富士見高原723-755不動清水800-830二本目林道-905三本目林道-943[2138標高点]-1033西岳山頂1050-1150青年小屋1200-1230編笠山山頂1320-1420[2095標高点]-1535盃流し-1610富士見高原
(左)不動清水。ここから樹林帯の中の登りに入る。(右)シラビソの樹林帯。西岳への登り。
久しぶりの八ヶ岳。あまり人の多くなさそうなコースということで、富士見高原から西岳を目指すコースを選ぶ。
富士見高原スキー場の一番奥の駐車場に車をとめて歩き始める。西岳・編笠岳を示す道標はたくさんあって登山道へのとりつきに迷う心配はない。途中、丸太橋の壊れた沢を渡り林道に出てしばらく進むと不動清水の水場。水の流れは細い。その先から樹林帯の登山道となる。カラマツの多い林の中、とにかく一本調子の登りが続き、暑さのため汗が吹き出てくる。このコースで出会った登山者は数組程度なので静かな登山は楽しめるのだが。
不動清水から三本目の林道を横切るあたりが西岳への中間点。シラビソの林が美しい。2138標高点が休憩適地とガイドには書かれていたが、ちょっとした小広場があるだけ。その先、急登が続き、標高2300mくらいになりようやく展望が開ける。足元を彩る花々が美しいのもこのあたり。ほどなく到着する西岳山頂からは、右に編笠山、左に権現岳が大きい。
(左)西岳山頂。(右)西岳からの展望。右に編笠山、左に権現岳。
青年小屋へは大きなアップダウンもなく、樹林帯の中、ところどころは権現岳や編笠山の展望も望みながら気持ちよく歩ける。乙女の水で喉をうるおせば、青年小屋はすぐである。権現岳と編笠山の鞍部に位置する青年小屋には、多くのテントも張られ登山者で賑わっていた。青年小屋から累々とした岩を登って行く。振り返ると権現岳方面の展望が美しい。
途中、樹林帯からやがてシャクナゲやハイマツの中を登り、30分ほどで編笠山山頂へ。家族連れなども多く、賑わっていた。権現岳・赤岳・阿弥陀岳など八ヶ岳の主要なピークを眺める展望は素晴らしい。雲の上に富士山も顔を出す。一段低く西岳山頂が見えたが、あんな尾根を登ったのかと思う。下山は、「信濃境へ」という道標を目印とする。岩場を下った後は樹林帯の中の下りが延々と続く。盃流しという名所はどんなところかと思っていたが、水がなかった。水流があればナメ滝となるのだろう。
(左)編笠山への登りから振り返る権現岳。眼下に青年小屋。(右)編笠山山頂。赤岳、権現岳、阿弥陀岳などを見渡せる。