2012年07月28日
木曽駒ケ岳(宮田村/木曽町/上松町)
(左)ローブウェイ千畳敷駅にあった温度計(午前9時過ぎ)。(右)雪の残る千畳敷カール。
・黒川平駐車場650=(バス)730しらび平850=(ロープウェイ)900千畳敷駅
・千畳敷駅920-1000乗越浄土-1020中岳-1050木曽駒ヶ岳1130-1200中岳-1215乗越浄土-(カール周回)1300千畳敷駅
・千畳敷駅1420=(ロープウェイ)1430しらび平1450=(バス)1530黒川平
木曽駒ケ岳は以前も千畳敷から登ったことがあるが、半分観光地のような所だという話で関心を持った家内を同行しての再訪。さすがに夏休みの土曜日とあって混雑していた。6時半を少し回った頃に到着したら、菅の台のバスセンター前の駐車場は満車で入れず、少し上の黒川平の駐車場に案内される。黒川平のバス停で待っているとバスにはすぐに乗れたが、バスを降りたしらび平ではロープウェイを1時間待つことになった。しかし、混雑していても空いている駐車場に案内されたり、ロープウェイ待ちには整理券を配るなど対応はきちんとしていて、いやな感じはしない。
ロープウェイを降りて千畳敷カールの中をしばらく歩いて登りにかかる。雪渓は以前、同じ時期に来たときより多く残っている気がする。シナノキンバイ・ミヤマキンホウゲの黄色い花が彩りを添えている。クロユリも所々に見られるが、コバイケイソウの姿はまったくない。今年はコバイケイソウははずれ年のようだと聞いた。カールの縁を乗越浄土の向けての急登路は大渋滞。高齢者のグループや子どもづれなど、歩くスピードの異なるグループが入り乱れ、そこに下山の人もいるので狭い道はネックになってしまう。混雑は我慢するしかないが、落石を起こしそうな歩き方をする人などがいて、ひやひやする。
(左)乗越浄土に向けての急登。(右)中岳方面から見た宝剣岳。
特異な形状の宝剣岳の脇を素通り。今日は家内同行だから登らない。景色が開け、開放的になる。宝剣山荘を過ぎれば、中岳への登り下りを経て木曽駒ケ岳への登り。木曽駒ケ岳山頂も多くの人で賑わっていたが、日差しは強いけれど周囲の展望は雲に遮られてはかばかしくはない。登山道の途中では、それなりの展望が楽しめたのに。帰路は往路を戻った。朝方は肌寒いほどだったが、昼近くになって日陰に入らないと暑いくらいになってきた。千畳敷駅では帰りのローブウェイの整理券を入手し、待ち時間がまたも1時間ほどあったので、ゆっくりとカール内の遊歩道を一周した。非常に混雑した日に出かけた割には、それなりに楽しめたと思う。
(左)中岳から見た木曽駒ケ岳。(右)木曽駒ケ岳山頂。