2013年08月31日

八ヶ岳[峰の松目~硫黄岳](茅野市)

桜平720-900夏沢鉱泉-835オーレン小屋840-912峰の松目コル-930峰の松目940-1035赤岩の頭1042-1058硫黄岳1120-1200夏沢峠1230-1250オーレン小屋1300-1335夏沢鉱泉1340-1400桜平

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(左)オーレン小屋から見た峰の松目。(右)樹林に囲まれて展望のない峰の松目山頂。

八ヶ岳のちょっとマイナーなピークを日帰りで登ってこようという作戦。ついでに硫黄岳も。朝7時過ぎに桜平の駐車場に到着。はっきりしない天候のせいか、駐車スペースにはまだ十分な余裕があった。

桜平から夏沢鉱泉、そしてオーレン小屋までは過去数回通った道だが、ダラダラとした登りがつづく。雲が多い天気だが、オーレン小屋のおじさんが「上は風が強いだろうが、これから天気がよくなる」といってくれたので少し元気が出てくる。

夏沢峠への道を左に見送り、樹林帯の中、峰の松目を目指す。峰の松目のコルで右に折れると手足を使ってよじ登るような急登も。傾斜が緩んで、山上台地を一番西まで行くと三角点のある峰の松目山頂。しかし、周囲は樹林に囲まれて展望はない。樹林がなくても、この霧が覆う天気では展望は望めないのだが。誰もいないと思っていた山頂には先客が1名。天候が思わしくないので、このあたりで歩き回っているような様子。

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(左)峰の松目から赤岩の頭へ。(右)強風と霧の硫黄岳山頂。

峰の松目からは稜線づたいに、しっとりとした針葉樹林帯の中を赤岩の頭へ。赤岩の頭の少し手前で樹林帯を抜け、ハイマツの中の登りとなるが、一面の霧で何も見えない。さらに登って硫黄岳に到着。硫黄岳を訪れるのは3回目。しかし、ここも諏訪側から佐久側に強い風が吹き、霧に閉ざされて周囲の山々さえ見えない。他の登山者も足早に山頂を後にして立ち去って行く。一瞬の晴れ間に爆裂火口が見えたが。

硫黄岳から夏沢峠に向けてくだると少しずつ晴れ間が広がっていくようだった。夏沢峠の向こうに箕冠山が大きい。振り返ると硫黄岳の火口の荒々しい姿が見える。西方には峰の松目の山容も望むことができた。夏沢峠からオーレン小屋、夏沢鉱泉を経由して桜平に戻った。

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(左)硫黄岳の下りから見た夏沢峠と箕冠山。(右)夏沢峠から見上げる硫黄岳方面。
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河原温泉[河原の湯](茅野市)

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硫黄岳から下山後、桜平から少し車を走らせて茅野市営の河原の湯へ。
地元密着型の温泉施設。遠来の登山者・観光客が訪れる趣のある温泉ではないが、気軽に利用できる。内湯と洗い場が7つ。湯はやや薄緑色で若干のヌメリ感がある。循環・加温の湯だが、すいていたこともあって登山の汗を気持ちよく流すことができた。休憩所(大広間)などは広くとられているが、施設は少し古びた感じを受ける。中庭風のスペースに池と噴水があるのが奇妙な感じだった。(おとな入浴:400円)
posted by 急行野沢 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(諏訪) | 更新情報をチェックする

2013年08月25日

鍋冠山(安曇野市/松本市)

三郷スカイライン・展望台912-935林道ゲート940-1027冷沢登山口1030-1120[道標・大滝山6.8km]-1210鍋冠山1245-1325[道標・大滝山6.8km]-1400冷沢登山口1407-1447林道ゲート1452-1511展望台

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(左)展望台がある舗装道終点。(右)舗装道終点付近から見た鍋冠山(帰路)。

何となく前から気になっていた鍋冠山へ登る。北アルプス稜線の大滝山への途中として考えられる山ではあるものの、こちらから大滝山を目指す人はほとんどいないのではないかと思う。登山道は終始樹林に囲まれ、山頂も展望はないとわかっていた。どうせ展望がないのだからこんな小雨の落ちてくるような天気でもいいか、と考えて歩き始めた。

安曇野市旧三郷村から「三郷スカイライン」が北アルプスの稜線を目指してつけられていて、一時は上高地までつなぐ計画もあったと聞くが、いまは途中の展望台までが舗装されている。その展望台のある舗装道終点に車をとめて歩き出す。林道ゲートはこの先約1kmの地点にあるが、その間は路盤が荒れていてちょっと車を乗り入れる気にはならない。山腹の北側をなぞるように林道はのびて行く。帰路は天気も晴れたのでところどころで安曇野の展望が開けたが、往きは周囲の山並も雲に隠れている。やがて右手に別の山腹が取り付けば、峠状になった冷沢の登山口。用水施設が奥にある。正面の霧の間から、鍋冠山の山容の一部見える。

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(左)林道からみおろす安曇野。(右)冷沢の登山口。

ここからは鬱蒼とした針葉樹林帯の中のゆるやかな登り。途中「大滝山へ6.8km冷沢へ1.5km」の道標のあたりからは登りが緩み、針葉樹の大木の中を行く。足元は熊笹が覆う。その先、登りがきつくなると一時、大木が姿を消し空が明るくなる。山上台地の一角に飛び出してから、ゆるやかに最西端まで行くと深い森の中に三角点と山名標がある。大滝山へと続く登山道の通過点であるかのような山頂ではあったが、こんな深閑とした山頂もいいと思う。下山は往路をそのまま戻った。当然ながら、今日はひとりの登山者にも会わなかった。

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(左)針葉樹林帯の中の登山道。(右)鍋冠山・山頂。

2013年08月18日

妙高温泉・関川共同浴場(新潟県妙高市)

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所用があって妙高方面に出かける。妙高温泉のあたりは車で通りかかることが多いけれど、いつも寂れた温泉街だと思っていた。その途中に「共同浴場」の看板を見つけて思わず立ち寄ってみる。細い道を入っていくと、いかにも地元密着という感じの「大湯(共同浴場)」があった。建物の雰囲気は銭湯風。入浴料金は住民以外は250円(最近200円から値上げされたらしい)。

浴室は思っていたよりも広く、7人分の洗い場と5人程度入れる内湯がある。板張りの壁面が良い雰囲気を出している。泉質はあまり特徴がないが、池の平温泉からの引き湯を掛け流しているらしい。入っているのは地元のおじさんたちばかりだった。
posted by 急行野沢 at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(新潟県) | 更新情報をチェックする

2013年08月17日

八ヶ岳[西岳~編笠山](富士見町)

富士見高原723-755不動清水800-830二本目林道-905三本目林道-943[2138標高点]-1033西岳山頂1050-1150青年小屋1200-1230編笠山山頂1320-1420[2095標高点]-1535盃流し-1610富士見高原

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(左)不動清水。ここから樹林帯の中の登りに入る。(右)シラビソの樹林帯。西岳への登り。

久しぶりの八ヶ岳。あまり人の多くなさそうなコースということで、富士見高原から西岳を目指すコースを選ぶ。

富士見高原スキー場の一番奥の駐車場に車をとめて歩き始める。西岳・編笠岳を示す道標はたくさんあって登山道へのとりつきに迷う心配はない。途中、丸太橋の壊れた沢を渡り林道に出てしばらく進むと不動清水の水場。水の流れは細い。その先から樹林帯の登山道となる。カラマツの多い林の中、とにかく一本調子の登りが続き、暑さのため汗が吹き出てくる。このコースで出会った登山者は数組程度なので静かな登山は楽しめるのだが。

不動清水から三本目の林道を横切るあたりが西岳への中間点。シラビソの林が美しい。2138標高点が休憩適地とガイドには書かれていたが、ちょっとした小広場があるだけ。その先、急登が続き、標高2300mくらいになりようやく展望が開ける。足元を彩る花々が美しいのもこのあたり。ほどなく到着する西岳山頂からは、右に編笠山、左に権現岳が大きい。

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(左)西岳山頂。(右)西岳からの展望。右に編笠山、左に権現岳。

青年小屋へは大きなアップダウンもなく、樹林帯の中、ところどころは権現岳や編笠山の展望も望みながら気持ちよく歩ける。乙女の水で喉をうるおせば、青年小屋はすぐである。権現岳と編笠山の鞍部に位置する青年小屋には、多くのテントも張られ登山者で賑わっていた。青年小屋から累々とした岩を登って行く。振り返ると権現岳方面の展望が美しい。

途中、樹林帯からやがてシャクナゲやハイマツの中を登り、30分ほどで編笠山山頂へ。家族連れなども多く、賑わっていた。権現岳・赤岳・阿弥陀岳など八ヶ岳の主要なピークを眺める展望は素晴らしい。雲の上に富士山も顔を出す。一段低く西岳山頂が見えたが、あんな尾根を登ったのかと思う。下山は、「信濃境へ」という道標を目印とする。岩場を下った後は樹林帯の中の下りが延々と続く。盃流しという名所はどんなところかと思っていたが、水がなかった。水流があればナメ滝となるのだろう。

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(左)編笠山への登りから振り返る権現岳。眼下に青年小屋。(右)編笠山山頂。赤岳、権現岳、阿弥陀岳などを見渡せる。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする

金沢温泉[金鶏の湯](茅野市)

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西岳・編笠岳登山の汗を流すため、茅野市南部にある金沢温泉「金鶏の湯」に立ち寄る。国道20号からわずかに入ったところ。茅野市営の地元密着温泉で、観光客相手のようなはなやかさはない。露天風呂もなく内湯だけだが、洗い場の数が多いのも実質重視という感じ。加温循環ではあるがぬめり感のある湯は気持ちよい。結構すいていたが、400円という料金設定はリーズナブルだと思う。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(諏訪) | 更新情報をチェックする

2013年08月15日

上高地(松本市)

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(左)朝の大正池から焼岳。(右)田代湿原。

夏休みなので家内に請われて上高地へ出かける。といっても槍・穂高などへの登山のためではなく、なかば観光的な散策である。

朝6時45分に沢渡の駐車場に到着。沢渡には立派なバスターミナルとそれに付随する大きな駐車場が新設されていた。前回、上高地に来たのは6年前だから、その間に新設されたのだろう。この時間には駐車場に十分な空きがあり、バスにも10分ほどの待ち時間で乗車できた。

大正池でバスを降り、田代池・ウェストン碑・河童橋・明神池・明神橋から河童橋へとお決まりのコースを歩く。早朝の大正池の景色が印象的。天候にも恵まれたが、特に河童橋周辺はたいへんな人出であった。穂高神社奥宮の明神池に入るのは今回がはじめて。その後、明神橋付近の河原でしばし惰眠を貪る。考えてみると上高地の標高は1,500m程度であり、さわやかではあるが日中はそれなりに暑い。帰りは15時頃上高地バスターミナルから沢渡行のバスに乗ったが、これも15分ほどの待ち時間ですんだ。

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(左)河童橋からの穂高方面。(右)明神橋からの明神岳。
posted by 急行野沢 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の散策(花・湿原など) | 更新情報をチェックする

中の湯温泉(松本市)

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上高地からの帰路、沢渡の駐車場から逆方向に車を走らせ、安房峠の旧道沿いにある中の湯で汗を流す。以前、焼岳から下山した時に訪れたが、露天風呂からの眺望が印象に残っていた。

夏休み中とあって、関東・中京方面のナンバーの車が駐車場に並び宿泊客も多い様子。あいにくと穂高方面は雲に隠れて露天風呂からの景色は楽しめなかった。湯の花が舞う湯ではあるが、白骨や平湯の中間に位置しながらそれらとはまったく違う感じの泉質。私にはよくわからない感じの泉質ではある。宿の人の対応などは丁寧だし、綺麗なつくりの温泉旅館。日帰り入浴は以前は500円だったと記憶しているが、いつの間にか700円になっていた。
posted by 急行野沢 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(安曇野・松本・筑北) | 更新情報をチェックする

2013年08月11日

戸隠森林植物園(長野市)

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あまりの暑さに、誰もが少しは涼しいところに行きたいと考えるのではないだろうか。長野市街の暑さを逃れて、いつものように戸隠へ。夏場の戸隠はたいへんな人出。大混雑している「うずら家」を尻目に、昼食の蕎麦は今日は「二葉屋」で。

その後は、植物園の中をぶらぶらと歩いて暑さをしのぐ。緑の中をそよぐ風が涼しい。さすがに長野市街地に比べると10度以上は気温が低いようだ。
posted by 急行野沢 at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の散策(花・湿原など) | 更新情報をチェックする

2013年08月10日

尾高山(飯田市/大鹿村)

しらびそ峠1100-1140前尾高山1150-1230尾高山1310-1355前尾高山1405-1440しらびそ峠

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(左)しらびそ峠から南アルプス展望。(右)登山口。

今日はこの夏でも最も猛暑の日になりそうだと天気予報が告げていた。少しでも標高が高くて涼しい山に行きたいと考えたが、登山道も日陰の山はないかと考えて思いついたのが、この尾高山。南信方面の山の中ではいつか登りたいと考えていた山。標高も2,200mあるし登山道は鬱蒼とした樹林帯につけられていると聞いていた。

割とゆっくりと長野を出たので、松川ICから大鹿村を経由してしらびそ峠に到着したのは11時近くになっていた。峠には数台の車がとまっている。すぐ脇の登山口から登り始める。終始「南信州ウォーキングコース」の標識が立てられている。危険な箇所はないものの、ウォーキングというより普通の登山道である。最初はカラマツ林の中の登り。2箇所ほど「ビューポイント」という標識に導かれて南アルプスの展望のある場所に寄って登れば、やがてシラビソ・コメツガ・トウヒなどの苔むした針葉樹林の中の道となり、前尾高山に到着。

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(左)登りはじめはカラマツ林。(右)針葉樹林に囲まれた前尾高山。

前尾高山からしばらくが、このコースで一番楽しいところ。アップダウンはあるものの、それほど厳しいものではなく、針葉樹林の中の静かな道が美しい林相の中を進んで行く。やがて山頂直下の少々厳しい登りをこなし露岩の道になれば、尾高山山頂。針葉樹林に囲まれて展望は皆無。少し先にいれば「ビューポイント」があるという案内板があるけれど、それほど素晴らしい展望があるわけでもなかった。下山は往路を戻る。南アルプスの展望台のような位置にはあるが、展望が得られる場所はわずかで、むしろ苔むした針葉樹林帯の美しさを堪能しながら歩いた山であった。

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(左)山頂直下の登り。(右)尾高山山頂。
posted by 急行野沢 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(伊那谷周辺-下伊那) | 更新情報をチェックする