(左)稜線上の登山道。正面は第2ピーク。(右)防火帯の向こうに角蔵山山頂。
登山口1036-1102稜線1105-1141角蔵山1216-1242稜線分岐-1247住吉神社奥社1250-1253稜線分岐1256-1311登山口
北アルプス前衛の安曇野の里山。あまり変哲のない山ではあるが、北アルプスの展望がどの程度か。落葉した木の間越し程度とガイドブックにはあったが。マツタケ山のようなので、キノコの季節もほぼ終わった頃を見定めて登りに出かけた。旧堀金村中心地を抜け、大庄屋山口家住宅の脇から林道を車でのぼっていく。周囲は「おひさま」ロケ地として散策コースになっているようだ。林道は途中から無舗装になる。右手に「住吉神社奥社」の立札がある広場が登山口。
ヒノキ林の中、いきなり急登が続く。展望もないのでひたすらジクザグにターンを繰返しながら登るしかない。途中、左へトラバースしジグザグの間隔が長めになればほどなく稜線に達する。稜線を左に向かう。足元はあまり刈り払いがされておらず、クマザサが覆う。概ね、左はヒノキ林、右は葉を落としたカラマツから、やがてアカマツが多くなる。右手は木の間越しに常念付近の山並が見える。稜線上の小ピークを二つ超える。
二つ目のピーク手前には、左から登ってくるしっかりした踏み跡。どこからのものだろう。それを過ぎれば角蔵山までは防火帯が開かれていて、一気に開放的な気分になる。正面には角蔵山の山頂が見えている。いったん下って、登り返す途中で振り向けば、第2ピークの向こうに、鹿島槍あたりだろうか、真っ白な後立山が見えた。
(左)防火帯の山頂直下から振り返る。(右)山頂の一角からは常念岳が正面に見える。
山頂には三角点があり、その上には木製のヤグラが組まれている。防火帯は右に折れて少し先まで開かれているが、そちらに向かうと真正面に常念岳が見える場所に出た。その場でゆっくり常念を眺めながら休んで、往路を戻った。途中、稜線の分岐からヒノキ林の中に鎮座する住吉神社奥社まで往復した。
ラベル:角蔵山