2009年05月30日

蕎麦粒山(小川村)

小川村・李平(すももだいら)1015-1105主稜線-1110蕎麦粒山山頂1145-1235李平

道形もあまりはっきりしないヤブ山にはやや季節は下りすぎているかもしれないが、今日は曇天で気温はやや低めなのが救い。長野から鬼無里を経て白馬を結ぶ国道406号線は急カーブと急坂が続くが、白馬村に出る前に一瞬、小川村の一角をよぎっているという認識がなかった。ちなみにこの山の山頂は小川村・大町市の境界上にある。鬼無里を過ぎ、「小川村」の標識を見てすぐ左に入る林道へ。切通し状の峠に至れば、そこは廃村となった李平集落への入口。細道を下れば数戸の廃屋がある。

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(左)李平の廃村 (右)四等三角点しかない山頂

標識の類は一切ない山なので、とりつきが分かりにくいが、最初の家屋の横から右に進み、畑地に至る直前で左の山腹を水平に進む踏み跡に入る。やがて崩壊地に行きあたるが、そのまま斜面を5mほどもよじ登れば、杉林の中によい道が続いている。この先、道は稜上にしっかり続き、迷うところはない。周囲は杉林からカラマツや新緑が美しい雑木となっていく。小さなピークを3つ4つ越えていくが、上り下りはけっこう厳しい。

最後は山腹をトラバースするようになるが、そのあたりの道形が崩れていてわかりにくい。しかし、水平に斜面をたどっていけば主稜線の鞍部に到達する。ここから右へ、やや笹薮がうるさい稜上の急登をこなせば四等三角点だけが静かにたたずむ山頂に到着。細長く狭い山頂は木々に囲まれて展望ははかばかしくない。木の間越しに残雪の北アルプスがかすかに見える程度の新緑に囲まれた山頂。下山は往路を戻る。
ラベル:長野 登山
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2009年05月17日

万葉超音波温泉(千曲市)

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雨の休日。何となく近場の温泉にでも出かけたい気分で、戸倉の万葉温泉に出かける。戸倉上山田周辺には国民温泉・観世温泉やこの万葉温泉など銭湯感覚の温泉がいくつかある。番台があるつくりはいかにも地元の銭湯で、2~300円程度で気軽に入れるが、掛け流しの湯は一級品。硫黄の香りがほのかに漂い、薄緑色の湯が、温度を違えた3つの浴槽に溢れている。この万葉温泉独自の源泉だと書かれていた。
屋外には足湯も設けられている。
ラベル:温泉 長野
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(千曲・坂城) | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

地附山(長野市)

霊山寺955-1010物見岩-1025大峰山分岐-1035地附山山頂(一帯散策)1125-1150霊山寺

ずっと膝の調子が思わしくなくて自重していたが、少し良くなったので、軽い足慣らしとして久しぶりに長野市の裏山に出かけてみた。霊山寺の境内上部から山道にはいる。岩井堂観世音の大岩を回り込むように登っていけば物見岩。岩の傍らに立つと、眼下に善光寺や長野市街が見渡せる。御開帳の善光寺はさぞかし大混雑だろう。しばらく進めば、大峰山と地附山の鞍部のややなだらかな地形、アカマツと雑木の新緑が美しい。

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(左)物見岩から見おろす長野市街 (右)地附山と大峰山の鞍部付近

右に標識のない道が分岐しているが、これを進みすぐに右に直角に折れて、しばしの登りとなる。登りが緩むと目の前に錆びついた地附山スキー場のロープトウの残骸があらわれ、すぐに山頂広場に。

この山頂広場にかつては雲上殿(善光寺裏手)からロープウェイが通じ、動物園などの施設があって、子どもの頃に何回も遊びに来た記憶がある。ロープウェイの山頂駅の痕跡も残っている。その後、ロープウェイや一帯の施設は廃止され、1985年には大規模な地すべりが発生し、地附山の山頂一帯はあまり人の訪れない場所になってしまったようだ。岐路は往路を戻った。

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(左)山頂広場 (右)ロープウェイ山頂駅の痕跡
ラベル:里山 長野
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2009年05月06日

虫歌の湯(長野市)

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昨年末に長野市松代の奥にオープンした「虫歌の湯」に初めて行ってみた。松代の中心部から、地蔵峠を越えて真田(上田市)に向かう道沿いにある。雨天の連休最終日だったが、施設が広いこともあって、それほどの混雑は感じない。洗い場・脱衣室・休憩所などのスペースは、かなり広くとられている。

何よりの特色は大きな岩を配し、太い丸太の木組による屋根に覆われた広い露天風呂。地蔵峠を越えた「十福の湯」を連想してしまう。長野市民が「地蔵峠を越えなくても広い露天風呂に入れる」と思えば、この温泉は成功なのかもしれない。露天風呂ではあまり泉質の特徴は感じられないが、内湯は青みがかった湯で温泉らしさを感じる。

→「虫歌の湯」は閉鎖になったようです。
→その後「コトリの湯」として再オープンしました。
ラベル:長野 温泉
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2009年05月02日

百合居温泉(栄村)

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最近はいろいろな媒体でとりあげられ、けっこう有名になった栄村にある掛け流しの地元密着温泉。国道117号から飯山線・横倉駅方面に分岐する道を入る。その先はややわかりにくいが、田園の中にたつ仮設プレハブの建物を探せば何とかなる。管理人のような人はおらず、料金箱に200円入れて入浴。ほとんど顔見知りのようで、会話がはずんでいる。泉質に特別なものを感じなかったが、地元のおじさんが「今日は連休でずいぶん多くの人が入ったから、湯が汚れている」といっていたから、そのせいなのだろう。
外に出るとさわやかな風が肌をなでた。
ラベル:長野 温泉 栄村
posted by 急行野沢 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(北信濃) | 更新情報をチェックする