2013年09月22日

<飛騨遠征> 西穂独標(岐阜県高山市/松本市)

新穂高ロープウェイ・しらかば平駅845=855西穂高口駅905-1005西穂山荘1015-1130西穂独標1145-1205稜線上で昼食1240-1320西穂山荘1355-1455西穂高口駅1510=1520しらかば平駅

130922DSC02093.JPG 130922DSC02104.JPG
(左)ロープウェイから見た笠ヶ岳。(右)西穂山荘。

家内を連れてのロープウェイを使った山登り。連休中日の好天なので、新穂高ロープウェイを使った西穂登山に出かけた。とはいうものの日帰りということもあり、目指すは西穂独標まで。

朝8時過ぎに鍋平高原の駐車場に到着。駐車場のスペースには十分な余裕があった。新穂高ロープウェイのしらかば平駅まで少し歩いて、ロープウェイに乗車。大型バスでやってきた団体客がいたけれど、待ち時間はほとんどなくローブウェイに乗車できた。思ったよりも登山スタイルの人の割合が多い。山麓側の正面に見える笠ヶ岳が美しい。7分の乗車で標高2,156mの西穂高口駅へ。そこからは樹林帯の中の道を、最初ややくだり、その後は登り続けて約1時間で西穂山荘に到着。さすがに西穂山荘前は多くの人々で賑わっていた。

130922DSC02110.JPG 130922DSC02113.JPG
(左)西穂山荘上から、正面に焼岳、その左後方に乗鞍岳、左下に上高地の大正池。(右)稜線上から見た笠ヶ岳。

西穂山荘からは北アルプスの主稜線の登り。ハイマツとシャクナゲの中、最初の小ピークの丸山まで登ると展望が広がる。南には焼岳とその向こうに乗鞍、東側眼下には上高地の大正池、西には笠ヶ岳、そして前方には西穂高やその手前に独標の岩峰も見ることができる。しばらくは歩きやすい道で、稜上を闊歩する雰囲気だが、やがてガラガラとした登りが続く。最後は独標への岩場の登り。登山者が多いので、独標直下は大渋滞。ようやくたどり着いた独標頂上も狭いところに多くの登山者が押しかけ、あまりゆっくりしていられなかった。早々に下って、少し戻ったところで昼食とした。

下山は往路を戻る。だんだんと雲が多くなり、展望も閉ざされがちになった。我々より少し後から登ってきた人たちの中には「日帰りなので、行けるところまで」と話している人も多かった。日帰りでは、今日のように朝一番に近い時間帯のローブウェイで登らないと、余裕のある日程にはならないと思った。最近の山ガールブームのせいか、若い女性の姿がとても増えたようだ。

130922DSC02116.JPG 130922DSC02125.JPG
(左)稜線上から西穂高岳方面。(右)西穂独標の直下から。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | 更新情報をチェックする

<飛騨遠征> 新穂高温泉[中崎山荘](岐阜県高山市)

130922aDSC02226.JPG 130922aDSC02219.JPG

新穂高ロープウェイを使って西穂独標から下山の後は、やはり新穂高温泉で汗を流してから帰りたい。新穂高温泉といえば有名なのは、橋の上から丸見えという混浴露天風呂。しかし、今日は家内と一緒なのでそんなわけにもいかず、いろいろな温泉サイトで調べたところ評価が高かった中崎山荘で入浴とする。場所は新穂高第1ロープウェイ駅のすぐ手前。

真新しい建物は日帰り温泉施設として最近つくりかえられたのではないだろうか。以前は温泉旅館として宿泊もあったようだ。入浴券を買い下足札を渡すとロッカーのカギを渡されるシステム。洗い場7つほどでさほど広くない浴室。内湯は白濁の湯に湯の花が舞う単純温泉、露天風呂は無色透明の単純硫黄泉となぜか両者で湯が違う。飲泉もできる掛け流しの泉質には大満足できる。露天の目隠しのようなかたちで竹箒のようなものがあり、そこに湯を注いで冷ます仕組みのようだ。露天からは笠ヶ岳方面の眺望がわずかに望める。3連休中日で新穂高ロープウェイは大いに賑わっていたが、料金設定がやや高めのせいか、ここはそれほど混雑してはいなかった。(おとな800円)
posted by 急行野沢 at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(岐阜県) | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

北八ヶ岳[ニュウ~中山~みどり池](小海町)

稲子湯上の登山口(駐車スペース)655-808沢の源頭-915ニュウ/白駒池分岐925-1005ニュウ1045-1127中山/中山峠分岐1132-1147中山1200-1220中山峠1230-1330みどり池1335-1445登山口

130914DSC01771.JPG 130914DSC01786.JPG
(左)稲子湯の林道ゲート前の登山口(駐車スペース)。(右)その名のとおりシャクナゲが多いしゃくなげ尾根。

稲子湯のあたりから北八ツに登ったことがなかったので、みどり池・しらびそ小屋あたりの様子も知りたくて、稲子湯の上の林道ゲート前に車をとめて歩き始める。3連休の初日とあって、朝7時前にすでに10数台の車がとめられている。まだ、4~5台はとめられそうではあった。

登路はしゃくなげ尾根。ひとしきりカラマツ林の中を登ってから尾根上を行くようになると、その名のとおりシャクナゲが多くなる。花の頃に訪れたい気持ちにさせる。途中、沢の源頭のようなところで反対側の山腹に取り付いて、北八ツらしい鬱蒼と苔むした針葉樹林帯の登り。足元に岩が多くなるあたりは歩きにくいところ。総じて枝を払いながら歩くような所が多く、よい道とはいえない。他の登山者に会うこともなく、ニュウ/白駒池の分岐まではずいぶん時間がかかってしまった。

分岐からニュウまでは緩やかな道で、針葉樹の大木が美しい森林。ニュウを訪れるのは4回目になろうか。白駒池からの道をあわせると連休だけあって人が多くなった。岩が積み重なったニュウの山頂は多くの人がいて、ゆっくりとはしていられず、一段下がったところで休みを取った。一面の霧で何も見えなかったが、少しずつ晴れてくるようだった。

130914DSC01806.JPG 130914DSC01867.JPG
(左)ニュウ/白駒池分岐。(右)中山付近から。樹林の海から頭をもたげているのはニュウ。

ニュウから中山峠に向けては途中までほとんど登り。今日登るピークがニュウだけというのも寂しいので中山まで足をのばす。中山山頂南側から、先ほど経由したニュウや天狗岳を展望できた。中山峠まで下り、さらにみどり池へ。みどり池への道は、中山峠直下あたりは落石の危険もあり歩きにくいところ。しかし急降下も一段落すれば、しっとりとした樹林帯の緩やかな下りとなる。本沢温泉への分岐あたりからはトロッコ軌道の跡も見られる。

しらびそ小屋には、最近の山ガールブームのせいか女性客が多いようす。女性に好まれそうな雰囲気の山小屋ではある。小屋の前のみどり池は思っていたよりも小さな池。背景には天狗岳が大きい。その先は道幅もやや広く歩きやすい道となったが、樹林帯の中、延々と歩いて駐車場所に戻った。

130914DSC01887.JPG 130914DSC01930.JPG
(左)中山峠上から見た天狗岳。(右)しらびそ小屋前から見たみどり池と天狗岳。

星空の湯りえっくす(小海町)

130914aDSC01939.JPG 130914aDSC01942.JPG

北八ヶ岳のみどり池方面から下山の後、温泉となれば普通はすぐ近くの稲子湯ということになるのだが、稲子湯は以前入ったことがあるので、車を少し走らせて小海リエックスの温泉施設に行ってみた。温泉サイトなどでも取り上げられていたので、気になっていたところ。小海リエックスのリゾートホテルに隣接して建てられている(ホテル宿泊者なども利用する)小綺麗な施設であり、受付で大小のタオルとロッカーのカギを渡される。入浴用のアメニティなどはすべて備え付けられている。

松原湖温泉からまつの湯からの引き湯(つまり八峰の湯などと同じ)ということだが、源泉浴槽がつくられているのがいいと思う。ほかに循環の内湯と露天風呂。湯は薄茶色で、湯の花が舞っている。露天風呂からも内湯からも木の間越しに浅間山などが見える。開放的なデザインはなかなか気持ちが良い。入浴料金は800円で少々高め。入浴後にシャトレーゼのアイスクリームの無料サービスがあったのは嬉しかった。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(佐久・東御) | 更新情報をチェックする

2013年09月07日

北八ヶ岳[本沢温泉~東天狗岳](南牧村/茅野市)

林道ゲート前715-830本沢温泉野天風呂900-958夏沢峠1003-1045根石岳1100-1130東天狗岳1145-1200白砂新道分岐1210-1315本沢温泉1325-1425林道ゲート前

130907DSC01633.JPG 130907DSC01644.JPG
(左)ゲート前の駐車スペース。(右)本沢温泉。野天風呂はこの先10分ほど。

八ヶ岳へは佐久側から入ったことがこれまでほとんどなく、稲子湯や本沢温泉からの登山路をいつか歩きたいと思っていた。ネットなどで調べてみると車高の高い4WD車なら本沢温泉手前の林道ゲートまで入れそうなので、本沢温泉経由で夏沢峠から天狗岳まで登ってみようと計画を立てた。

舗装道の終点には数台の車が駐車していたが、路面の荒れた林道に乗り入れてゲート前の駐車スペースに車をとめる。3台の先客があり、まだ4~5台程度とめられそうだった。ここから林道を1時間強歩いて本沢温泉へ。私の下山時刻には温泉だけ目当ての軽装の人も見受けられたが、それなりの登りもある道である。本沢温泉に到着してまずは野天風呂に入る。順番が逆なのだが、野天風呂については別項にまとめためでそちらへ

130907DSC01680.JPG 130907DSC01688.JPG
(左)箕冠山の樹林帯を行く。(右)根石岳への登り。

本沢温泉から夏沢峠までは約1時間の登り。樹林帯の歩き易い道で、九十九折を繰り返しながら尾根に登りつき、概ね尾根の南側山腹を登って行く。割とあっけなく夏沢峠に到着。南に硫黄岳の火口が見え、それと対照的に北側には穏やかな山並の箕冠山。

美しい針葉樹林の中、だらだらとした登りで箕冠山へ。根石山荘の前を通り過ぎる頃から雨が降りはじめ、根石岳の山頂ではついに雨具をつけた。霧が濃くて展望もなくなった。すぐ目の前にあるはずの東天狗さえ霧の中に見え隠れしている。天気がよければ西天狗まで足をのばそうと考えていたが、この雨では東天狗で引き返すことにする。

下山路は根石岳の北側から白砂新道に入る。山火事の形跡があり、一部登山道が分かりにくくなっている。岩や木の根が張り出して歩きにくい急勾配が多く、やはり主稜線へのメインルートは夏沢峠への道だと思った。本沢温泉から来た道を林道ゲートまで戻ったが、この時間に登ってくる人と頻繁にすれ違う。今日は本沢温泉に宿泊して、明日登山ということなのだろう。

130907DSC01692.JPG 130907DSC01696.JPG
(左)白砂新道の分岐。背景は根石岳。(右)霧の中の東天狗岳。

本沢温泉[野天風呂](南牧村)

130907aDSC01665.JPG 130907aDSC01662.JPG

ずっと行きたいと思っていた本沢温泉だが、ついに八ヶ岳(天狗岳)登山と組合わせて訪れる機会を得た。(本沢温泉へのアプローチについては、こちらを参照)本沢温泉の受付で600円を支払い、さらに10分ほど山道を登って野天風呂にたどり着く。3~4人程度が入れる浴槽が沢沿いにただあるだけ。まだ朝8時半なので、当然入っている人は他にいない。人のいない時間を考え、あえて登山前のこの時間に入ることにしたのだが。

あたりに漂う硫黄臭と白濁の湯、そして硫黄岳の爆裂火口を眼前に見るロケーションはやはり素晴らしい。「日本一の露天風呂」と評している温泉サイトもあるけれど、もっともだと思う。日本最高所の露天風呂だということである。以前は脱衣所があったということだが、今は周囲に何もなく白砂の傾斜地なので、人が多いと服を脱いだりする場所にも困るのではないだろうか。しかし、山道を1~2時間歩いても訪れる価値のある温泉だと思う。なお、本沢温泉の建物内の内湯は宿泊客が多いと、入れないことが多いようだ。
posted by 急行野沢 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(佐久・東御) | 更新情報をチェックする