馬越峠1025-1052「1679ピーク」-1120「1720ピーク」-1130送電鉄塔-1155御陵山(祠)-1200三角点-1203祠1250-1315送電鉄塔-1345「1720ピーク」-1418馬越峠
(左)明るい稜線上の登山道。(右)送電鉄塔から見た御陵山。
南相木村と川上村を分かつ馬越峠。そこから稜線を西にたどれば以前、登ったことのある天狗山へ。今日は東に位置する御陵山(おみはかやま)を目指す。馬越峠から東側の稜線へは、落石防止の金網の間からかすかな踏み跡を登っていく。
すぐに稜上に出ても間もなくぶつかる岩場は右下を巻いていく。右手は赤松、左に雑木・落葉松の稜線。ちょっとした岩場を登ると1679ピークで稜線は右に曲がる。ここから1720ピークまでの間は、今日の行程で一番楽しく歩ける道。葉を落とした雑木が稜上の道を囲んでいるが、秋の日が木の間から注ぎ明るい。1720ピークは右下を巻き、このあたりからシャクナゲの木が多くなる。
先方に何かいるな、と思うと2~3頭のシカが駆けていった。間もなく、送電鉄塔の下に出る。南に奥秩父の山並、北に御座山が、先方に左右に長い御陵山の山頂付近が見える。岩がちなやせ尾根となり、左右からの枝を振り払いながら歩く箇所が多くなる。最後は広がった尾根のちょっと急な直登をこなし、西側を向いた祠の前に躍り出た。
(左)山頂の一角にある祠。(右)樹林の中の三角点。
ここからの展望は素晴らしく、御陵山の実質的なピークといっていい。この先数分の三角点のあるピークまで往復する。三角点は雑木に囲まれているが、葉を落としているので明るい雰囲気の中にあった。東と南へと二本の尾根が下っている。祠まで戻り、景色を眺めながらゆっくり昼食。
東と南は樹林に閉ざされがちだが、北と西には大きな展望が開ける。北には佐久の盟主・御座山。西には天狗山と男山。その後に屏風のように立ちはだかるのは八ヶ岳。右は蓼科山、左は南アルプスの山並。眼下には川上村のレタス畑がパッチワークのようだ。展望を十分に楽しんでから、往路を戻る。
(左)山頂(祠付近)から見た天狗山、男山とその向こうに八ヶ岳。(右)山頂から見た御座山。