麦草峠駐車場818-858林道に出る-915雨池南岸-946八柱山956-1023雨池東岸-1036雨池西岸-1113雨池峠1118-1145縞枯山-1158展望台-1205展望台分岐1235-1258茶臼山-1326中小場1330-1345大石峠-1400麦草峠駐車場
(左)南岸からの雨池。(右)八柱山へはおだやかな樹林の道。
天気予報が刻々とかわり天気が読めないので登山の計画が立てにくい。午後、雷雨になってもいいようにと、麦草峠から雨池経由で八柱山まで軽く歩いてみるつもりで出かけた。久しぶりに北八ツの樹林帯を歩いてみたいという気持ちがあった。
空は厚い雲に覆われている。天候が思わしくないせいか、8時過ぎに麦草峠の駐車場は1/3程度しか埋まっていない。麦草ヒュッテの前から雨池方面への道をたどる。深い針葉樹林帯を40分も歩けば林道に出て、その先右手に折れて木道を進めば思っていたよりあっけなく雨池の南岸に到着。東岸に回って八柱山へと登る。最初はちょっとした登りだが、あとは穏やかな道がクマザサと針葉樹林の中に続いている。以前、残雪期に、八千穂自然園から八柱山に登り雨池に降りたことがあったけれど、その時とは印象がまったく違う。樹林帯でありながら比較的明るい印象が今日は残った。八柱山の山頂からは佐久方面の平地を見おろすことができた。
(左)雨池峠への登りで振り向けば八柱山。(右)縞枯山への登り。
雨池まで戻ったが、まだ11時前で雨も落ちてきそうにないので、雨池峠まで足をのばすことにする。深い樹林帯の中、石がゴロゴロとしていつも歩きにくい道。振り返れば、樹海の向こうに八柱山が頭をもたげている。雨池峠からは、坪庭から五辻経由を考えていた。しかし、雨池峠まで来ると登山者がぐっと増え、しかもみんな縞枯山へと登っていく。ならばと縞枯山経由で戻ることにしたが、縞枯山・茶臼山への登り下りはこんなにきつかったかと思い返すことになった。縞枯山の山頂や展望台も霧に囲まれて、見晴らしはまったく得られなかった。ところが茶臼山への途中で晴れ間が出てきた。中小場あたりで振り返ると、縞枯山も茶臼山もきれいにその山容を見せていた。そのまま樹林帯を下って麦草峠に戻った。
(左)縞枯山・茶臼山間の縞枯れが見られる一帯。(右)中小場からの茶臼山・縞枯山方向。