2016年12月28日

[初滑り] タングラムスキーサーカス(信濃町)

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冬の訪れが早いような気がしていたが、最近は暖かい日が多く、オープンできないスキー場もあるほどだった。昨夜からの雪を見て、遅まきながらスキーに出かける気になった。長年愛用していたスキーブーツが劣化して壊れてしまい、新しい靴を買ったのでそれも確かめてみなければならない。積雪情報を調べ、手近なスキー場の中で稼働リフト数が多いタングラムへ向かった。

昼頃までは間断なく雪が降り続いていたが、午後次第に晴れ間ものぞくようになった。滑っているのは宿泊客と思われるファミリー層が中心。若者のボーダー・グループも見られるが、ボーダー比率はさほど高くない。初心者用の第3クワッドは列ができることがあるが、他のリフトは空いていた。第2リフトだけは稼働していない。また、上級者用斜面はほとんどクローズ状態。

第5クワッドを使うコースでおもに滑った。積雪は不足気味でブッシュが出ているところが見られたけれど、雪質は悪くなかった。(シニア4時間券:2,800円)

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2016年12月24日

金戸山(生坂村)

諏訪神明社(生坂村・会)1005-1041西国八番観音分岐-1100金戸山山頂1138-1202さぎの平登山口(さぎの平バス停)-1215秩父コース入口-1230山清路バス停-1237諏訪神明社

1時間程度で登れる里山なので軽く見ていたが、歩いてみると意外と楽しい山だった。山全体に観音様や奇岩があるけれど、宗教色よりは親しみある里山の良さが感じられた。晩秋初冬なら落葉した木の間からの日差しも明るい。案内板や四阿・ベンチなども整備され、山頂下で一瞬だが展望の開ける場所があったのも嬉しかった。西国33番・坂東33番・秩父34番の合計百体の観音様があるという。

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(左)登山口の諏訪神明社。5台ほどの駐車スペースがある。(右)登りはじめてわずかで四阿のある広場に。前方の岩に観音様。

長野市街では雪が降っていたが、国道19号を南下して信州新町を過ぎるともう晴れ間が見えてきた。新山清路橋の手前で大町方面に右折して会の集落内を進み、会神社(諏訪神明社)の前に車をとめる。社殿の右脇から「巡礼道」の道標に従って右へ。民家の上部をかすめるように進み、左折して墓地の中を登る。

ひと登りで四阿のある平坦な広場に出る。右手山腹の岩に観音様がいる。馬止石を過ぎ溝状にえぐれた落葉の道をジグザグに登り、大きく左にトラバースした後、右に折れて松林の登り。左に石仏や御嶽神社跡への分岐があり、緩やかに進めば四阿のある広場。南面が切開かれて眼下に犀川の谷が見渡せる。

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(左)「かなとこやまひなんじょ」四阿。南側が切開かれて展望がある。(右)さぎの平への分岐あたりは、多くの奇岩と観音像が密集している。

大きな岩が多くなり百体観音群の石仏が密集している。さぎの平からの道が合流。左折して奇岩や石仏を見ながら登ると金戸山山頂へ。山頂は広場になっているが、樹林に囲まれ展望は期待できない。石灯籠やベンチが置かれて、予想していたよりもよい雰囲気。「金戸山城跡」の説明板があり、少し北に進んだあたりに三角点がある。

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(左)金戸山山頂はベンチなどもある広場。樹林に囲まれて展望はない。(右)さぎの平の登山口。国道19号沿いのさぎの平バス停前。

下山は分岐まで戻り、左折して大岩の下をトラバース気味に進んだ後、赤松の尾根をさぎの平へと下った。こちらの道は松茸山のテープが張られているので、松茸の季節は登山を控えた方がよさそう。国道19号沿いを歩き、途中、秩父34番の石仏群がある秩父コース(階段状の急坂)をひと回りしてから駐車場所に戻った。

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(左)秩父三十四観音の最上部にある大岩。
posted by 急行野沢 at 21:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 登山(筑北・長野西山) | 更新情報をチェックする

2016年12月17日

兎峰~虚空蔵山~太郎山(上田市/坂城町)

座摩神社下駐車場835-852座摩神社857-1000兎峰1008-1033虚空蔵山1050-1125最低鞍部(魚ノ沢コース分岐)-1200西峠-1215太郎山1251-1257西峠-1342緑ヶ丘登山口-(緑ヶ丘・上田バイパス側道経由)-1435座摩神社下駐車場

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(左)座摩神社への登り口。駐車場はここから少し西に行ったところにある。前方右手に兎峰が見える。(右)木の間越しに兎峰を見て、赤松林の登りに。

虚空蔵山や太郎山には何回も登ったけれど、いつも林道奥深くへ車を乗り入れるようなかたち。初冬には明るい日差しの南斜面を登りたい。というわけで、南山麓から兎峰経由で虚空蔵山に登り、太郎山へ縦走して南へ下山する計画。落葉の木の間越しの展望も開け楽しく歩いた。以前にくらべて、各登山口の駐車場や各種案内板などが整備されたようだ。

座摩神社の下に登山者用駐車場が用意されていた。見上げると兎岩が見える。林道を歩いて座摩神社へ。社殿の左側から赤松と雑木の道をジグザグに登る。送電鉄塔の下を過ぎ、ゆったりとした尾根の登りを経て兎峰直下では岩がちの急登となる。トラロープに導かれ左下が切れ落ちた岩場を通過。山腹左側から兎峰北側の鞍部へ。そこから南側にヤセ尾根を進めば上田平を見おろす絶景の兎峰の岩場上に出る。

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(左)兎峰の岩場上からの展望。(右)虚空蔵山山頂。草地でおもに南側の展望。

鞍部へ折り返してしばらくの登りの後、左へトラバースすれば稜線に出る。左へ進み、ロープのある岩場を登ればすぐに虚空蔵山山頂。一帯は草地になっていて、おもに南側の展望が開ける。蓼科・八ヶ岳・美ヶ原方面は山頂部を雲が覆っている。右手に滝山連峰や筑摩山地の山々。その向こうの北アルプスは雪雲の中。

太郎山へはいくつか小ピークを越えて進む。稜線には薄い雪。前方に太郎山・烏帽子岳の展望が開けるトラロープの下りで、太郎山山頂以外で本日唯一の登山者とすれ違う。ここで登山者に出会うとは意外、といった言葉を互いに交わす。「魚ノ沢コース」分岐案内板がある最低鞍部前後はゆったりとした気持ちよい落葉の道。雑木から唐松が多くなってきた。太郎山に向けて、緩急の登りとなる。

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(左)稜線上から前方に太郎山・烏帽子岳が見える。(右)稜線上はところどころ薄雪。1069ピーク西側あたり。

「秋和 峰の展望台」や1069ピークでは南側の展望が開け、秋和への道を右に分けるあたりでは左手に大峰山方面が開ける。広々とした西峠を過ぎて太郎山への急登。草地が広がりおもに南側の展望が開ける太郎山山頂からは、遠く富士山も霞んで見えた。さすがに太郎山には、この季節でも入れ替わり数人の登山者がやってきた。

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(左)展望が広がる太郎山山頂。西方を見ると虚空蔵山が見える。

西峠まで戻って緑ヶ丘へ下山。歩きやすい道で、雑木の中をジグザグに下った後、ヒノキ林を過ぎれば谷状の地形を下る。堆肥施設の横を過ぎて登山者用駐車場の脇を通り、「緑ヶ丘登山口」案内板がある舗装道に降り立つ。下山後は上田市の循環バスで戻る予定だったが、待ち時間が長すぎる。上田バイパス沿いに歩いて駐車場所に戻った。里道をとぼとぼ歩くうち、寒風でからだが冷えてしまった。

2016年12月10日

穴倉山(辰野町)

小横川登山口918-928鳥居-1013ぬた場-1035穴倉山山頂1102-1115ぬた場-1137鳥居-1143登山口

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(左)前方に穴倉山を見て右折。(右)穴倉山登山口。案内板が整備されている。

松本平では雪雲が垂れ込めていたが、善知鳥峠を過ぎると晴れ間が広がった。国道153号「小横川入口」交差点を西に折れる。穴倉山は小横川からの登山道が地元の手で整備されているようであった。か細い舗装道に車を入れ、数台の駐車スペースと案内板がある登山口まで導かれる。道標に従い登山道に入る。

山全体が松茸山なので9~10月は登山を控えたいところ。登山道左手には山頂までずっとトラロープが張られ、迷う心配はまったくない。ジグザグに10分ほど登ると鳥居があらわれ、その先は赤松林の尾根を一直線の急登。標高差は300m以上。話には聞いていたが、休む平地もない。北側の尾根が同じ高さになるのが木の間越しに見える。

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(左)赤松林の中を一直線に登る。(右)穴倉山山頂。後方は蓼科・八ヶ岳方面だが、山頂部は雲に隠れている。

左手にぬた場と思われる大きな水たまりがあり、その先で道は緩む。道はやや右に曲り緩やかに1246標高点あたりを通過。その後の登りは前半よりも歩きやすい。南斜面なので、背後からの日差しが明るい。山頂の一角に登りつき、右に曲がりながら緩やかに進むと石仏が多数置かれている。その先が三角点と山名標のある穴倉山山頂である。

西から南は樹林が遮るが、他は切り開かれて灌木越しに展望が得られる。南東に甲斐駒・仙丈がくっきり。東の八ヶ岳・蓼科・美ヶ原の山頂部や北西の北アルプスは今日は雲の中。思っていた以上の展望。しかし、あの急登なので登山プロセスとして楽しみは少ない。ひとつ北側の緩やかな尾根からの登山記録を見たことがある。ちょっと見たところ踏み跡はあるが、それなりのヤブ漕ぎが必要な様子だった。下山は往路を戻った。

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(左)穴倉山山頂から辰野の街の向こうに甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳。
posted by 急行野沢 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(諏訪伊北) | 更新情報をチェックする

物見や城(伊那市)

林道終点登山口1313-1318物見や城山頂1335-1350林道終点

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(左)途中にあった藤沢山自然休養園の地図に一部補筆。(右)林道終点。ここから山頂へは5分ほど。

穴倉山から下山してもまだお昼前だったので、もう一座をと考えて、物見や城を目指した。西側から伊那谷に大きくせり出したような山であり、のろし台があったという。伊那谷の西側を走る広域農道のかんてんぱぱガーデンを過ぎて南下し、「休み平キャンプ場」「野田山あやめ園」の案内板で西に入る。

途中、「藤沢山自然休養園」の案内板を過ぎて、どんどん林道に車を進めたら、結局、林道終点まで到達してしまった。花の季節ではないが途中のあやめ園などに興味もあり、そのあたりから歩いてもいいと思っていたけれど、よくわからないままに通り過ぎてしまったようだ。地図上に記されたさまざまな施設は、いまはあまり利用されていない様子だった。

林道終点からは赤松林の中を歩いて5分ほどで物見や城へ。これでは登山とはいえないが。山頂部には説明板などが設置されているが、その先まで進むと東側が切開かれていて、思っていた以上の展望が得られた。目の前には仙丈ケ岳が大きく、甲斐駒・北岳・間ノ岳を従えているかのようだ。南アルプスのさらにずっと南まで見渡せた。八ヶ岳・蓼科方面は雲に覆われていた。

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(左)説明板のある物見や城の山頂。(右)東側は切り開かれて南アルプスの展望が開けている。
posted by 急行野沢 at 23:14| Comment(3) | TrackBack(0) | 登山(伊那谷周辺-上伊那) | 更新情報をチェックする

2016年12月04日

児野山(城山)(木曽町)

木曽福島・大手町駐車場940-1020権現滝1025-1120児野山1155-1242福島城址1252-1305紅葉ヶ丘1310-1335大手町駐車場

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(左)案内板のある登山口。(右)四阿の前から権現滝を見上げる。

木曽福島中心部の町営大手町駐車場に車をとめ、木曽川右岸を下流へ歩く。すぐ右手に「城山自然遊歩道」の案内板。少し登ると道は沢沿いになり、緩急を繰り返しながら進む。落葉樹と杉林。大きく左から回り込んで権現滝を見上げる広場に出る。四阿や地図・説明板がある。右に紅葉ヶ丘への道を分けジグザグに登り左への長いトラバース。

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(左)前方の稜線へと道は登っていく。(右)児野山山頂。樹林に囲まれている。

再び、右の山腹へジグザグに登った後は、左下に涸れた沢を見て進む。雑木の落葉とも違い、サワラ・ヒノキに針葉樹・広葉樹の混在した林相が美しい。沢の源頭となり、小さな鞍部に登りつき尾根に出る。右手進むと程なく児野山山頂。展望のない樹林の中に三角点が佇みベンチがある。少し進んだ無線小屋の脇からは、木の間から御嶽山が全容を見せていた。

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(左)山頂の少し先からは御嶽が見える。(右)福島城址(本丸)は樹林に囲まれた広場。

帰路は尾根伝いの道を選ぶ。山頂直下の分岐から「ブナ大木」方面を目指す。踏み跡はいままでよりも薄いが、赤テープも随所に。緩やかなアップダウンで少しずつ標高を落としていく。尾根伝いながら、樹林の中で展望は皆無。ヒノキ・サワラの中、ところどころブナの大木があるのが意外な感じ。

1194ピークから急降下で広い道に降り立ち、道標に従って左にひと登りすれば福島城址(本丸)。樹林の中の広場。軽トラくらい通れそうな広い道を下ってアンテナと四阿のある紅葉ヶ丘で林道に出る。正面に中央アルプスの展望が開ける。道標に従って、山村代官屋敷を目指せば福島小学校の校庭の脇に降り立つ。駐車場所はすぐ隣である。

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(左)紅葉ヶ丘からは木曽福島の街の向こうに中央アルプスの展望。

木曽福島の裏の里山といった程度の認識しかもたずに登ったが、思ったよりは山深い印象。あまり展望はないけれど、ヒノキ・サワラにモミなどの針葉樹、ブナなどの広葉樹も混在する林相は他ではあまり見られないものだと感じた。道標も多くあって安心して歩ける山だと思う。途中出会った登山者は一人だけだった。

[参考]大手町駐車場・駐車料金 4時間半 350円
posted by 急行野沢 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(木曽・東濃) | 更新情報をチェックする

釜沼温泉[大喜泉](木曽町)

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児野山から下山後は、王滝村方面に向かい釜沼温泉・大喜泉で日帰り入浴。山間部にぽつんとある宿。受付で小母さんに初訪の旨を伝えると、「長く入ると湯あたりする」と注意をされる。また、入浴前の飲泉を勧められる。容器に入っていて、自由にコップに注いで飲めるのは有難い。少しエグミのあるサイダーのような味。

浴室には洗い場が4つと、その向こうに透明な屋根を掛けた浴槽。半室外のような雰囲気。加温源泉の浴槽(4人ほど)と加温していない冷鉱泉の源泉浴槽(ひとり用)がふたつ。湯は少し茶色がかった炭酸水素温泉。鉄分を感じる。さすがにこの季節、源泉浴槽(13度)は冷たすぎたが、それでも入っていると気持ちがよくなってきた。脱衣所には効能があったと記した手紙が、所狭しと貼られていた。(おとな入浴:700円、日帰り入浴は13~17時(土は13~15時、月曜休み))
posted by 急行野沢 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(木曽) | 更新情報をチェックする