吉向焼窯跡・駐車場(須坂市)858-907和合峠-943古城跡-1026坂田山1034-1102明覚山三角点-1114明覚山(雨引城跡)1151-1227坂田山1233-1300坊平灰野わかされ-1322天徳寺登山口1327-1410和合峠1415-1424鎌田山1428-1440吉向焼窯跡・駐車場
(左)右側の吉向焼窯跡・駐車場に車をとめて左の道を歩きはじめる。(右)和合峠には四阿がある。左の道へ。
須坂市街の東にある明覚山には以前、水中峠から登ったことがあるが、40分ほどで山頂に着いてしまったので、これでは登山とはいえない。西側の尾根を端からたどってみたいと思っていた。
須坂市街の東にある鎌田山トンネル南側から西に入り、吉向焼窯跡の駐車場に車をとめる。左脇のダートの林道を歩き、和合峠へ。宮本忠長設計だという四阿があり、左の登山道に入る。しばらく進んで左に獣除け電気柵をくぐり、尾根を直登していく。概ね落葉樹の中にときに赤松や唐松があらわれる。急登の先に小ピークを越え、穏やかになったらやがて急登に差し掛かる。それが繰り返される。
(左)坂田山手前のクサリ場。(右)三峯神社の祠がある坂田山山頂。南西方向の展望が開ける。
「大星の峰」「古城跡」を過ぎて759m三角点へ。ヤセ尾根となり「のぞき」という案内板で、右手に臥竜山方面の展望が開ける。赤松に囲まれた「柏木平の峰」を過ぎ、クサリの岩場を急登すれば坂田山の山頂へ。三峯神社の祠があり、南西側が切り開かれて展望が開ける。ここまでは案内板も多く、熊除けの鐘や版木も多く置かれている。しかし、坂田山から明覚山までは案内板は皆無。
大きくくだって登り返した小ピークで道は左に曲がり、その先はピーク手前で右に巻く。急登の先に957m三角点にたどり着く。落葉樹に囲まれた稜上である。その先、岩がちの急勾配を登れば明覚山の最高地点にたどり着く。杉木立の中に祠がまつられている。山名標などは見あたらない。展望は木の間越しに奈良山が見え隠れするくらい。
(左)明覚山の三角点(957m)。(右)明覚山山頂の一角には祠がある。ここは雨引城跡。
坂田山までもどり天徳寺に向けて展望のない赤松の尾根をくだる。しばらく下って尾根が広がる箇所にはトラロープが張られ、それに導かれる。林道出合を過ぎ、天徳寺上の「坂田山尾根縦走コース登山口(天徳寺口)」の案内板で右への遊歩道に入る。道なりにたどれば、山麓をほぼ水平に和合峠までもどることができる。その後、鎌田山に登って須坂市街地を眼下にしてから駐車場に戻った。
(左)天徳寺へと下山し、ここで前方へと続く遊歩道に入る。道なりに和合峠にもどる。
途中ひとりの登山者にも会わなかった。早春のこの季節なら、木の間越しの展望もけっこう楽しめる。最後に和合峠までもどる遊歩道も整備され、周回コースを計画するのにもいいと思う。下山後はすぐ近くの須坂温泉「古城荘」の温泉で汗を流して帰った。古城荘は以前も本ブログで触れているので→こちらへ。