生坂村営バスセンター横・グランド駐車場934-1007万平登山口-1045おおこば見晴台-1057稜線1103-1124京ヶ倉山頂1156-1213大城-1232大城三角点(919.4m)-1248眠峠登り口分岐-1314眠峠登り口-1420生坂村営バスセンター
(左)犀川にかかる生坂橋から見た京ヶ倉(中央)と大城(その左)。(右)万平登山口。
以前、眠峠側から大城まで歩いて引き返したが、京ヶ倉は岩場が多いとの話。どの程度のものか。調べてみると周回コースがとれそうなので出かけてみた。急登の連続、そして岩稜が続くものの、思ったほど危険な箇所もなく楽しい山行ができた。
生坂村中心部にある村営バスセンターに隣接するグランドの駐車場に車をとめる。生坂小学校への道標に従ってつま先上がりの車道を歩く。小学校の脇を通り万平の集落を過ぎ、獣除けのゲートを通り抜けて舗装道は山中に入っていく。やがて7~8台分の駐車場がある万平登山口。4台の駐車があり、山中で会った登山者数と一致する。
(左)おおこば見晴台。眼下に蛇行する犀川の流れ。(右)京ヶ倉山頂直下は切れ落ちた岩場の登り。
最初はおだやかな尾根に沿った道だが、やがて岩の間を縫って急登する。細い丸太の階段も随所に。眼下に犀川をのぞむ「おおこば見晴台」からは、左に長い斜上トラバース。ヒカゲツツジの群落地だという。左手に京ヶ倉の山頂を見てトラロープの岩場を急登した後、稜線に達して道は左折。赤松林のおだやかな稜線歩きの後、岩稜帯にさしかかり「馬の背」「とどの背岩」直下は赤テープに従い左下を巻く。最後は両側が切れ落ち高度感がある岩場を急登して、京ヶ倉の山頂へ。
(左)京ヶ倉山頂。赤松が切開かれて意外に展望がよい。北アルプスが遠く霞んでいる。(右)京ヶ倉から大城への稜線。痩せた岩稜帯が続き、緊張はするが展望は良い。右前方は聖山方面。
標高1000mに満たない山頂だが、赤松が伐採されて意外に展望はよい。南西に生坂村中心部とその向こうに北ア南部。東には岩殿山から聖山方面。北には大城が間近に大きく、その左に後立山方面。薄雲がかかって北アは霞んでいるが。大城へはいったん下降の後、左右に展望のある痩せた岩稜帯が続く。3箇所ほど大岩の左下を巻く。やや左から回り込むように登って大城山頂。山城の跡は樹林の中だが、位置を変えれば東と西に展望。
大城からは以前歩いた道。どんどん下った後はおだやかな赤松の稜線に。何箇所かの展望地からは西側が開ける。三角点で東側の展望が開け、すぐに「はぎの尾峠」。稜線を直進すると四阿を過ぎ、今日は眠峠までは行かずに「眠峠登り口」への分岐から左へとジグザグの道を下る。舗装車道に降り立ち、そのまま国道19号に出る。交通量の多い国道脇を歩くのは精神衛生上よくないので、昭津橋で犀川を西側に渡り、車の少ない道を歩いて駐車場所にもどった。
(左)今日は眠峠は経由せず、眠峠登り口へ下山。
前回の大城までの登山記録は→こちら。