登山口(半過併用林道分岐点)1020-1051「130番鉄塔」1056-1130半過城山山頂1150-1209「130番鉄塔」1213-1233登山口
(左)岩鼻の上の千曲公園から見た半過城山。(右)130番鉄塔から見おろす上田平。
西上田周辺から見える「岩鼻」という千曲川西岸の岩壁があるが、その少し奥の「城山」。麓の集落の名をとって半過城山とも呼ばれるようなので、ここではその名とした。国道18号上田坂城バイパスの「半過トンネル」「岩鼻トンネル」という2つのトンネルの間で分岐する道から「千曲公園」への案内板に従い、道が山腹を巻く水平道になるところで千曲公園とは逆に右折。半過併用林道の分岐点前のスペースに車をとめて、中電の巡視路を登っていく。まずは「130番送電鉄塔」を示す矢印に従って登る。
最初から急な直登、さらに階段状の登り。松脂の匂いが漂ってくる。赤松の多い松茸山なので、秋の登山は控えたほうがよさそうだ。その先の斜上トラバースは道が谷側に崩れ気味。さらに巡視路の案内標識に従って直登すれば130番鉄塔に到達。眼下に上田の街並や塩田平が広がる。鉄塔の脇をよじ登ると129番鉄塔への矢印がある。水平なよい道はやや右に折れて谷状の雑木林の中を進む。やがて山腹をじぐざぐに登っていくが途中、Y字の分岐は右手を選び尾根の最も右手をたどることがポイント。
ミツバツツジが芽吹き始めているが、花の咲く頃には少々雑駁な感じのするこの山に彩を添えてくれるのだろうか。登山用の案内は皆無だが、思ったよりも道ははっきりしている。傾斜が緩んでくると右手に坂城方面の展望が開ける場所もあり、少し気持ちも落ち着いてくる。稜上のゆるやかな道を行けばやがて赤松に囲まれ、三角点のある山頂に到達する。下山は往路を戻った。
(左)130番鉄塔からしばらくは気持ちの良い道。(右)山頂は赤松に囲まれて展望はよくない。
2014年04月27日
室賀温泉[ささらの湯](上田市)
城山に登った後は、ちょうど山の裏側にあたる室賀温泉「ささらの湯」に立ち寄る。以前1度訪れてから、もう10年ほど経っているだろうか。施設の周りはまだ桜が咲いていて、塩田平からはだいぶ奥まった立地だけれど思ったより多くの人で賑わっていた。隣接して蕎麦屋や野菜の直売所がある。
建物は上田出身の建築家・北川原温の設計。木材を多用した建築は、いい意味でちょっと他とは違う雰囲気を醸し出している。下部の玄関から入ると階段や廊下を少し歩くことになるが、それも雰囲気としては悪くないと思う(温泉に近い入口もある)。湯はつるつるしている。浴槽内は循環だが、湯口からは大量の源泉が注がれている。これだけ湯量が豊富なら小さくてもいいから源泉浴槽をつくればいいのにと思う。露天風呂からの眺望は皆無だが、立地的には仕方ないか。(おとな入浴:500円)