ふるさと自然園・駐車場925(尾根コース)-1030沢/尾根コース合流-1110南沢山-1135横川山1215-1238南沢山-1311沢/尾根コース分岐(沢コース)-1400ふるさと自然園・駐車場
(左)南沢山への登山道の途中で。(右)山頂らしくない南沢山山頂。
以前、富士見台から見た笹原の向こうにある横川山・南沢山。いつか登りたいと考えていた。秋の好天の休日、長野県の南端に近い山まで足をのばした。飯田山本ICから昼神温泉を経由してR256で旧清内路村のふるさと自然園へ。入口受付で駐車料金(500円)を支払い、登山口下の駐車場まで車を進める。中京方面のナンバーの車を中心にすでに10台以上とまっていた。
登山路には尾根コースと沢コースがあるが、登りは尾根コースで。本来の尾根コースは自然園の中を少し進んだところから始まるようだが、駐車場奥の標識のところからつけられている登山道をたどる。途中で本来の尾根コースと合流。ヒノキ林と雑木の混ざった中を登って行く。30分ほどで尾根にのり、あとは緩急を繰り返す尾根上の登り。登山口から1時間ほどで「中間点」の標識があらわれ、小ピークに登り下ると沢コースが合流する。
ここからは概ね稜線の左下(南側)につけられた起伏の少ない道となる。ところどころは紅葉が綺麗だが、針葉樹や笹が混在するので「一面に」というわけにはいかない。だらだらとした単調な道に飽きてくる頃、笹原に出て、まもなく南沢山の山頂。およそ山頂らしくない場所で、「山稜の西の端のちょっと高いところ」といった感じ。
(左)南沢山側からみた横川山。(右)横川山への登りから見返した南沢山と、背景は右に中央アルプス、左に南木曽岳。
南沢山山頂で道は左に曲がり、笹原の中を横川山に向かう。展望を楽しみながらいったんくだり、登り返して笹原の横川山山頂へ。狭い山頂は20人以上の登山者で大賑わい。富士見台方面から登ってきた人もいるようだ。さすがに展望は素晴らしい。北にはいま歩いてきた南沢山や、その背後に南木曽岳や中央アルプスが見渡せる。西は南アルプスのほぼ全容が見渡せるようだ。南は富士見台と雲に山頂を隠している恵那山。
下山は、沢/尾根コースの分岐までは往路を戻り、分岐からは沢コースをとる。途中、沢の河原に降りて踏み跡をたどるところもあり、変化があって楽しめた。全体に急な登りは少なく危険な箇所もなく、安心して登れる展望の山だと思った。
(左)横川山からの南アルプス。(右)横川山から南沢山への登山道から。