駐車場所1015-1041林道終点1045-1114競馬場跡-1146伊那スキーリゾートからの道と合流-1208権現山山頂1258-1308スキー場分岐-1330競馬場跡1335-1400林道終点-1422駐車場所
(左)「女学校林」の案内板があるあたりは、整ったカラマツの林が美しい。(右)山頂直下はわずかだが急登となる。
伊那スキーリゾートの裏にある里山。あまり期待せずに登ったが、カタクリの花が咲き、途中の自然林・カラマツの新緑も美しく、山頂からの南アルプスの展望も素晴らしかった。
伊那スキーリゾートから登るのが一般的だろうが、一本北の常輪寺というお寺の前から西に続く林道に車を乗り入れて終点まで行こうと考えた。林道には「駒ヶ岳登山口」の標識がありそれに沿って西に向かって車を進める。駒ヶ岳登山の古道であり、かのウェストンもこの道をたどったという。林道としてはそれほど路面は荒れていない。しかし、林道終点の1.5kmほど手前に大きな落石があったため、その手前に車を止めて歩き始める。25分ほどの林道歩きとなったが、途中の道沿いにはヤシオツツジも咲いていた。
林道終点は5~6台ほどの駐車スペースがあり、鳥居をくぐって登山道に入る。道は山腹の右を巻いていくが、自然林とカラマツの新緑が美しい。足元にはカタクリの花が咲き、場所によってはかなりの群落になっている。道は左の山腹にとりつき、「三合目」の案内板がある手前あたりで尾根にのった感じになる。いわれを記した案内板のある「競馬場跡」「女学校林」を過ぎると道はジグザグに登りはじめる。古道だけあって歩きやすい道である。やがて伊那リゾートからの道と合流し、この先は山頂に向かっての急登となる。
山頂には祠や地元小学校の登山記念などが立ち並び賑やか。三角点はその裏側を少し進んだ先にある。西側の樹木が伐採されていて、山頂からの山岳展望は素晴らしい。左は蓼科・八ヶ岳から美ヶ原あたりまで、右は南アルプスのほぼ全貌が見えるようだ。真正面の主役は甲斐駒・仙丈で、山頂部に雪を残している。水をはった伊那谷の田んぼも輝いている。下山は往路を戻った。
(左)山頂は祠や登山記念などで賑やか。(右)山頂からの南アルプスの眺め。
2014年05月17日
羽広温泉[みはらしの湯](伊那市)
伊那の権現山に登った帰り道に寄る。別のところに行くつもりだったけれど、車で走っていたら案内板が出ていたので立ち寄ったという感じ。立派な施設。館内の休憩スペース・食事処も広くとられ、お土産店もある。各種体験なども併設していて、時期的には「いちご狩り」のシーズンのようだ。
湯は南信の温泉に共通のつるつる感のある湯だが、加温循環であまり泉質を求めて行く感じではない。湯船は広いし、低温浴槽・寝湯・うたせ湯などさまざまな浴槽も用意されている。秀逸なのは露天風呂から正面に見える南アルプスの山並み。露天風呂の横に山名を記した案内板があるのは親切。「甲斐駒ヶ岳」ではなく「東駒ヶ岳」と表記してあるのは伊那らしい。(入浴:おとな600円)