河口湖畔駐車場-(徒歩)河口湖駅940=(富士急行バス)1015三ツ峠登山口1020-1030駐車場-1130山頂下広場-1139三ツ峠山(開運山)1152-1200広場1228-1346霜山1351-1441ロープウェイ山頂駅-1503河口湖畔駐車場
前回に続いて山梨遠征。西高東低の冬型気圧配置により快晴の富士五湖へ向う。東京に住んでいた頃、御坂山塊あたりは何回か登りに来たけれど三ツ峠は登り残していた。人気の山を避けてきた天邪鬼がたたって、いまさらの三ツ峠といった感じがする。山頂部は3つのピーク(開運山・木無山・御巣鷹山)からなり、最高峰は開運山である。
(左)駐車場の先から登りに。広い作業道が山頂部まで続く。
河口湖畔の無料駐車場に車をとめる。時間に余裕があり、河口湖駅まで歩いて始発の天下茶屋行バスに乗る。平日は1日1本のみの運行。20人ほどの登山客が乗車。ほとんどが三ツ峠登山口で下車。そのまま前方の舗装道を10分ほど歩けば、駐車場とWCがある。ここが登山口のおもむき。
山小屋の運搬車なども通るのだろう、ところどころ簡易舗装の広い作業道を進む。沢沿いに進んだ後、右手の山腹を登り、尾根に乗る。雑木に唐松や桧が混在する樹林帯の中。山頂への最短ルートだけれど、登山道らしさはない。山頂部の北側を緩やかに進めば、三ツ峠山荘の前に出て富士山の眺めが広がる。
(左)三ツ峠山荘の先の広場から見た山頂と屏風岩。(右)三ツ峠山山頂。
その先の広場からは開運山の山頂部と屏風岩が見える。四季楽園の前を通り、階段状の登りでアンテナと反射板の前を過ぎれば三ツ峠山(開運山)の山頂に到着。手狭な山頂からは真正面に富士山の素晴らしい展望。その右手の八ヶ岳や南アルプスの稜線部は雲に覆われている。平日だが山頂には入れ替わり多くの登山者がやってくる。
(左)三ツ峠山頂からの富士山。(右)山頂から御巣鷹山と八ヶ岳・南ア方面。
山頂は狭いので、四季楽園と三ツ峠山荘の間にある先ほどの広場で昼食休憩。下山は南下してロープウェイを目指す。三ツ峠山荘の先で往路を右に分け、左に尾根をたどる。すぐに左手が開け富士山の展望がよいベンチが並ぶ。母ノ白滝への道を右に分けるあたりは草原が広がり気持ちがよい。
(左)山頂から山荘や広場付近を見おろす。(右)母ノ白滝への分岐周辺は草原が広がる。
その先は明るい落葉の雑木の中、緩急を繰り返して下っていく。道は終始歩きやすい。小ピークの多くは左右に巻いて行く。1370標高点の先の送電鉄塔でようやく展望が開け、河口湖と富士山が見える。霜山の三角点は樹林の中で展望なし。尾根の左下にヒノキ林の薄暗い巻道が続き、車道を横切った後は、階段状の登りで小ピークを越えて祠が祀られた天上山。富士の展望は木の間越し。
(左)送電鉄塔で展望が開け、河口湖を見下ろす。(右)霜山山頂は樹林の中。
その先、ロープウェイ山頂駅に至ると富士山を背景に写真を撮りあう外国人観光客で大混雑していた。そんなわけでロープウェイには乗らず、並行する階段状の急坂を河口湖畔へと下った。河口湖周辺では外国人観光客の姿が多く、富士山の人気を思い知らされた。
[参考]富士急行バス 河口湖駅~三ツ峠登山口 730円