2015年11月12日

南木曽岳 [蘭登山口から上の原へ](南木曽町)

南木曽駅815=(南木曽町地域バス・保神行)=834尾越バス停840-(車道)-935登山口・林道ゲート940-(林道)-1000登山道-1016下山路分岐1022-1052高野槇林-1108木製の空中回廊1113-1155南木曽岳山頂(三角点)1205-1215女岩1252-1308摩利支天・展望台1313-1332女岩1340-1447尾根左折点1454-1432二本の送電鉄塔1437-1603上の原登山口-1631南木曽駅

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(右)林道ゲート前には登山届のポストや案内板など。この先20分ほど林道歩きの後、登山道に入る。

南木曽岳へは蘭(あららぎ)側から周回して登る人が多いと思うが、上の原側の道にも関心があり今回の行程を組んだ。南木曽駅前からのバスを尾越で降りると、北に南木曽岳が聳えている。登山口の駐車場まで約1時間の車道歩き。蘭キャンプ場のしばらく先に広い登山者用駐車場や登山届のポストなどがあり、その先が林道ゲート。20分ほど未舗装林道を歩き、「金時の産湯の池」を過ぎると左側に案内標識があり、登山道となる。

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(左)高野槇の美林の中を登ると尾根筋に出る。(右)大岩を迂回するように空中回廊のような木製階段がつけられている。

ヒノキ林の中、途中で木橋を渡りゆるやかに登れば、下山路合流点。そこを左折すると、勾配が増す。「金時の洞窟」を過ぎ、岩がゴロゴロした沢を登れば「喉の滝」の説明板。樹林に遮られて、よくわからない。左にトラバース気味に進み、金名水の水場を過ぎると熊笹の急坂となる。

説明板のある高野槇の美林が続き、その先で尾根に乗る。鎖のある急坂の後は、大岩の右手に空中回廊のような木製階段が続く。その先は容赦のない急登。笹が煩わしいところもあり、少々苦しいところ。右手遠くに「かぶと岩」が見えれば山頂も近い。たどりついた山頂(三角点)は樹林の中で、展望は皆無。

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(左)樹林の中の南木曽岳山頂(三角点)。(右)笹原が広がり避難小屋の向こうに中央アルプスの全体が望める。小屋の向こうに女岩の展望台がある。

その先、やや下れば笹原が開け、いままでの樹林帯から一気に解放される。バイオトイレを併設した避難小屋を過ぎるとすぐ、上の原への道が左へ分岐し、右には女岩の展望台。素晴らしい景色が広がる。右には中央アルプスのほぼ全容、左は御嶽、乗鞍、そして穂高連峰までを見渡す。せっかくだから摩利支天まで足をのばす。笹原を下り樹林帯を登った先の摩利支天の大岩の展望地では、正面に恵那山方面が見渡せる。

女岩まで戻り、上の原への下山路へ。小ピークに登り返しながら緩急の下りが続く。適度に案内表示もあり、落葉の積もる、思っていたよりよい道。30分ほどで道は緩み、落葉したカンバ類の明るい林に。1291ピークから急下降し、その先で北尾根上の道は、直角に左折し西への支尾根上をたどる。概ね右手はヒノキ林、左は紅葉した広葉樹林。送電鉄塔の下を通り、尾根を最後まで丁寧にたどって登山口へ下りつく。その先は南木曽駅まで車道を歩いた。私にとっては長丁場だったが、充実した山行となった。

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(左)摩利支天への道から見た南木曽岳山頂部全体。左端が三角点峰、右端が女岩。(右)上の原への下山路。北尾根の中間部では落葉の明るい林となる。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(木曽・東濃) | 更新情報をチェックする

あららぎ温泉[湯元館](南木曽町)

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南木曽岳から下山後は、登山口とした蘭側に戻って、あららぎ温泉・湯元館で入浴。周辺には大規模な温泉施設もあるけれど、この地域ではここが好み。以前、恵那山に登った帰り道にも寄ったことがある。

手づくり風の建物がなんともいえない味わい。浴室はあまり広くはなく、3~4人も入ればいっぱいになるヒノキの浴槽がひとつあるだけ。それは掛け流しの源泉の湯量を考えてのことだろう。湯は無色無臭で少しスベスベした感じ。空いていてゆっくりと温まることができた。(おとな入浴:550円)
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(木曽) | 更新情報をチェックする