2017年09月29日

<東北遠征> 八甲田山(青森県青森市/十和田市)

酸ヶ湯温泉915-硫黄岳展望952-1045仙人岱1050-1138八甲田山(大岳)1143-1203大岳ヒュッテ1304-1340分岐-1403毛無岱階段下-1440酸ヶ湯城ヶ倉分岐-1515城ヶ倉温泉

観光と登山を兼ねて、家内と青森方面に出かける。主目的は八甲田山への登山。八甲田ロープウェイの運行開始時刻に合わせて、朝9時前に山麓駅に到着したが、強風のため運行休止。いつ動くかわからないので、急遽酸ヶ湯に向かい、温泉の南側の登山口から登りはじめる。

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(左)酸ヶ湯温泉の南側にある登山口。広い駐車場やWCもある。(右)右手前方が開け、硫黄岳山腹の紅葉が見えた。

登山口の鳥居をくぐり、細丸太の階段状の緩い登りを進む。ブナなどの広葉樹林帯だが少し色づいた程度。10数分で火山ガス発生地を通過。火山ガスのせいか、周囲のダケカンバが枯れて広場になっている。溝状の箇所にはマットなど敷かれて手入れがされていて歩きやすい道。少しずつ右手の展望が開け、こちらは色づいた硫黄岳の山腹が見える。

道は地獄湯の沢を右下に見て、その際を進む。硫黄の匂いが強くなる。岩がゴロゴロした箇所で沢を渡りながら登り続けると、沢は狭まり平坦になってくる。木道があらわれ、まもなく仙人岱湿原に到着。仙人岱ヒュッテへの道標がある。朝は晴れていたが急に雨が強まり、急いで雨具をつける。八甲田清水が湧き出した湿原で小休止をとりたいところだが、天気も天気なので先を急ぐ。

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(左)仙人岱あたりから雨が強くなった。(右)風雨が強く展望なしの大岳山頂。

小岳・高田大岳への分岐を過ぎ、草原状の道を進む。その先は樹林帯の登り。アオモリトドマツの説明板を過ぎれば森林限界。火山礫でガラガラした道を折り返しながら登る。平坦地に鏡池があらわれ、もう一息で八甲田山(大岳)の山頂に到着。山名標や三角点があるけれど、雨風が強く展望皆無なので早々に山頂から下る。

ガラガラとした下りから溝状に抉れた樹林帯の道を下って、草原状に建つ大岳ヒュッテ(避難小屋)へ。この天気なので、10数人の人が小屋の中で休憩をとっていた。我々も雨具などを脱いで休憩をとる。天候の回復が見込めないので、適当な時間を見て出発。樹林帯を緩やかに下れば、田茂萢岳稜線への分岐を過ぎ、毛無岱と呼ばれる湿原の最上部に出る。

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(左)大岳ヒュッテ(避難小屋)で休憩。(右)ナナカマドが色づき、木道に湿原が続く草紅葉の毛無岱。

霧雨の中、視界はあまり開けない。ただ、霧の中に広がる草紅葉の湿原も幻想的。思っていたよりも広大な湿原に木道が続いている。途中にはベンチもある。長い下りの木製階段があり、これより上部が上毛無岱、下部が下毛無岱ということらしい。この階段から見おろした下毛無岱の風景は有名だが、今日は視界が開けない。

ところどころ紅葉のナナカマドも点在する下毛無岱を進めば、やがて長かった木道も終わり樹林帯へ。急な木段を下り、沢を横切り多少の上下がブナの美林の中に続く。道標に従って、直進すれば酸ヶ湯温泉に続く分岐を右折して、宿泊予定の城ヶ倉温泉へと向かう。下山した頃には天候も回復してきた。山行中を狙ったように雨雲が通過したようで、少々恨めしかった。

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(左)上毛無岱から下毛無岱へと下る長い階段。下毛無岱を見おろす絶景地だが、今日は霧の中。
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2017年09月14日

霞沢岳(松本市)

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霞沢岳山頂から見た穂高連峰。右には常念岳方面。

第1日[9月14日]沢渡駐車場1025=(シャトルバス)=1055上高地バスターミナル1105-1110河童橋-1150明神1228-1400最後の水場-1428徳本峠小屋
第2日[9月15日]徳本峠小屋605-700ジャンクションピーク(JP)705-740[P2=2261西ピーク]745-915[K1]925-1000霞沢岳1040-1114[K1]1119-1237[P2=2261西ピーク]1242-1330[JP]1335-1410徳本峠下分岐-1430水場1440-1538明神1545-1630上高地バスターミナル1635=(シャトルバス)=1705沢渡駐車場

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(左)徳本峠上展望台からの穂高連峰。

上高地の谷を隔てて穂高連峰の眺望が素晴らしい山。徳本峠からの標高差が500m程度、累積標高差は800m程度と聞いたけれど、それでも少々軽く見ていたきらいがある。実際歩いてみると、地図上の等高線から感じるよりもアップダウンが多く消耗させられた。しかし、K1付近から山頂まではさすがに素晴らしい展望だった。

沢渡に車をとめてバスで上高地へ。臨時便のためか10人程度の乗客。ほとんどが観光客で、大正池で下車した。上高地バスターミナルから河童橋の賑わいを通り過ぎ明神へ。その先で右折して徳本峠越えの道に入る。しばらくは広い林道のような道。標高1600付近から登山道らしくなり、沢の右岸をジグザグに登る。古い峠道らしく歩きやすい。振り返れば前穂が見える。足元にリンドウが咲く。

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(左)徳本峠への峠道。(右)徳本峠小屋。奥に新館がある。

最後の水場を過ぎると道は沢の右岸から左岸へ渡り、大きなつづら折から左へ長いトラバースの後、霞沢岳への分岐。そこからわずかな登りで徳本峠小屋。峠の東側正面には遠く八ヶ岳が霞む。峠の少し上の展望台からは穂高連峰の展望が素晴らしい。今日は徳本峠小屋泊まり。30人定員の小さな小屋はほぼ満員の状態。実は最初の予定日は宿泊満員で断られ、この日に変更したもの。このくらいの規模の小屋が落ち着く気がする。

2日目はまずJPへの樹林帯の急登。標高差は300m。稜線の少し右下をジグザグに登る。ときに平坦路を挟むので登りやすい。1時間ほどで東側の展望が開けたJPに到着。ここからは緩やかな下り。足元はぬかるみが多い。途中、一瞬左手が開け初めて霞沢岳山頂が見える。緩急を繰り返す下りは二重山稜の左側を通った後、池のある小湿地へと下る(2261標高点)。

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(左)急登を経てジャンクションピーク(JP)。(右)花畑の中を直登。

ところどころ左手が開ける中を登って、木にP2と標されたピークに。ここからは小ピークを巻いたりしながら針葉樹林帯の中、小さなアップダウンを繰り返す。左手の崩壊地の際を過ぎると、花畑の中を直登する。盛夏の華やかさはないものの、トリカブトやノアザミが咲く。左側(東)の展望が開け、足元には霞沢の谷を見おろす。

稜線上を緩やかに進んだ後、稜線右下に道が移るあたりから、木の間越しに穂高連峰が見えはじめる。ダケカンバが点在し、ナナカマドなど低木が多くなる。正面にK1が大きく迫る。やや右を巻いた後、K1への急登が始まる。ロープも張られ、えぐれた道は足元も不安定。息を切らせてK1に登りつく。ハイマツに囲まれたピークからは360度の展望。行く手にK2と霞沢岳が見える。

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(左)K1が大きく迫り、急登がはじまる。(右)K1から見たK2と霞沢岳山頂。

やせた稜線を下り、登る。途中、少々緊張する岩場が一箇所。ツガザクラの花を見ながらK2を越え、稜線右手のハイマツ帯を緩やかに進み、稜線左手の花畑の際を進めば霞沢岳の山頂に到着。山頂は少々手狭な感じ。展望はいうまでもなく素晴らしい。正面には穂高連峰。右に大天井や常念、蝶ヶ岳。左手に笠ヶ岳、焼岳、乗鞍。東方向の山並は雲に霞んでいる。

そうしているうちに東側から雲がどんどん上がってきた。その頃合いを見て下山にかかる。下山は往路を戻り、徳本峠下から明神経由上高地バスターミナルまで下った。下山とはいえK2・K1・JPへと登り返しも結構多いので、往路に近いほどの時間がかかってしまった。徳本峠からの間ですれ違った登山者は10人ほど。バスで沢渡まで戻り、車で松本市街への途中にある竜島温泉・せせらぎの湯で汗を流した。

[参考]沢渡駐車場 2日間 1,200円
    バス 沢渡~上高地(往復) 2,050円
    徳本峠小屋 1泊2食 9,500円
posted by 急行野沢 at 11:18| Comment(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | 更新情報をチェックする

2017年09月10日

霧ヶ峰[蝶々深山](諏訪市)

車山肩駐車場1101-1121分岐-1140蝶々深山1220-1240車山乗越-1245[1832ピーク]-1315車山肩駐車場

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(左)車山乗越下より。右手前方の蝶々深山へ登る。(右)蝶々深山から左手下に八島湿原が見える。

天気がよいので家人と軽い山歩きに出かける。ゆっくり家を出たので、車山肩の駐車場から歩き始めたのは11時。今日はあまり無理して歩き回るつもりはないので、蝶々深山あたりまでにしようか。左手に車山湿原と蝶々深山のなだらかな山容を見ながらゆっくりと進む。花は期待できないと思っていたが、ハクサンフウロやウメバチソウなどが咲いている。やはり目につくのはアキノキリンソウ。

車山乗越少し下の分岐で左折して、蝶々深山へとゆったりと登る。蝶々深山では眼下に八島湿原、振り返れば蓼科山や八ヶ岳。昼食休憩をとっているとイタリア人の大集団が登ってきて八島湿原方面へ去って行った。山で海外の人を見かける機会も多くなった。車山乗越から1832ピークまで足をのばし、蓼科・八ヶ岳の風景をもう少し間近で楽しんでから車山肩へと戻った。

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(左)1832ピークから見た蓼科山と八ヶ岳。
posted by 急行野沢 at 21:40| Comment(0) | 登山(霧ヶ峰・美ヶ原) | 更新情報をチェックする

2017年09月05日

燕岳~大天井岳(安曇野市/大町市/松本市)

第1日[9月4日]穂高駐車場753=(バス)855中房温泉900-955第2ベンチ1000-1100富士見ベンチ1105-1130合戦小屋1150-1242燕山荘1320-1343燕岳1405-1425燕山荘
第2日[9月5日]燕山荘550-615蛙岩-742切通岩747-819大天荘-828大天井岳850-858大天荘908-956東天井岳南肩1004-1047横通岳北西肩1051-1130常念小屋(常念乗越)1220-1252水場・沢を渡る1257-1431王滝ベンチ-1510一の沢登山口

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縦走路から見た(左)穂高連峰(右)槍ヶ岳。

目指すのは未踏の大天井岳。直接登る道はないので燕山荘を経由する。中学2年のときの学校登山以来、40数年ぶりに合戦尾根を登ることになる。登山口付近の駐車場の混雑を考え、穂高神社南側の穂高駐車場(無料)に車をとめ、中房温泉行のバスに乗る。途中乗車も含め10人ほど。1時間ほどで中房温泉に到着。快晴の下、多くの登山者が準備をし登り始めている。

合戦尾根は一本調子の登りが続くものの、よく整備されベンチも何箇所か。意外と登りやすい。樹林帯の中をジグザグに登る。砂礫が多くなり、大岩もあらわれると合戦小屋。大勢が休んでいる。名物のスイカを食べる人も。その先で視界が開け、標高2550付近でハイマツ帯に。槍・穂高・燕岳へと視界は広がる。最後は花畑を見ながら右を巻くようにして燕山荘に到着。

小屋の受付を済ませ、燕岳へ往復。白砂とハイマツ、そこに花崗岩が立つ景色はやはり別世界のよう。20分ほどで山頂へ。北に餓鬼、鹿島槍・五竜の後立山、その左に剱・立山、水晶・鷲羽など裏銀座の山並、そして南には槍・穂高がそそり立つ。快晴で遮るもののない展望。今日は燕山荘泊。平日だが、大規模な山小屋だけあって宿泊者は150人ほどにもなろうか。

2日目は表銀座縦走路を南下。ハイマツと花崗岩の中、道は概ね稜線の西側につけられ大展望の中を緩やかに進む。岩間を縫って蛙岩を過ぎ、2678からはザレた大下り。為右衛門吊岩は木段などで左を巻く。リンドウなどの花が咲く。大天井岳が目の前に大きい。右手砂礫にコマクサを見て進めば、切通岩。小林喜作レリーフのある岩場を鎖と階段で上下する。直進路を見送り、左の大天荘方向へ。

山腹を斜めに登れば大天荘に到着し、その裏10分ほどで大天井岳山頂。目の前に槍・穂高が大きく、北アルプスのほぼ全体が見渡せる。大天荘まで戻り、常念方面への稜線を進む。ひとつ尾根を回り込むと、常念岳が正面に、その左に富士山が霞む。右手は常に槍・穂高を見ながら、道はほぼ穏やかに稜線の右下を進んでいく。2832ピーク、東天井岳といずれも右を巻く。

東天井岳の肩を回り込むとさらに常念岳が大きくなる。ハイマツ帯を右に曲がりながら下り、2727ピーク、横通岳と右側を巻いた後、最後は常念小屋に向けてジグザグの急降下。樹林帯を抜けて常念岳との鞍部にある常念小屋に到着。ここは電波が通じるのでタクシーを予約。槍ヶ岳を見納めて一の沢へ下る。

すぐに樹林帯となり、ジグザグに下って左へトラバースすれば沢を渡る。沢の縁を木橋などで進み、胸突八丁を下り、沢を右岸へ、左岸へと渡り返す。沢の左岸をひたすら下る。足元に石が多く、歩きやすくはない。王滝ベンチを過ぎると道は比較的緩むものの、まだまだ長い。3時間弱で一の沢登山口に到着。予約したタクシーで穂高駐車場に戻り、車を回収。好天に恵まれた2日間だった。
(カメラ操作を誤りほとんど写真が消去されてしまったので、わずかな写真しか掲載できませんでした)

[参考]乗合バス中房線(穂高駐車場~中房温泉)1,700円
    燕山荘 1泊2食  10,000円
    タクシー(一の沢~穂高駐車場)4,800円

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posted by 急行野沢 at 20:00| Comment(2) | 登山(北アルプス・乗鞍) | 更新情報をチェックする