2017年03月05日

三水城跡~摺鉢山~三ツ頭山~半過城山(坂城町/上田市)

十六夜観月殿下841-920狐落城跡-939三水城跡-1037摺鉢山1045-1124林道-1143三ツ頭山1215-1244北尾根-1307半過城山1312-1350半過城山登山口(半過林道)-(車道:県道77号他経由)1503十六夜観月殿下

以前、摺鉢山は室賀峠から、三ツ頭山は直下の林道から登ったが、ちょっと短絡的すぎたと思っていた。坂城の網掛集落から三水城跡を経る尾根を登れば、それなりの充足感が得られるのではないかと興味をそそられていた。下山ルートは、これも以前登った半過城山を経由しようと考えた。

170305DSC01977.JPG 170305DSC01999.JPG
(左)十六夜観月殿への登り口。三水城跡の案内もある。(右)狐落城跡。

坂城町千曲川西岸にある十六夜観月殿の入口付近の路側余地に駐車。石段を登り絶景の観月殿の脇を経て階段状の登りから大きな尾根にのれば、左手木の間に千曲川を見おろしながらの登りに。トラロープの滑りやすい急坂で小広場の狐落城跡。前後に空堀がある。その先も気持ちいい落葉の尾根の登り。トラロープの急坂を登り空堀の先、三角点のある三水城跡へ。ほぼ360度の絶景が得られるが、今日は薄雲が多く遠景は霞んでいる。

170305DSC02015.JPG 170305DSC02034.JPG
(左)絶景が広がる三水城跡。(右)摺鉢山山頂。

空堀をいくつか過ぎ、小ピークの登り下りを経て比較的緩やかに尾根を登る。右から尾根沿いの道をあわせるあたりから、次第に赤松が多く薄暗くなる。前半が明るく気持ちよい雑木の尾根だったので少々興ざめ。ほどなく室賀峠からの道に合流。左折して残雪の急坂を登って摺鉢山へ。この季節だから前回ほどヤブがかってはいないが、展望は三ツ頭山方面など木の間にわずか。

170305DSC02038.JPG 170305DSC02053.JPG
(左)摺鉢山から東へ下った鞍部はやせ尾根状。(右)山頂らしくない三ツ頭山山頂。

三ツ頭山への歩き始めは、はっきりした踏み跡は期待できない。テープのある箇所から真東に見える小ピークとの鞍部を目指して斜面を下れば、少しずつ道形は整いやせ尾根の鞍部へ。作業道の急登で小ピークを越え、左手に採石場跡らしい窪地を見て、その際の鞍部に降り立つ。南東方向にジグザグにひと登りした後、小ピークを右に巻いて進めば林道に飛び出す。反対側斜面にテープを見つけて尾根に取り付くが、やがて道は広がり足元はイバラが茂りがち。最後は右手の作業道に移って山名標もない三ツ頭山山頂へ。

前回も感じた通り、およそ山頂らしくない。東に進むと防火帯の切開きから半過城山方面が見渡せる。ここで休憩。ここからは赤松林の防火帯を淡々と進む。歩きやすいが面白味はない。急降下の後、ゆるやかに登り返して半過城山の北尾根へたどり着き右折。3つほど小ピークを越えて、北尾根を登る。周囲は赤松・唐松や常緑樹だが、ときどき右手の展望が開ける。半過城山の山頂は樹林の中で展望皆無。

170305DSC02059.JPG 170305DSC02078.JPG
(左)三ツ頭山山頂東から防火帯の向こうに半過城山。(右)樹林に囲まれた半過城山山頂。

半過城山からは東に向かい尾根を下る。ときどき左手に坂城方面の展望が開ける。ジグザグの下りから谷状の地形に降り、その先の送電鉄塔足元では上田方面の展望。南に下った後、左に雑木の中をトラバース。右折して巡視路らしい階段を東に下れば舗装林道に飛び出す。以前、半過城山に登った際に車をとめた場所だ。観月殿まで戻る交通手段がないので、車道(県道77号など)を歩いて、駐車場所まで戻った。

170305DSC02095.JPG 170305img001.jpg
(左)半過城山登山口。

山中、誰一人にも会わなかった。後半はやや単調な感じで、前半の三水城跡前後あたりが一番気持ちのよい道に感じた。摺鉢山まで登った後、帰路にもう少しよいルートがあればと思う。あるいは室賀峠から下山路を三水城跡方面にとるのがいいのかもしれない。