2012年06月24日

袴岳(信濃町/新潟県妙高市)

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(左)ワタスゲ揺れる袴湿原。(右)袴岳山頂直下のブナ林。

万坂峠1022-1040袴湿原-1113前衛峰-1128袴岳1155-1210分岐-1232林道-1247林道から分岐-1320赤池からの道に合流-1336袴湿原-1348万坂峠 沼ノ原湿原一周(1415-1455)

晩秋の袴岳に登って、妙高山の雄姿を仰いだのは8年前。それ以来、このあたりの山にはご無沙汰しているが、久しぶりに初夏の斑尾を少し歩いてみた。万坂峠の道の脇に駐車して、信越トレイルの立派な標識を見て山道を歩き始める。カラマツ林の中を15分ほど登り、わずかにくだれば袴湿原。ちょっと小ぶりな湿原ではあるが、ワタスゲが風に揺れている。湿原を通り過ぎた袴池の際から左に登って行く。

カラマツと雑木の林の中の登りは、前衛峰ともいえる小ピークを過ぎて鞍部へ下り、その先はブナの美林の登りへと変わっていく。緩やかに登ると、西側が切り開かれた袴岳山頂に到着。先客が2グループいたのには驚いた。この山頂からは、まさに真正面に妙高・黒姫が望める。特に妙高はここから望む姿が一番整っているのではないかと思う。

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(左)袴岳山頂からのぞむ妙高山。(右)袴池。

30人にもなろうという騒々しい団体が登ってきたので、逃れるように山頂を後にする。北の柏ヶ峠に向かって高度を下げ、途中から信越トレイルの標識に従って北側山腹を巻く道に入り、赤池を目指す。歩きやすくはあるが変化に乏しい道は最後は杉林の中に入り、ほどなく林道に飛び出す。林道を赤池に向かって歩き、途中、袴湿原へという案内のあるところから右の山腹を登る道に入る。

あとで地図をよく見ると、赤池まで行ってから袴湿原に向かう道に入った方が良かったようだ。私が選んだ道はあまり歩かれていないようで、踏み跡はしっかりしているが、草が生い茂り倒木も何箇所か道をふさいでいた。杉林の中の小ピークを左に曲がって下れば、ほどなく赤池からの良い道に合流し、右へゆるやかな道をたどれば袴池のほとりに至る。ここから袴湿原を経由して万坂峠に戻った。

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(左)沼ノ原湿原。赤色はレンゲツツジ。(右)沼ノ原湿原のカキツバタとワタスゲ。

以前登った時は、袴岳周辺では人の姿はまったく見かけなかったように記憶しているから、信越トレイルの一部として認知度が高まったのだろうか。ついでに車で沼ノ原湿原まで行って、湿原を一周してみた。小さい周回コースで写真を撮りながらゆっくり40分ほど。カキツバタとワタスゲ、ところどころにレンゲツツジが咲いていた。入口にはトイレも設けられ、以前来たときよりも整備された感じがしたが、歩いている人は他にはいなかった。
posted by 急行野沢 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(飯山・北信濃) | 更新情報をチェックする