2009年07月31日

木曽駒ケ岳~宝剣岳(宮田村/木曽町/上松町)

菅の台駐車場619=(バス)650しらび平700=(ロープウェイ)708千畳敷720-735周回路合流点-808乗越浄土-824中岳-832頂上小屋-850木曽駒ケ岳山頂930-940頂上小屋-950中岳-1000宝剣山荘-1020宝剣岳1030-1107遭難碑-1118極楽平1123-1153千畳敷1207=(ロープウェイ)1215しらび平1225=(バス)1255菅の台駐車場

大自然の中につくられる観光道路やロープウェイに対しては、眉をひそめることしばしばだが、できてしまえばそれを使わずして山に登ることなど考えられない。ロープウェイ待ち2時間などという噂を聞いて尻込みしていたが、梅雨がいつまでも明けないような不順な天候の中、今日の午前中だけは少なくとも雨は降らないとふんで、休暇をとって木曽駒ケ岳へ出かける。

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(左)コバイケイソウ揺れる千畳敷カール。(右)カール上部から見下ろしたロープウェイ駅。

7月末(つまり今日)までは、午前6時にロープウェイまで行くバスの運行が始まるので、その時間をにらんで、6時わずか前に菅の台の駐車場に到着。一番バスを待つ列は30人程度。ロープウェイも7時発の一番に乗り、千畳敷から歩き始める。千畳敷カールの上部は霧が覆っていたが、少しずつ晴れていくようだ。花畑の周遊路を右から半周してから、雪渓を経てカールを登って行く。例年より花は少ないという話だが、それでもコバイケイソウ・イワカガミ・チングルマ・ハクサンイチゲ・シナノキンバイ・イワツメクサなど。振り返ると、霧の合間にロープウェイの駅が見えるというのも何となく可笑しい。汗を絞らされて稜線に到着。

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(左)中岳から頂上小屋の向こうに木曽駒ケ岳山頂。(右)宝剣山荘とその背後に宝剣岳。

すぐ左に宝剣山荘。霧に覆われて伊那前岳方面がわずかに見える程度。しかし、中岳にゆるやかに登って行くと霧が晴れ、頂上小屋越しに山頂部が見える。頂上小屋にいったん下り、コマクサが傍らに咲く道を登り返して木曽駒ケ岳山頂。霧は少し晴れたものの、宝剣岳・三ノ沢岳そして遠く空木岳の山腹が見える程度。祠が多いのが、古くから信仰を集めた山であることを示している。

宝剣山荘まで戻って宝剣岳に向かう。途中から鎖の連続となり、足元が切れ落ちた箇所があり気を抜けない。山頂から極楽平側の方が厳しいような気がした。遭難碑のある場所まで来れば、その先コマウスユキソウを見ながらしばし楽しい稜線歩き。しかし極楽平まで来たところでついに雨が落ちてきた。雨具をつけ、カールの花畑を楽しみながら、ゆっくりロープウェイ駅までくだった。駅周辺は軽装の団体客であふれていた。

ラベル:木曽駒ケ岳
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(中央アルプス) | 更新情報をチェックする

みのわ温泉[ながたの湯](箕輪町)

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木曽駒ケ岳の帰路、北上しながら、箕輪町の「ながたの湯」に寄った。ちょうど明日からリニューアルのため1週間閉館。また、露天風呂が使えない状態で、その分料金が安くなっていたのは良心的。綺麗な施設でつるつるした気持ちよい泉質だが、塩素臭が強いのが気になる。これだけの施設だとそうせざるを得ないのだろうけれど、源泉浴槽がほしいところ。
ラベル:ながたの湯
posted by 急行野沢 at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(伊那谷) | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

滝山連峰[二ツ石峰](青木村/松本市)

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(左)保福寺峠の登山口 (右)二ツ石峰への登山道

保福寺峠1045-1100 1449峰-1145二ツ石峰1210-1233林道-1243林道分岐-1345林道分岐-1405保福寺峠

上田の西の青木村と旧四賀村(現松本市)の間の山地を滝山連峰と呼ぶのを知ったのはごく最近のこと。南は保福寺峠から北は青木峠までの間。じっくり縦走したいところだが、そのためには車を下山口にデポしないといけない。今日は保福寺峠からいけるところまで行ってみようと思う。ウェストン由来の保福寺峠を訪れるのは今日が初めて。しかし、天気が悪く、彼が快哉を叫んだという北アルプスの展望は雲の中。

保福寺峠から北に向かって1449峰まで左カラマツ、右は雑木の一本調子の登りが続く。そのピークで稜線は左に向きを変え、鞍部に向けてゆるやかにくだる。このあたりが緑滴る今の季節、樹相の美しさがことのほか映えるところ。やがて二ツ石峰の向けての登りも一本調子の急登。分岐から左へ少し辿れば、山名標もない山頂。展望はない。

分岐まで戻り、その先はやや道形がわかりにくくなる。稜線の少し右下を辿るのが良いようだ。その先の小ピークからの下りは方向がわかりにくいが、テープを探しながら踏み跡を探す。急な下りがやわらげば、左に林道が見える。この林道を右に辿れば、入山との鞍部に出る。この間、ようやく左下に保福寺の集落が見えるものの遠い山並みは霞んだまま。マツムシソウが花をつけている。今日は入山は断念し、先ほど辿った山並みを北から東へと回り込む林道を延々と辿って保福寺峠に戻った。

岳の湯温泉(上田市・旧武石村)

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旧武石村の奥の渓流沿いの静かな宿「雲渓荘」。露天風呂はなく、中くらいの内湯だけ。少しぬるっとする湯。温泉ガイドなどではあまり評価が高くないが、今日のような暑い日にはさわやかな感じがした。
ラベル:温泉
posted by 急行野沢 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(上田・小県) | 更新情報をチェックする