2019年08月19日

北岳(山梨県南アルプス市)

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肩ノ小屋からの下りで北岳山頂部を見返す。

第1日[8月18日]芦安駐車場515=(山梨交通バス)=613広河原(インフォメーションセンター)636−700白根御池分岐−910大樺沢二股945−1230八本歯のコル1250−1350吊尾根分岐1400−1428北岳1440−1513北岳肩ノ小屋[泊]
第2日[8月19日]北岳肩ノ小屋554−608小太郎尾根分岐614−621草すべり分岐−740白根御池小屋758−958白根御池分岐905−1028広河原1055=(乗合タクシー)=1140芦安駐車場

海外に長らく赴任していた友人が帰国したので、一緒に北岳に登ることになった。山麓の芦安温泉で前泊。翌早朝、車で5分ほどの芦安駐車場へ。バス停近くは満車のため少し下った第4Pに駐車して、芦安駐車場始発バスに1時間ほど乗車して広河原へ。インフォメーションセンターで身支度を整え、登山届を提出して出発。すぐに野呂川に架かる吊橋を渡り、広河原山荘の前を通過して、緩やかな樹林帯の登りとなる。

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(左)登山道入口。前方にこれから進む沢筋が見える。この先で吊橋を渡る。(右)大樺沢を渡し返しながら進む。

左下には大樺沢。白根御池への道を右に分け、右手から流れる沢を渡る。大樺沢を左(右岸)に右にと、パイプの橋で渡る。道に沢水が流れている箇所も多い。前方の稜線は霞んでいる。道の左右には白いセンジュガンビや紫のミヤマハナシノブ・ホウオウシャジンが咲いている。ハクサンフウロを見ながら進めば道は沢に近づき、木陰は少なくなる。前方の左俣には雪渓が見えてくる。

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(左)大樺沢二股。前方右手に白いトイレが見える。(右)雪渓の脇を登る。

大樺沢二股までは沢沿いの緩やかな道という思い込みがあったけれど、けっこう段差もあり消耗させられる。アラカンのコンビなのでつい休みがちになって、終始ペースは上がらない。チップ制トイレが設置されている大樺沢二股で休憩。左右どちらに進むか迷ったけれど、明日の天候が悪そうなので左俣を進み、今日中に山頂を踏むことに。

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(左)八本歯のコル直下は木段が連続する。(右)霧の間に北岳バットレスを望む。

左俣の右側(左岸)を進み、雪渓のすぐ脇を登る。斜面は至るところ花畑。救助ヘリが飛んできて沢の上部に救助隊員を降ろしたけれど、前日のバットレス滑落事故の関係か。雪渓が途切れると足元がガラガラした登りとなる。道標に沿って右に曲がるとひと登りで尾根上に出て、正面の霧の間にバットレスが見える。左折して登る尾根は急な木段の連続でつらい。八本歯のコルに至り、ほっとする。

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(左)八本歯のコルから尾根を進む。(右)吊尾根分岐から北岳へあと少し。

右へと尾根をたどる。ハイマツの中の岩の重なる道を、小ピークを越えて進む。北岳山荘への巻道を分けた先、小丸太の階段状の斜面の両側には花々が咲いている。肝心のキタダケソウははっきりわからなかったけれど。吊尾根に登り着くと、一瞬、視界が晴れて近くの展望は開けたが、すぐに再び霧に覆われた。岩場の急な登りを経て進めば北岳山頂に到着。

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(左)霧で視界のない北岳山頂。(右)山頂から肩ノ小屋間で見た雷鳥。

時間帯のせいか、天候のせいか、山頂には誰もいない。しばらくすると肩ノ小屋から空身で数グループが登って来た。雲に遮られて視界はほとんどないものの、北東方向には雲間微かに鳳凰三山が認められた。肩ノ小屋に向かって下る途中では雷鳥の姿を見ることができた。岩の模様と同化して写真で撮ってもみつけにくい。

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(左)肩ノ小屋。(右)朝日に浮かぶ鳳凰三山。

午後3時過ぎに肩ノ小屋に到着。到着してしばらくすると、雨が激しく降り始めた。本日はここで宿泊。混雑を覚悟していたが、意外と空いていた。同行者の希望もあり、今回は寝袋持参で素泊まり。翌朝のご来光も雨は降っていないものの、雲が多くてはっきりせず。富士山・鳳凰三山・甲斐駒・仙丈の姿は見ることができた。

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(左)肩の小屋から早朝の富士山。(右)肩ノ小屋から北側の稜線へ。

下山は白根御池経由。小太郎尾根分岐までは、気持ちの良い稜線歩き。その先で二股への道を右に分けた先は、草すべりの急斜面。マルバダケブキ咲くダケカンバの林の中、足元の段差も大きい急な下り。やがて樹林帯を抜けると花畑越しに御池が見えてくる。白根御池小屋では美味しい水を飲むことができた。

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(左)ダケカンバの樹林帯に草すべりの急坂。(右)樹林帯を抜け白根御池が見える。

小屋からしばらくは針葉樹林帯の巻道。沢をいくつか横切って進んだ先、右折して標高差500mの下り。樹林帯の中を延々と続く下りは足にこたえる。ようやく大樺沢沿いの道に合流し、広河原へと帰り着いた。バス出発時刻まで待たずに、他のグループと一緒に乗合タクシーを頼み芦安まで戻ることができた。天候がよくなくて視界は開けなかったけれど、歩行中には雨にあわなかったし、多くの花や雷鳥にも出会えて楽しめた。

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(右)広河原に向けて急な下りが続く。

[参考]
山梨交通バス 芦安駐車場〜広河原 1,230円(利用者協力金200円含む)
北岳・肩ノ小屋 1泊2食(寝具なし) 7,700円 
乗合タクシー 広河原〜芦安駐車場 1,300円(利用者協力金200円含む)
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2019年08月12日

池の平湿原〜三方ヶ峰・見晴岳(東御市)

池の平駐車場1045−(池の平湿原)−1115三方ヶ峰1125−1140見晴岳1225−雲上の峰−1250池の平駐車場

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(左)池の平湿原。(右)三方ヶ峰からコマクサ保護地越しに千曲川を見おろす。

猛暑の中、汗を滴らせるような登山をする気はないけれど、高原の爽やかな風を浴びたい。そんな気持ちで家内と出かけたのが、何回も訪れたことのある池の平湿原。池の平駐車場に車をとめ、さてどこを歩こうかとなれば、池の平湿原にまずは下り、三方ヶ峰・見晴岳を経由するコースをとることなる。

湿原を歩く人は多い。ハクサンフウロ・マツムシソウ・ノアザミ・マルバダケブミ・カワラナデシコ・ウメバチソウ・イブキジャコウソウなど、花の種類も多い。湿原を過ぎ、三方ヶ峰への緩やかな登り。保護された囲みの中に、コマクサの姿が垣間見られた。そこから下り登りで見晴岳。眼下に千曲川沿いの平地。右手遠くの雲の上に槍穂高連峰が望めた。正面の八ヶ岳方向は雲の中。

右手にところどころ湿原を見おろしながら、稜線をたどる。クガイソウが見られる。雲上の丘では、湿原・籠の登山・湯の丸・烏帽子が望めた。立ち止まると風が涼しい。雷の丘・村界の丘を経て、駐車場に戻った。

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(左)見晴岳から槍穂高が見えた。(右)雲上の丘付近から池の平湿原を見おろす。

[参考]池の平駐車場 500円
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2019年08月06日

黒部五郎岳[新穂高温泉から往復](岐阜県高山市/飛騨市/富山県富山市)

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カールから黒部五郎岳へと登る斜面には一面のコバイケイソウ。

第1日[8月4日]平湯温泉バスターミナル700=(濃飛バス)=732新穂高温泉バス停741−840笠新道入口−910小池新道入口−1003秩父沢1008−1132シシウドヶ原1143−1238鏡平小屋1308−1400弓折乗越−1421花見平−1510双六小屋[泊]
第2日[8月5日]双六小屋532−(中道)−636稜線合流−725三俣蓮華岳752−822三俣山荘分岐−915黒部五郎小舎943−1055雷岩1100−1212黒部五郎岳1300−1357雷岩1402−1450黒部五郎小舎[泊]
第3日[8月6日]黒部五郎小舎450−610三俣山荘分岐625−700三俣蓮華岳721−811稜線分岐820−(中道)−914双六小屋933−1028花見平1034−1046弓折乗越−1119鏡平山荘1146−1217シシウドヶ原−1307秩父沢1320−1359小池新道入口−1429笠新道入口−1519新穂高ロープウェイバス停1555=(濃飛バス)=1628平湯温泉バスターミナル

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(左)小池新道入口。(右)小池新道の登りから振り返る。

カール(圏谷)の風景が魅力的な黒部五郎岳。新穂高温泉から小池新道を登るのは、昨年、双六・三俣蓮華を訪れたときと重なるコース。前回同様、平湯温泉街の安価な駐車場をネットで予約。バスで平湯から新穂高へ移動する。新穂高温泉バス停から林道歩きで笠新道入口・わさび平小屋を過ぎ、小池新道へと入る。石が重なる階段状の道は樹林帯に出入りしながら登る。左からの涸沢や小沢を横切り、秩父沢で水を補給。

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(左)鏡池からの槍穂高の景観。(右)鏡平山荘。

風が通らないためか、この道はいつも猛烈に暑い。シシウドヶ原で道は右折し、山腹樹林帯の南側を巻いた後、熊の踊り場という小湿地を経て、谷状の地形を登りつめて鏡平。今日は鏡池からの槍穂高は雲の中だったが、帰路(3日目)には望むことができた。熱い身体を、鏡平小屋のかき氷でクールダウン。前方にはこれから進む稜線が見える。樹林帯の急登の後、弓折中段からトラバース気味に弓折乗越へ登り詰める。

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(左)雪の残る花見平。(右)鷲羽岳を背景として双六小屋が見えてくる。

花の点在する稜線を進み、残雪の花見平へ。この季節はハクサンボウフウが主役。右手に槍ヶ岳を見ながら、稜線右側の縁を進む。右手斜面は花畑。稜線の左に道が移ると、鷲羽岳を背景に双六小屋が見えてくる。あとは緩やかに山腹左下のハイマツ帯を下れば双六小屋に到着。暑さのせいか、バテバテ状態。多くの登山者で賑わっていたが、今日は布団1枚をひとりで確保できてまずまず。

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(左)コバイケイソウ咲く双六岳中道。(右)三俣側から槍ヶ岳・双六岳を望む。

翌日は三俣蓮華岳経由で黒部五郎岳を目指す。最初の急登の後、分岐で中道を選ぶ。双六岳山腹の雪渓を見上げ、道の左右には花畑。シナノキンバイやチングルマ。特に素晴らしいのはコバイケイソウ。今年は当たり年なのか。花畑の先を登り稜線ルートに合流。丸山の展望の良い平坦な山頂を越え、鞍部から緩やかに登り三俣蓮華岳山頂。目指す黒部五郎岳や薬師・水晶・鷲羽・槍・笠など北アルプスの名峰を見渡す。

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(左)三俣蓮華岳手前から黒部五郎岳を望む。(右)三俣蓮華岳から水晶岳・鷲羽岳。

三俣蓮華岳からは右下に残雪を見ながら、途中、右に三俣山荘への巻道を分け、痩せた尾根で高度を下げる。シナノキンバイが足元を彩る。緩やかな小ピークを過ぎ、道標で左に曲がった先は、一面チングルマの花畑。笠ヶ岳を背景とした風景は素晴らしい。道はやや右に曲がりながら樹林帯に入り、黒部五郎小舎へ足元が岩で滑りがちな急坂を下る。

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(左)黒部五郎小舎への途中、笠ヶ岳を背景に一面のチングルマ。(右)眼下に黒部五郎小舎、前方に黒部五郎岳。

黒部五郎小舎で宿泊の受付を済ませ、荷を軽くして黒部五郎岳へと向かう。カールの中を進むコースを選択。笹原・ハイマツ帯からダケカンバなどの樹林帯を進む。左から流れ出る沢をいくつか越えて行く。ようやく樹林帯を抜け、しばらく進むとカールの最低部に出る。右上に雷岩が見え、豊富な水量の沢が流れている。ここからはカールの絶景の中を進む。

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(左)チングルマ咲くカールから見上げる。(右)肩から黒部五郎岳山頂を望む。

巨岩(迷子石)が点在し、コバイケイソウをはじめチングルマ・ハクサンイチゲなどが斜面を彩っている。雪解け水も流れている。最後に急な登りで稜線にたどり着き、左へ進んで北ノ俣岳からの道を合わせる。あとはガラガラの登りで黒部五郎岳山頂に到着。三角点と山名板が置かれただけのシンプルな山頂。眼下に見下ろすカールが目を奪う。鷲羽岳など裏銀座方面の山々や雲の平が目の前に見える。

しばらく山頂で過ごしてから、来た道を黒部五郎小舎まで戻り1泊。小屋は適度な賑わい。翌日は往路を三俣蓮華岳・双六小屋・鏡平経由で新穂高まで下山した。猛暑のせいか体調がいまひとつだったけれど、北アルプスのど真ん中からの絶景や花畑を楽しむことができた。

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(左)黒部五郎岳山頂。正面に鷲羽岳が見える。

[参考]
平湯温泉つゆくさ横駐車場(akippa:駐車場ネット予約システム)3日間 972円
濃飛バス 平湯温泉〜新穂高ロープウェイ 片道890円
双六小屋   1泊2食 10,300円
黒部五郎小舎 1泊2食 10,300円
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2019年07月30日

八ヶ岳[赤岳〜阿弥陀岳](茅野市/原村)

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中岳側から見た阿弥陀岳

第1日[7月29日]美濃戸口(八ヶ岳山荘・駐車場)1131−1222美濃戸(美濃戸山荘)1232−1452行者小屋
第2日[7月30日]行者小屋602−612阿弥陀分岐−(文三郎道)−708稜線716−744赤岳816−836文三郎分岐−900中岳−911中岳のコル917−948阿弥陀岳1005−1015中央稜分岐−1036小ピーク(2630m)1041−1130不動清水入口1138−1219御小屋山−1319車道−1340美濃戸口

赤岳周辺で未踏破の文三郎道と、赤岳・阿弥陀岳間を歩くため八ヶ岳へ。車のラジオから、関東甲信が梅雨明けというニュース。それにしては雲が多い。美濃戸口に車をとめたのは、下山を御小屋尾根にとるため。駐車場には十分空きあり。今日は行者小屋までなので、歩きはじめは11時半。林道を1時間弱で美濃戸。虻が煩わしい。南沢沿いの登山道に入り、苔と針葉樹の中、沢沿いだけれど高巻きやだらだらとした登りが続く。

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(左)南沢沿いの道。(右)行者小屋から見た赤岳。

「美濃戸から行者小屋まで2時間」とする登山地図もあるけれど、私は足が遅いのかいつも2時間で歩けない。沢を左右に渡り返し、涸れ沢の中を歩き、針葉樹林帯を進めば行者小屋に到着。先刻から雷鳴が聞こえている。宿泊手続きを済ませ、しばらくすると雨が落ちてきた。平日のためか宿泊者は20名程度。スペースは十分、ゆっくり休むことができた。

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(左)階段が続く文三郎道。(右)シャクナゲ咲く文三郎道上部。

2日目の朝は晴れた。まずは文三郎道から赤岳へ。樹林帯の中、阿弥陀岳への道を右に分けた先は傾斜が強まり、金属製の階段が連続し森林限界を超える。一直線に階段が伸びるあたりは消耗するところ。階段がいったん途切れると小広場がある。周囲の山並を見回し、息を整える。朝日が照らす阿弥陀岳、眼下に行者小屋や赤岳鉱泉、その向こうに横岳から硫黄岳方面。道脇にシャクナゲやミヤマダイコンソウが咲いている。

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(左)キレット分岐から鎖のある岩場が続く。(右)赤岳山頂。富士山・南アを遠望。

その先も木の土留め状の階段が続くが、急な分、一気に高度を稼いで稜線に飛び出す。足元がザレた稜線を進めば、すぐにキレット方面への道を右に分け、左手の岩場に取付く。鎖が連続するが、難しいところはない。登山者は多くはないものの、登り下りで錯綜する箇所も。道端にリンドウが咲いている。竜頭峰の北側でキレットからの道を合わせ、梯子で岩場を登れば赤岳へ4回目の登頂。

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(左)赤岳から見た阿弥陀岳。(右)文三郎道分岐から横岳・硫黄岳方面を望む。

北八ツ方面は見渡せるが、北アルプスは霞んでいる。南は権現岳の向こうに南アルプス。富士山も雲の上に姿を見せている。少し休んでから、来た道を文三郎分岐まで戻る。そのまま直進して足元ガラガラの広い尾根を中岳との鞍部へ下る。目の前の阿弥陀岳は圧倒的な存在感。ハイマツ帯を登り、手狭な山頂の中岳へ。緩やかに下り、中岳のコルへ。

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(左)阿弥陀岳の登りから見た赤岳。(右)阿弥陀岳山頂。正面の赤岳は雲に隠れた。

阿弥陀岳へは、以前は簡単にここを登ったという記憶があったが、登山の記憶など曖昧なもの。梯子を登り、その先の鎖が張られた岩場がけっこう長くきつい。休みながら登る。振り返ると赤岳は雲の中に飲み込まれそうになっている。最後にハイマツの道をたどって阿弥陀岳山頂に立った頃には、赤岳山頂は雲に隠れてしまった。

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(左)摩利支天の岩場は梯子と鎖で越える。(右)花が咲く急坂をロープ頼りに下る。

阿弥陀岳からは西へ、御小屋尾根を下る。すぐの摩利支天の岩場を梯子と鎖で越え、中央稜への肩から右へ、ハイマツ帯の急下降。ロープがずっと設置されている。花々が彩る斜面だが、足場は悪い。前方の山麓方向は霧が覆いはじめている。2630m付近の小ピークでいったん傾斜は緩む。この先は灌木帯から樹林帯へ。大岩の左を巻くあたりはダケカンバの林相が美しい。

その先、針葉樹林帯の中、長い下りが続く。足元の岩が濡れていて滑る。緩やかな2296ピークを過ぎるとすぐに不動清水への分岐。ここからは傾斜も緩み、概ね歩きやすい道になる。苔もきれいな道は緩やかな上下で御小屋山へ。山頂標識から少し下に分岐。過去に舟山十字路へ歩いたことがあるけれど美濃戸口へははじめて。

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(左)御小屋山の下の美濃戸口・舟山十字路分岐。

出だしは苔が彩る急な下り。木の根の段差があるものの比較的歩きやすい。階段を下り左右に折り返した後は、尾根伝いに緩やかで幅広の道を下っていけば美濃戸口の別荘地の一角に出る。あとは道標に従って美濃戸口(八ヶ岳山荘)まで車道を歩く。梅雨明けで急に暑くなったのに身体がついていかないのだろうか、大汗をかかされた。

[参考]
美濃戸口(八ヶ岳山荘)駐車場 1,000円/2日間
行者小屋 1泊2食 10,000円


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2019年07月21日

北八ヶ岳[冷山〜麦草峠〜高見石](茅野市/佐久穂町)

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冷山山頂付近。苔が地面を覆う。

奥蓼科渋の湯813−908冷山のコル手前−920冷山925−1018狭霧園地−1048麦草峠1126−1151白駒池入口分岐−1227高見石小屋(−高見石往復)1242−1328賽の河原地蔵1334−1438渋の湯

曇りの天気予報。こんな梅雨空には北八ツの樹林帯をしっとりと歩きたい。ずっと気になっていたのが、渋の湯の北にある「冷山」というピーク。登山記録もまれにしか見られない。登山地図上、一般登山道でないのも気にかかる。奥蓼科の渋の湯まで車を入れる。といっても渋の湯ホテルは休業してしまったので、その手前の渋御殿湯に駐車。

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(左)渋の湯登山口。冷山は左へ。(右)冷山のコルへの登り。

登山計画書提出ボックスから、メインの登山道は右へ橋を渡り高見石や黒百合ヒュッテ方面。今日は左へと沢沿いに進み、左の山腹へと針葉樹林帯をジグザグに登る。右へ巻き気味の登りから、大きく折り返しを繰り返せば傾斜が緩む。北八ツらしい針葉樹と苔の道。意外に道は明瞭で、赤テープも適度にある。「冷山のコル」よりも少し手前だったが、左に入る踏み跡と赤テープを見つけ、道をはずれ冷山のピークを目指す。

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(左)冷山山頂。針葉樹に囲まれている。(右)冷山のコルはこのあたりか。

踏み跡は微かで錯綜し、数種類のテープがあったりなかったり。結局は自分で方向を見極めて進むしかない。地形は平坦で、足元は苔が覆う。たどり着いた山頂には手製の山名標。針葉樹林の中で展望皆無。帰路は別の赤テープを追ったら、少し北側で道に出た。文字の消えかけた道標があり、このあたりが登山地図上の「冷山のコル」なのか。

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(左)シャクナゲ咲く道を狭霧苑地へ。前方に茶臼山が顔を見せる。(右)麦草峠。

冷山の東北側の平坦地にはシャクナゲが見られたが、その先の下りは足元の岩や木の根が滑る。針葉樹林に出入りして進み、狭霧園地へ。何かあるのかと期待していたが、季節のせいなのか特に見どころはなかった。国道299号の南側に沿う道をたどって麦草峠へ。これまでまったく人の姿がなかったが、いきなり登山者が増える。

今日の主目的は冷山だったので、後半はおまけのような感じだったが…。麦草峠からシャクナゲ咲く白駒の奥庭を経て黒曜の森、観光客の姿が増えて白駒池への苔に囲まれた木道となる。白駒池へと下る手前で右折して高見石小屋への緩やかな登り。小屋の脇から高見石に登り、白駒池を見おろす。本日の行程では数少ない展望地であり、最高点。

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(左)高見石から白駒池を見おろす。(右)賽の河原。来た方向を見あげる。

高見石からの下りでは再び人影がなくなり、最初はしっとりとした針葉樹林と苔の緩やかな道。標高2000mを下ると視界が開け、岩が重なる中をたどる急な下りとなる。賽の河原と呼ばれるのはこのあたりだろう。この道は以前、数回歩いたはずだがまったく記憶がない。岩がゴロゴロで歩きにくい。お地蔵さまが傍らに立ち、シャクナゲの花が咲いている。前方右手に冷山の山容が見える。

さらに、樹林帯に入ると、湿気が多いせいか岩が滑る。沢を渡ったりして、意外と時間がかかってようやく渋の湯に帰り着いた。針葉樹と苔の森、さらに滑りやすい大岩に覆われた歩きにくい道。北八ツらしい風景の中を歩き回った。

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(左)渋の湯への下りで前方に冷山方面。

[参考]渋御殿湯 駐車料金 1日1,000円
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2019年07月14日

稲泉寺の大賀蓮(木島平村)

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木島平の稲泉寺のハスが綺麗だという話を聞いて出かけた。稲泉寺の周囲は、木島平らしい山麓の田園風景が広がっている。寺を囲む蓮田に多くの蓮の花が咲き誇っていた。午前10時頃に到着したが、午前中、特に早朝が見頃らしい。蓮田の泥水を俗世と見立て、そこから咲きだす清らかなハスの花を仏様に例えているのだという。

当日はちょうど「ハス花祭り」にあたっていて、ぼくち蕎麦(つなぎにオヤマボクチの葉の繊維を使って打っている)の販売もおこなわれていた。腰があっておいしい蕎麦だった。駐車場の案内などにも地元の人々が協力していて、円滑に見学をすることができた。見学や駐車場は無料。

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2019年07月10日

<東北遠征>月山(山形県鶴岡市/西川町/庄内町)

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行者返しの坂を過ぎて花畑が広がる。山頂部は左端。

鶴岡駅602=(庄内交通バス)810月山八合目815−935佛生池小屋945−1048月山三角点1051−1055月山神社1105(休憩)1135−1210牛首1215−1250リフト上ベンチ1301−1307リフト乗場=(月山リフト)1323リフト降場1327−1337姥沢バス停1420=(西川町営バス)=1515西川インター1535=(庄内交通・高速バス)1614山形駅

天気予報を見ていると、東北の日本海側の天気がよさそうだった。仕事が一段落したので、あわてて用意して月山へ向かう。百名山の中でも、登りやすい山だと思う。鶴岡駅前のホテルに前泊し、早朝のバスで月山八合目に向かう。羽黒山周辺からの途中乗車もあり、平日なのにバスの席は7割ほど埋まっている。2時間以上かかって八合目へ。眼下に庄内平野、向こうに鳥海山が雲間に霞んでいる。

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(左)一段登り弥陀ヶ原全体を見おろす。(右)チングルマ咲く道。

レストハウスの脇から階段を登り、木道を歩きはじめる。弥陀ヶ原の湿原に池塘が点在し、道脇にニッコウキスゲが咲いている。御田原参篭所経由の道を合わせたベンチ付近は、チングルマなどが咲いている。岩がちの登りがあって、緩やかな道に戻る。足元は、石畳状に石が並べられている場所も多い。

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(左)雪渓を横切り振り向くと鳥海山。(右)佛生池小屋を振り返る。

周囲は笹原に花が点在し、正面には時々霧に霞む山頂方向が見渡せる。シラネアオイが見られ、右の尾根へ取付くように登った先は、尾根の左下で雪渓を横切る。ミヤマキンバイやチングルマの花畑を過ぎ、1759三角点を左から回り込むと佛生池小屋。池の畔に石仏が立ち信仰の山でもあることを感じさせる。その先も右手前方に山頂部を見ながら、緩やかな登り。左下に行者ヶ原の湿原が広がり、その向こうは蔵王の山並か。

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(左)行者ヶ原を見おろす。(右)山頂へ木道が続く。左前方の雪渓を登る。

行者返しという急坂も距離は短い。その先、緩やかな石畳のような道の両側はハクサンイチゲなどの花畑が続く(冒頭写真)。尾根が右に左にと曲がるあたりにはウスユキソウが咲き、木道を進めば雪渓があらわれ山頂は目の前。右手の三角点に一度登り、それから最高点の月山神社へ。参拝料を払わないと立ち入ることはできない。神社に詣でてから、頂上小屋の脇を過ぎて山頂南面の広場にて休憩。

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(左)南側の広場から月山神社を望む。(右)下山する南西方向は雲海が広がる。

ここも周囲は花畑。南西側眼下に下山ルートが見渡せる。雲海に霞んでいるのは朝日連峰だろうか。姥沢への下りは、まずは石がゴロゴロした急な下り。小さな祠を過ぎ、花畑から笹が多くなる。雪渓を渡り尾根を緩やかに進めば牛首の分岐。すぐに広い雪渓の下りとなる。断続的な雪渓は距離も長く、下り勾配がある箇所も。私は使わなかったけれど、軽アイゼンを持参した方が安全かもしれない。

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(左)牛首から山頂部を見上げる。(右)下って来た雪渓を振り返る。

姥沢へ直接下る道を左に分け、雪渓を渡りながら、緩やかに右手尾根に登り返す。ベンチがあり、姥ヶ岳からの道を合わせればわずかな下りで月山リフトに到着。リフト北西の雪渓には夏スキーを楽しむ人たちの姿も。リフトを降りた後、10分ほど下り道を歩けば姥沢バス停に到着。脇には大駐車場がある。

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(左)リフトから雪渓のゲレンデを振り返る。

私以外の登山者は駐車場の車で帰途についていく。西川町営バスに乗ったのは私ひとり。西川インターで高速バスに乗り継いで帰途についた。雪渓があるとは思っていたが、雪の多いのに驚かされた。花も大いに楽しめたけれど、まだまだこれからが盛りなのだろう。急坂や危険な箇所もなく、歩きやすい。混雑して困るというほどではないけれど、多くの人が登っていた。

[参考]
庄内交通バス(鶴岡駅〜月山八合目) 2,060円
月山神社 参拝料 500円
月山リフト(片道) 580円
西川町営バス(姥沢〜西川IC) 500円
庄内交通バス(西川IC〜山形駅) 1,190円
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2019年07月02日

八ヶ岳[舟山十字路から西岳](富士見町)

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西岳山頂から権現岳と編笠山を望む。

舟山十字路712−730広河原−813千枚岩−851右手巻道へ−916「西岳」案内板921−1023西岳1114−1154「西岳」案内板−1216巻道終わる−1226千枚岩1241−1324広河原−1345舟山十字路

梅雨前線の機嫌をうかがいながら、登る山を思案する。当初の予定は美濃戸から。しかし八ヶ岳山麓まで来てみると、編笠山と西岳のピークは見えているけれど、権現岳や赤岳方面は雲の中。そこで舟山十字路へ行先変更。かねての懸案でもあった舟山十字路から西岳への道をたどってみることにする。

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(左)舟山十字路。前方右手にP。西岳は右へ。(右)沢を渡りここで林道から右折。

舟山十字路には10台程度の駐車場が整備されている。広河原へと下る林道をたどる。阿弥陀聖水という水場を過ぎ、立場川キャンプ場への道を右に分けて進めば、前方の沢で林道は寸断されている。広河原沢と立場川本谷を、石を伝って渡る。その先、右手の「立場大橋に至る/旭小屋」を示す古い道標の背後から山道に入る。

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(左)山腹を右へ巻いていく。(右)第五配水池からの道と合流。

最初は倒木や崩れがちの箇所もあって歩きにくい。「立入禁止(富士見町国有林愛護会)」の標識とトラロープが道の左側に張られている。ほどなくトラロープも終わり、道もそれなりに整って山腹を右へと平坦に巻いていく。周囲は唐松林。巻き終わると第五配水池からの道を右から合わせる。案内板がある。さらに左の大岩を過ぎて左折し、岩の間を登って行く。

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(左)いったん作業道と合流(千枚岩)。(右)レンゲツツジ咲く道。

その先で作業道に出ると、「西岳/第五配水池/信玄隠岩」を示す道標がある。登山地図上で「千枚岩」というのはこのあたりか。しばらく作業道上を歩くと山道へと変わる。広い山腹に広がる唐松など樹林帯の道。だらだらとした登りは変化に乏しく退屈になる。蒸し暑くペースもあがらない。道が尾根の右側を巻く平坦路となると、やがて道沿いにレンゲツツジが咲き、右手木の間に山頂部も垣間見られ、少し元気が出てくる。

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(左)右手前方に山頂部が見える。(右)岩稜帯のやや左を急登。

尾根上に復した後は苔のついた岩の間を進み、岩稜帯の左を回り込むような急登となる。急登が一段落すると「西岳」を示す道標。しばらく尾根上の緩やかな道となり、広い尾根上には巨木が見られる。標高2180m位からは急な尾根の登り。いったん2250m付近で緩み、左手に稜線を見るものの、その先も木の根と岩の段差が大きい登り。

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(左)針葉樹の尾根を急登。(右)山頂直前で勾配が緩むと花が見られる。

空が少し広がり勾配が緩むと、道脇にキバナノコマノツメ・ウメバチソウ・コイワカガミ・ツガザクラなどの花が咲き、間もなく西岳山頂に到着。森林限界を持たない西岳だが、山頂からは目の前に編笠山が見える。左手の権現岳は雲から出たり入ったり。甲信国境の平地は見下ろせるけれど、その向こうの南アルプスは雲の中。ちょうど富士見側からひとり男性が登って来た。今日は青年小屋にテントを張るのだという。

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(左)西岳山頂。

下山は往路を戻った。山頂以外ではひとりの登山者にも会わなかった。道は歩きやすいとはいえないけれど、支障となる箇所はない。古い道標やマークも適度にあり、ヤブを漕ぐようなところもないが、ひたすら樹林帯の中を歩く。西岳からこの先、権現・キレット・赤岳・阿弥陀経由で舟山十字路にもどるのは充実した周回コース。私の脚では一泊を要すると思うけれど。
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2019年06月30日

麦草峠〜白駒池散策(佐久穂町/茅野市)

麦草峠西側駐車場1114−1150白駒池1155−1230麦草峠−1236駒鳥の池1240−1247駐車場

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(左)針葉樹林帯の黒曜の森。(右)白駒の奥庭。

雨の天気予報が続いているので、いつ山に行けばよいかわからない。小雨ぐらいなら、苔を見ながら北八ツの樹林帯を歩くのも悪くないと考え、麦草峠まで車を走らせる。いつもの通り、麦草峠西側の無料駐車場に車をとめる。雨はさほど落ちていないが風が強い。こんな天気なのに10台ほどの車がとまっていた。

とりあえず白駒池に向かう。雨はほとんど降っていないけれど、大きな水たまりが連続して足元は濡れてしまう。霧の流れる針葉樹林帯は幻想的でもあり、少々怖い感じもする。緩い下りで、溶岩とシャクナゲなどの低木が庭園を思わせる「白駒の奥庭」を過ぎると、有料駐車場からの道をあわせる。観光客風の人が少しは歩いている。

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(左)白駒池近くの苔の森。(右)白駒池は霧雨の中。

木道の両側に苔が美しい。白駒池に下っても深い霧雨に覆われて景色は開けない。午後は天候が回復する予報もあったため、あわよくばニュウか高見石くらいまでは足をのばそうかと考えていたが、雨が強くなった。この状態で歩き回っても面白くないので、麦草峠まで戻り、少し西側の駒鳥の池をのぞいてから駐車場に戻った。
posted by 急行野沢 at 20:23| Comment(0) | 温泉(北信濃) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月23日

角間山〜湯ノ丸山(東御市/上田市/群馬県嬬恋村)

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レンゲツツジ咲く角間峠への道から角間山を見上げる。

旧鹿沢スキー場下・路側駐車帯726−744あずまや(旧鹿沢スキー場ロッジ位置)−827角間峠−856角間山914−935角間峠−1031湯ノ丸山(南峰)1050−1112鐘分岐−1143あずまや−1154駐車場所

雨模様の天気予報なので、短時間で行動が切り上げられそうな山を考えてみた。レンゲツツジの季節ということもあって、やはりこのあたりの山が手頃である。角間山周辺はほぼ人がいなかったけれど、湯ノ丸山周辺は多くの人で賑わっていた。地蔵峠周辺はツツジ祭りが開催され、駐車場整理にも係員が出て大変な賑わいだった。

地蔵峠を越えて群馬県側に下り、旧鹿沢スキー場下の路側駐車帯に車をとめる。20年以上前に廃止となった鹿沢スキー場の第1ゲレンデ左側につけられている道を登りはじめる。樹林帯に出入りしながら緩やかな登りで、昔はスキー場のロッジがあった平坦地に至る。四阿が建てられ、角間峠・コンコン平を示す道標や地図が掲示されている。角間峠に向けて、レンゲツツジが点在する緩やかな道を進む。前方に角間山が見える。

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(左)角間山への登りから振り返ると湯ノ丸。

鹿沢温泉から直接登る道と合流するあたりは白樺や岳樺の林相が美しい。四阿のある角間峠で右折して、笹原の中を疎林に出入りしながら概ね右へと巻き気味に登る。樹林が育ったせいか視界が狭まった気がする。「角間山0.3km」の道標を過ぎるといったん平坦地になり、レンゲツツジの向こうに角間山山頂が見える。その先、針葉樹林帯のちょっとした急登があって山頂に到着。角間山を訪れるのは4回目のはず。

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(左)山頂下から角間山を見上げる。(右)角間山の山頂。湯ノ丸・烏帽子が見える。

北側は雲に覆われているが、湯ノ丸・烏帽子・籠ノ登といった周囲の山並は見渡せる。角間峠まで戻り、このままでは物足りないので湯ノ丸山まで足をのばすことにする。笹と樹林の中の登りは少々単調。周囲が開けて振り返れば角間山の姿。周囲が開けて道が緩めば湯ノ丸山北峰に到着。その先、湯ノ丸山南峰との間にはイワカガミの群落が見られた。

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(左)湯ノ丸への登りから角間山。(右)イワカガミ群生地から湯ノ丸南峰を望む。

角間山周辺では2組の登山者に会っただけだったが、さすがに湯ノ丸山は登山者が多い。山頂には30〜40人ほど。さらに地蔵峠側からいくつもの団体が登って来た。展望は角間山同様、周囲の山々が霧の中から浮かび上がってくる程度。岩の段差が多い下りを進み鐘分岐へ。ここまで来ると観光客らしい人の姿も見られる。

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(左)湯ノ丸山南峰。背後は北峰。(右)鹿沢への道沿いのレンゲツツジ群生地。

鐘分岐から「鹿沢温泉」の方向を目指し、つつじ平の上部を横切るように平坦路を進む。しばらく進んだあたりの広場は、今日の登山道で最もレンゲツツジが見事だったところ。そうしているうちに雲が多くなってきた。往路に通った旧鹿沢スキー場内のあずまやに下り着いて、さらに旧スキー場下の駐車場所まで戻った。霧が視界のあらかたを覆いはじめていた。今日のコースは危険な箇所もなく、誰でも楽しめる。
posted by 急行野沢 at 20:38| Comment(0) | 登山(四阿・湯の丸・浅間) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする