2016年04月29日

坊主岳(塩尻市/辰野町)

イノコ沢橋登山口905-954三角点(1429m)959-1053[標高1800プレート]1058-1122坊主岳山頂1220-1309三角点(1429m)1314-1345登山口

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(左)大きな案内板がある奈良井ダム湖畔の登山口。(右)1429m三角点は樹林の中。

山頂からの展望は素晴らしいようだが、以前のガイドブックには深い笹ヤブの急登が続くと書いてあった。しかし、調べると数年前に笹刈りされてしっかりした道がついているとわかった。連休初日、国道19号を南下して、鳥居トンネルの手前を左折する。奈良井ダム湖の畔を走ると、イノコ沢橋の手前に「坊主岳登山道」という大きな案内板。左に入れば3台ほどの駐車スペースがある。2台の車が先着していた。途中、2人の単独行者とすれ違った。

すぐ脇にある登山口から、ジグザグにひと登りすれば石祠が並ぶ場所に出る。その先は赤松の尾根を直線的に急登。巻道の踏み跡が錯綜するが、赤テープを見て尾根上を進む。周囲は赤松から新緑の唐松へと変わっていく。勾配が緩み樹林の中の1429m三角点にたどり着く。しばらくは穏やかな道が続き、気持ちよく歩ける。両側は背の高い笹だが、しっかり切開かれている。唐松と熊笹の道はやや左に曲がり、木の間越しに左に見えていた坊主岳山頂は正面に見えるようになる。

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(左)登山道脇にはカンバ類が多い。(右)ところどころ標高を示すプレート。標高1800mあたりは針葉樹も混在。

傾斜は少しずつ増してカンバ類の木々が多くなる。木枝に100mごと標高プレートがあり目安になる。標高1600mのプレートを過ぎ、赤テープのルートが岩頭を左に巻くと尾根は痩せてやや勾配は緩むが、その先は急登が続く。残置ワイヤーがある標高1700m付近からコメツガなど針葉樹が混在するようになる。標高1800mのプレートを過ぎると、木々の間からところどころで展望が開ける。振り返ると中央アルプスの眺め。

最後はこれまで以上の急登が続くが、残りはわずか。石に書かれた「あと10分」の文字が励みになる。右手の仏谷から微かな踏み跡が合流すると、一気に展望の笹原に飛び出す。わずかに歩けば、祠と三角点のある坊主岳山頂に到着する。前方の1961ピークまで笹原の稜線が続いているが、踏み跡は途絶えがち。今日はここまでとする。

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(左)坊主岳山頂の祠は西を向く。写真左端には山頂を雲に隠した乗鞍岳。(右)坊主岳山頂から中央アルプス方面。

山頂からの展望は360度。主役はやはり南に見える木曽駒はじめ中央アルプスだろうか。その右に御嶽、乗鞍。祠もそちらを向いている。東方向の伊那谷と南アは、雲にかすんでいる。南東側の目の前には仏谷のピーク、その右に経ヶ岳、左に黒沢山。今日は風が冷たくて雲が多かったが、1時間近くも展望を楽しんでから往路を下山した。急登は多いが笹刈りされて歩きやすく、随所に赤テープもあり道を間違える心配もない。登山口に備え付けのノート脇には、年間登頂者は300人程度と書かれていた。

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(左)坊主岳山頂から南東には仏谷ピークが大きい。右に経ヶ岳、左に黒沢山が見える。
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2016年04月24日

金松寺山~天狗岩(松本市)

金松寺の先・林道獣柵前駐車840-928林道終点933-1040巻道分岐-1053金松寺山1058-1120小ピーク[1730m]-1203天狗岩山頂1253-1319金松寺山西側分岐-(巻道)-1328北側分岐1332-1413林道へ出る-1456駐車場所

松本平の西端に乗り出すような山容の金松寺山。古刹・金松寺ウラの里山といった風情だが、さらに西にある天狗岩を結んで歩けばなかなかの山行となる。

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(左)金松寺の先の獣除けゲート(開閉可能)。脇に3台ほどの駐車スペース。(右)林道終点。道標に従って右手の山道に入る。

旧波田町の大久保集落を過ぎ金松寺の横を通って、すぐ先の獣除け柵の前に駐車。3台ほどの駐車スペースがある。柵は開閉でき、その先にも数台の駐車スペースはある。舗装林道を10分ほど歩けば、鍵付きのゲート。ここからはダートの林道をたどる。倒木が何箇所も道をふさいでいるが歩くのに支障はない。林道終点からは道標に従って右手の山道へ。

沢沿いに登った後、水道水源の標識で右折。右手から高巻いて源頭の上部を越える。その先に少々超えるのに苦労する倒木。道は沢を離れ、大きく折り返しながら適度な傾斜を続けて山腹を登っていく。よく踏まれ歩きやすい道。周囲は手入れの行き届いたヒノキ林。送電巡視路の案内板とともに登山道を示す標識も数箇所。獣除けの扉も2箇所。右への長いトラバースがあって唐松林になると、金松寺山山頂への尾根道と巻道の分岐。往路は左折して直登し、金松寺山の山頂へ。

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(左)ヒノキ林の中を登る。途中、獣除けの扉が2箇所。(右)金松寺山山頂。樹林の中で展望はない。

金松寺山山頂には山名標もなくベンチが樹林の中にたたずむ。金松寺山からは、暗いヒノキ林とうってかわって、落葉した唐松林と熊笹の明るい道へと雰囲気が変わる。おだやかに進んだ後、ちょっとした登りがあり1730m圏のなだらかな小ピークを越え、その後は尾根上にしばらく緩やかな道が続く。この季節なら左右に木の間越しの展望もあり、気持ちのよいところ。尾根はやや右に曲がり勾配が増す。稜線に登りつけば右手に一面の白樺林が広がる。

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(左)天狗岩への登り。右手に白樺林が広がり、気持ちのよい道が続く。(右)三角点がある天狗岩山頂。唐松の木の間から、鉢盛山・御嶽・乗鞍・奥穂などの展望。

最後は尾根上を一直線にたどるような急登で、山上台地の東端にたどり着き、ゆるやかに進めば左手に天狗岩。そのすぐ先に三角点のある天狗岩山頂。天狗岩からは眼下に松本平、目の前に鉢盛山が大きく、右に雪を被った御嶽・乗鞍。場所を山名案内板のある三角点に移すと、そのほかに北西に涸沢カールが霞み、奥穂がぼんやりと見えた。

下山は往路を戻った。途中、金松寺山には寄らず北西側の巻道を使う。途中出合った登山者は2組だけ。天狗岩からの展望は薄雲がかかっていまひとつだったが、晴れていれば素晴らしいのだろう。金松寺山から天狗岩への道は明るく、気持ちよく歩くことができた。

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(左)天狗岩から松本平を見下ろす。雲が多く展望はいまひとつ。

竜島温泉[せせらぎの湯](松本市)

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金松寺山からの下山後は上高地方面に向かい、国道158号から梓川の対岸に少し入った竜島温泉で汗を流す。ずいぶん前に一度来た時の記憶では、円型の浴槽があったと思ったが、浴槽の形は変わっていた。改装されたのか、小奇麗になったような気がする。

浴室内には洗い場が10箇所とジャグジーのある浴槽。こちらは循環。室外(露天)に3~4人入れる木製浴槽があり、こちらは源泉掛け流しでヌルスベ感のある泉質が感じられる。ただ、以前来たときはもう少し泉質を強く感じたような気がしたが。季節によっては観光客も多いのだろうが、今日は地元の人が多い様子。適度な混み具合といったところ。梓川をはさんで対岸の里山の風景が見える。(おとな入浴:510円)
posted by 急行野沢 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(安曇野・松本・筑北) | 更新情報をチェックする

2016年04月16日

風越山(飯田市)

滝の沢登山口駐車場934-951石灯籠-1020秋葉様-(巻道)-1040ベニマンサク案内板-1115展望台1120-1153風越山山頂1222-1249展望台-1314虚空蔵山1319-1346石灯籠-1400登山口駐車場

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(左)桜ケ丘団地の上部にある登山口駐車場。(右)虚空蔵山経由の道をあわせると、ベニマンサクの案内板がある。

風越山は飯田市民の山である。信州百名山などにも名を連ねるため、いつかは登りたいと思っていた。はるばる、飯田まで車を走らせる。登山口近くになると、道沿いには途中から登山口駐車場への案内標識が出ている。桜ヶ丘団地上の滝の沢登山口駐車場に車をとめて歩きはじめる。

沢沿いの舗装車道は途中から山道へとかわる。滝入口の「御滝場」から右へトラバースの登りの後、石灯籠があらわれ「風越子どもの森公園」からの道と合流。ここから幅の広い尾根道となる。左右に曲がりながら登る道は、軽トラぐらい走れそうな広さで歩きやすいがやや単調。ところどころに咲くヤシオツツジに気を紛らわす。

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(左)登り道の唯一の展望台。下に今庫の泉への分岐が見える。(右)石段を登り白山社奥宮へ。

秋葉社で虚空蔵山への道を右に分け、左の巻道をたどる。傾斜は緩やかだが大回り。延名水の水場は、水量は少ない。ベニマンサクの案内板があり、虚空蔵山経由の道をあわせる。ヒノキ林の中、尾根沿いに登る。矢立木を過ぎ、折り返しながらの登りの後、今庫の泉からの道をあわせ展望台に到着。登りでは唯一の展望地で、飯田市街や南アが望める。緩急の登りの後に鳥居を過ぎ、岩がちになり自然石を刻んだ石段を登ると、やがて赤く塗られた白山社奥宮の本殿に到着する。

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(左)白山社奥宮を過ぎるとブナやシラビソの林と熊笹の道に。(右)風越山山頂。樹林の中で展望はない。

奥宮の左をまわり、トラロープの張られた急降下、そして木の根の張った急勾配を登り返す。これまでのヒノキ林から、足元を熊笹が覆い、ブナやシラビソなど針葉樹へと変わる。単なる里山ではないよといいたげに、亜高山の雰囲気も感じさせる中をゆるやかに歩く。山上台地を少し左に進めば、二等三角点がある風越山山頂に到着。樹林に囲まれて展望はない。木の間越しに北に見えるのは安平路山方面だろうか。反対側からの高鳥屋山経由ルートの踏み跡はかすかなように見えた。

下山は途中、ベニマンサク案内板の箇所から虚空蔵山に立ち寄った。虚空蔵山山頂は切り開かれていて、飯田市街や南ア方面の眺望が得られる。四阿や山名板も設けられていた。その後は広い尾根道を淡々と下った。さすがに人気の山であって、途中10数人の登山者とすれ違った。

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(左)虚空蔵山からは南アルプスの展望。
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飯田城温泉[天空の城・三宜亭本館](飯田市)

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風越山から下山後は、やはりここまで来たからには飯田周辺の温泉に入って帰りたい。以前から行ってみたいと考えていた飯田城温泉に立ち寄る。飯田の旧市街地がある段丘の東端近くなので、眺望が良いのが第一の特徴。「天空の城」というのも過剰なネーミングではないと思える。

受付で下駄箱のカギを渡して、脱衣所のロッカーのカギを受け取るシステム。階段を下りた先に広い脱衣所があり、隣接して浴室がある。浴室から北側の展望が開けるが、眼下に飯田市街、左に風越山から右は南アルプスまで見える。真東は樹林や建物が邪魔するため、見えるのは仙丈・白根三山から塩見あたりまで。

湯は一部、加熱・循環ではあるが、源泉が掛け流されている浴槽もあり、ぬるぬるした泉質を十分に楽しむことができる。源泉の投入量が豊富なのだと思う。洗い場も多く、ミストサウナなども備え、小奇麗な施設である。飲泉もできる。入浴料金800円は少々高いけれど、満足のいく温泉だと思う。
posted by 急行野沢 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(伊那谷) | 更新情報をチェックする

2016年04月10日

京ヶ倉~大城(生坂村)

生坂村営バスセンター横・グランド駐車場934-1007万平登山口-1045おおこば見晴台-1057稜線1103-1124京ヶ倉山頂1156-1213大城-1232大城三角点(919.4m)-1248眠峠登り口分岐-1314眠峠登り口-1420生坂村営バスセンター

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(左)犀川にかかる生坂橋から見た京ヶ倉(中央)と大城(その左)。(右)万平登山口。

以前、眠峠側から大城まで歩いて引き返したが、京ヶ倉は岩場が多いとの話。どの程度のものか。調べてみると周回コースがとれそうなので出かけてみた。急登の連続、そして岩稜が続くものの、思ったほど危険な箇所もなく楽しい山行ができた。

生坂村中心部にある村営バスセンターに隣接するグランドの駐車場に車をとめる。生坂小学校への道標に従ってつま先上がりの車道を歩く。小学校の脇を通り万平の集落を過ぎ、獣除けのゲートを通り抜けて舗装道は山中に入っていく。やがて7~8台分の駐車場がある万平登山口。4台の駐車があり、山中で会った登山者数と一致する。

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(左)おおこば見晴台。眼下に蛇行する犀川の流れ。(右)京ヶ倉山頂直下は切れ落ちた岩場の登り。

最初はおだやかな尾根に沿った道だが、やがて岩の間を縫って急登する。細い丸太の階段も随所に。眼下に犀川をのぞむ「おおこば見晴台」からは、左に長い斜上トラバース。ヒカゲツツジの群落地だという。左手に京ヶ倉の山頂を見てトラロープの岩場を急登した後、稜線に達して道は左折。赤松林のおだやかな稜線歩きの後、岩稜帯にさしかかり「馬の背」「とどの背岩」直下は赤テープに従い左下を巻く。最後は両側が切れ落ち高度感がある岩場を急登して、京ヶ倉の山頂へ。

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(左)京ヶ倉山頂。赤松が切開かれて意外に展望がよい。北アルプスが遠く霞んでいる。(右)京ヶ倉から大城への稜線。痩せた岩稜帯が続き、緊張はするが展望は良い。右前方は聖山方面。

標高1000mに満たない山頂だが、赤松が伐採されて意外に展望はよい。南西に生坂村中心部とその向こうに北ア南部。東には岩殿山から聖山方面。北には大城が間近に大きく、その左に後立山方面。薄雲がかかって北アは霞んでいるが。大城へはいったん下降の後、左右に展望のある痩せた岩稜帯が続く。3箇所ほど大岩の左下を巻く。やや左から回り込むように登って大城山頂。山城の跡は樹林の中だが、位置を変えれば東と西に展望。

大城からは以前歩いた道。どんどん下った後はおだやかな赤松の稜線に。何箇所かの展望地からは西側が開ける。三角点で東側の展望が開け、すぐに「はぎの尾峠」。稜線を直進すると四阿を過ぎ、今日は眠峠までは行かずに「眠峠登り口」への分岐から左へとジグザグの道を下る。舗装車道に降り立ち、そのまま国道19号に出る。交通量の多い国道脇を歩くのは精神衛生上よくないので、昭津橋で犀川を西側に渡り、車の少ない道を歩いて駐車場所にもどった。

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(左)今日は眠峠は経由せず、眠峠登り口へ下山。

前回の大城までの登山記録は→こちら
posted by 急行野沢 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(筑北・長野西山) | 更新情報をチェックする

2016年04月03日

茂来山~赤羽の頭(佐久穂町/小海町)

槙沢登山口910-959北尾根に乗る1003-1033茂来山1057-1135[1662三角点]1140-1214赤羽の頭(1689三角点)1233-1303[1662三角点]-1345茂来山1358-1431北尾根下降点1435-1503槙沢登山口

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(左)茂来山槙沢登山口。7~8台の駐車スペースがある。最初は沢沿いの歩きやすい道。(右)茂来山北尾根に乗る。「栗の古木」のプレート。臼田営林署のプレートも。

四方原山から赤羽の頭まで歩いたのは昨年12月。歩き残している茂来山と赤羽の頭の間を歩きに出かける。国道299号から「茂来山登山口」の案内板に沿って槙沢登山口まで車を入れる。登山口には7~8台分の駐車スペース。

最初は唐松林の中、沢沿いの緩やかなよい道を進む。沢の分岐はいずれも左をとって進めば、沢の水は枯れ勾配は増す。白樺の木々があらわれると道は大きなジグザグで山腹を登り、茂来山の北尾根に登りつく。栗の古木と臼田営林署の「あと1km」の古いプレート。尾根を右にたどる。

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(左)茂来山山頂。360度の展望が広がる。後方は浅間山方面。(右)茂来山から赤羽の頭へ。気持ちよい尾根道が続く。古い文字の読めない道標もところどころに。

岩がちなヤセ尾根の急登が続く。北斜面なので雪解けの水で道は湿り滑りやすい。顕著な尾根が右から合流し左に進めば、小さな鞍部で左から霧久保沢コースが合流。ひと登りで茂来山の山頂。10年ほど前に登ったけれど記憶はあいまい。祠がふたつ。雲が多いけれど、360度の展望。北に浅間、西に蓼科・八ヶ岳、南に御座山、東に遠く荒船山。今日はここからが本番。適度にあった道標もこの先はほとんど見られなくなる。

南東に向かって気持ちよい落葉の尾根を下る。途中、岩の上に出て進路に窮し右側を巻く場所が2箇所ほど。2回目はぼんやりテープを追うと右の間違った尾根を下ってしまう。コンパスを確認して左の尾根に戻るようにする。緩やかなアップダウンの後、岩場の急登。痩せた岩稜帯をたどり、1662.1m三角点に至る。南側の切開きから御座山が見える。ここで道は左に曲がる。

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(左)1662.1m三角点ピーク。南側が切開かれて、御座山方面が見渡せる。(右)赤羽の頭へ。緩やかな尾根道。

いったん下ったあと、気持ちのよい道が続き3つほど緩やかな小ピークを越える。この季節ならヤブも気にならない。前方の左右に連なる尾根に登りついて、左に尾根をたどる。さらに左からの尾根を合わせて右へ。その先ひと登りで赤羽の頭(1689.9m三角点)に再訪を果たす。樹林の中、展望はない。しばらく休んだ後、往路を戻る。登山者には茂来山で2人にあっただけ。尾根の分岐では間違いのないよう、テープとコンパスで方角を確認して進みたい。

なお、「赤羽の頭~四方原山」間の記録は→こちらをご覧ください。

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(左)赤羽の頭(1689.9m三角点)。樹林の中で展望はない。
posted by 急行野沢 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする

望月温泉[みどりの村](佐久市・旧望月町)

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茂来山からの帰路、国道142号を経由して旧望月町にある望月温泉「みどりの村」で入浴。望月の中心街からはかなり北に行って山に入ったところで、アクセスはいいとはいえない。宿泊施設・コテージなども備え、宴会・合宿などにも使える綺麗な施設。

フロントからエレベータで降下したところに浴室がある。洗い場が9箇所、内湯とあまり野外の感じがない露天風呂。循環ではあるが、薄緑色のつるつる感のある気持ちよい湯。窓からの展望もよい。休憩室などもある。一日の農作業を終えた地元のおじさんたちが、ジャガイモの植付について話をしていた。(おとな入浴:500円)
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(佐久・東御) | 更新情報をチェックする

2016年04月02日

森のあんず(千曲市)

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(左)沢山川沿いから上平展望台への道。(右)上平展望台への道沿いに。

千曲市観光協会のホームページで、森のアンズの開花状況について「今が丁度見頃です」となっていたので家人と出かけてみた。例年のことではあるけれど、上平展望台ではなく下部の沢山川沿いの駐車場に車をとめる。駐車料金は周辺のどこでも500円である。上部の駐車場はいろいろ歩き回ると最後が登りになるのが嫌なので、下部にとめることにしている。やはり沢山川沿いから上平展望台へと歩いて上っていくのが楽しいと思う。その先、スケッチパークまで足をのばした。

今年は例年以上に素晴らしいと思った。昨年は麓から少しずつ開花していった感じだったけれど、今年はこのところの好天で一気に開花したようだ。山麓部から上部まで、見事な景観となっていた。見頃はこれから数日間程度だろうか。多くの人出があったけれど、どの駐車場も余裕があるようだった。

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(左)前方に北アルプスが見えるが写真では霞んでいる。(右)アンズの花の向こうに雪を残す高妻山。
posted by 急行野沢 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の散策(花・湿原など) | 更新情報をチェックする