2010年05月16日

滝山連峰[三ッ頭](青木村/松本市・旧四賀村)

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(左)稜線に出たところには道標が。(右)三ッ頭山頂。

河鹿沢1120-1133稜線-1220三ツ頭-1233「1568ピーク」1245-1257三ツ頭1325-1355青木峠分岐-1405河鹿沢

昨年、保福寺峠から二ツ石山の先まで、滝山連峰の南側部分を歩いた。今回は北側からたどってみようと思うが、十観山からはじめるのでは時間がかかる。地形図を見ると青木峠とこの稜線(滝山連峰)を結ぶ尾根を、旧本城村最南東部の河鹿沢から上っていく車道が横切っている。実際に国道143号の青木峠西側から河鹿沢の開拓地の中を進めば、この尾根の突端を回りこむように道がつけられ、その先で舗装は終わっていた。

赤テープが尾根への入口を示しているが、道形はあまりはっきりしない。送電鉄塔の脇を過ぎ、荒れた林道と交差して、間伐された丸太や枝が道をふさぐけれど、尾根筋にテープを探しながら登れば10数分で稜線に達する。そこには十観山と三ツ頭を示す立派な道標が立っていた。カラマツと雑木の混在する気持ちよい稜線を三ツ頭へ向かう。

それなりの登りが連続する。まだ葉に覆われていない雑木越しに右手には北アルプス。三ツ頭はその名の通り、細長い山頂台地をもっている。中央付近に祠がひとつ。祠の北側からは、木の間越しではあるが、上田平の向こうに四阿山・湯ノ丸・浅間山などが、場所をずらせば、左に北信五岳、右に蓼科や美ヶ原が見える。白樺の木々も見られる明るい山頂だ。

その先の1568ピークまで足を延ばす。岩がちなヤセ尾根にはカンバ類や針葉樹がふえ、その先で道はやや不明瞭になるが、とにかく山頂に登りつく。こちらは針葉樹に囲まれた静謐な感じのきりっとしたピークで、上田方向を向いた祠が3つ。東側がやや開けるが、木の間越しの展望。ここから御鷹山までは、片道1時間半程度と思えるため今日は断念。改めて早朝出発できる機会を待ちたいと思う。下山は往路を戻る。河鹿沢からは西側正面に後立山連峰が輝いていた。

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(左)1568ピーク山頂の祠。(右)河鹿沢から見た後立山連峰。
ラベル:滝山連峰