2015年06月14日

籠町南葉山(新潟県妙高市)

重倉林道登山口940-1005作業道終点-1031栃の木峠1035-1053籠町三叉路-1101籠町南葉山・山頂(三角点)1131-1137籠町三叉路-1153栃の木峠1157-1219作業道に出る-1240重倉林道登山口

昨年、青田南葉山に登りなかなかいい山だと思ったが、その南隣に籠町南葉山があることを知った。両方を縦走するのが楽しそうだが、今回は籠町南葉山だけを登ることにした。

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(左)作業道の終点。右手に駐車場がある。左の道を進む。(右)谷状の道には雪が残る。

妙高市街の西の山麓にある西野谷集落。その中心部から砂防公園を通り、舗装された重倉林道をひたすら進む。やがて左に簡易舗装の作業道を分ける箇所があり「籠町南葉山登山口」の標識が立つ(標高580m地点)。すぐ先に5台ほどの駐車スペースがあり、そこに車を置いて歩き始める。しかし、その作業道も普通車で走れる路面状況であり、終点(標高740m地点)に駐車場が整備されていてここまで車で入れる。とはいうものの、今日一日の行程で考えると最後まで車で入っては短すぎたのだが。

作業道終点から山道に入る。道は良く踏まれ、迷う心配も危険な箇所もない。すぐに沢に下って登り返す。杉の植林帯を進み、ちょっとした階段状の急登を進めば、尾根にのった感じになり右下に沢音が聞こえる。周囲は杉林からブナ林へと変わっていく。小さな沢を跨ぐとぬかるんだ谷状の直登となり、一部は残雪の上を歩く。その先の稜線に出たところに「栃の木峠」の標識があり、籠町南葉山は右折して稜線を東に辿るよう書かれている。重倉山の方向に踏み跡はない。

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(左)稜線に出たところに栃の木峠の標識。(右)籠町三叉路。籠町南葉山へは直進、左に進むと青田南葉山への縦走路へ。

稜上の道は概ねブナ林に覆われ展望はほぼ得られない。ときにブナの枝が道をふさぐ中、小さなアップダウンの緩やかな道が続く。小さな広場に出ると「籠町三叉路」の標識があり、左へと青田南葉山への道を分ける。その先、ブナの美林の中を10分ほど歩けば籠町南葉山の三角点に到達。東側が切り開かれて妙高市街が見渡せるはずだが、今日は雲が多く霞んでいる。足元にはそこかしこにイワカガミが咲いている。山頂にはさまざまな方向の下山路を示す矢印もあったけれど、下山は往路を戻った。作業道の途中で山菜採りの人は見かけたけれど、他に登山者には誰にも会わなかった。

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(左)ブナ林の中を進む。(右)籠町南葉山・山頂(三角点)。東が切り開かれて妙高市街方面が見える。
posted by 急行野沢 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(新潟県-上越) | 更新情報をチェックする

池の平温泉[元気村 温泉ハウス](新潟県妙高市)

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籠町南葉山から下山の後は、妙高山麓の池の平温泉まで足をのばす。ペンション村の中の「温泉ハウス」に入ることにする。ここは元気村という周辺のペンションが共同運営しているもので、基本的にペンション宿泊者のための施設であるが、宿泊者以外も入浴することができる。

温泉ハウスの前に当番のペンション名が書かれているので、そこに行って料金を支払い、鍵を開けてもらうシステム。なお、扉はオートロックになっているので入浴後はそのまま帰ることができる。ちょっとした休憩室の奥に男女別の浴室がある。4人ほど入ればいっぱいの内湯と4つの洗い場。無色無臭の湯で、ほのかな硫黄臭はあるものの温泉らしさはあまり感じられない(加温循環)。私のほかに利用者はおらず、スキーシーズンのことはわからないけれど意外な穴場なのではないだろうか。(入浴料金:おとな500円)
posted by 急行野沢 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(新潟県) | 更新情報をチェックする

2015年06月07日

猿面峰(栄村)

大赤沢登山口(一合目)935-1022三合目(第一展望台)1030-1050四合目1057-1128六合目1134-1205猿面峰(七合目)1250-1308六合目-1334四合目1339-1356三合目-1440登山口

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(左)霧ノ塔方面の展望が開けた三合目。(右)ブナの美林も広がる。

苗場山への長野県側からの登山道として多く歩かれているのは小赤沢コース。その一本北側にある大赤沢新道はあまり歩かれていないが、その途中(七合目)にある猿面峰というピークを目指す。苗場山を目前にして引き返すということになるのだけれど、苗場山までだとちょっと長すぎることと、猿面峰そのものも展望はよさそうなため。

国道405号を南下して津南町から長野県栄村に入り直し、その県境から700mほど進んだ地点(目印なし)で左折して舗装された林道へ。その林道の舗装が終わる地点に「大赤沢新道の一合目」の標識が立つ。5台分ほどの駐車スペースがあり、ここに車をとめて歩き始める。しばらく荒れた林道をたどると、15分ほどで右手に「苗場山」の案内標がありここから山道に入る。

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(左)いったん傾斜が緩む四合目は、針葉樹林帯の中。(右)さまざまな花も楽しみ。

すぐに二合目の案内板。この先、〇合目の表示が続いていく。しばらくは山腹を左手に向けてトラバース気味に進んでいくが、右手の山腹に取り付いてだんだんと傾斜は増し急登となっていく。ブナ林と針葉樹林帯が交互に現れるような林相。木の根が張り出して歩きにくい急坂。三合目では、東に霧ノ塔方面の展望が開ける。その後も急登が続くが、イワカガミ・ギンリョウソウ・シラネアオイ・ムラサキヤシオなどが道端を彩る。シャクナゲの木も多い。

傾斜が緩むと尾根にのったような感じになり、四合目。しばらくは穏やかな道が続く。五合目を過ぎて小鞍部を過ぎると、再び急登が始まる。六合目を過ぎると、樹林が低くなり展望が開ける。振り返ると鳥甲山。眼下には小赤沢コースの駐車場。汗を絞らされて残雪のある猿面峰(七合目)に到着。目の前には苗場山が大きい。北側だけは針葉樹林で隠されているが、開けている三方では苗場山へとつながる山稜が展望のあらかたを占めていて、この山の大きさをあらためて感じることとなった。下山は往路を戻った。途中、ひとりの登山者にも会わなかった。

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(左)六合目上部で振り返ると鳥甲山。眼下には小赤沢駐車場。(右)猿面峰からは正面に苗場山が大きい。
posted by 急行野沢 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(志賀草津・苗場) | 更新情報をチェックする

上野原温泉[のよさの里](栄村)

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猿面峰からの下山後は、少し南下して上野原温泉「のよさの里」で汗を流す。民家風の建物。内湯と露天風呂が少し離れていて、服を着て移動しなければならない。

内湯は洗い場3つだけのコンパクトなもの。掛け流しのようだが無味無臭の湯で、あまり温泉らしさを感じられない。汗をかいた今日はこんな湯の方がありがたい気もする。露天風呂は外からも丸見えのようなつくりだけれど、すぐ目の前に鳥甲山が眺められるのが素晴らしい。私のほかに誰も温泉に入っていなかった。(入浴おとな:500円)
posted by 急行野沢 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(北信濃) | 更新情報をチェックする