2009年10月31日

雨引山(松川村)

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(左)稜線の西側は伐採地。右手奥は雨引山山頂手前のピーク。(右)遠く爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳をのぞむ。

登山口1023-1053尾根にのる-1110鉄塔No.38-1138岩附五葉松1143-1207雨引山山頂1248-1305下降点-1325林道合流-1356登山口

絶好の秋晴れ。思い立って安曇野の里山を目指す。松川村の中心部から西に向かうのは、有明山の登山口を目指す道。途中、馬羅尾高原を過ぎてしばらく進めば、右手に雨引山登山口を示す標識。道脇のスペースに駐車して、北に向かい山腹を登り始める。最初から、右・ヒノキ林、左・カラマツ林の急登。No.40送電鉄塔で振り返れば、有明山が大きい。その先も急登が続き、登山口から30分ほどで尾根の突端に登りつき、道は緩む。落葉をカサコソと踏みながら、稜上を歩くのは楽しい。

No.38鉄塔の先でいったん林道に出て、標識に従い山道にもどる。尾根が細くなりアップダウンをいくつかこなしていく。ロープの張られた崩壊地を過ぎれば、左手にヒノキの幼樹が植えられた伐採地が広がる。送電線がわずらわしいが、向かい合う唐沢山はカラマツの紅葉をまとい、遠く爺ヶ岳・鹿島槍の山頂が白くなっているのが見える。岩に被さる五葉松を過ぎ、尾根はやや右に曲がりながら、足元にクマザサ、雑木の樹相が美しい急登に汗を流して山頂へ。

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(左)雨引山山頂への最後の登り。(右)山頂の三角点前にはベンチが置かれ、安曇野が見渡せる。

こちらに背を向けた大和田神社奥社の祠と、その先には鳥居と三角点。要するに裏口から山頂に到達したようなもので、東の安曇野側から登るのが表口だろう。その方向からも登山道が達しているようだが詳細はわからない。三角点前にあるベンチからは、眼下に安曇野が見渡せる。

下山は山頂から15分ほど戻った稜線上に「下山路」の標識。ここから刈り払われた道を、唐沢山との間の谷に向かってくだる。その谷の中の道を左に辿れば、途中、林道と合流しゲートの先で登山口のやや上の車道に出る。登山口まで周回できる。(なお、地形図上は「唐沢山」と「雨引山」の位置が逆転して記されていて、近く訂正されるらしい)