2017年02月04日

鳥屋城跡~丸子城跡 (上田市)

丸子公園駐車場910-920丸子駅バス停935=(千曲バス築地原行(土日のみ))945鳥屋口バス停-1034鳥屋峠1040-1113鳥屋城跡(851m)1123-小屋坂トンネル西側・林道1151-1205根羽城跡(695m)1230-1310丸子城跡(本郭・685m)1323-1332二ノ郭跡1342-1400丸子公園

冬の晴れ間の里山歩き。山城巡りとでもいった方がいいかもしれない。丸子の街の南側、内村川と依田川に挟まれた尾根を南西の鳥屋城跡(851ピーク)から歩く。天候に恵まれ、この季節なら木の間越しの展望も期待できる。丸子公園(安良居神社下)の駐車場に車をとめ、10分ほど歩いて丸子駅バス停から武石方面・築地原行バスに乗り、鳥屋口バス停で下車。

170204DSC01406.JPG 170204img001.jpg
(左)ススキの中を鳥屋峠に向かう。

車道を西に進み鳥屋の集落に入る。鳥屋峠経由で歩くため、鳥屋城跡を直接目指す右折道標は無視して、その先の細い川に沿う道に入り、熊野宮の前を通過。最上部の民家前で舗装は終わり、獣除けゲートを開けて広い作業道を進む。ススキの原と落葉樹林。前方の鞍部を目指してジグザグに作業道を進めば鳥屋峠に到着。赤松林の中、意外にも鳥屋城跡の方向を示す標識が立っている。

170204DSC01410.JPG 170204DSC01426.JPG
(左)赤松林の中の鳥屋峠。尾根上の踏み跡はしっかりしている。(右)鳥屋城跡には木製のヤグラやベンチ、説明板などがある。

尾根筋の踏み跡もはっきりしている。赤松のピークを2つ越え、蓼科山方面の南側が切開かれた鞍部から急登をこなして鳥屋城跡へ。三角点と説明板、木製のヤグラ、丸太のベンチなどがあり、南東方向が切開かれている。山城の北東側は何段もの空堀があり、トラロープも頼りに下る。赤松のはっきりした屋根を下るが、途中、露岩の先にぼんやりしていると右の間違った尾根を下りがちな場所が1箇所。コンパスを見ながら、左方向の踏み跡を探す。

170204DSC01460.JPG 170204DSC01478.JPG
(左)根羽城跡。(右)丸子城跡に向かう道は気持ちよい落葉の水平道。

やがて林道に出て、向かい側の尾根に取り付く。小屋坂トンネル南に下る道の分岐は気づかずに通り過ぎたようだ。右手前方木の間越しに浅間山を見ながら、落葉の尾根の気持ちよい登り。南方向の展望がある露岩をトラロープも使いながら登れば、695三角点。山城の案内板はないが、山行記録で「根羽城跡」とあるのを見たことがある。

170204DSC01489.JPG 170204DSC01493.JPG
(左)四阿がある丸子城跡(本郭跡)。(右)丸子城跡から南側の展望。正面に鳥屋城跡と歩いてきた尾根が見える。

尾根道は露岩の小ピークを過ぎ、石仏や祠を傍らに見て、その先はほぼ水平の気持ちよい落葉の道がしばらく続く。やがて案内板があらわれて丸子城跡の一角に入ったことが知れる。擬木の階段なども整備されて、丸子城跡(本郭)に到着。四阿やテーブルがあり東・南・西の展望が得られる。さらに10分ほどの二の郭跡には、ヤグラ風の展望台。ここからは丸子の街をはさんで浅間山・湯の丸・四阿山の展望が見事。

170204DSC01503.JPG 170204DSC01507.JPG
(左)二の郭跡には展望台がある。(右)二の郭展望台から。丸子の街の向こうに四阿山・湯の丸・浅間山。

そのまま尾根を北端まで下ってから、東側の駐車場に戻った。北斜面は一部凍りついて慎重に下る箇所も。踏み跡はほぼ鮮明だが、鳥屋城跡から丸子城跡の間は案内標識などないので地形図とコンパスを見て行動する必要がある。思ったよりも楽しめた。松茸の季節の入山は避けるべき山域だが、早春の軽い山歩きとしては楽しめるのではないだろうか。

[参考]千曲バス(丸子駅~鳥屋口) 250円

霊泉寺温泉・共同浴場(上田市)

170204aDSC01522.JPG 170204aDSC01523.JPG
 
山から下りた後は、鹿教湯温泉への途中にある霊泉寺温泉を久しぶりに訪れる。霊泉寺の脇の無料駐車場に車をとめ、ひっそりとした温泉街を進み共同浴場へ。まるで時間が止まったかのような佇まい。素っ気ない建物の前には、昔ながらの赤い郵便ポスト。

無色透明の湯が掛け流し。タイル張りの浴室は温泉銭湯のような雰囲気。200円という入浴料は嬉しい。露天風呂などないし、石鹸なども備え付けられていないけれど、これで十分という気がする。(入浴おとな:200円)
posted by 急行野沢 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉(上田・小県) | 更新情報をチェックする