2015年11月20日

奥三界岳(大桑村/岐阜県中津川市)

夕森キャンプ場奥・川上林道ゲート750-817吊橋への下降点-917夕森田立林道に出る-1004迂回路に入る-1030登山口1035-1105沢登り開始-1124尾根左折-1200奥三界岳山頂1250-1322尾根から右折-1339沢を離れる-1400登山口-1420迂回路下1425-1506夕森田立林道から下降-1558川上林道に出る-1618川上林道ゲート

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(左)川上林道ゲート。右手に5台ほどの駐車スペースがある。

その登山ルートの特異性にずっと興味をもっていた奥三界岳。林道・急登・林道歩きというアプローチの末に、ようやく登山口にたどり着くという具合。どんな山なのか、好奇心に抗いがたく出かけることにした。

数日前まで天気予報はよかったが、中津川市坂下の町を過ぎて夕森公園に着く頃には小雨も降っていた。キャンプ場を過ぎて、5台ほど駐車できる川上林道のゲート前まで車を入れる。そこからは忘鱗の滝、銅穴の滝などを見ながら渓流沿いの川上林道(舗装)を30分ほど歩く。

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(左)川上林道からいったん沢に下って吊橋を渡る。その先は急登。(右)上部の夕森田立林道に出る。

しばらく林道を歩いて、案内板に従って左下の沢に下りすぐ吊橋を渡る。そこからは上部の林道(夕森田立林道)まで標高差300m余の登り。急登ではあるが大きく電光を切るので、さほど傾斜は感じない。むしろ濡れた落葉に滑らないよう気をつける。ヒノキ林の中、右へ左へと長い斜上トラバースのあと、熊笹と樹林の尾根上を登れば林道に飛び出す。前方の奥三界岳方面や渓谷美を見ながら、50分ほどこの林道をたどる。

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(左)林道から左の迂回路(実質はショートカット)に入る地点。前方に昇龍の滝が見える。(右)林道終点にはプレハブ小屋があり、奥右手から登山道がはじまる。

この先、林道分岐点の直前に、左に迂回せよとの案内板。前方に見える昇竜の滝の下の木橋が危険なためと推測されるが、一段上の林道へショートカットする階段状の道が新設されている。飛び出した林道は荒れ放題。崩れ落ちた落石の上を慎重に進む。ようやくプレハブ小屋の建つ登山口に到着。

右に直角に曲がり、本格的な登山道となる。ヒノキ林を登ると笹原が開ける。霧が深くて遠望はのぞめないが、笹原に立ち枯れの木が点在し印象的だ。右へトラバース気味に登った先は、水が流れる沢の中を登る。さらに再び右へトラバースした後(奥三界山1.5km50分の掲示)、道は大きく左に曲がり尾根にのる。

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(左)笹原が広がり立ち枯れの木も。(右)沢の中を登る。

最初はヒノキ林、やがて亜高山的な針葉樹林帯の中に緩やかなアップダウンが続く。足元はぬかるみが多い。その先の笹原が開けたところが「夕森庭園」と呼ばれるところか(奥三界山1km20分の掲示)。直線状の登りの後、傾斜が緩むと、そろそろ山頂かと思わせてからけっこう長い。苔むした針葉樹林帯の中、右手に小さな池を見てほどなく、崩れそうなヤグラが建つ、奥三界岳の山頂に到着。

樹林帯の中、山頂周辺は切り開かれ、晴れていれば御嶽が望めるのだろう。が、今日は深い霧に覆われ展望は皆無。こんな日に他に登山者はいないと思っていたが、2組が前後して山頂に到着した。下山は往路を戻った。下山途中から晴れ間ものぞくようになったせいもあり、下山にも時間がかかった。林道ゲートに着くと程なく、陽が陰り始める時間だった。(奥三界「山」という名が正しいという指摘も多いけれど、ここでは国土地理院地形図に従い便宜的に奥三界「岳」とした)

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(左)笹原が開けたところ。「夕森庭園」と呼ばれるのはこのあたりか。(右)ヤグラのある奥三界岳山頂。今日は霧で展望なし。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(木曽・東濃) | 更新情報をチェックする

阿寺温泉[フォレスパ木曽 あてら荘](大桑村)

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奥三界岳から下山後は、帰路の国道19号沿いで手早く入れる温泉に寄ろうということで、野尻のフォレスパ木曽へ。阿寺温泉・恋路の湯は閉館となっていたが、そのかわり隣接するフォレスパ木曽・あてら荘で日帰り入浴の対応をしている。

広めの内湯と10箇所の洗い場があるだけのシンプルな浴室。湯も加温・加水・循環なので温泉らしさは少ない。しかし、日もとっぷり暮れた時間に立ち寄れる、このような施設はありがたい。係の方の対応も丁寧で、今日の登山の汗を気持ちよく流すことができた。(おとな入浴:500円)
posted by 急行野沢 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(木曽) | 更新情報をチェックする