2017年09月05日

燕岳~大天井岳(安曇野市/大町市/松本市)

第1日[9月4日]穂高駐車場753=(バス)855中房温泉900-955第2ベンチ1000-1100富士見ベンチ1105-1130合戦小屋1150-1242燕山荘1320-1343燕岳1405-1425燕山荘
第2日[9月5日]燕山荘550-615蛙岩-742切通岩747-819大天荘-828大天井岳850-858大天荘908-956東天井岳南肩1004-1047横通岳北西肩1051-1130常念小屋(常念乗越)1220-1252水場・沢を渡る1257-1431王滝ベンチ-1510一の沢登山口

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縦走路から見た(左)穂高連峰(右)槍ヶ岳。

目指すのは未踏の大天井岳。直接登る道はないので燕山荘を経由する。中学2年のときの学校登山以来、40数年ぶりに合戦尾根を登ることになる。登山口付近の駐車場の混雑を考え、穂高神社南側の穂高駐車場(無料)に車をとめ、中房温泉行のバスに乗る。途中乗車も含め10人ほど。1時間ほどで中房温泉に到着。快晴の下、多くの登山者が準備をし登り始めている。

合戦尾根は一本調子の登りが続くものの、よく整備されベンチも何箇所か。意外と登りやすい。樹林帯の中をジグザグに登る。砂礫が多くなり、大岩もあらわれると合戦小屋。大勢が休んでいる。名物のスイカを食べる人も。その先で視界が開け、標高2550付近でハイマツ帯に。槍・穂高・燕岳へと視界は広がる。最後は花畑を見ながら右を巻くようにして燕山荘に到着。

小屋の受付を済ませ、燕岳へ往復。白砂とハイマツ、そこに花崗岩が立つ景色はやはり別世界のよう。20分ほどで山頂へ。北に餓鬼、鹿島槍・五竜の後立山、その左に剱・立山、水晶・鷲羽など裏銀座の山並、そして南には槍・穂高がそそり立つ。快晴で遮るもののない展望。今日は燕山荘泊。平日だが、大規模な山小屋だけあって宿泊者は150人ほどにもなろうか。

2日目は表銀座縦走路を南下。ハイマツと花崗岩の中、道は概ね稜線の西側につけられ大展望の中を緩やかに進む。岩間を縫って蛙岩を過ぎ、2678からはザレた大下り。為右衛門吊岩は木段などで左を巻く。リンドウなどの花が咲く。大天井岳が目の前に大きい。右手砂礫にコマクサを見て進めば、切通岩。小林喜作レリーフのある岩場を鎖と階段で上下する。直進路を見送り、左の大天荘方向へ。

山腹を斜めに登れば大天荘に到着し、その裏10分ほどで大天井岳山頂。目の前に槍・穂高が大きく、北アルプスのほぼ全体が見渡せる。大天荘まで戻り、常念方面への稜線を進む。ひとつ尾根を回り込むと、常念岳が正面に、その左に富士山が霞む。右手は常に槍・穂高を見ながら、道はほぼ穏やかに稜線の右下を進んでいく。2832ピーク、東天井岳といずれも右を巻く。

東天井岳の肩を回り込むとさらに常念岳が大きくなる。ハイマツ帯を右に曲がりながら下り、2727ピーク、横通岳と右側を巻いた後、最後は常念小屋に向けてジグザグの急降下。樹林帯を抜けて常念岳との鞍部にある常念小屋に到着。ここは電波が通じるのでタクシーを予約。槍ヶ岳を見納めて一の沢へ下る。

すぐに樹林帯となり、ジグザグに下って左へトラバースすれば沢を渡る。沢の縁を木橋などで進み、胸突八丁を下り、沢を右岸へ、左岸へと渡り返す。沢の左岸をひたすら下る。足元に石が多く、歩きやすくはない。王滝ベンチを過ぎると道は比較的緩むものの、まだまだ長い。3時間弱で一の沢登山口に到着。予約したタクシーで穂高駐車場に戻り、車を回収。好天に恵まれた2日間だった。
(カメラ操作を誤りほとんど写真が消去されてしまったので、わずかな写真しか掲載できませんでした)

[参考]乗合バス中房線(穂高駐車場~中房温泉)1,700円
    燕山荘 1泊2食  10,000円
    タクシー(一の沢~穂高駐車場)4,800円

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posted by 急行野沢 at 20:00| Comment(2) | 登山(北アルプス・乗鞍) | 更新情報をチェックする