松沢林道ゲート1147-1204星糞峠1208-1224黒曜石遺跡最上部-1237小ピーク-1252虫倉山(祠)1258-1303虫倉山(南峰)1335-1351小ピーク-1403黒曜石遺跡最上部-1416星糞峠1422-1438松沢林道ゲート
(左)黒曜石遺跡の最上部。この裏を直登する。やがてあらわれる安山岩の露岩の左を登る。(右)稜線に出るとよく踏まれた道が続く。
1ヶ月ほど前に黒曜石産地である星糞峠の西に位置する高松山に登った。今度は峠の東に位置する虫倉山に登りたいと思っていた。虫倉山というと中条の山が有名だけれど、これは長和町の虫倉山である。
朝起きると雨が降っていたが、昼頃にはあがるだろうという予想で出かける。国道152号から右折してブランシュたかやまスキー場、そして黒曜石体験ミュージアムの前を通って、松沢林道の入口ゲート付近に車をとめる頃には雨もあがっていた。林道を歩いて四阿もある星糞峠へ。ここを右に折れて黒曜石遺跡の遊歩道に入る。遺跡群をめぐるように解説板や矢印が設けられているが、それに従って最上部まで登っていく。
最上部の解説板で遊歩道は終わるが、その背後の踏み跡を登っていく。赤テープに従って、大きな安山岩岩塊の左を通って急登して行くと稜線上に出る。右に穏やかな稜上の道が続く。思ったよりもはっきりした踏み跡があり、楽しく進むことができる。
(左)小ピークから虫倉山へと続くカヤトの原。(右)虫倉山側から振り返る小ピークとその右背後に高松山。左下はブランシュたかやまスキー場。
足元はクマザサから、やがてカヤトに覆われ、露岩が多くなると小ピークに至る。虫倉山西方の1630等高線で囲まれたピークである。ここで東の虫倉山を見ると、その手前には一面カヤトの原が広がっている。踏み跡もあるものの錯綜しており、とにかくカヤトを掻き分けながら進む。虫倉山の山頂部に着くとカラマツ林となり、まずは最高点を探しに左(北)へと向かう。
南北に長い山上台地の北端に石祠が鎮座している。そこから少し南に行ったカラマツ林のクマザサの中に三角点が見いだせた。このあたりでは展望がないので、踏み跡がはっきりしない山上台地を南端まで歩いてカヤトの中の展望のよいところで休む。傍らの木に「虫倉山」の表示があるが、どうみてもここが最高点ではないと思う。山名標の背後に見えるはずの蓼科山は雲の中。ブランシュたかやまスキー場の駐車場が眼下に見える。晩秋にはこういう山がいい。雪が来る前に、こういう山が輝きを見せる一瞬だと思う。
(左)山頂の北端には石祠。(右)山頂の南端には山名標が取り付けられていた。背後には晴れていれば蓼科山が見える。
隣接する高松山への登山記録はこちら
→ 「高松山(2014年11月3日)」
→ 「高松山~大出山(2022年5月3日)」