高梨集落最上部(駐車)1003-1043市峠-1108鹿教湯富士1123-1142市峠-1208「1009ピーク」1223-1251梅の木峠1256-1330穴沢集落-1405高梨集落最上部
鹿教湯温泉の後ろにそびえる変哲もない里山。山ガイドなどでは「富士山」の呼称が多いが、日本一の山と区別するためここでは「鹿教湯富士」としておく。里山としての魅力は期待以下でも以上でもなかった感じ。一帯は松茸山なので、その季節の入山は控えたい。道標などないものの赤テープが終始目印になる。
(左)古い峠道には石仏が佇む。(右)石垣も積まれた古い峠道。ジグザグの登りで市峠へ。
国道254号から鹿教湯入口の直前で右折し高梨集落に入り、最上部の廃屋跡地らしき空地に駐車させてもらう。獣除け柵から沢沿いの道を進む。墓地の先で沢を離れ右の山腹へ登る。左へトラバースしてから山頂へ直登する尾根を回り込んだ後は、山腹を右へずっと斜めに登っていく。古い峠道らしく石仏が見られ、歩きやすい広めの道が続く。途中、道が崩れがちのところも。最後は左の山腹をジグザグに、積まれた石垣を見ながら登れば市峠に到着。
市峠には案内標などはなく、塩田側に道が下っている。左(西)の尾根に取り付く。小ピークをひとつ過ぎ、左手に展望が得られるところが一箇所。落葉で滑りやすい急斜面を木枝に捕まりながら登り、右にトラバースすれば山頂の一角に。平坦路を右にすぐで樹木に囲まれた鹿教湯富士の山頂。三角点と石祠があり、木の間からわずかに鹿教湯方面を見おろせる。
(左)山頂への後半は急登が続く。(右)三角点と石祠がある鹿教湯富士の山頂。前方には鹿教湯温泉街が見おろせる。
このまま下山してもあっけないので、稜線を東に梅の木峠まで歩いてみた。市峠から東へ向かう尾根上には踏み跡と赤テープがある。途中、1008ピーク前後は落葉樹の明るい尾根で気持ちがよい。ただ、その先は松茸山のテープと滑りがちな急降下が続き、展望もないので、お勧めするようなルートでもない。馬頭観音がある梅の木峠で右折して、広い峠道を穴沢へと下る。穴沢から国道254号沿いに歩いて駐車場所に戻った。
(左)1008ピーク付近は明るい雑木林。