2015年09月27日

大見山(諏訪市)

蓼ノ海駐車場1125-1230北口登山口-1146北峰・避難小屋-1156南峰・展望台1206-1220南口登山口-1224蓼ノ海駐車場

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(左)蓼ノ海の畔にある登山口(北口)。案内表示は随所にある。(右)避難小屋のある大見山北峰。

諏訪から霧ヶ峰に上っていく途中にある大見山は、30分ほどで登れる山らしいのだが、そのわりには長野県内の登山ガイドなどには必ずといっていいほど掲載されている。北信に住む者にとってはあまりなじみのないエリアだが、ついでがあり登ってみた。霧ヶ峰スキー場から諏訪市街に向かって車で下っていくと、案内板があり右折する。すぐに蓼ノ海と呼ばれる池があらわれ、その手前の駐車場に車をとめる。蓼ノ海では多くの釣り人が糸を垂れていた。

池の畔を時計回りに歩くとすぐに「南口」とかかれた登山口。それを見送って少し先の「北口」の登山口から登る。遊歩道のようにきれいに整備された樹林の中の道。カラマツやアカマツ・ヒノキなどの林の中を緩やかに登る。15分ほどで小屋がある北峰に到着。樹林の中で展望はない。そこから案内板に従い、いったん鞍部に下り登り返せば四阿のある南峰に到達する。

南峰には諏訪湖側(南側)の斜面にせり出すように金属製の展望台がつくられている。諏訪湖の東側の部分と諏訪市街が見おろせたが、曇りがちの天気でいまひとつ素晴らしい展望というわけにはいかなかった。下山は最短距離の南口に出るルートを選んだ。公園の中の遊歩道を歩いているようで、登山という範疇に入れていいのか迷うほど。展望台以外では視界の開けるところはないけれど、樹林の中を気持ちよく歩くことができた。

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(左)大見山南峰の四阿と展望台。(右)展望台から見た諏訪湖と諏訪市街。今日は天気がいまひとつ。
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2015年09月19日

<富山遠征> 立山[雄山・大汝山](富山県立山町)

室堂ターミナル1015-1102一ノ越1107-1201立山(雄山)1227-1247大汝山1350-1410雄山1430-1508一ノ越1520-1615室堂

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(左)室堂から一ノ越までは緩やかな遊歩道を行く。前方の峠状の鞍部が一ノ越。その左が立山。(右)雄山への登り(中間点あたり)。

連休を利用して、家人と一緒に立山黒部アルペンルートの観光も兼ねて立山登山へ。朝一番の長野始発北陸新幹線で富山へ。さらに登山者で満員の富山地鉄に乗り換え、ケーブルカー・高原バスへと予定通り乗り継いで室堂へ。富山の標高の低いところでは雨が降り絶望的な天候だったが、弥陀ヶ原を過ぎるあたりから空が晴れ、室堂に着いた時にはまずまずの登山日和となっていた。多くの登山者が室堂のターミナルを後に歩き始めていた。

室堂ターミナル前から見る立山の山容は、紅葉が始まったばかり。一ノ越まではコンクリートで固められた遊歩道を緩やかに登っていく。途中、残雪をトラバースする箇所も。山頂部は指差せるように見えているけれど、時間はそれなりにかかる。峠状の一ノ越には一ノ越山荘が建ち、トイレなど備えられている。

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(左)雄山への登りから一ノ越方面を振り返る。遠く薬師岳が見える。(右)雄山山頂。左に社務所が建ち、右手奥の最高地点(雄山神社峰本社)に立ち入るには登拝料が必要。

一ノ越からはガレ場の石がゴロゴロした登りとなる。中間部で一度傾斜は緩むけれど、その先も雄山山頂までは急な登りが続く。一ノ越を見おろすと、そのはるか向こうに薬師岳が姿を見せていた。室堂の眺望を口実に立ち止まり、息を整える。雄山山頂には社務所が建ち、その奥の最高地点は立山雄山神社の境内。7~9月は宮司さんが常駐している。登拝料500円を支払い、山頂部に入り峰本社の前でお祓いをしていただく。東側には近年、氷河に認定されたという御前沢雪渓が見おろせる。

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(左)雄山の東側直下に見える御前沢雪渓。(右)右は雄山山頂、中央は大汝山、左端に剣岳が見える。

予定よりも少し時間が早いので最高峰の大汝山まで足をのばす。時々霧の中に隠れていた周囲の山々も顔を見せるようになってきた。大汝山・富士の折立、さらにその先の真砂岳・別山などが見える。その奥には剣岳が、霧の中から少しずつ顔をのぞかせてきた。さほどの苦もなく、大汝山に到着。山頂の岩峰部は多くの人が記念撮影をするため渋滞状態だったが、辛抱強く待つ。

眼下には室堂平が広がりその向こうに奥大日岳が見える。山頂下で休んでいると、目の前をオコジョが駆け抜けていった。下山は往路を戻り、室堂でこの日は宿泊した。夕暮れ時には、夕日に染まる立山の山容が息をのむほど美しかった。翌日は午前中、室堂周辺を散策してからアルペンルートで扇沢に向かった。

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(左)雄山・大汝山間から見おろす室堂周辺。(右)大汝山直下でみかけたオコジョ。
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2015年09月15日

大毛無山(新潟県上越市)

登山口1056-1137リフト終点(1297標高点)-1151休み場の清水-1208大毛無山山頂1239-1254休み場の清水-1305リフト終点-1335登山口

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(左)登山口。(右)リンドウ咲く登山道。
 
あのARAI MOUNTAIN & SPA(以下、新井スキー場)の背景をなしていたのが、この大毛無山。最上部の大毛無メインステージという斜面の上部が大毛無山の山頂である。営業をやめてからずいぶんの年数が経つけれど、あらためて新井スキー場の現状を知りたいという興味もあって、大毛無山への登山を思い立った。

新井スキー場の中心をなす巨大なホテルなどの脇を通る林道(大毛無線)を車で上って行く。途中、ゴンドラ・リフトなどの施設は、遠目にはそのままに保持されているように見えるけれど近づくとガラスや壁が崩れているのがわかる。「林道大毛無線・終点」の表示があり、直進する道は舗装が途切れ、舗装道は左折している分岐。そこを左折すればすぐに登山口である。「掘割登山口」と呼ばれるらしい。「大毛無山登山口」の案内板が地面に置かれている。

最初からいきなりの急登。いったん緩んだ後、再び登り。ブナの中低木をはじめとする雑木に囲まれた登山道なので展望はない。その先の小ピークを越えた先あたりから、足元にはリンドウの花が目立つようになる。緩い登りが続き、左手に新井スキー場最上部の膳棚第一クワッドの最上部が見える。ただ、霧が深くて一帯のゲレンデのようすなどをうかがい知ることはできなかった。

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(左)水場を過ぎ、いったん左手が開ける。(右)大毛無山の山頂。霧が深く、今日は眺望がきかなかった。

途中、「休み場の清水」という水場をはさんで、少々きつい登りが続く。左手がいったん開けたあと、山稜を左から右へとまわりこむようなかたちで登り、やや手狭な大毛無山の山頂にたどり着く。ここも周囲は霧に囲まれていたが、多数のトンボとアゲハチョウが乱舞していた。下山は往路を戻った。
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神の宮温泉[かわら亭 景虎の湯](新潟県妙高市)

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大毛無山の下山後は、妙高市西部にある神の宮温泉「かわら亭 景虎の湯」に立ち寄る。国道18号の乙吉交差点から西に入った斐太神社の近く。田んぼに囲まれた立地にあり、かなり余裕のある広さの立派な建物。宿泊もできる綺麗な施設である。

内湯の浴槽が2つ、露天風呂も2つの浴槽があり、洗い場も16か所、サウナ、ミストサウナも備えた施設。湯は加温循環であるが、ツルスベ感があって無臭無色透明。浴感は悪くないと思う。小綺麗な施設なので、そういう意味での使いやすさはあると思う。料金設定は、長野県民の感覚としては少々高め。(入浴:おとな800円)
posted by 急行野沢 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(新潟県) | 更新情報をチェックする

2015年09月13日

小秀山(王滝村/岐阜県中津川市)

登山口950-1016二合目-1034フクロウ岩(四合目)1041-1123七合目1128-1209小秀山山頂1256-1325七合目1330-1404フクロウ岩1409-1426二合目-1445登山口

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(左)小秀山への王滝側登山口。林道沿いには「小秀山」という表記がない。(右)展望が開け少し傾斜が緩むとヒノキの高木がある二合目。

二百名山、そして信州百名山にも名を連ねる小秀山は、以前は岐阜県側からの登山道しかなかったが、少し前に長野県王滝側からの登山道が開かれた。長野県民としては、ぜひそちらから登りたいと以前から考えていたが、その機会がやってきた。

国道19号の元橋交差点から旧三岳村、そして王滝村の中心部を経て県道486を西へ、滝越集落の水公園で左折して白川林道を南下。道は舗装され普通車でも問題ない。国道19号からは1時間弱の所要時間。岐阜県境の白巣峠の900mほど手前が登山口となるが、登山口にわかりやすい案内板がなくてつい通り過ぎてしまった。王滝側からだと左手に5台ほどの駐車スペースがあり、右手にはっきりした道があるのがわかるが、「小秀山」と書かれた案内は少し登山道に入った場所にある。

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(左)フクロウ岩(四合目)。(右)五合目付近から見上げた七合目付近。急登が続く。前方の小ピークのように見える七合目からは針葉樹林帯の中に入る。

登山道はヒノキ幼樹の植林帯の急登から始まる。道ははっきりしているが、ややヤブがかったところも一部に見られた。一合目ごとに案内があって目安になるが、案内掲示はラミネート加工だけなのでいつまでもつかわからない。少し傾斜が緩むと展望が開け、高い一本ヒノキの立つ二合目。二合目先の小ピークを越えていったんくだると、前方にこれから進む山並みが霧の中に見え隠れする。ヒノキの樹林帯を歩いた先の、フクロウ岩と呼ばれる巨岩が四合目。その先はすこしずつ傾斜が増し、笹原の中、低木が点在する開けた山腹を急登する。時折、小雨が落ちてくるような天気である。

急登が一段落した七合目からは、亜高山的な針葉樹林帯の中を行くようになる。八合目から九合目にかけてはうす暗い樹林帯の中、巨岩が点在している。九合目から右手にトラバース気味に進んだあと、左手に登れば小秀山の山頂に飛び出す。周囲は深い霧に覆われて展望は皆無。晴天の時に見える御嶽山の写真などが掲示されている。すぐ先には真新しく綺麗な避難小屋があって、バイオトイレも完備されていた。下山は往路を下った。

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(左)八合目付近から樹林帯に巨岩が点在する風景に。(右)小秀山山頂。今日は展望皆無、晴れていれば素晴らしい展望らしい。左奥に避難小屋がある。
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2015年09月10日

竜ヶ窪温泉[竜神の湯](新潟県津南町)

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津南から十日町あたりはしばしば訪れる場所で、名水で知られる竜ヶ窪にも行ったことがある。けれど、そのときは混雑していそうだったので、この温泉には入らずに帰ってしまった。あらためて、津南方面にでかけた帰路に立ち寄ってみる。津南の中心街から4kmほど車で坂を上って行った河岸段丘の上にある。

いわゆる日帰り入浴用の施設。外観はちょっとかわった建築に見える。時間帯のせいか混雑はしていなかった。浴室内はややうす暗い雰囲気。循環プラス新規掛け流し投入というスタイル。このあたりに共通するやや石油の匂いのする塩分の多い湯である。この匂いは好き嫌いがわかれるだろうけれど、湯上りはけっこう温かさが続いた。内湯と露天風呂が扉でつながっていて、湯に入ったままで行き来ができるのが面白い。露天風呂もけっこうな広さがあった。(入浴:おとな600円)

posted by 急行野沢 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(新潟県) | 更新情報をチェックする

2015年09月05日

湯ノ丸山(東御市/上田市)

湯ノ丸(地蔵峠)1010-1027リフト終点-1120湯ノ丸山山頂1205-1232烏帽子岳分岐-1310湯ノ丸(地蔵峠)

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(左)つつじ平付近の四阿と背景は湯ノ丸山。(右)足元にはリンドウやマツムシソウ。

家人を連れて行くので簡単に登れる山を、ということで湯ノ丸山に出かける。私自身はもう何回も登っている慣れ親しんだ山域で「いまさら」という感じではあるけれど、よく考えると家人と登ったことはなかった。

地蔵峠からリフト右手の迂回コースゲレンデを登る。リフト終点まで登ると傾斜は緩む。しばらく右手はつつじ平と呼ばれるところで、季節には一帯をレンゲツツジの花々が埋めつくす。四阿があらわれ、その先の鐘のある分岐付近では、案内板などを設置する工事が行われていた。

そこからは登りが続く。足元はリンドウやマツムシソウ、ハクサンフウロなど、さまざまな花が彩る。岩がちの登りはやがて樹林帯を抜け、視界が開ける。振り返ると篭ノ登山方面が見渡せるけれど、雲が多いので浅間山は姿を見せない。1時間強で湯ノ丸山の山頂に到着。雲が多いけれど、まずまずの展望が得られた。

下山は烏帽子岳側へ。烏帽子岳まで足をのばそうか迷ったけれど、今日は最初から軽いトレーニングのつもりだったので、ヤナギランの咲く分岐から山腹の南側山麓を巻く道を通って地蔵峠に戻った。

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(左)山頂手前から振り返ってみる籠ノ登山方面。浅間山は雲の中。(右)湯ノ丸山山頂。バックは烏帽子岳。

昨年6月の様子はこちら → 「湯ノ丸山(2014年6月24日)」
posted by 急行野沢 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(四阿・湯の丸) | 更新情報をチェックする