林道大谷線・ゲート前駐車場(登山口)1000-1042白木峰山頂1047-1107浮島の池1114-1137白木峰山頂1210-1226白木山荘-(林道経由)-1302登山口(林道ゲート前)
(左)登山口に掲げられている地図。(右)林道ゲート前の駐車場と登山口。
白木峰山頂部に広がる草原の写真を見てから、ずっと頭の片隅にひっかかっていた。簡単に登れるようだけれど、とにかくそこまで行くのがたいへん。安房トンネルを越えて飛騨に入り、国道とは名ばかりのか細い471号を北上。21世紀の森から林道大谷線に入り、山頂下の林道ゲート前駐車場にたどりつく。空には雲が多い天候だ。
駐車場脇からいきなり階段状の急登である。落葉した低木が点在する笹原の中、途中、林道と2回交差すると少しずつ勾配は緩み周囲が開けてくる。林道終点の広場に飛び出し小白木峰からの道と合流して、緩やかに木道をたどれば白木峰の山頂に到着。360度展望のある山頂には、ベンチや丸いテーブル状の方向図がある。富士山や北アルプスなどの表記があるけれど、遠くの山々は、今日は薄い雲の中にかすんでいる。
(左)白木峰への登山道。(右)白木峰山頂。後方は金剛堂山方面。
ここからは広々とした草原の木道を楽しく歩く。いったん下って池塘が点在する鞍部から三角点峰へとゆるやかに登り返す。三角点は木道の脇の笹の中。少し下って池塘がかたまっている浮島の池まで足をのばす。山上の一帯は、夏にはニッコウキスゲをはじめとする花々を楽しめるようだが、当然、この季節に花は見当たらない。曇り空の下、冷たい風が吹き抜けていく。そんな晩秋のしみじみとした風情も捨てがたいのだが。
腰を下ろす場所があまりないので、結局、白木峰まで戻りそこで昼食休憩。その後は白木山荘を経由して林道に出る。階段状の急坂を下るのがいやだったので、大回りだけれど林道を歩いて駐車場に戻った。ただ、これでは少々歩き足りない。一日の行程として組み立てるのであれば、小白木峰方面から登れば充実した山行になるのではないだろうか。
(左)白木峰東側から三角点峰方面にかけて草原が広がり、木道をたどる。(右)浮島の池。