(左)ロープウェイから見た笠ヶ岳。(右)西穂山荘。
家内を連れてのロープウェイを使った山登り。連休中日の好天なので、新穂高ロープウェイを使った西穂登山に出かけた。とはいうものの日帰りということもあり、目指すは西穂独標まで。
朝8時過ぎに鍋平高原の駐車場に到着。駐車場のスペースには十分な余裕があった。新穂高ロープウェイのしらかば平駅まで少し歩いて、ロープウェイに乗車。大型バスでやってきた団体客がいたけれど、待ち時間はほとんどなくローブウェイに乗車できた。思ったよりも登山スタイルの人の割合が多い。山麓側の正面に見える笠ヶ岳が美しい。7分の乗車で標高2,156mの西穂高口駅へ。そこからは樹林帯の中の道を、最初ややくだり、その後は登り続けて約1時間で西穂山荘に到着。さすがに西穂山荘前は多くの人々で賑わっていた。
(左)西穂山荘上から、正面に焼岳、その左後方に乗鞍岳、左下に上高地の大正池。(右)稜線上から見た笠ヶ岳。
西穂山荘からは北アルプスの主稜線の登り。ハイマツとシャクナゲの中、最初の小ピークの丸山まで登ると展望が広がる。南には焼岳とその向こうに乗鞍、東側眼下には上高地の大正池、西には笠ヶ岳、そして前方には西穂高やその手前に独標の岩峰も見ることができる。しばらくは歩きやすい道で、稜上を闊歩する雰囲気だが、やがてガラガラとした登りが続く。最後は独標への岩場の登り。登山者が多いので、独標直下は大渋滞。ようやくたどり着いた独標頂上も狭いところに多くの登山者が押しかけ、あまりゆっくりしていられなかった。早々に下って、少し戻ったところで昼食とした。
下山は往路を戻る。だんだんと雲が多くなり、展望も閉ざされがちになった。我々より少し後から登ってきた人たちの中には「日帰りなので、行けるところまで」と話している人も多かった。日帰りでは、今日のように朝一番に近い時間帯のローブウェイで登らないと、余裕のある日程にはならないと思った。最近の山ガールブームのせいか、若い女性の姿がとても増えたようだ。
(左)稜線上から西穂高岳方面。(右)西穂独標の直下から。