2014年07月26日
<山梨遠征> 甘利山~千頭星山(山梨県韮崎市/南アルプス市)
(左)霧に覆われた甘利山山頂。(右)甘利山側から見た奥甘利山。
広河原駐車場910-928甘利山-957奥甘利山-1048青木鉱泉分岐-1115千頭星山1150-1212青木鉱泉分岐-1248奥甘利山1253-1318甘利山1323-1336汁垂ヒュッテ跡-1346広河原駐車場
「今日は暑くなるので熱中症に注意」といわれていたが、広河原の駐車場につくと山稜は一面の霧に覆われていた。展望は皆無だが炎天下を歩かなくてすむのを喜ぶべきか。韮崎市街の西方に位置する甘利山は山頂直下の広河原まで車で入れるので、6月のレンゲツツジの時期には大いに賑わうという。そんな時期も過ぎてしまたっが、甘利山から南アルプス前衛峰とでもいうべき千頭星山を目指す。
喫茶・土産店「つつじ苑」の脇から登山道に。よく整備された道を歩くと20分ほどで甘利山山頂。周囲にはレンゲツツジの低木が多いが、もうとっくに季節は過ぎている。霧が深く展望はきかない。いったん鞍部に下り登り返して奥甘利山。登山道から少し北側に登ったところに山頂があるが、ここも霧で展望がきかない。いきおい視線は足元の花々に向けられる。ハクサンフウロ・ウツボグサ・ヤマオダマキ・カワラノナデシコといったあたりが登山道の脇を彩っている。
さらにいったん鞍部に下り大西峰に向かっての少し長い登りが続く。道はおおむね稜線の南側につけられている。足元を笹が覆うカラマツ林の中、最後は急登となるが決して歩きにくい道ではない。大西峰直下で右に青木鉱泉への道を分ける。
(左)奥甘利山からの登山道。登りか続くがここは鞍部。(右)大西峰直下を過ぎ千頭星山までは笹原の中の道が続く。前方、霧の合間に千頭星山山頂が見える。
青木鉱泉への分岐から千頭星山にかけては、笹原の中を行く。展望も開け楽しいところ。前方に千頭星山のピークが霧の間に見え隠れする。最後はあまり大した登りもなく、樹林の中の千頭星山の山頂へ。展望はないが、深山の雰囲気を感じさせる。さらにこの先、鳳凰三山への道が続いている。私の古いガイドブックには行程3時間と記されていたが、2時間余りで到着した。下山は往路を戻り、途中、甘利山から汁垂経由で広河原の駐車場に戻った。
(左)樹林に囲まれた千頭星山・山頂。展望はない。(右)登山道の足元にはさまざまな花。ヤマオダマキ。