駐車場所(林道芝平樽滝線)950-1002林道出会い-1018林道終点-1041百瀬口分岐1045-1105北峰-1118鏡台山1148-1158北峰1215-1230百瀬口分岐-1250林道終点-1303林道出会い-1311駐車場所
(左)室賀峠付近から見た鏡台山[中央奥]と五里ヶ峰[左]。登山とは別の日に撮影。(右)登山口には立派な案内板。
姨捨山での観月がこの山に昇る月を見ることであることから、鏡台という名がついたといわれる。以前一度、坂城町和平から登ったことがあり、坂城の山という印象が強かったが、千曲市の森・倉科から登る道があると知った。等高線をみると、なだらかに尾根をたどっていて急登もなさそう。好天だが気温はやや低めなので、歩きやすそうだ。
あんずの季節以外には、まず訪れることのない森集落。その奥へと南に向かって沢山川沿いに車を進める。その先、途中の分岐には、すべて「鏡台山登山口」を指し示す道標がつけられていた。登山口までの林道(林道芝平樽滝線)もすっかり舗装されていて問題ない。登山口にも案内板が立てられ、数台の駐車スペースが整備されていた。
登山口から樹林の中を10数分も歩くと林道に出る。しばらくカラマツの木々に囲まれたこの林道をたどる。後で確認したが、この林道はゲートがあり車の進入はできない。林道終点の広場から再び山道となり、最初の小ピークで尾根は大きく左に曲がる。2つめの小ピークの先はやや痩せた尾根となり、道は美しい雑木の芽吹きの中をたどる。その先はヒノキ・アカマツ・カラマツの中のやや急な登り。足元はクマザサが覆う。道が緩めば、カラマツや雑木が多くなり明るい道に。
(左)林道へと出る部分。(右)やや尾根が痩せたあたりの登山道。
やがて鏡台山北峰。むかしここで運動会をおこなったとの説明板がある。緩い下りとわずかな登り返しで鏡台山山頂へ。西側が開けた草地の山頂からは、北アルプスのほぼ全容が眺められた。里山ながら、この展望は素晴らしい。また、案内板にしたがって東側に進むと、蓼科山の左側に真っ白な富士山がのぞいていた。山頂の先客は2名。やがて10人ほどのオバさんの集団が到着したので、早々に山頂を去ることにした。
坂城側から登った時はあまりぱっとした印象がなかったのだが、今回は終始おだやかな歩きやすい登りで、途中からはカラマツや雑木が美しい道という印象が残った。帰路は往路をそのまま戻った。
(左)鏡台山北峰。(右)鏡台山山頂。草地の山頂からは北アルプスの展望が開ける。
2012年05月13日
地蔵温泉[十福の湯](上田市)
鏡台山の裏側にあたる上田市真田にある十福の湯。巨大な露天風呂を売物として登場した頃はよく出かけたが、最近足が遠のいていた。久しぶりに地蔵峠を越えて向かった。
ちょうど開設10周年ということで、10周年記念回数券なるものも売り出されていた。この10年の間にいろいろなことが変わった。松代側を見ると「虫歌の湯」ができ、「松代荘」も入浴時間が延長されて入りやすくなった。駐車場や館内の売店などはけっこう賑わっていたけれど、むかしに比べて浴室内は閑散とした印象を受けた。もともと泉質を期待する施設ではないが、特に内湯は思っていたよりはいい湯かなと思った。しかし、現在の他の温泉施設との比較でみると、650円という入浴料金は高いと思う。