上田市民の森公園952-1020沢渡り林道へ-1033殿城山南登山口-1058殿城山1106-1115左折ヤブ道へ-1137矢沢山1159-1221カヤトの原-1305殿城山南登山口-1315林道から沢渡る-1345上田市民の森公園
殿城山へは3年ほど前に、烏帽子岳への登路から分岐する形で往復している。今回は南側から登り、さらにその北側にある矢沢山(1106m峰をこう呼ぶらしい)にも足をのばそうと思う。殿城山は山頂に反射板があって展望が開けているはずで、案内板も多く設置されて歩きやすい。一方、矢沢山への道がどの程度わかるかが気がかり。
(左)伐採地から展望が開ける。(右)丸太で沢を渡り林道に出る。
上田市民の森公園の広い駐車場に車をとめ、まっすぐ歩き、シカ舎の先で道標に従って左折。少し下ると左手に池が見える。右手の山腹を巻くトラバース道が緩やかに続く。唐松林を抜け伐採地に出ると左手に美ヶ原方面の展望。左の沢筋に下り、丸太橋で沢を渡り林道へ。林道を緩やかに登って、はっきりした右手の登山道に入る。「殿城山登山道」の案内板が木の裏に隠れている。
(左)殿城山へ雑木や唐松の明るい道。(右)殿城山山頂。反射板があり、前方に北アルプス方面の展望が開ける。
桧林に大きく折り返した後、唐松や雑木の林となる。明るい樹林帯で気持ちよいところ。最後は南側から直登するようにして殿城山山頂へ。反射板がある西側が切開かれて、遠く北アルプスを望むことができた。その後は殿城山から東へ稜線をたどる。このまま烏帽子岳分岐から南へ折れて市民の森へ戻るのは、以前とったルート。鞍部から少し先に左へ入る踏み跡(赤テープあり)を見つけて、矢沢山に向けて足を踏み入れる。
(左)矢沢山への尾根道。(右)矢沢山山頂部は赤松に囲まれている。
ヤブがちだが踏み跡はしっかりしている。すぐに広い作業道のようになり、その先の小ピークは左下を巻いたがヤブが濃く、尾根上をたどった方がよかったようだ。気持ちよい唐松の尾根を緩く登り返せば、赤松に囲まれた矢沢山の山頂部。山名標もなく、どこが最高点かよくわからない。少し西に下ると雑木林が美しい尾根となり、そのあたりで休憩。樹間から南に殿城山、北に達磨山が見える。
そのまま尾根を西に下る。最初は緩やかで気持ちよい尾根。左手が低灌木となる展望地から、滑りがちな急勾配の下りに。勾配が緩み前方に松林が見える場所で、左に古い林道の道形が見える。そこから左手にもう一段、段差を下れば林道に出ることができた。周囲はカヤトの原となっている。殿城山の南麓を巻く林道を延々とたどって、南登山口を経由し市民の森に戻った。
(左)矢沢山から西へ下る尾根から。左手が低灌木となり展望が開ける。
→ 類似の山行「2021年12月5日 殿城山~矢沢山[赤井登山口から]」
まるで秋晴を思わせるような好天で、明るい唐松林や雑木林の尾根を気持ちよく歩くことができた。ただ、帰路の林道歩きは緩やかな登りが続いたので、この2つのピークを周回するのなら、出発点は矢沢山西側として矢沢山~殿城山~林道と歩いた方がいいと思う。
2018年01月21日
2018年01月19日
斑尾高原[希望湖スノーシュートレイル](飯山市)
コース入口1256-1312希望湖畔・南西端-1328希望湖ボート小屋-1340希望湖南東端-1406コース入口
(左)案内板・地図があるコース入口。前方の山林の中に分け入る。(右)緩い下りをたどれば湖畔に出る。
希望(のぞみ)湖とは洒落た名前過ぎる気がする。もともとは沼池という名で、斑尾高原の一角にあるため散策に訪れる人もいるけれど、特にどうということのない池。この希望湖周辺にスノーシューのトレイルが整備されていることを知り、歩行練習を兼ねて歩いてみた。
ビジターセンター山の家の脇から北に道を進めば、希望湖と沼の原湿原の分岐箇所に案内標識あり、コースの地図も掲示されている。道脇に2台の車があり、それに並べて駐車する。スノーシューを履いて前方の山林の中へと「りすコース」をたどる。2~3人のトレースがある。数10mごとに木の幹に青い案内表示があるので、迷う心配はない。湖へ向かうので道は緩やかな下り。20分弱で湖畔に出る。
湖面は凍結して、何本かのトレースがその中央を横切っている。私も湖面を北に向かい、ボート小屋まで行って引き返した。物音ひとつしない真っ白な平面。池の上とは思えない。振り返るとやや雲を被った斑尾山が見えた。雲が多く、周囲の展望がはっきりしないのが残念。
(左)湖面は凍結していて歩くことができた。(右)帰路は緩い登りになる。左の木にあるようなマークがコースを示すので迷う心配はない。
帰路は往路よりも少し東側に道がつけられている。谷状の地形をたどった後、ちょっとした登りで林道へ上って小ピークを越えスタート地点に戻る。帰路が登りになるのが少し愉快でないところ。1時間強の行程だった。
詳しい案内は→こちらから。
(左)案内板・地図があるコース入口。前方の山林の中に分け入る。(右)緩い下りをたどれば湖畔に出る。
希望(のぞみ)湖とは洒落た名前過ぎる気がする。もともとは沼池という名で、斑尾高原の一角にあるため散策に訪れる人もいるけれど、特にどうということのない池。この希望湖周辺にスノーシューのトレイルが整備されていることを知り、歩行練習を兼ねて歩いてみた。
ビジターセンター山の家の脇から北に道を進めば、希望湖と沼の原湿原の分岐箇所に案内標識あり、コースの地図も掲示されている。道脇に2台の車があり、それに並べて駐車する。スノーシューを履いて前方の山林の中へと「りすコース」をたどる。2~3人のトレースがある。数10mごとに木の幹に青い案内表示があるので、迷う心配はない。湖へ向かうので道は緩やかな下り。20分弱で湖畔に出る。
湖面は凍結して、何本かのトレースがその中央を横切っている。私も湖面を北に向かい、ボート小屋まで行って引き返した。物音ひとつしない真っ白な平面。池の上とは思えない。振り返るとやや雲を被った斑尾山が見えた。雲が多く、周囲の展望がはっきりしないのが残念。
(左)湖面は凍結していて歩くことができた。(右)帰路は緩い登りになる。左の木にあるようなマークがコースを示すので迷う心配はない。
帰路は往路よりも少し東側に道がつけられている。谷状の地形をたどった後、ちょっとした登りで林道へ上って小ピークを越えスタート地点に戻る。帰路が登りになるのが少し愉快でないところ。1時間強の行程だった。
詳しい案内は→こちらから。
2018年01月16日
美ヶ原[山本小屋~王ヶ頭](長和町/上田市/松本市)
美ヶ原から見た北アルプス。
山本小屋1118-1142塩クレ場-1212王ヶ頭1240-1304塩クレ場-1325山本小屋
早春のような気候なので、美ヶ原を歩きに出かける。雪をまとった山々の展望が楽しみ。旧和田村の中心部から山本小屋へ通じる道が、唯一冬期でも通行可能。凍結箇所もあるので慎重に車を進める。10台ほどがとまっている山本小屋前駐車場に車をとめる。
王ヶ頭方面へ歩きはじめる。美ヶ原高原ホテルまでは除雪された道。その先で一度はスノーシューをつけてみるが、雪上車の跡などもあり雪面は比較的固いため必要ない。正面に王ヶ頭のアンテナ群が見える。美しの塔・塩クレ場にかけては、王ヶ頭の右に北アルプスがずっと連なり、左を見ると蓼科山・八ヶ岳、その右に富士山や南アルプスが霞む。素晴らしい晴天だ。
(左)美しの塔と王ヶ頭のアンテナ群を見て歩く。(右)蓼科山・八ヶ岳を望む。
塩クレ場からは左右の視界が小高い丘に遮られ、道は左へ弧を描くように曲がるので、王ヶ頭がなかなか近づかないように感じられる。途中、2組の登山者とすれ違う。いままで見えなかった浅間山や妙高・戸隠が右手に姿を見せる。少々の登りがあって王ヶ頭ホテルの北側を通り山名標石・三角点がある王ヶ頭山頂へ。西側正面には槍・穂高の展望。
風がよけられる王ヶ頭ホテルの東側にあるベンチで休憩してから往路を戻る。途中、10人ほどの団体とすれ違った。少しずつ雲が多くなり、帰路には北アルプスの展望も霞んできた。
(左)王ヶ頭山頂。前方には槍・穂高。(右)塩クレ場にあった地図から。
2018年01月10日
信綱寺山(上田市)
信綱寺945-1013尾根-1021ジャンクションピーク(JP)1025-1050信綱寺山1114-1135JP-1206信綱寺
真田昌幸が兄・信綱の位牌所として建てた信綱寺。その裏山のような信綱寺山に登る。ネット上ではいくつかの登山記録を見ることができた。赤松林に囲まれた変哲もない里山だけれど、山頂に送電鉄塔があることが地図からわかるので、多少の見晴らしは期待できるかもしれない。あまり歩かれていないようで、道はほとんど薮がちな踏み跡程度。整備された登山道ではない。今日は早春のように暖かかった。
(左)信綱寺の境内へ歩きはじめる。(右)赤松の斜面を急登する。
信綱寺の西側にある霊園の広い駐車場に車をとめ、東に少し歩く。信綱寺付近は「真田丸」の際に整備されたものか、園地風になっている。門を潜り、石段の参道を登ってまずは本堂前で手を合わせる。右手に「真田公墓所」の道標があり、その道を辿れば真田信綱の墓所に。その裏の踏み跡をたどる。
赤松の急な山腹にところどころ赤マークが続くけれど、踏み跡は交錯しはっきりした道はない。前方の尾根を目指して、足元も滑りがちな急斜面を登れば、20分ほどでJPから南東に下る尾根に到達。他にもっといい道があるのかもしれない。尾根上の踏み跡をたどりJPへ。意外なことに古びた「分岐」「信綱寺墓所コース」「金比羅社コース」の案内標がある。
(左)JPの北の山城めいたピークは唐松林の中で明るい。(右)送電鉄塔のある信綱寺山山頂。
JPから北に向かうと、最初のピークは空堀などがあり山城の跡のよう。周囲は今日のコースでは珍しく明るい雑木林や唐松林。次の小ピークは右下に明確な巻道があり、尾根はやや右に曲がる。赤松の登りとなって、3つめの小ピークも右下を巻く。やや薮がちな踏み跡を登れば、送電鉄塔がそびえる信綱寺山の山頂。といっても山名標すら見あたらない。
北側と南側すぐ下は赤松林が視界を遮り、雲も多いので展望は期待したほどではない。それでも西には太郎山方面の山並、東側遠くに雪の烏帽子岳を見ることができた。下山は往路をJPまで戻り、その先「金比羅社コース」へ。踏み跡かすかな、JPから南西に下る尾根をたどる。途中、左下(東側)に尾根を外れるのが正しいと思うが、道を見つけられない。結局、赤松林の尾根を最後まで辿り信綱寺の西側に下りついた。
(左)信綱寺山から遠く烏帽子岳を望む。
真田昌幸が兄・信綱の位牌所として建てた信綱寺。その裏山のような信綱寺山に登る。ネット上ではいくつかの登山記録を見ることができた。赤松林に囲まれた変哲もない里山だけれど、山頂に送電鉄塔があることが地図からわかるので、多少の見晴らしは期待できるかもしれない。あまり歩かれていないようで、道はほとんど薮がちな踏み跡程度。整備された登山道ではない。今日は早春のように暖かかった。
(左)信綱寺の境内へ歩きはじめる。(右)赤松の斜面を急登する。
信綱寺の西側にある霊園の広い駐車場に車をとめ、東に少し歩く。信綱寺付近は「真田丸」の際に整備されたものか、園地風になっている。門を潜り、石段の参道を登ってまずは本堂前で手を合わせる。右手に「真田公墓所」の道標があり、その道を辿れば真田信綱の墓所に。その裏の踏み跡をたどる。
赤松の急な山腹にところどころ赤マークが続くけれど、踏み跡は交錯しはっきりした道はない。前方の尾根を目指して、足元も滑りがちな急斜面を登れば、20分ほどでJPから南東に下る尾根に到達。他にもっといい道があるのかもしれない。尾根上の踏み跡をたどりJPへ。意外なことに古びた「分岐」「信綱寺墓所コース」「金比羅社コース」の案内標がある。
(左)JPの北の山城めいたピークは唐松林の中で明るい。(右)送電鉄塔のある信綱寺山山頂。
JPから北に向かうと、最初のピークは空堀などがあり山城の跡のよう。周囲は今日のコースでは珍しく明るい雑木林や唐松林。次の小ピークは右下に明確な巻道があり、尾根はやや右に曲がる。赤松の登りとなって、3つめの小ピークも右下を巻く。やや薮がちな踏み跡を登れば、送電鉄塔がそびえる信綱寺山の山頂。といっても山名標すら見あたらない。
北側と南側すぐ下は赤松林が視界を遮り、雲も多いので展望は期待したほどではない。それでも西には太郎山方面の山並、東側遠くに雪の烏帽子岳を見ることができた。下山は往路をJPまで戻り、その先「金比羅社コース」へ。踏み跡かすかな、JPから南西に下る尾根をたどる。途中、左下(東側)に尾根を外れるのが正しいと思うが、道を見つけられない。結局、赤松林の尾根を最後まで辿り信綱寺の西側に下りついた。
(左)信綱寺山から遠く烏帽子岳を望む。
2018年01月05日
太郎山(上田市)
太郎山山頂からの北アルプス。
表登山口930-1042太郎山神社1047-1052太郎山1119-1129西峠-1137秋和分岐-1233秋和登山口(防獣ゲート)-(R18上田バイパス沿い)-1327表登山口
新年最初は上田市民の山とわれる太郎山。地元では毎日登る人もいるという。何回か登ったけれど、歩いたことのない表参道から登った。新年だからやはり正面から行かねば。朝9時過ぎ、上信越自動車道の高架橋下の登山口付近路側には10台以上の車があった。途中、出会った登山者は10数人。山頂まで1丁ごとに丁石が置かれている。山頂からの北アルプスの展望が素晴らしかった。
(左)22丁丁石。20丁あたりから雪が多くなる。(右)太郎山神社。
登山道は山腹をジグザグに登る。踏まれて凍結した道に思わず軽アイゼンをつける。周囲は唐松・赤松・雑木。送電鉄塔の下を右に進み、左にジグザグに登り、尾根に登りついて右折。南面する尾根ではアイゼンは不要。11丁の丁目石があり、少しの平坦地となる。石の鳥居を過ぎ、相変わらずの登りだが、急登を強いることのない歩きやすい道。
20丁丁石あたりから雪が深くなる。といっても深さ20cm程度。赤い鳥居があらわれ、石段を登れば太郎山神社に到着。本殿の前で手を合わせる。右側を回り込んで背後の登山道を進めば、太郎山山頂。この時間、他に登山者はいない。目をひくのは西側正面に広がる北アルプスの展望。左は穂高・槍から右は鹿島槍・五竜。その右の白馬は木枝に隠れがち。南側眼下に上田市街が広がり、美ヶ原が霞む。
(左)太郎山山頂から上田市街を見おろす。(右)秋和分岐。白馬岳方面が見渡せる。
下山は未踏の秋和登山道へ。こちらに登山者の姿はない。積雪の道を西峠に下った後、その先、案内板の立つ秋和分岐。北側に白馬岳方面が見渡せる。左に下る道はすぐに尾根を外れ右へ下る。杉林をジグザグに下る。道標があり橋を渡る道は「生塚」へ、右折し秋和へ下る。周囲は気持ちよい雑木林。積雪に覆われた道はときにわかりにくく、先人のトレースと赤テープが頼り。
標高800mで右手に石ゴロの斜面を見て、谷の左を一直線に下る道となる。山影に入ると再び積雪が道を覆う。長い下りの後、林道に降り立つ。獣除けゲートをくぐれば、すぐ下に登山者用駐車場がある。R18上田バイパスを東にたどって表登山道まで戻り、車を回収した。
(左)秋和への道は中間部で気持ちよい雑木林に。