2014年08月03日
<新潟遠征> 平標山(新潟県湯沢町/群馬県みなかみ町)
(左)松手山付近から見た山頂方面。山頂は右手奥。(右)松手山から稜線までの登りはお花畑。
登山口840-942送電鉄塔947-1025松手山1030-1121稜線1126-1145平標山山頂1231-1302平標山の家1307-1400林道-1454登山口
以前東京に住んでいたころは「みつまた・かぐら・田代」でスキーをする機会が多かったが、その頃から気になっていたのが平標山。ついに登る機会がやってきた。登山口には登山者用有料駐車場(500円)が整備されていて、40台ほどの車がとまっていたがまだ余裕はあった。真夏に標高2,000mに満たない山に登る人はあまり多くないのではないかと思っていたが、けっこう人気があるようだ。
周回コースがとれるのが魅力。松手山側から登るコースを選ぶ。いきなり階段状の急登が続く。途中、送電鉄塔で苗場スキー場方面の展望がひられるほかは、ひたすら樹林帯の登り。急坂がゆるむと展望が開け、右手前方に平標山が見え松手山に着く。その先しばらく緩やかな道が続いた後、稜線に向けての急登がはじまる。この登りの両側が素晴らしいお花畑。稜線直下まで、ツリガネニンジン・シモツケソウ・ハクサンフウロ・ウツボグサなどが斜面を彩っている。稜線に出てからは花は少なくなり、山頂までは思っていたよりも距離があった。たどり着いた平標山頂は、最初、霧に覆われてはかばかしい展望がなかったが、やがて晴れてきて近場の山々を望むことができた。特に目の前にそびえる仙ノ倉山の山容は見事。小広い山頂で休んでいた登山者の数は20~30人。
(左)稜線上から。一番奥が平標山。(右)平標山からの仙ノ倉山。
場合によっては仙ノ倉山まで足をのばそうと思っていたが、午後の雷雨の可能性を考えて今日は自重する。下山は平標山の家へ。こちら側は一面の笹原。木材で組まれた階段状の下りが続く。山の家で少し休んでいたら、小雨が降ってきた。それではと腰を上げて、樹林帯の階段状の下りを進むが途中から本降りとなった。林道に出る頃にはさらに激しくなり、雨具をつけていても中までしみてくるような大雨になった。仙ノ倉まで足をのばさなくて、今日のところは正解だった。
(左)平標山・山頂。(右)平標山の家から見た平標山。