登山口1000-1118林道から山道へ-1129甘露の水-1200「明星山頂(直登)」の標柱-1310明星山山頂1353-1448標柱1452-1515甘露の水1520-1526林道へ-1625登山口
(左)登山口付近から見た明星山。(右)林道の途中から見た雨飾山方面。
明星山は姫川に沿う谷から見上げると、その特異な姿が印象的で、いつか登ってみたいと思っていた。秋も深まってきたので、このくらいの標高の山に登るのもよいかと出かけてみた。が、最後の急登はけっこう大変だった。
国道148号を大糸線小滝駅付近から西に入り、小滝公民館の上の岡集落が登山口。登山道へと左に入る箇所に案内板があるが、車道を直進したところに5台程度の駐車スペースがあり、そこに車をとめる。先ほどの案内板に従い歩き始めると、すぐに林道のゲートとなる。ここから1時間余りの林道歩き。最初は杉林の中をうねうねと登っていくが、杉林が途切れると右に山腹をずっとトラバースするかたちに。このあたりからは東側に頸城山塊の山々を望むことができた。ひときわ目を引くのは雨飾山。実は山道に入ると山頂まで展望はないので、眺めを楽しんでおきたいところ。
(左)林道から登山道へ。(右)「明星山(直登)」の標柱。まさにここからは直登となった。
1時間余りで、左手に「明星山90分」の案内板があらわれ登山道に入る。わずかで「甘露の水」という水場。その先は、右手にトラバースした後、ゆるやかな登りにブナの林も広がって雰囲気良いところ。水場から2回沢を渡って3回目の沢沿いに「明星山頂(直登)」と書かれた標柱があらわれる。ここからはまさに直登といった感じの急登がはじまる。ヤブを漕ぐようなところもあり、足元がぬかるんでいて歩きにくいし、手足を使って攀じるような場所もある。最後はバテバテになって山頂に到着。
山容から考えて、山頂からの展望は素晴らしいものと期待していたが、周囲を低木が取り囲んで、いまひとつ360度の眺望とはいかない。登っている間に雲が多くなり、東側の雨飾山なども雲に隠れがちとなった。北東側は糸魚川の街並みの向こうに日本海が広がっている。南西側には朝日岳をはじめとする北アルプス北部の山々が雲にやや隠れながら、姿を見せていた。
下山は往路を戻ったが、ぬかるんで滑りやすい急坂に手を焼いて、意外に時間がかかった。
(左)明星山山頂。(右)北アルプス方面の展望。
2014年09月27日
姫川温泉[瘡の湯](小谷村)
糸魚川方面からの帰路、どこかの温泉で汗を流したいと思い、姫川温泉へと向かう。道すがら「掛け流し・日帰り温泉 瘡の湯」の案内看板が出ていたので、迷わずにそこに向かう。「瘡(くさ)の湯」と読む。
今年1月にできた新しい施設らしい。入るとすぐに休憩室があって、そこを通って浴室に行くのも珍しい。脱衣室も手狭だし、浴室も4人程度の内湯がひとつと洗い場が4つ。コンパクトだけれど、泉質はさすがに素晴らしい。掛け流し、加温・加水なし。シャワーはないけれど湯は豊富だから大いに使ってよいというようなことか書かれている。無色透明の湯だが、いつまでも温かさが残った。他の姫川温泉の旅館とは違う源泉らしいのだが。窓の向こうに姫川を渡る大糸線の鉄橋が見える。時間の余裕がなくて残念だったが、休憩室でゆっくりしているとお茶など出してくれるらしい。(入浴:おとな600円)