2017年11月16日

[県外編] 茅ヶ岳・金ヶ岳(山梨県甲斐市/北杜市)

深田記念公園駐車場・登山口801−910女岩手前−950尾根−1010茅ヶ岳1022−1111金ヶ岳1125−1213茅ヶ岳1245−(尾根)1327防火帯−1411深田記念公園−1415駐車場

深田久弥終焉の地という枕詞が必ず付くようになってしまった山。落葉した雑木林の美しさと山頂からの展望を楽しむことができた。

韮崎市街から県道27号を北上すると深田記念公園の案内板があり、広い駐車場が用意されている。車道を少し歩いて登山口へ。右折して登山道に入る。広く緩やかな道が、谷状の地形に続く。舗装車道とクロスし長い直線のだらだらした登りの後、「保安林」の標識あたりからは道幅も狭くなる。

171116CIMG9897.JPG 171116CIMG9919.JPG
(左)女岩へは立入禁止。右の岩場を登り上部を巻く。(右)落葉した雑木林の登り。

女岩へ直進する道はロープで立入禁止。木の間からわずかに女岩の姿を覗いた程度で、右手に岩の段差を急登していく。ひと登りすれば道は緩むが、その先は沢を離れ、山腹をジグザグに登る。落葉した美しい木々の中を登るのは楽しい。深い落葉に道は埋もれがちだが赤テープや道標も過不足なく設けられている。

171116CIMG9929.JPG 171116CIMG9937.JPG
(左)深田久弥終焉地。(右)茅ヶ岳山頂。背後は金峰山ほか奥秩父の山並。

やがて道は尾根上に登りつき左折する。ほどなく深田久弥終焉地。小さな石柱に花が供えられ、背後には金峰山が望める。岩の段差に所々にロープもある尾根を登って茅ヶ岳へ。小広い山頂からの展望は360度。今日は快晴。南東に富士山、南西に南ア、北東に金峰山など奥秩父の山々。そして北西には、金ヶ岳とその背後に八ヶ岳。

171116CIMG9940a.JPG 171116CIMG9939a.JPG
(左)茅ヶ岳からの富士山。(右)茅ヶ岳から見た金ヶ岳。左奥は八ヶ岳。

金ヶ岳へは霜柱を踏んでいったん鞍部まで下り、岩の洞門をくぐり、その先は岩がちの急登が続く。今日一番の辛抱のしどころ。振り返れば、茅ヶ岳の向こうに富士山。観音峠からの道を合わせ、小ピークを越えて行けば金ヶ岳山頂。北側は樹林が覆うが、南側は展望が開け富士山や南アルプスが見える。

171116CIMG9975a.JPG 171116img001.jpg
(左)金ヶ岳からは南側の展望が開ける。南アルプスを望む。

茅ヶ岳まで往路を戻り、昼食休憩。その間に6人ほどの登山者が去来する。ときどき吹く風が冷たい。下山は尾根道へ。前半は明るい雑木林の歩きやすい道。後半は防火帯を下る。直進行止りの標識から左折して舗装車道を少し歩き、さらに右折して往路の登山道を下る。深田記念公園で有名な「百の頂に百の喜びあり」の石碑を見て駐車場に戻った。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | 登山(山梨県) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

武田之郷・白山温泉(山梨県韮崎市)

171116DIMG0030.JPG 171116DIMG0031.JPG

茅ヶ岳からの下山後は韮崎市街地の西側にある武田之郷・白山温泉で汗を流す。比較的こぢんまりとした施設だが、きれいで清潔。洗い場は8つ。露天と内湯の2つの浴槽がある。掛け流しの湯は少し緑色がかっていて、少しぬるぬるする浴感で気持ちよい。あまり温度が高くないぬる湯で、いつまでも入っていられる。さっぱりと汗を流すことができた。嬉しいのは露天風呂から、登ってきた茅ヶ岳・金ヶ岳が正面に見えたこと。(おとな入浴:500円)
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | 温泉(その他の県) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

北八ヶ岳[東天狗岳](茅野市/小海町/南牧村)

桜平駐車場809−815林道ゲート−840夏沢鉱泉−922オーレン小屋927−1004箕冠山−1014根石岳−1037東天狗岳1052−1118根石岳1158−1208箕冠山−1230夏沢峠1235−1256オーレン小屋−1326夏沢鉱泉−1352桜平駐車場

本格的な冬が来る前に少し高い山に登りたいと考えて北八ヶ岳・天狗岳へ。桜平まで車を入れて、夏沢鉱泉・オーレン小屋を経由するお決まりのルート。桜平は駐車場が整備されていた。最上部の駐車場(20台)は満車だったので、少し下の駐車場(60台)にとめる。ここからでも林道ゲートへ10分かからない。

171105CIMG9730.JPG 171105img001.jpg
(左)桜平の駐車場。

つま先上がりの林道を歩いて夏沢鉱泉、そして薄雪を踏んで沢沿いの樹林帯の緩やかな登りでオーレン小屋へ。オーレン小屋も昨日で営業終了。箕冠山へは樹林帯のだらだらとした登り。足元には1〜2cmほどの雪がある。溝状の道を進み、背後に木の間越しの峰の松目が見えるようになると箕冠山に到着。夏沢峠からの道が合流する。

171105CIMG9754a.JPG 171105CIMG9764a.JPG
(左)オーレン小屋。(右)箕冠山の先で根石岳・天狗岳の展望が開ける。

箕冠山から階段状に下ると、前方に天狗岳と根石岳、そして根石岳の手前に広い砂礫地が広がる。いつもながら、樹林帯から飛び出して一気に展望が広がるこの瞬間が気持ちよい。根石山荘を左に見て、高山植物保護ロープの間から根石岳に登っていく。背後に硫黄岳・赤岳、南アルプスが頭をもたげる。冷たい風がたえず北西から吹きつけている。

171105CIMG9775a.JPG 171105CIMG9783.JPG
(左)南側の鞍部から見た東・西天狗岳。(右)東天狗岳山頂から蓼科山。

根石岳から北面の下りは雪に足を滑らせないよう慎重に。砂礫の鞍部を過ぎて東天狗岳へは途中、岩場の左側を巻き痩せた岩の尾根を登る。登りついた東天狗岳山頂からは360度の展望。素晴らしい晴天。南に赤岳はじめ八ヶ岳のピークの数々と南アルプス。そこから右に御嶽・乗鞍・槍穂高。蓼科山の右には浅間山。東に御座山が意外と立派。その右に奥秩父の山々。

171105CIMG9786.JPG 171105CIMG9820.JPG
(左)東天狗岳から硫黄岳・赤岳・南アルプス方面の展望。(右)箕冠山から夏沢峠へ。

しかし風が冷たくてゆっくりできない。西天狗岳に足をのばすのはやめ、根石岳に戻って、東側の岩陰で休憩とした。下山は箕冠山から夏沢峠を経由した。箕冠山からしばらくは明るい樹林帯で、木の間から東天狗・根石岳・西天狗が綺麗に並んでいるのが見える。樹林帯の中の道を夏沢峠から、オーレン小屋へ。そして桜平へと下った。途中すれ違った登山者は40人ほどだった。
posted by 急行野沢 at 21:40| Comment(0) | 登山(八ヶ岳・蓼科) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

姫木平ハイキングコース[大笹峰〜山彦谷北の耳・南の耳〜殿城山](長和町/諏訪市)

エコーバレースキー場駐車場931−1004林道から山道へ−1039大笹峰−1053山彦谷北の耳−1103山彦谷南の耳1145−1226殿城山1238−1328駐車場

秋晴れになりそうなので前夜に急いで山に行くことに決める。家内と一緒なので簡単に歩ける姫木平タイキングコースへ。数年前のほぼ同じ季節に歩いたことがある。そのときはツツジの紅葉が綺麗だったが、今年はもう終わっていた。しかし、素晴らしい展望の中を歩くことができた。

171103CIMG0001.JPG 171103CIMG9706c.JPG
(左)エコーバレースキー場の駐車場。前方へ林道を進む。(右)駐車場にあった案内地図。

エコーバレースキー場中腹のピステというレストハウス前に駐車。「姫木平ハイキングコース」の詳しい地図もあるし、この先のルートにも案内板が過不足なく設置されている。今日も他に車はなく、ここから歩きはじめる人を見たことがない。山彦谷上部稜線まで手早く到達できる印象があり、もう少し歩かれてもいい気がする。

171103CIMG9633.JPG 171103CIMG9645.JPG
(左)大笹峰への道。(右)大笹峰から北の耳・南の耳・車山方面を展望する。

北に向かってスキー場の中を横断するように林道を歩く。蓼科山と八ヶ岳がこの先もずっと望める。少しずつ標高を上げて、北東への尾根を横切る箇所で案内板に従って、左折して山道へ。唐松からカヤトの原、ダケカンバ林の中を緩やかに登る。右手に浅間山が見える。山上稜線にたどり着いてカヤトの中を左へしばらく進めば大笹峰。ブランシュたかやまスキー場の最上部にあたり、スキー場の休憩小屋がある。

ここからは展望を楽しみながら歩く。八ヶ岳の右側に見えていた富士山はいつの間にか、車山の裏側になってしまった。右手には御嶽・乗鞍・槍穂高の山並を望む。後立山方面は美ヶ原に隠れている。眼下には八島湿原。山彦谷北の耳を過ぎ、南の耳に登って昼食休憩。360度の展望を楽しみながら。

171103CIMG9662.JPG 171103CIMG9666.JPG
(左)南の耳から見た蓼科山・八ヶ岳。(右)南の耳から見た御嶽・乗鞍・北アルプス。手前は草紅葉の八島湿原。

そのまま稜線を車山方面に向かい、分岐を左に折れて殿城山へ向かう。途中、ダケカンバの美林を過ぎ急下降の後、少しの登りで殿城山へ。目の前に蓼科山が大きい。少し手前の鞍部まで戻り、道標に従い急坂を下る。途中、岩がゴロゴロした歩きにくい下りを過ぎ唐松林へ。ネットが張られた植林地を両側に見て下り、林道に出て歩き始めた駐車場に戻り着く。北の耳から殿城山までの間、20人ほどのハイカーとすれ違った。

171103CIMG9685.JPG 171103CIMG9698.JPG
(左)殿城山手前からの蓼科山。(右)殿城山山頂。
posted by 急行野沢 at 23:34| Comment(0) | 登山(霧ヶ峰・美ヶ原) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月27日

中西山〜東山[敗退](長野市/小谷村)

奥裾花観光センター646−720奥裾花自然園−816稜線−842中西山850−944東山手前のロープのあるピーク(ヤブ漕ぎ敗退)1028−1116中西山1150−1209稜線下降点−1254奥裾花自然園−1324奥裾花観光センター

半月前に堂津岳に登ったので、今度は同じ稜線の南側にある東山を目指す。以前一度、途中まで行って、濃い笹ヤブで引き返した。再度、偵察も兼ねて出かけたが、手前のロープのあるピークからはやはり猛烈なヤブ漕ぎとなり断念。背丈を越す笹ヤブに加えて、長雨で水を含んだ急勾配の斜面に何度も足を滑らした。それでも好天に恵まれたため、稜線上からの景色は素晴らしかった。

171027img001.jpg 171027CIMG9487.JPG
(右)奥裾花自然園周辺は紅葉の盛り。

奥裾花観光センターの駐車場に車をとめ、奥裾花自然園を経由して山腹に取り付き、稜線まで登るルートは前回の堂津岳と同じ。山麓部は紅葉が真っ盛り。ブナ林の雰囲気も素晴らしいが、急登となる稜線直下あたりではもう紅葉も盛りを過ぎている。稜線に登りついて、今日は左折してまずは中西山を目指す。

稜線から東には高妻山が、北を見ると堂津岳を正面に妙高・火打などが望める。中西山までは一般コースという認識だが、意外と笹が生い茂っている。ただ、歩くのに大した支障はない。小ピークを2つほど越えて中西山へ。三角点があり、東側が開けて展望がある。

171027CIMG9505a.JPG 171027CIMG9510.JPG
(左)中西山山頂。右手には高妻山が見える。(右)中西山の先から南を見ると、これから進む稜線が見渡せる。

中西山から少し進むと、行く手の稜線が見渡せる。道もしっかりしている。鞍部(1697)へ下る途中から右手に白馬岳が見えはじめる。鞍部からの登り返しは、一部両側笹に遮られた溝状の道。稜線はやや左に曲がりながらヤセ尾根となり、小ピーク(1752の東)に至れば後立山連峰の全容が正面に見渡せる。その先、左手の崩壊地の際を渡り、絶壁のような斜面を、ロープを頼りに慎重に攀じ登る。

171027CIMG9517.JPG 171027CIMG9525.JPG
(左)稜線からは後立山連峰のほぼ全容が見渡せる。(右)稜線から北を見ると堂津岳を手前に頸城三山や高妻山の展望。

ロープを攀じ登ったピークからは、360度の展望が素晴らしい。後立山連峰から、雨飾・頸城三山・堂津岳・高妻乙妻・戸隠西岳。あとの距離はわずかだが、東山に向かって鞍部に下りはじめると背の高い笹ヤブに行く手を遮られる。下道はわかるのだが、前述のように足元も悪くて今日は断念。やはり残雪期にしか登れないのか。ピークに戻り、四周の展望を十分に楽しんでから往路を戻った。奥裾花自然園では紅葉を楽しむ人の姿があったが、他にはひとりの登山者にも出会わなかった。

171027CIMG9545.JPG 171027CIMG9547a.JPG
(左)鋭いピークにはロープを頼りに攀じ登る。(右)ロープを登ったピークから見た東山。ここから先はヤブが深く断念。
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | 登山(戸隠・雨飾・妙高) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

大明神岳・天狗山(青木村/上田市)

大明神岳の北西側登山口1310−1327尾根−1345大明神岳1350−1410登山口
天狗岳の南側鞍部西側登山口1440−1451天狗山1455−1500登山口

半日時間ができたので近場の山に出かける。このところ雨の日が多く、この先も雨模様の天気予報ばかり。久しぶりに晴れた日を無駄にしてはならない。短時間で登れる青木村の奥の大明神岳と天狗岳へ。この季節、今回辿ったルートには茸山入山禁止などの掲示はいずれも見られなかった。

171018CIMG9359.JPG 171018img001.jpg
(左)大明神岳登山口。正面の踏み跡に入る。

青木村から南へ進み鹿教湯に抜ける道。途中、保福寺峠方面へ右折して未舗装の林道に入る。「西内国有林」の案内板が登山口の目印。林道脇に駐車して南東へと進む登山道に入る。思ったより踏み跡ははっきりしていて、随所に赤テープもある。最初は杉林だが、すぐに唐松・赤松・広葉樹が混在した森林になる。

ひと登りしてから、右にわずかにトラバースし左折して尾根を登る。踏み跡は一部不明瞭だが、尾根を辿れば問題ない。左から大きな尾根が合流して右折し、ヤセ尾根の急登。木の間に展望が得られる場所が一箇所。滑りやすい足元に注意し急登すれば、最後は尾根が広がり山上稜線に達して左折。樹林の中の山頂に到着。三角点はあるが展望皆無で、登りごたえもいまひとつか。

171018CIMG9368a.JPG 171018CIMG9370.JPG
(左)ヤセ尾根を急登。(右)樹林に囲まれた大明神岳山頂。展望皆無。

下山は往路をそのまま戻った。もうひと山と欲張って、車を西に走らせ、右折して別荘地内へ。別荘地内を右折して上った先の天狗山南側鞍部のすぐ西側下まで車を入れる。踏み跡に従って鞍部に駆け上がって左折し、尾根上を辿れば10分ほどで、樹林の中、壊れた祠のある天狗山の山頂。あまりにあっけない。ゆったりとした尾根上の道は里山としては悪い雰囲気ではないと思ったが。

171018CIMG9385.JPG 171018CIMG9380.JPG
(左)駐車場所から東に踏み跡を駆け上がると鞍部に。(右)こちらも樹林の中の天狗山山頂。
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | 登山(千曲川左岸・更級・塩田平) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

堂津岳(小谷村/新潟県妙高市)

奥裾花観光センター641−712奥裾花自然園−811稜線−855奥西山900−1027ヤセ尾根−1105堂津岳1135−1317奥西山1323−1408稜線下降点−1505奥裾花自然園−1529奥裾花観光センター

残雪期しか登れないといわれてきた堂津岳。最近のようすを調べてみると、笹が刈られている気配があるので登ってみた。途中まではきれいに笹が刈られていたが、ヤセ尾根から先の山頂直下、30分ほどは笹ヤブ漕ぎとなった。途中、出会った登山者はひとりだけだった。

171014CIMG9259.JPG 171014CIMG9275.JPG
(左)自然園から1時間弱で稜線へ。前方が堂津岳への道。(右)稜線上から前方の雲間に山頂部。

イメージとしては鬼無里の山である。鬼無里中心部を過ぎ、奥裾花観光センター前の広い駐車場に車をとめる。この時間、係員不在で入園料は徴収なし。シャトルバスも通る舗装道を歩き休憩舎のある奥裾花自然園の入口へ。その先、中西山登山口の標識から左の登山道に入る。緩やかに進んだあと登りになる。美しいブナ林が続く。足元は濡れた落葉と土が滑りやすく、稜線直下では急登となる。

1時間ほど我慢して登れば稜線に出る。右折する堂津岳への道は笹が刈られているが、刈り払い後の歩きにくさはあり、しばしば足をとられる。自然園でも紅葉が始まっていたが、稜線上は一層色づいている。両側の笹はときに背丈ほどの高さになる。ブナの大木も道沿いに見られる。木の間越しの展望は雲が隠していて、今日は雨が降らなければ幸運と思わざるを得ない。

171014CIMG9289.JPG 171014CIMG9286.JPG
(左)おだやかな道が続く。(右)尾根を渡り返すあたり、山腹の紅葉は見事。

比較的緩やかな道が稜線上に続き、いくつか小ピークを越えて三角点のある奥西山へ。展望はない。紅葉の木々は美しいが、道の雰囲気は単調。ときどき前方の雲間に見えるのは山頂部か。1616標高点を過ぎると、道は右手の谷に下りひとつ東側の尾根に登る。その尾根を進んで再び谷に下り登りして元の尾根に戻る。地形的な事情によるものか、少々消耗させられるところ。

171014CIMG9301.JPG 171014CIMG9306.JPG
(左)標高1740m付近のヤセ尾根。前方に見ているのはまだ山頂手前のピーク。(右)視界が開けた岩稜帯から自然園の谷を見おろす。

しばらく単調な登りが続いた後、標高1700mくらいからは急登。その先は左右が切れ落ちたヤセ尾根のとなり、慎重に進む。大きな展望が開けるが、今日の天気では雲が切れて見えるのは右手の高妻山方面だけ。笹が刈られていたのはここまでで、この先はいよいよ笹ヤブ漕ぎとなる。正面に見える1885ピークへ、ときには背丈ほどの笹を漕いで登る。標高1900mほどで山上台地の一角に到達するが、山頂は一番先端にあるのでなかなか着かない。

171014CIMG9312.JPG 171014CIMG9308.JPG
(左)山頂直下はヤブ漕ぎ。山頂は右奥。(右)一瞬雲が晴れて高妻山が姿を見せた。

たどり着いた山頂は、三角点を中心に小広く笹が刈られている。今日は周囲を雲が覆い、展望はほぼ得られない。ときどき東の雲間に高妻山方面が望めるくらい。しかし、無雪期には登れないと考えていた堂津岳に登れた喜びは大きかった。下山は往路を戻った。下山した頃には、奥裾花自然園には紅葉を目当てにした観光客の姿も見られた。

171014CIMG9327.JPG 171014img001.jpg
(左)堂津岳山頂。前方は高妻山。他の方向は雲に隠れていた。
posted by 急行野沢 at 20:00| Comment(1) | 登山(戸隠・雨飾・妙高) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月29日

[県外編] 八甲田山(青森県青森市/十和田市)

酸ヶ湯温泉915−硫黄岳展望952−1045仙人岱1050−1138八甲田山(大岳)1143−1203大岳ヒュッテ1304−1340分岐−1403毛無岱階段下−1440酸ヶ湯城ヶ倉分岐−1515城ヶ倉温泉

観光と登山を兼ねて、家内と青森方面に出かける。主目的は八甲田山への登山。八甲田ロープウェイの運行開始時刻に合わせて、朝9時前に山麓駅に到着したが、強風のため運行休止。いつ動くかわからないので、急遽酸ヶ湯に向かい、温泉の南側の登山口から登りはじめる。

DSC07168.jpg DSC07196.jpg
(左)酸ヶ湯温泉の南側にある登山口。広い駐車場やWCもある。(右)右手前方が開け、硫黄岳山腹の紅葉が見えた。

登山口の鳥居をくぐり、細丸太の階段状の緩い登りを進む。ブナなどの広葉樹林帯だが少し色づいた程度。10数分で火山ガス発生地を通過。火山ガスのせいか、周囲のダケカンバが枯れて広場になっている。溝状の箇所にはマットなど敷かれて手入れがされていて歩きやすい道。少しずつ右手の展望が開け、こちらは色づいた硫黄岳の山腹が見える。

道は地獄湯の沢を右下に見て、その際を進む。硫黄の匂いが強くなる。岩がゴロゴロした箇所で沢を渡りながら登り続けると、沢は狭まり平坦になってくる。木道があらわれ、まもなく仙人岱湿原に到着。仙人岱ヒュッテへの道標がある。朝は晴れていたが急に雨が強まり、急いで雨具をつける。八甲田清水が湧き出した湿原で小休止をとりたいところだが、天気も天気なので先を急ぐ。

DSC07206.jpg DSC07375.JPG
(左)仙人岱あたりから雨が強くなった。(右)風雨が強く展望なしの大岳山頂。

小岳・高田大岳への分岐を過ぎ、草原状の道を進む。その先は樹林帯の登り。アオモリトドマツの説明板を過ぎれば森林限界。火山礫でガラガラした道を折り返しながら登る。平坦地に鏡池があらわれ、もう一息で八甲田山(大岳)の山頂に到着。山名標や三角点があるけれど、雨風が強く展望皆無なので早々に山頂から下る。

ガラガラとした下りから溝状に抉れた樹林帯の道を下って、草原状に建つ大岳ヒュッテ(避難小屋)へ。この天気なので、10数人の人が小屋の中で休憩をとっていた。我々も雨具などを脱いで休憩をとる。天候の回復が見込めないので、適当な時間を見て出発。樹林帯を緩やかに下れば、田茂萢岳稜線への分岐を過ぎ、毛無岱と呼ばれる湿原の最上部に出る。

DSC07381.JPG DSC07393.JPG
(左)大岳ヒュッテ(避難小屋)で休憩。(右)ナナカマドが色づき、木道に湿原が続く草紅葉の毛無岱。

霧雨の中、視界はあまり開けない。ただ、霧の中に広がる草紅葉の湿原も幻想的。思っていたよりも広大な湿原に木道が続いている。途中にはベンチもある。長い下りの木製階段があり、これより上部が上毛無岱、下部が下毛無岱ということらしい。この階段から見おろした下毛無岱の風景は有名だが、今日は視界が開けない。

ところどころ紅葉のナナカマドも点在する下毛無岱を進めば、やがて長かった木道も終わり樹林帯へ。急な木段を下り、沢を横切り多少の上下がブナの美林の中に続く。道標に従って、直進すれば酸ヶ湯温泉に続く分岐を右折して、宿泊予定の城ヶ倉温泉へと向かう。下山した頃には天候も回復してきた。山行中を狙ったように雨雲が通過したようで、少々恨めしかった。

DSC07400.JPG 170929img001.jpg
(左)上毛無岱から下毛無岱へと下る長い階段。下毛無岱を見おろす絶景地だが、今日は霧の中。
posted by 急行野沢 at 20:00| Comment(0) | 登山(東北・北関東) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

霞沢岳(松本市)

第1日[9月14日]沢渡駐車場1025=(シャトルバス)=1055上高地バスターミナル1105−1110河童橋−1150明神1228−1400最後の水場−1428徳本峠小屋
第2日[9月15日]徳本峠小屋605−700ジャンクションピーク(JP)705−740[P2=2261西ピーク]745−915[K1]925−1000霞沢岳1040−1114[K1]1119−1237[P2=2261西ピーク]1242−1330[JP]1335−1410徳本峠下分岐−1430水場1440−1538明神1545−1630上高地バスターミナル1635=(シャトルバス)=1705沢渡駐車場

170914DSC06716.JPG 170914img001.jpg
(左)徳本峠上展望台からの穂高連峰。

上高地の谷を隔てて穂高連峰の眺望が素晴らしい山。徳本峠との標高差が500m程度、累積標高差はそれより大きいにしろ少々軽く見ていたきらいがある。実際歩いてみると、地図上の等高線から感じるよりもアップダウンが多く消耗させられた。しかし、K1付近から山頂まではさすがに素晴らしい展望だった。

沢渡に車をとめてバスで上高地へ。臨時便のためか10人程度の乗客。ほとんどが観光客で、大正池で下車した。上高地バスターミナルから河童橋の賑わいを通り過ぎ明神へ。その先で右折して徳本峠越えの道に入る。しばらくは広い林道のような道。標高1600付近から登山道らしくなり、沢の右岸をジグザグに登る。古い峠道らしく歩きやすい。振り返れば前穂が見える。足元にリンドウが咲く。

170914DSC06670.JPG 170914DSC06681.JPG
(左)徳本峠への峠道。(右)徳本峠小屋。奥に新館がある。

最後の水場を過ぎると道は沢の右岸から左岸へ渡り、大きなつづら折から左へ長いトラバースの後、霞沢岳への分岐。そこからわずかな登りで徳本峠小屋。峠の正面には遠く八ヶ岳が霞む。峠の上の展望台からは穂高連峰の展望が素晴らしい。30人定員の小さな小屋はほぼ満員の状態。このくらいの規模の小屋が落ち着く気がする。

2日目はまずJPへの樹林帯の急登。標高差は300m。稜線の少し右下をジグザグに登る。ときに平坦路を挟むので登りやすい。1時間ほどで東側の展望が開けたJPに到着。ここからは緩やかな下り。足元はぬかるみが多い。途中、一瞬左手が開け初めて霞沢岳山頂が見える。緩急を繰り返す下りは二重山稜の左側を通った後、池のある小湿地へと下る(2261標高点)。

170915DSC06738.JPG 170915DSC06753.JPG
(左)急登を経てジャンクションピーク(JP)。(右)崩壊地の際から山頂部を望む。

ところどころ左手が開ける中を登って、木にP2と標されたピークに。ここからは小ピークを巻いたりしながら針葉樹林帯の中、小さなアップダウンを繰り返す。左手の崩壊地の際を過ぎると、花畑の中を直登する。盛夏の華やかさはないものの、トリカブトやノアザミが咲く。東側の展望が開け、足元には霞沢の谷を見おろす。

170915DSC06760.JPG 170915DSC06773.JPG
(左)花畑の中を直登。(右)K1が大きく迫る。K1へは急登。

稜線上を緩やかに進んだ後、稜線右下に道が移るあたりから、木の間越しに穂高連峰が見えはじめる。ダケカンバが点在し、ナナカマドなど低木が多くなる。正面にK1が大きく迫る。やや右を巻いた後、K1への急登が始まる。ロープも張られ、えぐれた道は足元も不安定。息を切らせてK1に登りつく。ハイマツに囲まれたピークからは360度の展望。行く手にK2と霞沢岳が見える。

170915DSC06781.JPG 170915DSC06802.JPG
(左)K1から見たK2と霞沢岳山頂。(右)霞沢岳山頂。背景は穂高連峰。右に常念岳方面。

やせた稜線を下り、登る。途中、少々緊張する岩場が一箇所。ツガザクラの花を見ながらK2を越え、稜線右手のハイマツ帯を緩やかに進み、稜線左手の花畑の際を進めば霞沢岳の山頂に到着。山頂は少々手狭な感じ。展望はいうまでもなく素晴らしい。正面には穂高連峰。右に大天井や常念、蝶ヶ岳。左手に笠ヶ岳、焼岳、乗鞍。東方向の山並は雲に霞んでいる。

そうしているうちに東側から雲がどんどん上がってきた。その頃合いを見て下山にかかる。下山は往路を戻り、徳本峠下から明神経由上高地バスターミナルまで下った。下山とはいえK2・K1・JPへと登り返しも結構多いので、往路に近いほどの時間がかかってしまった。徳本峠からの間ですれ違った登山者は10人ほど。バスで沢渡まで戻り、車で松本市街への途中にある竜島温泉・せせらぎの湯で汗を流した。

[参考]沢渡駐車場 2日間 1,200円
    バス 沢渡〜上高地(往復) 2,050円
    徳本峠小屋 1泊2食 9,500円
posted by 急行野沢 at 11:18| Comment(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月10日

霧ヶ峰[蝶々深山](諏訪市)

車山肩駐車場1101−1121分岐−1140蝶々深山1220−1240車山乗越−1245[1832ピーク]−1315車山肩駐車場

170910DSC06605a.JPG 170910DSC06621.JPG
(左)車山乗越下より。右手前方の蝶々深山へ登る。(右)蝶々深山から左手下に八島湿原が見える。

天気がよいので家人と軽い山歩きに出かける。ゆっくり家を出たので、車山肩の駐車場から歩き始めたのは11時。今日はあまり無理して歩き回るつもりはないので、蝶々深山あたりまでにしようか。左手に車山湿原と蝶々深山のなだらかな山容を見ながらゆっくりと進む。花は期待できないと思っていたが、ハクサンフウロやウメバチソウなどが咲いている。やはり目につくのはアキノキリンソウ。

車山乗越少し下の分岐で左折して、蝶々深山へとゆったりと登る。蝶々深山では眼下に八島湿原、振り返れば蓼科山や八ヶ岳。昼食休憩をとっているとイタリア人の大集団が登ってきて八島湿原方面へ去って行った。山で海外の人を見かける機会も多くなった。車山乗越から1832ピークまで足をのばし、蓼科・八ヶ岳の風景をもう少し間近で楽しんでから車山肩へと戻った。

170910DSC06628.JPG 170910img001.jpg
(左)1832ピークから見た蓼科山と八ヶ岳。
posted by 急行野沢 at 21:40| Comment(0) | 温泉(北信濃) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする