第1日[9月15日]白馬五竜スキー場815=(テレキャビン・展望リフト)=840地蔵の頭845-946小遠見山952-1048大遠見1052-1125西遠見の池(休憩)1148-1307五竜山荘1332-1440五竜岳1520-1605五竜山荘[泊]
第2日[9月16日]五竜山荘630-730大黒岳-845唐松岳頂上山荘850-905唐松岳928-940唐松岳頂上山荘955-1024丸山ケルン1028-1125八方池(休憩)1200-1235八方池山荘1240=(リフト×2・ゴンドラアダム)=1312白馬八方スキー場(タクシーで五竜スキー場に戻り車を回収)
(左)小遠見山。遠見尾根の登りは霧の中となった。(右)白岳直下で雷鳥と遭遇。
遠見尾根と八方尾根を使って五竜岳と唐松岳に登るプラン。後で聞いた話ではこれとは逆コースをとる人が多いとのこと。唐松から五竜に向かう方が負担は少ないようだ。天気予報は晴だったはずだが、白馬五竜スキー場のテレキャビンやリフトに乗っても周囲は霧に覆われている。
リフトを降りた目前の地蔵の頭から先、階段状の登りが続き見返坂へ。右にガレ場を見た先で一ノ背髪・二ノ背髪を緩やかに登り小遠見山へ。道は右折。霧の中、足元のリンドウに気を紛らわす。緩急の登りで中遠見を過ぎ、池や湿原の畔の大遠見。途中、ガレ場の縁を急登するほかは比較的緩やかな道。
池のある西遠見の広場で休憩。チングルマを傍目にちょっとした岩場や階段状の急登があらわれ、稜線に上り詰めると、ハイマツ帯に雷鳥の姿。白岳の左下を巻いて北ア主稜線の縦走路に合流。唐松岳方面の稜線が霧の中から浮かび上がった。左に下ればすぐに五竜山荘。予定より早く山荘に到着したので、荷を軽くして五竜岳まで往復する。
(左)五竜山荘から見た五竜岳。(右)五竜岳山頂は霧の中。剱岳だけが顔を出していた。
山稜の右下を巻き気味に登った後、岩場を巻き砂礫の登り。手足を使う鎖場数箇所を攀じて山頂の一角へ。縦走路から右に分岐して五竜岳山頂。雲の上に剱岳だけが頭を出している。しばらく待ったが霧がすっきりと晴れることはなかった。五竜山荘に下って宿泊。8畳部屋に単独行者ばかり4人。山の話を交わして楽しく過ごせた。
2日目は中景の山が見える程度には晴れた。山荘から見る五竜岳は圧倒的なボリュームだ。それを背に唐松岳を目指す。いくつか小ピークの左を巻いてハイマツ帯を下る。最低鞍部から登り返して大黒岳の左を巻き、ジグザグのザレ場の急登。振り返ると五竜岳の姿。北西側には薬師岳・立山・剱岳。
(左)五竜山荘付近から見た唐松岳。(右)牛首の岩場。
その先には牛首の岩稜帯が待っている。断続的に鎖があらわれ、岩稜を直登し切れ落ちた岩場の縁を左から巻く。最後は牛首ピークに向けての鎖場。ピークを越えれば眼下に唐松山荘が見える。唐松山荘からは唐松岳を往復して、八方尾根を下った。
(左)唐松岳頂上山荘からの唐松岳。(右)唐松岳からの展望。左に五竜、右に立山・剱岳。
唐松岳や下山路の八方尾根からも白馬三山や五竜・鹿島槍の姿を堪能することができた。連休前の金曜日なので、多くの人が登ってくるのとすれ違った。八方池まで来ると多くの観光客が景色を楽しんでいたが、この頃から霧が視界を閉ざしがちとなった。八方池山荘からは、リフト2本とゴンドラで山麓まで下った。
(左)下山路の八方尾根から見た白馬三山。
[参考]
白馬五竜 テレキャビン+リフト 片道1,400円
五竜山荘 1泊2食 9,800円
白馬八方 リフト2本+ゴンドラ「アダム」片道1,550円
白馬八方~白馬五竜 タクシー 2,200円