桜平718-750夏沢鉱泉758-845オーレン小屋900-950箕冠山958-1003根石山荘前-1015根石岳-1047東天狗岳1050-1112西天狗岳1158-1228東天狗岳1238-1254根石岳との鞍部1300-1313根石岳-1320根石山荘前1326-1331箕冠山1334-1401夏沢峠1412-1432オーレン小屋1450-1525夏沢鉱泉1530-1600桜平
(左)オーレン小屋。(右)箕冠山。
満を持して、家族での八ヶ岳登山。早朝5時に長野市の自宅を出発して、桜平の駐車場まで車を入れる。唐沢鉱泉との分岐からは相変わらずの悪路で時間がかかる。7時直前に桜平に到着。駐車場のわずかな残りスペースに車を滑り込ませる。夏沢鉱泉を経由してオーレン小屋までは昨年、硫黄岳に日帰りで登ったときに辿った道。前後にかなりのグループが歩きはじめている。硫黄の匂い漂う夏沢鉱泉を経て、夏沢沿いに登っていく。
九十九折から傾斜が緩めばオーレン小屋。ようやくひと汗かいた身体に、オーレン小屋前の冷たい湧水が嬉しい。オーレン小屋からは箕冠山へ直接登る道を選ぶ。北八ツらしいうっそうとした針葉樹林帯の登りが続く。夏沢峠峠への道を分けて下り始めれば樹林帯を抜け、根石山荘のある鞍部から根石岳への展望が広がる。ここからは展望を楽しみながら歩くことができる。
(左)根石岳から根石山荘・箕冠山。(右)根石岳からくだって西天狗岳・東天狗岳を目の前にする。
コマクサの花咲く根石山荘の前から根石岳に登りつくと、東天狗岳から西天狗岳への稜線が目の前に広がる。根石岳・東天狗・西天狗に囲まれたハイマツなどによる緑色の谷と、岩をまとったそれぞれのピークの風貌が素晴らしい景観を演出している。根石岳から道の脇に咲くさまざまな花を見ながら東天狗岳との白砂がまぶしい鞍部へ下り、岩のごつごつした坂を登って東天狗のピークへ。
鞍部に下り、岩の多い坂を登りつめて西天狗岳の山頂へ。岩がちで狭い東天狗よりは、西天狗のほうが小さな広場風で、その中央に三角点がある。あいにくと雲が多くて遠景は望めず、東天狗・根石岳・硫黄岳あたりに加えときどき赤岳がかすかに望めるくらい。東天狗・西天狗とも多くの登山者が休んでいる。
(左)西天狗岳への登り。(右)西天狗岳山頂から硫黄岳方面。
下山は往路を箕冠山まで戻り、夏沢峠経由でオーレン小屋に向かった。ところどころ縞枯のようになった樹林帯をたどって夏沢峠に着けば、眼前に硫黄岳がそびえている。ここから、オーレン小屋・夏沢鉱泉を経て桜平まで戻った。朝早かった疲れも出て、途中のポイントごとに休憩をとったのでかなり時間がかかってしまった。