南葉ロッジ956-1030六合目水場1035-1100八合目-1123青田南葉山山頂1210-1236八合目-1300六合目1305-1340南葉ロッジ
(左)南葉ロッジから見上げる青田南葉山。見えるのは山頂ではなく八合目付近。(右)カタクリ咲く登山道。
ガイドブックには、豪雪地の山だから1,000mに満たない標高ながら登山適期は5月中旬以降と書いてあった。もう5月も下旬なので出かけたが、山頂付近はまだ雪に覆われていた。
上越市高田の市街地の南西に位置する南葉高原には、キャンプ場などが整備されている。その中心部にある南葉ロッジの前の駐車場に車をとめる。登山案内板の脇を通りキャンプ場の中を「木落坂コース」の案内に従って進むと、第4キャンプ場の先に登山口がある。この先、随所に案内標があり、○合目の掲示もあってだれでも安心して登れる山である。木橋で沢を渡り最初はゆるやかな登り。カタクリやシラネアオイ、イワカガミなどの花が見られ、新緑の自然林のトンネルをくぐるように道が進むところも。四合目の案内板から道は急登となる。土が滑りやすい。途中、六合目に水場があり展望も一瞬開ける。急登は七合目付近までつづく。七合目から少し入ると展望台があり、日本海まで望める。
(左)七合目付近。新緑の中を行く。(右)八合目付近から先は残雪の上を歩く。
このあたりから道脇に雪が多くなり、八合目の前から道は雪の下に隠れる。ブナの新緑と雪のコントラストが美しい。山上台地の一角にたどり着いたので傾斜はほとんどないから、軽アイゼンをつけるほどでもない。夏道の姿がわからないので、テープやマークを探しながら歩く。最後にゆるやかな登りがあって広い山頂にたどり着く。二等三角点と祠がある。正面に妙高・火打が美しい姿を見せている。振り返ると直江津港や日本海、かすかに佐渡が見える。下山は往路を戻ったが、滑りやすい急坂で時間がかかった。春の里山の雰囲気とブナの新緑、そして残雪のスノーハイクまで楽しむことができた。
(左)山頂からは正面に妙高・火打が見える。(右)山頂から見た日本海。