2014年11月09日
戸倉山(新潟県糸魚川市)
(左)「原の館」の前にあった手書きの地図。(右)白池の畔から見た戸倉山。
しろ池の森「原の館」前・駐車場1002-(どんぐり歩道)1022白池-1042角間池-1110戸倉山・山頂1145-1205角間池1210-1225白池(-白池周回1237)-1253駐車場
午後は天気が崩れそうなので、午前中に登ってしまえる山に行こうと考えて、糸魚川市の戸倉山に出かける。糸魚川シーサイドバレースキー場のさらに奥に進んだところにある。国道148号から東に折れて進めば、「しろ池の森・戸倉山」を示す標識が過不足なく道端にあって、それに従えば「しろ池の森」の駐車場まで導かれる。駐車場の近くには「原の館」という施設もあり、白池までの一帯には遊歩道などが整備されている。
駐車場のすぐ先に「どんぐり歩道」の入口があるので、並行している舗装道ではなくこれをたどって白池まで歩く。やや盛りを過ぎた紅葉の中を戸倉山を正面に見ながら、多少のアップダウンで白池まで。途中の四阿から振り返ると雨飾山・鋸山などが展望できる。
(左)駒ヶ岳方面を背景とした白池。(右)角間池からは塩の道と分かれ、右へ折れて登りとなる。
白池の畔にも四阿が建ち、その脇からは「塩の道」が合流して古道らしい雰囲気となる。道はゆるやかな登りで角間池へ。右手に見える戸倉山の山腹は、色とりどりの紅葉が美しい。角間池の畔で「塩の道」と分かれ、右へと戸倉山への登りにかかる。最初はブナの樹林の中のゆるやかな登り。途中、左手の小ピークとの鞍部からは右のやや痩せた尾根上を登る。左に北アルプスの展望が開ける場所には「頑張10~15分」の案内標。ここからは階段状の道となり、赤黄の葉を少しだけ残した樹林の中を登る。
到着した山頂は遮るもののない360度の展望。今日はあいにくの曇り空だが、目の前に雨飾山が大きい。その左に雪を被って霞んでいるのは焼山か。さらに駒ヶ岳から左に目を移せば、日本海が見える。眼下にはシーサイドバレースキー場のゲレンデ。振り向けば北アルプス北部の峰々にはもう雪が来ているのが見えた。下山は往路を戻った。角間池あたりで小雨が降り出したがたいしたことはない。帰路、白池の周回歩道を歩いたが、紅葉の戸倉山を背景とした白池の佇まいはなかなかのものだった。
(左)戸倉山山頂から北アルプス方面。(右)山頂から右は雨飾山、左は駒ヶ岳。
湯原温泉[猫鼻の湯](小谷村)
糸魚川からの帰路、小谷村の湯原温泉に立ち寄る。いろいろな温泉サイトでも取り上げられているので、前から興味があった。国道148号の湯原トンネル南側から東に分岐し、幟や案内板に従って姫川の河岸まで下ったところにある。建物はいかにも仮設風だが、それが逆に何ともいえない雰囲気となっている。
浴室は姫川に向けて開放されていて、簡単に屋根がかかっただけのもの。木製の湯船に掛け流しの湯が注がれている。一角にひとり分だけのシャワースペースがつくられている。湯は鉄分を強く感じる。源泉が50度を超えているので、加水して温度を下げている。姫川を眺めながら、ゆっくりと入ったが、入浴後は肌がすべすべし気持ちがよかった。(おとな入浴:500円)