桜平720-900夏沢鉱泉-835オーレン小屋840-912峰の松目コル-930峰の松目940-1035赤岩の頭1042-1058硫黄岳1120-1200夏沢峠1230-1250オーレン小屋1300-1335夏沢鉱泉1340-1400桜平
(左)オーレン小屋から見た峰の松目。(右)樹林に囲まれて展望のない峰の松目山頂。
八ヶ岳のちょっとマイナーなピークを日帰りで登ってこようという作戦。ついでに硫黄岳も。朝7時過ぎに桜平の駐車場に到着。はっきりしない天候のせいか、駐車スペースにはまだ十分な余裕があった。
桜平から夏沢鉱泉、そしてオーレン小屋までは過去数回通った道だが、ダラダラとした登りがつづく。雲が多い天気だが、オーレン小屋のおじさんが「上は風が強いだろうが、これから天気がよくなる」といってくれたので少し元気が出てくる。
夏沢峠への道を左に見送り、樹林帯の中、峰の松目を目指す。峰の松目のコルで右に折れると手足を使ってよじ登るような急登も。傾斜が緩んで、山上台地を一番西まで行くと三角点のある峰の松目山頂。しかし、周囲は樹林に囲まれて展望はない。樹林がなくても、この霧が覆う天気では展望は望めないのだが。誰もいないと思っていた山頂には先客が1名。天候が思わしくないので、このあたりで歩き回っているような様子。
(左)峰の松目から赤岩の頭へ。(右)強風と霧の硫黄岳山頂。
峰の松目からは稜線づたいに、しっとりとした針葉樹林帯の中を赤岩の頭へ。赤岩の頭の少し手前で樹林帯を抜け、ハイマツの中の登りとなるが、一面の霧で何も見えない。さらに登って硫黄岳に到着。硫黄岳を訪れるのは3回目。しかし、ここも諏訪側から佐久側に強い風が吹き、霧に閉ざされて周囲の山々さえ見えない。他の登山者も足早に山頂を後にして立ち去って行く。一瞬の晴れ間に爆裂火口が見えたが。
硫黄岳から夏沢峠に向けてくだると少しずつ晴れ間が広がっていくようだった。夏沢峠の向こうに箕冠山が大きい。振り返ると硫黄岳の火口の荒々しい姿が見える。西方には峰の松目の山容も望むことができた。夏沢峠からオーレン小屋、夏沢鉱泉を経由して桜平に戻った。
(左)硫黄岳の下りから見た夏沢峠と箕冠山。(右)夏沢峠から見上げる硫黄岳方面。