(左)リフト下から白旗山スロープを見上げる。(右)リフト上から見おろす。正面の丘陵の上の建物は日本スキー発祥記念館。
新潟県上越市の金谷山スキー場は、明治44年にオーストリア・ハンガリー帝国(当時)のレルヒ少佐により日本に初めてスキーが伝えられた場所として知られている。そんなスキーヤーにとっての「聖地」でもあるので一度滑ってみたかったが、上越市(高田)の市街地にも近いためか近年は積雪が少なく、昨年は一日も営業ができなかったという。それが先週から上越市は大雪に見舞われ、このスキー場も昨日から営業を開始した。駐車場係のおじさんは「これなら妙高と同じ雪質だ」といっていた。
現在の金谷山スキー場はシングルリフトが1本。正面に白旗山スロープという最大斜度27度のバーンがあり、トップに向かってその左側を大きく迂回する向山コース、ベルリンスロープなどがある。迂回コースは平坦地を歩いて進まなければならない箇所もある。1回券100円、11回券1,000円という破格の値段だが、リフトはそれなりの長さでもある。
生憎と今日も間断なく雪が降り続き、視界が悪くて快適な滑走というわけにはいかなかったが、豪雪地の味わいを感じることができた。リフトを使って滑っていた人は、悪天候ということもあってか10人くらい。
スキー場で滑った後に、ゲレンデのすぐ上にある日本スキー発祥記念館を見学した(入場料大人300円)。レルヒ少佐によるスキー指導のことや、スキー技術・用具の歴史について展示され、思っていたよりも興味深く見学することができた。
ラベル:金谷山スキー場