2010年07月31日

物見石山(上田市/長和町)

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(左)登山道から見た物見石山。(右)物見石山の山頂の三角点。

美ヶ原山本小屋1140-1158美ヶ原美術館前-1225物見石山1315-1350美ヶ原美術館横-1405山本小屋

この程度では登山と呼ぶのもはばかられる。散策といった程度だろうか。
もろもろの疲れがたまって朝早く起きられなかったので(最近、そんなことばかりだが)、手軽に山気分を味わえるところはないかと考えて思いついたのが、美ヶ原のすぐ隣にある物見石山。旧武石村方面から美ヶ原にのぼり、山本小屋の駐車場に車を滑り込ませる。さすがにこの季節は観光客が多い。

目の前の牛伏山に登ってから、美ヶ原美術館方面にくだる。木道をそのまま歩いていったら、美ヶ原美術館の前に出てしまい、車道を歩いて、以前ガソリンスタンドがあった分岐へ。そこからも駐車場に登っていく車道を歩くとやがて「物見石山」を示す道標。そこから草原の中の気持ちよい道が物見石山まで続く。途中2つ3つほどの小ピークを越すがたいしたアップダウンではない。道端を飾るのは、この季節もっぱらハクサンフウロだが、マルバタケブキやカワラナデシコなども。

あっけなくたどり着いた物見石山からは南に蓼科・霧ケ峰方面が望める。王ヶ頭方面は正面の小ピークの影になってしまうが、その右に見える美ヶ原美術館は景観を少々損ねているといわれても仕方ないだろう。武石方面は雲の中。美ヶ原からはすぐ隣だが、こちらに足を運ぶ人は誰一人いない。帰路は美ヶ原美術館にあまり近寄らないようルートを取ったが、道も判然としないところがありかえって時間がかかった。ハクサンフウロの花畑の中、足を進めるのも躊躇われるような場所もあった。

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(左)物見石山から見た美ヶ原美術館方面。 (右)山頂付近に咲いていた花々。
ラベル:物見石山
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2010年07月25日

根子岳(須坂市/上田市・旧真田町)

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(左)菅平牧場の向こうに根子岳。(右)小根子岳への分岐。

峰の原登山口900-910牧場-955避難小屋-1055小根子岳分岐-1112根子岳1152-1242避難小屋1250-1335峰の原登山口

夕方、所用があるので、近場で夏山気分を少しは味わえる所はないかということで選んだのが根子岳。四阿山・根子岳には様々なコースで登っているが、今回はいままで辿ったことのない峰の原からの道にした。国道406号から峰の原スキー場の看板で曲がり、さらにスキー場への分岐を見送って大きく左にカーブする場所で右に入る。渋谷区立青少年山の家の手前の路側左に数台の駐車スペース。その先の沢沿いに「根子岳」を示す立派な道標がある。

道標に従い白樺の多い樹林帯をひと登りすれば、菅平牧場の脇に出る。正面に根子岳のゆったりとした山容が望める。ここから、右は有刺鉄線を境に牧場、左は樹林帯越しにゴルフ場、という道を登っていく。背後からはラグビーの合宿か、掛け声が聞こえる。牧場が途切れるあたりから道は傾斜を増す。道沿いには、ウツボグサ、ホタルブクロなど。「ダボス」を示す道標がたくさんあるのは、ヘリスキーのためのものだろうか。

振り返れば、ダボスのリフトの施設。コンクリート製の避難小屋を過ぎるあたりから、道は石がゴロゴロとして歩きにくくなる。笹原の中につけられた道には真夏の日差しが容赦なく、たまにあらわれる木陰に身をすくめるように入り込む。左に小根子岳への分岐を分ければ、山稜の気配が漂い山頂まではあとわずか。

たどり着いた根子岳山頂には、多くの人が休んでいたが、峰の原からの道ではひとりの登山者とすれ違っただけだった。正面に見える四阿山から縦走してくる人も多い。雲が多く、菅平高原をめぐる山々と、湯ノ丸方面、志賀・白根方面が望めるくらい。浅間山すら雲の中。今日は時間的にここまで、往路を下山した。

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(左)根子岳山頂とその向こうに四阿山。(右)根子岳山頂から見おろす菅平高原。
ラベル:根子岳
posted by 急行野沢 at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(四阿・湯の丸) | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

<栃木遠征> 高原山[釈迦ヶ岳・鶏頂山](栃木県日光市)

旧鶏頂山スキー場駐車場900-918枯木沼-955弁天沼-1018稜線鞍部-1108釈迦ヶ岳1135-1225稜線鞍部-1252鶏頂山1300-1330お助け水1335-1340弁天沼-1410枯木沼1415-1425旧鶏頂山スキー場

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(左)登山口の旧鶏頂山スキー場跡。かからゲレンデを登り始める。(右)枯木沼の湿原。

栃木県日塩もみじライン沿いの廃止スキー場調査を兼ねて登山をプラニング。こんなことでもなければ、日本三百名山のこの山に杖をひくことはなかっただろう。その上、標高から考えると、季節は少々下りすぎているかも知れない。しかし、山中では20人近くの登山者とすれ違ったから、それなりに人気の山なのだろうと思う。

旧鶏頂山スキー場下の広い駐車場に車を入れ、廃屋となっている鶏頂山荘の脇から、一番左のゲレンデを登っていく。スキー場のリフトはとうに撤去されたようだ。信仰団体などによる鶏頂山を示す道標が過不足なく、つけられている。昨日、関東甲信越の梅雨明けが宣言され、照りつける日差しは容赦ないが、足元の草露がスボンの裾を濡らす。

鶏頂山スキー場最上部から少し進むと枯木沼。森林に囲まれた静かで気持ちの良い湿原だ。この季節、花はカキツバタくらいしか見られないが。湿原中央で木道を右折し、樹林帯を進めば今度は、旧メイプルヒルスキー場のゲレンデに出る。ところどころにゲレンデの案内板があり、このゲレンデはかつて「アカシアコース」であったことが知れる。ゲレンデ最上部から樹林帯に入り、緩やかに下っていくと右に大沼への道を分ける。その先、暗いヒノキ林の中を緩やかに登り弁天沼に出る。沼の畔には鳥居や祠、石碑などが建ち、信仰登山の雰囲気を感じさせる。

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(左)弁天沼。(右)稜線の鞍部から見た鶏頂山。

 多くのガイドでは、ここからまず鶏頂山に登る右手のコースを選択しているが、まずは最高峰の釈迦ヶ岳に登りたかったので左にルートをとる。これまで緩やかな道だったので一気に汗が吹き出す登り坂。周囲は足元をクマザサが覆う雑木の林。稜線に達すれば、右に鶏頂山の山容がはじめて望まれる。反対側は崩壊した斜面。稜線を左へ、御岳というピークを過ぎて釈迦ヶ岳を目指す。

釈迦ヶ岳はその名前から鋭いピークを想像していたが、前方に見え始めた山容は思ったより丸みを帯びている。稜線に出てからの登降が結構きびしい。最後の急登に汗を絞らされて一等三角点のある釈迦ヶ岳の小広い山頂へ。360度の展望のはずが、今日は雲が多くてはかばかしい展望は得られない。信仰の山らしく祠や仏像まで安置されていて、おびただしい数のトンボが飛びまわっている。

釈迦ヶ岳からは、稜線沿いに弁天沼への分岐の鞍部まで戻り、鶏頂山へと登り返す。見返すと釈迦ヶ岳がこんもりと盛り上がっている。鶏頂山の山頂には立派な社殿がつくられていて、こちらも360度の展望の山だが、雲がそのあらかたを覆っているのは釈迦ヶ岳と同様。下山は稜線途中から左にショートカットの道をたどり、お助け水(水場)の冷たい水で顔を洗い、弁天沼へ。あとは往路を戻る。遠く雷鳴が聞こえてきたので足早にゲレンデをくだった。

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(左)釈迦ヶ岳山頂。(右)鶏頂山から見た釈迦ヶ岳。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(東北・北関東) | 更新情報をチェックする