2017年08月11日

東籠ノ登山〜三方ヶ峰(東御市/群馬県嬬恋村)

池の平駐車場1017−1050東籠ノ登山1125−1148池の平駐車場1152−池の平湿原−1213三方ヶ峰1222−1242見晴岳−1312池の平駐車場

「山の日」なのだが、人気の山は混雑すると思い躊躇していた。天気予報もよくない。ならば花でも見ながらとぼとぼ歩ければいいと割り切って、湯の丸と高峰の中間にある池の平湿原に出かける。以前、夏期は一般車両通行止めでシャトルバスが運行していたが、いまは車で入れるようだ。

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(左)池の平駐車場。

湯の丸(地蔵峠)から舗装の湯の丸高峰林道に入り、池の平駐車場に車を入れる。駐車場には十分な余裕があった。とりあえず東籠ノ登山に登る。マルバダケブキ揺れる草原を横目に見て樹林帯を抜けると展望が開け、ガレ場の急登に。コキンレイカの花を見て登れば東籠ノ登山山頂。山頂に登山者は15人ほど。この山に登るのは4回目になろうか。

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(左)花を見ながら登る。(右)東籠ノ登山山頂。

周囲は雲に覆われ展望はない。ときどき霧が流れ、眼下に池の平湿原が広がるくらい。今日は西籠ノ登山には登らず、駐車場まで戻る。そして、池の平湿原へ緩やかな道を下る。左右にはヤナギラン・ハクサンフウロ・マツムシソウなどが咲き乱れる。樹林帯から湿原の北端に出ると、木道脇のベンチに多くの人が休んでいる。観光的なスタイルの人も多い。

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(左)池の平湿原。(右)池の平湿原から籠ノ登山方面。

湿原を南へと木道で横切る。両側にはこの先も多くの花が咲いている。鏡池を右に見て階段状に登れば、小湿原を経て向こう側の尾根に取り付いて三方ヶ峰へ。フェンスに囲まれたコマクサ園も花はわずか。東御市街地方面が見下ろせる。いったん下って、登り返しもうひとつコマクサ園を経由して見晴岳へ。ここも展望が開けている。

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(左)見晴岳手前のコマクサ園と遠景は東御市街地方面。(右)雲上の丘付近から花畑の向こうに池の平湿原を見おろす。

ここからは雲上の丘、雷の丘、村界の丘などという名のついた緩やかなピークを越えて駐車場に戻る。途中、右手の展望が何箇所かで開け、花の咲く草原の先に池の平湿原を見おろすことができる。終始、花々を見ながら歩くことができた。家族連れやあまり山慣れない人にも楽しめると思う。

[参考]池の平駐車場 駐車料金 500円

posted by 急行野沢 at 23:46| Comment(0) | 登山(四阿・湯の丸・浅間) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

四阿山[鳥居峠林道終点から](上田市/須坂市/群馬県嬬恋村)

鳥居峠林道終点・登山口1040−1115花童子宮跡−1135[1958ピーク]−1157古永井分岐[2040ピーク]−1220[2144ピーク]1225−1302稜線分岐(縦走コースと合流)−1310四阿山1336−1409[2144ピーク]−1428古永井分岐1433−1503的岩−1519登山口

朝起きて、天気が意外によいので急いで用意して出かける。四阿山には何回も登ったが、鳥居峠側ルートは未踏なのでそちらから辿る。国道144号線の鳥居峠から、北に向かうダートの林道で終点の駐車場へ。15台分ほどのスペースはほぼ埋まっている。歩き始めは10時40分と褒められた時間ではない。雲が多く山頂の展望は期待薄。

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(左)花童子宮跡には花畑が広がる。(右)古永井分岐を過ぎて、花が咲く鞍部から2144へ急登。

登りは花童子宮跡経由のルートへ。唐松と笹の道を緩やかに登って前方の尾根に乗り、左に登れば祠と四阿をひとつ過ぎて花童子宮跡へ。ここにも四阿があり、花畑が広がる。ハクサンフウロやヤナギラン。その向こうは的岩山だろうか。ときどき右手が開ける樹林帯の登りが緩めば、右からの尾根を合わせて1958ピーク。

いくつかの祠を傍らに見て樹林帯を登れば、古永井分岐(2040ピーク)で的岩からの道を合わせる。ここにも四阿があり、南方向の展望が広がる。緩く下った鞍部は左右が開け、広々とした花畑が嬉しい。マツムシソウやカラマツソウ。足元の花に気を紛らせながら、2144ピークへのガラガラした急登に汗を流す。

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(左)嬬恋清水への分岐。前方に山頂部が見える。(右)根子岳からの縦走路に合流して四阿山へ最後の登り。

傾斜が緩み針葉樹林帯に入り2144ピークへ。いったん下り、ところどころ木段のある緩急の登り。霧が流れる合間に、右手前方に山頂部がときどき望める。嬬恋清水という水場を示す案内板があり、その後はもっぱら木製階段の登りが連続する。四阿高原への道を左に分け、根子岳からの縦走路と合流して、山頂台地の一角に到達。前方の霧の中から根子岳が姿を見せた。

わずかな登りで四阿山の山頂へ。南側を向いた祠を過ぎ、その先の祠がある場所が最高点。周囲は雲が多く、上田平の方向が晴れている他ははかばかしい展望は得られない。夏休みの土曜日なので手狭な山頂は20〜30人ほどの登山者で賑わっていた。スニーカーで登っている人も見られた。

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(左)霧の中から根子岳が姿を現した。(右)四阿山山頂。周囲は雲が覆い展望は限られていた。

下山は往路を戻り、古永井分岐から的岩を経由する。樹林帯を急降下した後、左手に花も咲く草原が広がり、向こうに花童子宮跡の四阿も見える。コメツガ原生林の中をトラロープに従って下り、明るい樹林帯に入ればほどなく的岩の下に出る。道標に従いミズナラの樹林帯を下れば、沢状の地形となり唐松林の中を辿って登山口に戻り着く。

終始歩きやすい道で、危険な場所もない。花畑や笹原、しっとりした針葉樹林帯といった変化も楽しめる道だった。この季節に登る山としては標高が少々足りない気がしたが、十分に楽しむことができた。

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(左)的岩への下りで左手に草原が広がる。
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2017年08月02日

八ヶ岳[阿弥陀岳 舟山十字路・御小屋尾根から](原村/茅野市)

舟山十字路602−632林道終点−728御小屋山738−824不動清水830−942露岩(標高2625)−1022阿弥陀岳1112−1140露岩−1223不動清水1228−1307御小屋山1312−1353林道終点−1416舟山十字路

梅雨空のような天気が多く、晴天が続かない。天気予報を見て縦走登山計画を何回か繰り延べた。しかしぐずぐすしていても仕方ない。そこで、日帰りで御小屋尾根から阿弥陀岳を目指す。八ヶ岳美術館の北側交差点から東に入り、舗装道を道なりに進めば舟山十字路。ゲート前に10数台分の駐車スペースが用意されているが、先着は3台。ときどき日差しがあるが、雲が山並みの大方を覆っている。

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(左)舟山十字路。ゲート前に駐車スペースがある。(右)御小屋山山頂。手前に美濃戸への分岐と三角点がある。

ゲートから林道を歩く。周囲は唐松林。すぐの分岐で左に曲がり、あとは案内板に従えば30分ほどで林道終点。緩やかな道を進み、虎尾神社への尾根を右に見て左下をトラバース。その先は右手山腹に向けて、ときにジグザグに登る。直登や巻道が交錯するがどれを選んでも大差ない。だらだらとした登りが意外に長く感じられる頃、美濃戸への分岐があらわれ、その先に御小屋山の三角点と山名標。

御小屋山の前後はしっとりした苔と針葉樹の緩やかな道が続く。緩やかな小ピークを越えていったん下った後、針葉樹林の緩急の登りで不動清水への分岐へ。坂の途中に水場を示す案内板がある。ここまでは概ね歩きやすい道が続いたが、この先は足元がガラガラした急登の連続となる。林相の変化や右手の崩壊地などを見ながら、つらい登りを我慢する。

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(左)不動清水への分岐。この先急登。(右)森林限界を越えガレ場の登り。

標高2560付近で大岩を右手に巻くあたりから、樹林帯をぬけ視界が開けてくる。標高2625の露岩に立つと、目の前はハイマツ帯。斜面に咲く花(ミヤマダイコンソウ、オヤマリンドウ)に気を紛らせ、ガレ場をジグザグに登る。ロープも頼りに登れば、右手から中央稜ルートが合流し山頂稜線に躍り出る。目の前に岩峰が2つ。1つめは右を簡単に巻き、2つめはロープ・梯子・鎖を使って慎重に上を越える。

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(左)花を見ながらロープを頼りに登る。(右)山頂稜線に出ると岩峰が2つ。右奥が阿弥陀岳山頂。

その後は緩やかにハイマツの中を進んで阿弥陀岳の山頂に到着。標柱や石祠・石仏などで賑やかな山頂。霧が流れるのを待つと、その晴れ間に赤岳の姿は望めるものの、他の方向は雲に覆われて展望はない。こんな天気の平日なのに、夏休み中なので山頂には20人近い登山者がいた。ただ、御小屋尾根からの登山者はほんの数人。

下山は往路を戻った。北陸・東北が梅雨明けしたという。明日あたりからは天気が良くなるのかもしれない。

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(左)阿弥陀岳山頂から赤岳を望む。今日の天気ではこの程度の展望。
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八ヶ岳温泉[もみの湯](原村)

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阿弥陀岳から下山後は、八ヶ岳美術館から西に進んだところにある八ヶ岳温泉「もみの湯」で汗を流す。公営の宿泊施設に閉設された日帰り温泉施設。別荘地や高原の観光施設などが点在している一帯にあり、八ヶ岳から西麓に下山した際には使い勝手がいいのではないか。思ったよりも、地元の利用客が多い印象だった。

洗い場も多くあって、内湯・露天風呂にサウナも備えている。湯はやや黄緑色に染まっているように見える。内湯は半循環か。露天風呂は屋根があり、目隠しで囲われて見晴らしはきかないが、源泉掛け流しとのことで、気持ちよい浴感。施設内は休憩場所をはじめ広々としたつくりで、ゆっくりと寛ぐことができた。(入浴:おとな500円)
posted by 急行野沢 at 18:00| Comment(0) | 温泉(諏訪) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月18日

空木岳〜南駒ケ岳[池山尾根から](駒ヶ根市/飯島町/大桑村)

第1日[7月18日]林道終点手前(三本木地蔵下)登山口600−620林道終点登山口−733池山小屋下水場−817マセナギ822−906大地獄上−1014「2415西側鞍部」−1045駒石・避難小屋分岐−1113駒石(休)1147−1230空木岳1314−1428木曽殿山荘・泊
第2日[7月19日]木曽殿山荘533−659空木岳710−812赤梛岳815−850南駒ケ岳920−1000赤梛岳−1118空木岳(休)1202−1252駒石・避難小屋分岐−1318「2415西側鞍部」1325−1424大地獄上−1506マセナギ−1535池山小屋下水場1540−1630林道終点登山口−1645林道終点手前(三本木地蔵下)登山口

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(左)赤梛岳から見た空木岳。(右)木曽殿山荘上部から見た南駒ケ岳。

梅雨が明けるかもしれないと考えて中央アルプス・空木岳を目指す。池山尾根から空木岳に登り南駒ケ岳にも足をのばす計画。行程の都合上、空木岳山頂を3回踏むことになり、効率的とはいえないプランではある。歩行時間が長く疲れ果てたが、2日目は天候にも恵まれ気持ちよく中央アルプスの主稜線を歩き、憧れの南駒ケ岳にも登ることができた。

駒ヶ根ICから西麓の林道終点手前(現在は林道終点まで入れない)駐車場まで車を入れる。駐車車両は7台でまだ余地はあった。少し戻って三本木地蔵を経由する登山道に入る。樹林帯の階段状の登りを経て、本来の林道終点登山口へ。ここからは山腹を大きくトラバースを繰り返して登っていく。道は緩やかで歩きやすいが時間はかかる。

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(左)池山避難小屋下にある水場。(右)ダケカンバの美林が広がる。

池山山頂と野生動物観察棟へ道を分ける鷹打場からは、池山南側山腹を巻く唐松林の中の道。緩く登った池山避難小屋との分岐には水量の多い水場がある。道は二分するが左の遊歩道を進めば、大きく刻んで登る両側はダケカンバの美林。針葉樹が多くなる平坦地を過ぎ、道が合流する尻無からひと登りで笹原のマセナギ。2080は左下を巻き、急登を進めば大地獄・小地獄の注意を促す案内板がある。

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(左)大地獄の長い岩場の登り。(右)巨大な駒石。周辺はハイマツと花崗岩の大岩で庭園風の景色。左前方の山頂部は霧の中。

大地獄に入るとロープや鎖のある岩場からキレットに渡された橋を渡り小ピークへ。少し先の小地獄は長い鎖がある岩場が2箇所。2282の左を巻き、その先も木段や木橋のある尾根左下の登り。いったん尾根上に出るとイワカガミ咲く平坦路となり、2416西の鞍部から尾根の右下(北側)の針葉樹林帯を登る。大きな段差には階段がある。駒石と避難小屋の分岐にようやくたどり着き、右手の駒石方面に進む。

ひと登りでハイマツ帯に出て周囲の見晴しが開ける。やがて花崗岩の大岩が点在する庭園風の風景が展開する。ホシガラスが多い。山頂部は雲に隠れていて、すれ違う人が「山頂は強風」というので巨大な駒石の陰で昼食休憩。キバナシャクナゲ咲く道を登り、駒峰ヒュッテを通過して小広い空木岳山頂へ。素晴らしい展望を雲が隠し、いまは伊那谷方向がときどき見えるくらい。

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(左)一瞬の晴れ間に、空木岳山頂から駒峰ヒュッテと伊那谷を見おろす。(右)足元の悪い道を下り、鞍部に見える木曽殿山荘へ。

数人が去来する山頂で待ってもしっかり雲は晴れないので、宿泊予約をした木曽殿山荘へと下る。ロープを頼りに岩場を下り、すり抜けるような道が第一ピークまで続く。その先、山荘の建物を見おろしながらの下りでは、左手斜面にシナノキンバイ・ハクサンイチゲなどの花畑が広がる。予想以上に時間がかかり木曽殿山荘に到着。宿泊者は12人と少なめで、余裕をもって休むことができた。山荘からは正面に南駒ケ岳の姿が美しく見えた。

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(左)空木岳へ登り返し。岩の間を攀じるように。(右)空木岳山頂から見た木曽駒方面。

2日目は空木岳登り返しから。今日は快晴で木曽駒方面の稜線も見渡せる。岩をよじ登りながら、意外に楽しく空木岳に再登頂。ここから南駒ケ岳へピストン。「空身なら往復2.5時間」とも聞いたが、荷をそのまま担いだので意外と時間がかかった。砂礫地と岩の間を縫うように進み、左手に雪渓を見て白砂の最低鞍部へ。稜線の道沿いにはシナノキンバイ・キバナシャクナゲなど多くの花が咲いている。空木・南駒間は登山者数がずっと減り、すれ違ったのは5人ほど。

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(左)空木岳山頂から見た南駒ケ岳。(右)南駒ケ岳から見た越百山・安平路山方面。

赤梛岳を越えて南駒本体への登りとなる。急登の後、砂礫と岩の足元の悪い登りに手足を登って進み南駒ケ岳山頂へ。小さな祠が鎮座し、大きな展望が開ける。南側には越百山や奥念丈岳、意外と立派なのが安平路山。その向こうの恵那山は雲に霞んでいる。振り返ると空木岳から東川岳への稜線が続くが、木曽駒方面は雲に隠れてしまった。そうしているうちに伊那谷側から雲が湧き上がってきた。

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(左)南駒ケ岳山頂から見た空木岳。

南駒ケ岳山頂で展望を楽しんでから、空木岳経由で池山尾根を下山した。池山尾根は下りの方がその長さを一層実感することになった。最後はかなりペースも落ちて疲れ切って登山口まで下りついたが、充実した山行となった。

[参考] 木曽殿山荘 1泊2食 9,000円
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(中央アルプス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

黒斑山(小諸市/群馬県嬬恋村)

車坂峠938−(表コース)−1006コマクサ群生地−1042噴火避難小屋−1100トーミの頭1105−1123黒斑山1206−1223トーミの頭1230−(中コース)−1300ガレ場(標高2,000m)−1327車坂峠

家人と登山することになったが、例によって「2時間くらいしか歩きたくない」というので山の選定に苦労する。選ばれたのは行程も短く、浅間山の展望台でもある黒斑山。車坂峠のビジターセンター前の駐車場は満車状態。係員の指示で少しアサマ2000スキー場側に下った駐車スペースに車をとめる。

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(左)車坂峠の登山口。(右)表コース。足元がゴロゴロした登り。

多くの人と前後して車坂峠の登山口から表コースを歩きはじめる。咲き残りのシャクナゲも見られる樹林帯をひと登りして、緩やかな車坂山(2,050m圏)を越えると木の間に黒斑山山頂部が見える。足元には小さな花が咲いている。鞍部から登り返していくと、車坂峠側を見おろすザレ地にはコマクサが群生している。その先は樹林に出入りしながら緩やかな道が続いた後、階段状の急登となる。

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(左)槍ヶ鞘とトーミの頭の鞍部では中道コースが分岐する。(右)トーミの頭から見た浅間山。

傾斜が緩むと噴火避難のためのかまぼこ型避難小屋があらわれ、その先の小ピークを過ぎて下れば、展望が開け「槍ヶ鞘」の標識柱が立っている。右手に浅間山と山腹の大斜面、正面にはトーミの頭。中道コースが分岐する鞍部に下ってから、足元がガラガラした登りで岩峰状のトーミの頭に登りつく。前方に黒斑山の山容が望める。

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(左)トーミの頭から見た黒斑山。(右)黒斑山山頂。

小ピークを緩やかに越えて、針葉樹林帯の中を登っていく。右手は断崖である。非常通報のスピーカーのある噴火観測施設を過ぎれば、意外とあっけなく黒斑山山頂にたどり着く。手狭な山頂は20人ほどの人々で賑わっていた。霧が動いて、一番の見物である浅間山の山容はその姿を見せたり隠したり。

下山はトーミの頭を経て、その先の鞍部から中道コースを下る。前半はコイワカガミ咲く平坦な樹林の道。ガラガラした下りにかわり、標高2,000m付近で高峰方面の展望が開けるガレ場を通過。道が緩やかになり右手に天然唐松保護林が広がるあたりは雰囲気のいいところ。階段状の下りから平坦な道をたどって車坂峠に帰り着いた。

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(左)帰路トーミの頭からの下りで前方に槍ヶ鞘方面を望む。

簡単に登れる山だからだろうか、多くの人が登っていて驚いた。山慣れた人に引率されたスニーカー履きの集団や家族連れも見られる。起点の車坂峠が標高2,000m弱だから、標高差400mほどで気軽に山の雰囲気を味わえる。こういう山も軽視してはいけないと思った。

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2017年07月02日

烏帽子岳〜湯ノ丸山(東御市/上田市/群馬県嬬恋村)

地蔵峠1009−1030中分岐−1055小梨平分岐(鞍部)−1135烏帽子岳1148−1216小梨平分岐(鞍部)−1253湯ノ丸山1321−1347鐘分岐(ツツジ園散策)1407−1414中分岐−1428地蔵峠

梅雨空が続いているので体が鈍っている。朝起きて天候を確認してから、勝手知った湯の丸方面へ出かける。天候が悪化しても早く下山できる山を考えたもの。足慣らしとともにレンゲツツジの花も楽しめるかもしれない。地蔵峠の駐車場には結構、車がとまっていた。リフト乗場の混雑を見て、まずは湯ノ丸山南麓を経由することに決めて烏帽子岳を目指す。

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(左)小梨平分岐(鞍部)から見た烏帽子岳山頂部。

林道を10分ほど歩きキャンプ場から登山道へ。樹林帯をジグザグに登って中分岐へ。周囲にはレンゲツツジが咲いている。傾斜は緩み、湯ノ丸山南側山腹をほぼ水平に巻く道に入る。樹林帯の中、足元は石がゴロゴロしている。カンバ類の美しい林も見られ、ところどころ左手の展望も。左手に唐松林が広がれば、湯ノ丸・烏帽子の鞍部にあたる小梨平分岐。

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(左)小烏帽子岳付近から見た烏帽子岳山頂。(右)烏帽子岳山頂。雲が多くはかばかしい展望は得られなかった。

烏帽子岳の山腹に取り付くものの、道は概ね左に向かって斜上トラバース気味で厳しくはない。山腹にレンゲツツジが広がり展望が開けると烏帽子岳から南に延びる稜線に登りつく。気持ちの良いレンゲツツジの稜線を、途中、岩がちな小烏帽子岳を越えて行けば烏帽子岳山頂へ。上田側からのバリルートをいくつか試みたのは2年前のこと。間近に湯ノ丸山の大きな姿が望めるものの、北ア・四阿・浅間・蓼科などいずれも雲の中。遠景の展望ははかばかしくない。

鞍部まで戻り、西斜面から湯ノ丸山へ。下ったことは何回かあるが登るのは初めて。急登ではあるものの思ったほど時間はかからない。樹林が疎らになり背後に烏帽子岳が望めるようになると傾斜も緩み湯ノ丸山の山頂へ。雲が多い天候で、展望は烏帽子岳と大差ない。レンゲツツジ見物のついでの軽装の人も見られる。

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(左)湯ノ丸山山頂。背後は籠ノ登山、浅間山方面。(右)ツツジ平から湯ノ丸山山頂を望む。

東に下り、ツツジ平付近を少し散策してツツジの群生を楽しむ。その後はリフト沿いには下らず中分岐・キャンプ場を経由して地蔵峠に戻った。曇り空にもかかわらず登山者の数は多く、烏帽子岳周辺までで40人ほど、湯ノ丸山以降では80人ほどの登山者とすれ違った。
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2017年06月17日

摺古木山〜安平路山(飯田市/大桑村)

摺古木休憩舎615−705直登と周回路の分岐−738摺古木山743−843白ビソ山−908安平路避難小屋912−1000安平路山1012−1055安平路避難小屋1130−1204白ビソ山−1305摺古木山−1326摺古木自然園(標柱)1345−1415分岐−1500摺古木休憩舎

安平路山も何となく後回しにしてきた山。林道の様子が不安で、長い行程は覚悟が必要だった。予想より短時間で歩けたが、笹が深い箇所もあり展望の優れる場所も限られていた。白ビソ山前後は少々長く退屈な樹林帯の道程。結局、シャクナゲ咲き展望もある摺古木山周辺が楽しかった印象。なお、笹が覆うものの踏み跡ははっきりし、赤テープも適度にあるので道に迷う心配は少ない。

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(左)摺古木休憩舎のある登山口。手前に5台ほどの駐車スペースがある。

飯田市街から急カーブが続く県道8号で大平宿へ。右折して東沢林道に入る。まもなく舗装は終わり、その先のゲートは手で開けることができる。事前の飯田市役所への問合せでは、「ゲートから先は自己責任で」とのこと。整備の後なのか林道は思ったほど荒れておらず、問題なく林道終点の摺古木休憩舎前まで車を入れた。ただ、いつも今日のような状態とは限らないと思う。

休憩舎前には5台ほどの駐車スペース。今日は最終的に車4台、出会った登山者は6人。休憩舎脇から笹と唐松の道を進めば、すぐに急登となり右左と折り返してほぼ水平なトラバース道となる。2018ピークと風穴山の西側を、いくつも沢を横切りながら巻いていく。笹がやや深くなって、摺古木山直登と周回路の分岐標識に到着。右へ直登すれば大岩から上部で背後に恵那山方面の展望が開ける。

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(左)摺古木山直登の道から振り返ると恵那山の展望。(右)摺古木山山頂。背後に乗鞍。場所を変えれば御嶽や中央アルプスも展望できる。

階段状の急登の後、右から合流する尾根に乗れば周囲にシャクナゲの花が咲いている。緩やかな道で摺古木山の山頂へ。三角点があり、背後には御嶽・乗鞍・中央アルプスの山並が望める。安平路山に向けて大きく下り、3〜4つ小ピークを越えて最低鞍部へ。2200m圏ピークに向けては笹の深い登り。その先は2250m圏ピークへの登りを挟んで笹原と針葉樹林帯の緩やかな道が続く。白ビソ山の山頂も樹林の中。

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(左)樹林の中の白ビソ山山頂。(左)安平路避難小屋と背後には安平路山。左端には中央アルプスの主稜線を望む。

苔むす針葉樹林の道を緩やかに下り笹原に出れば、赤い屋根の安平路避難小屋。背後に安平路山、左手には中央アルプス主稜線を望む。安平路山へは最初、緩やかな笹の深い道。バイカオウレンの白い花の群生地を過ぎ、沢の中を進んだ後、左手のやせ尾根に乗り急登が続く。傾斜が緩み深い笹の中を進み安平路山の山頂へ。笹が茂り樹林の中で展望なし。奥念丈岳への踏み跡は微か。気温が高く虫が多いので、避難小屋まで戻って休憩とした。

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(右)バイカオウレンの白い花が咲き、この先、急登となる。(右)安平路山山頂。笹と樹林に囲まれている。

摺古木山まで戻り、せっかくなので自然園を周回する。西の小ピークを緩やかに越え小さな草地に出た先には「摺古木自然園」の標柱が立つ小広場。中央アルプス主稜線の展望が北に広がり、シャクナゲが咲く。さらに南側に下る道沿いにもシャクナゲの花。木枝を払いながら進む箇所が多く、自然園と称するならもう少し手入れがほしいところ。沢の中を下った後はトラバース道になり、そのまま休憩舎まで下った。

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(左)摺古木自然園の小広場周辺にはシャクナゲが咲いていた。(右)摺古木自然園の小広場から中央アルプス主稜線を遠望する。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(中央アルプス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする