懸案の信州百名山のひとつ戸倉山へ向かう。駒ヶ根インターを降りて、天竜川東岸の山中にある戸倉山キャンプ場へ。キャンプ場の脇から登っていく。しばらく沢沿いに進んでから、左の山腹に取り付いて高度を上げていく。すぐに尾根の突端に出て、この尾根をつめていく。やがて、カラマツやアカマツが多くなってくると道の脇にベンチ。2つめのベンチの脇に「駒止の松」と記されたアカマツがあり、このあたりから気持ちの良い雑木林が続く。薄い緑色から黄色にかけての幾段階かの葉の色が断続し、その中に真紅の葉が混在する景色。
シラカバの木々が混ざる美しい林層の中を登ると、「五合目」とかかれた標識が木の枝に掲げられている。7合目の標識の先に東屋があり、脇には金明水という水が流れ出している。ここではじめて、右手前方に山頂付近(東峰)が見える。シラカバの木々ごしに左には木曽駒が望める。アカマツ・カラマツの林を登れば、足元にクマザサがあらわれるようになって、以外とあっさり西峰に飛び出す。
目の前に木曽駒と空木がその全貌をあらわしている。そちらの伊那谷に向けて石仏が置かれているものの、2組ほどが休んでいて少々手狭な山頂。鞍部へくだると立派な避難小屋があり、わずかな登りで三角点のある東峰に到達。目の前に甲斐駒・仙丈が圧倒的な存在感を見せている。右に続いて北岳・間ノ岳・農鳥。左には、手前の山稜の上に赤岳や蓼科が山頂付近をのぞかせている。
ラベル:登山