駐車場所1017-1022矢立石登山口-1055「3/10標識」-1131「8/10標識」-1141日向山三角点-1147雁ヶ原1235-1334矢立石登山口-1339駐車場所
日本海側を中心に雪の天気予報が出ているが、山梨方面は天気がよさそうなので、白州の日向山を目指す。国道20号を南下し、「道の駅・はくしゅう」南の白州中学校東交差点を西に曲がる。その先は「日向山」の案内表示に従って尾白川林道に入り、矢立石登山口を目指す。しかし、登山口手前で冬季通行止。ゲート手前に駐車し5分ほど歩いて登山口へ。登山口には10台ほどの駐車スペースがある。
(左)矢立石登山口。10台ほどの駐車スペースがある。(右)3/10標識の手前は平坦になり、ヤセ尾根を渡る。
登山道はよく踏まれ、急登もなく歩きやすい。途中、ポイントになる場所があまりないけれど、1/10~10/10まで標識があるので目安になる。最初は赤松の中を左へトラバース気味に進んでから、ジグザグに右手の尾根に登る。広い尾根上の気持ちのよいところで道は左折。やや左を巻きながら尾根上を進む。
深くえぐれた中につけられた道は、やがてカラマツ・雑木混交林の中を行くようになる。いったん勾配が緩んでヤセ尾根を進むと「3/10」標識。左手に巻きながら尾根上を進む。両側の山腹に熊笹が多くなり、整ったカラマツ林の中の登りが続く。「5/10」標識付近ではブナの大木も見られる。標高が上がると小雪が降り始めた。
(左)8/10標識で勾配は緩む。(右)雨量計のある山頂手前の鞍部。
「8/10」標識で道は緩み、水平に進んだ後、雨量計のある鞍部へ。小さく登り返し、案内表示に従って右に少し入ると三角点がある。樹林の中で展望はない。登山道に戻って数分進むと、「雁ヶ原」に到着。砂礫地に出て展望が開ける。今日は白砂の上に薄く雪が積もっていて、雪と砂の区別が判然としない。
(左)三角点。(右)雁ヶ原。前方は鞍掛山方面。甲斐駒方面は雪雲の中。
一角に「山梨百名山・日向山」の山名柱がある。白砂に岩塔が立ち並ぶ風景は、確かに異様である。花崗岩が風化してできた光景だという。冷たい強風が吹いてバランスを崩しそうなので、危険な場所には近寄れない。正面には雨乞山、右手は晴れていれば八ヶ岳が望めるのだろう。左は鞍掛山、その左の甲斐駒方面は雪雲に隠れている。
強風で体が冷え切ってしまったので、少し戻った樹林の中で休む。登山口の掲示では、錦滝経由下山路は通行止と書いてあった。無理をせず、下山は往路を戻った。
(左)雁ヶ原の白砂・岩塔の向こうに雨乞山を望む。
2015年12月17日
<山梨遠征> 甲斐駒ケ岳温泉[尾白の湯](山梨県北杜市)
日向山から下山後は、すぐ近くにある甲斐駒ケ岳温泉・尾白の湯に立ち寄る。キャンプ場なども備えた広い総合施設「べるが(白州・尾白の森名水公園)」の一角にある。
建物も小奇麗で、浴室にもサウナやさまざまな浴槽が用意されている。露天風呂も2つの浴槽があり、ひとつは赤色の湯。源泉「甲斐駒ケ岳温泉」を使っているという。成分が非常に濃厚なので、内湯やもうひとつの露天風呂は地下水を混ぜているとのこと。循環・加温・加水。源泉は塩分が強く、強い浴感はあった。周囲の眺望はとても素晴らしいところにあると思うが、あいにくと今日は小雪の舞う曇り空。料金はちょっと高い。地元住民は割引価格が設定されていた。(入浴おとな:820円)