2016年03月12日

若穂太郎山~大洞山~竹の城跡 (長野市/須坂市)

天王山登山口(長野市若穂綿内)845-939城の峰635ピーク-1015こしき岩-1102若穂太郎山(997三角点)1135-1200馬背峠-(林道)-1300馬越峠-1335大洞山(847m)1350-1435乗越峠-1453竹の城跡(544m)1458-1516藤山の鼻・登山口(須坂市井上)1522-(車道)-1628天王山登山口

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(左)天王山登山口。左手に駐車場がある。(右)城の峰山頂(635m)。

先週に続いて善光寺平周辺の里山歩きへ。綿内小学校南にある天王山登山口から太郎山に登る。太郎山はいろいろあるので、これは若穂太郎山とも呼ばれる。一度、馬背峠から往復したことがあり、低山なのに展望がすぐれていて驚いたのを憶えている。

登山口には数台分の「登山者駐車場」が用意されている。整備された遊歩道をひと登りすれば、脇に三角点がある鳥居・拝殿・功霊殿と続き、その裏を急登すればおだやかな落葉の尾根道に。四阿を過ぎ唐松林を急登した先で右に春山口からの道をあわせる。手足を使うほどの岩の急勾配はどんどん高度を上げて展望がよい。左に蓮台寺からの道をあわせれば案内標識のある城の峰城跡(635ピーク)。

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(左)こしき岩・善光寺平の展望が開ける。この尾根道は随所で展望が開ける。(右)三村境を過ぎしばらくは緩やかな登り。雪が多くなってきた。

赤松の尾根を急登すると左手にダルマ岩。その先、ゆったりと登った先に右手を回り込んでこしき岩の上に出る。善光寺平の展望が広がる。この程度の里山なのに、尾根の途中も随所に展望が開けるのがうれしい。このあたりから10cmほどの雪が道を覆う。ひと登りで送電鉄塔の脇を通り、杉林の登りで904mピークを過ぎる。

三村境(綿内・川田・保科の境)の標識があり、樹林の濃いだらだらした登りが続いた先に最後の急登をこなせば若穂太郎山の山頂に飛び出す。北東方向が切り開かれて、善光寺平を見渡せる。気持ちのよい山頂は、今日は薄く雪に覆われている。ここまでは2人の単独行者とすれ違ったが、この先は登山者には会わなかった。

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(左)若穂太郎山山頂。一面、薄く雪に覆われている。北東側が切り開かれて善光寺平の展望が広がる。(右)大洞山山頂。樹林に囲まれて展望はない。

下山は南へ続く樹林の中の尾根を進み、馬背峠に降り立つ。ここから妙徳山に登るのは以前から温めているプランだが、今日は積雪と時間から考えて無理。林道をたどって山新田集落の上部をかすめ、馬越峠まで登り返す。峠から大洞山に向かって北に向かう尾根は、積雪がある急勾配なので手こずる。勾配が緩んだ後は気持ちよい落葉の道となり、わずかの登り返しで大洞山山頂。樹林の中で展望はない。地元小学校の登山記念のプレートがいつくか木の幹に付いている。

井上山(一等三角点)は訪れたことがあるので、下山路は「薬師堂」の案内板に従って北東に派生する尾根へ。赤松と雑木の展望のない尾根を淡々と下る。道形が不明瞭のところもあるが、テープが導いてくれる。途中からは赤松林の中の急降下となり、雪もほとんどなくなる。下りきりやや左に曲がり、平坦な道になって大日堂・薬師堂・竹の城を示す道標。さらに続いて「乗越峠」の案内板。カモシカが逃げ去る姿を見る。

落葉の気持ちよい道となり、送電鉄塔を過ぎて山城らしい勾配を登れば竹の城跡に到着。説明板がいくつか。善光寺平の眺めは木の間越し。その先は、藤山の鼻まで落葉の気持ちのよい下り尾根が続く。藤山の鼻からは、里道を約1時間歩いて天王台登山口にもどり、車を回収した。

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(左)竹の城。山城の跡らしい雰囲気。後方に下ってきた尾根が木の間越しに見える。

こちらもご覧ください → 「若穂太郎山(2023年10月17日)」