-1241出逢の辻1248-1303オトギリ平-1316コケモモの庭1319-1335麦草峠1336-1339麦草峠駐車場

朝8時前、麦草峠の無料駐車場は天気が悪いせいか、まだ空きがあった。北八ツの樹林帯を歩くなら、天気が悪くてもかまわない。むしろ雨模様の方がしっとりとしていいだろうと思って出かけてきた。しかし、足元は悪く、水たまりはいうまでもなく、木の根や岩や木道が濡れて滑り歩くのに苦労する。霧の中の苔をまとった針葉樹林帯は幻想的ではあったが。標高差が少ない行程なのがうしろめたい。

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(左)雨池への道。(右)八柱山への道。

麦草ヒュッテの前から国道を横切り、池を木道で渡って雨池へ向かう。木道は濡れて滑りやすいし、岩や木の根も滑る。いたるところ水たまり。途中、林道に出て再び山道に入って雨池へ。池は霧に霞んでいる。霧が巻く幻想的な針葉樹林帯を緩やかに歩いて八柱山へ。晴れていれば富士山も望めるはずだが、今日は視界無し。

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(左)八柱山の山頂。(右)北岸からの雨池。

雨池まで戻り、北岸を回って西岸から林道に出て、雨池峠に向かう。林道から雨池峠への新しい山道へ取付く箇所は新たな木段が設けられていた。苔の針葉樹林帯に急登が続く。途中から左にトラバースした後、旧道と合流した後は緩やかになる。真新しい木道が樹林帯の中に設置されていた。以前は岩がゴロゴロした道だったが、まったく様変わりした。

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(左)雨池峠への新道入口。(右)雨池峠。

雨池峠で休憩。登山者がぽつぽつとあらわれ、縞枯山や雨池方面に消えていく。八丁平を経由して、ロープウェイ坪庭駅、そして五辻方面へは木道が整備されている。五辻付近まで来ると、青空がのぞくようになった。五辻あたりは笹原が広がり、茶臼山や縞枯山を望むことができた。その先も針葉樹林帯の歩きにくい道だが、一箇所前方が開けて天狗岳の姿を望むことができた。

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(左)五辻付近。茶臼山を望む。(右)天狗岳を前方に望む。

出逢の辻で左折して進み、草原が広がるオトギリ平へ。さらにコケモモの庭に立ち寄ってみた。コケモモの庭は火山性の大岩が累々と重なり、その間にコケモモが生えている。ただ、花は遅かったようだ。かわりにコイワカガミが咲いているのが見られた。国道を横切り、駒鳥の池を見て麦草ヒュッテへと帰着。雨池付近で7~8人、雨池峠から八丁平あたりで20人ほどの登山者とすれ違った。

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(左)オトギリ平。(右)コケモモの庭。

2022年06月04日

ダン沢ノ頭[志賀高原]~大沼池・赤石山経由で往復 (山ノ内町/群馬県中之条町)

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ダン沢ノ頭西側直下から望む横手山・草津白根山・浅間山方面。

大沼池入口611-705大沼池(林道終点)-721大沼池東畔(レストハウス)726-820忠右衛門新道分岐824-845赤石山848-927湯ノ沢ノ頭-1018ダン沢ノ頭1042-1133湯ノ沢ノ頭-1221赤石山1255-1308忠右衛門新道分岐-1351大沼池東畔(レストハウス)1358-1414大沼池(林道終点)-1459大沼池入口

ダン沢ノ頭へは7年前に、鷹巣尾根・オッタテ峠経由で登ったことがあるが、天気があまり良くなくて印象はいまひとつだった。今回、赤石山からダン沢の頭への稜線は笹刈りがなされ、歩きやすい道が続いていた。ところどころ残雪があったが、樹林帯に出入りしつつ、笹原越しに横手山・草津白根山・浅間山・榛名山などを眺めながら歩くことができた。

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(左)大沼池までの林道。(右)北東側から見た大沼池。

奥志賀に向かう県道沿いの大沼池入口の駐車場に車をとめる。右手に分岐してすぐに橋を渡り、大沼池への山道へ。針葉樹帯の中を進み、途中からは林道歩き。左手の山腹に白いダケカンバの白い幹と点在する新緑が美しい。大沼池の北岸から東側へと池畔を進む。池面は独特のエメラルド色。池の東側のレストハウスの前で左折する。

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(左)忠右衛門新道分岐まで階段状の急登。(右)赤石山から大沼池を見下ろす。

忠右衛門新道分岐までは階段が連続する急登。途中、残雪の斜面を横切る場所が3箇所ほど。残雪から夏道へもどる場所が少々わかりにくい。勾配があるので足場に注意。稜線上の忠右衛門新道分岐で左折。樹林帯の中を登れば、赤石山直下のザレた斜面へ。岩場の赤石山頂手前の小広場からは眼下に大沼池を見下ろす。その向こうは志賀山・裏志賀山。右手に焼額山。

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(左)赤石山の山頂標柱。(右)赤石山東側の残雪。

赤石山の山頂標柱は、山頂の岩場から少し右の樹林帯に入ったところにあり、脇に野反湖までは長時間かかるという注意書きがある。 ここからが今日の本番。赤石山から湯ノ沢ノ頭方面に歩きはじめると、残雪に覆われた場所があらわれる。この後も残雪は点在する。雪解け水の多い登山道脇に水芭蕉が咲いていた。

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(左)残雪が半ばを覆う仙人池。(右)道脇の水芭蕉。

標高2050から1950mくらいまで一気の下りがあり、前方に岩菅山やこれから進む稜線が見渡せる。ここを帰りに登ると思うと少々憂鬱。湯ノ沢ノ頭のピークは気づかないうちに通過。登山道脇の木に「湯ノ沢ノ頭」と記してあったが、実際の山頂はもう少し手前(西側)のピークでは?稜線からは笹原越しに右側(南側)の展望が開ける場所が多い。

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(左)急な下りから岩菅山を望む。(右)右手に榛名山を望む。

右手前方に見えるのは榛名山だと思う。樹林帯に出入りしながら笹原を進むと、目の前にダン沢の頭の手前、最後の急登があらわれる。山頂直下で振り返ると、横手山や草津白根山・浅間山などが展望できた。ダン沢の頭に到着。北側は樹林に遮られているが、西・南・東は概ね視界が開け、前回の印象よりも開放的で気持ちよい山頂に思える。

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(左)ダン沢ノ頭へ最後の急登。(右)ダン沢ノ頭山頂。

ダン沢ノ頭から東方向を望むと、大高山などが見えた。なお、ここから大高山方面は笹刈りがされていなかった。下道はわかると思うが、笹が覆い被さっていて進むのは難儀しそう。今日は往路をもどった。途中すれ違った登山者は、ダン沢ノ頭の手前でひとりだけ。盛夏には賑わう大沼池周辺にも人の姿はなかった。

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(左)ダン沢ノ頭から大高山方面の展望。
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2022年05月29日

[霧ヶ峰]観音沢から旧御射山・ゼブラ山(下諏訪町/諏訪市)

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樹林帯から霧ヶ峰の一角(旧御射山)に飛び出す。

大平登山口728-819林道から山道へ-842屏風岩-930ヒュッテみさやま-933旧御射山遺跡-950鎌ヶ池キャンプ場跡-1014ゼブラ山1039-1059鎌ヶ池キャンプ場跡-1113八島湿原入口-1117八島湿原バス停・駐車場-1226大平登山口

以前、TV番組で紹介されていて気になっていたルート。大平から沢沿いに歩いて霧ヶ峰に登るというやや篤志家向けの行程。前半は林道歩きが長い。その先の観音沢に沿う道は、橋が流されるなど荒れ気味。テープマークを確認し渡渉を繰り返しながら進む。ところどころ道標もあり、以前はメジャーなハイキングコースであったかもしれないが、現在は誰もが気軽に歩けるルートではなくなっている。

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(左)「火の用心」の石標から右の林道に入る。

県道199号の大平登山口手前、道路脇のスペースに駐車。「火の用心」の石標から右手の林道に入り、電力会社の施設を右に見て進む。最初の約1時間は林道歩きだが、荒れた林道なので歩きやすいというほどではない。クリンソウも咲く、新緑の樹林帯を進む。ヒノキ林が多くなると、最後は広い整備された林道に出て左折。その先で道標に従って右手の山道に入る。

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(左)林道から山道に入る。(右)観音沢に沿う道。

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(左)屏風岩。(右)木橋がある場所もあるが、流されている場所も多く渡渉を繰り返す。

左の沢に沿うルートは苔やシダに覆われているが、最初はわかりやすい。支沢を横切りながら進む。やがて屏風岩が右手にそそり立っている。観音沢についての説明板がある。この先はやや荒れた部分がある。テープマークをよく見て、沢の中を歩いたり、渡渉を繰り返しながら進む必要がある。やがて笹が足元左右を覆うようになり、勾配は緩んでくる。

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(左)ビーナスラインの橋の下を進む。(右)草原状の旧御射山。

最後はビーナスラインの橋の下をくぐって、旧御射山の平原に飛び出す。その瞬間はさすがに爽快。樹木に囲まれた旧御射山遺跡の石祠に手を合わせ、八島湿原東側の周回路に入る。このままでは山に登った感がないので、ゼブラ山まで足をのばす。ゼブラ山からは眼下に八島湿原、遠く北・中央・南アルプスなどの展望が得られ、観音沢よりもこちらの印象の方が強い行程になってしまったかもしれない。

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(左)ゼブラ山の山頂。(右)ゼブラ山から穂高連峰・槍ヶ岳。

ゼブラ山から八島湿原北側の木道をたどる。さすがに八島湿原周辺にはハイカーが多い。気持ちのよい景観だが、この季節、花はほとんど見られない。ビジターセンターの脇から県道199号に入り、帰路は一部ショートカットしながら車道を大平まで下った。

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(左)ゼブラ山から八島湿原を見下ろす。遠く乗鞍と御嶽。(右)八島湿原。前方にゼブラ山・山彦谷南北の耳・車山。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(霧ヶ峰) | 更新情報をチェックする