2018年11月11日

大西山(大鹿村/豊丘村)

つり天国・駐車場840-1025巻道入口-1045唐松峠1100-1115三角点(1634m)-1142大西山1222-1244三角点(1634m)-1250唐松峠-1316巻道終わり-1450つり天国・駐車場

181111DSC03198a.JPG 181111DSC03202.JPG
(左)ビニールハウスの横から登りはじめる。(右)道は九十九折につけられている。

大鹿村の寂峰。展望のきかない山らしいが、登山口から標高差は1,000m近くあり侮れない。大鹿村中心部から南下し西側の山腹に車を進め、営業していないようすの「つり天国」の駐車場に車をとめる。「駐車有料300円」の掲示があり、缶に入れるようになっている。川を渡り案内板に従って右への道に入り、ビニールハウスの脇から樹林帯をジグザグに登る。途中、「大西山○km」の案内板が0.5kmごとにあるので目安になる。

181111DSC03215.JPG 181111img001.jpg
(左)岩場の左を巻いてトラバースする。

道は一定の勾配を保ちながら尾根に絡み、ジグザグを繰り返して登る。尾根を直登した方が早いと思われるところも丁寧に九十九折を繰り返すが、道は谷側に崩れがちな箇所も多く、足元に気をとられピッチは上がらない。ところどころの紅葉はややくすんだ色合いに感じる。尾根の左下を斜上トラバースし、右に折り返して尾根上に復する道が続く。針葉樹から落葉樹が多くなる。

181111DSC03220.JPG 181111DSC03226.JPG
(左)「大西山1.5km」道標付近。長い斜上トラバースの木の間越し前方に山頂部。(右)唐松と笹が見られると間もなく唐松峠。

尾根上の小ピークに登り着いた先で、岩場の左側を巻く。尾根上を登った後は、山腹の左を巻く長いトラバース。「大西山1.5km」の道標がある。左手、葉を落とした樹林の間に南アルプスが見える。唐松と笹があらわれると右へ緩やかに登って、尾根の鞍部にたどり着く。「大西山1km」とあり、唐松峠と呼ばれるらしい。

181111DSC03232.JPG 181111DSC03233a.JPG
(左)1634三角点ピークはヤブの中。(右)右手の切開きから空木・南駒。

左折して広い尾根をたどる。倒木の多い道から、急登してヤブっぽい1634三角点のピーク。その先で右手の切開きから、空木岳・南駒ケ岳が展望できた。左をまわるような尾根から急登してたどり着いたのはニセピークで、「ここは大西山ではありません」の案内板。樹林上部から、かすかに南アルプスがのぞく。

181111DSC03237a.JPG 181111DSC03246.JPG
(左)ニセピークから南アの展望。(右)樹林の中の大西山山頂。

落葉で道形も不明瞭な中、尾根を下り登りしてようやく大西山山頂へ。予習済みではあるけれど、樹林に囲まれまったく展望はない。東側は針葉樹林帯、西側は唐松に囲まれて、三角点といくつかの山名標。これだけ苦労して登った割には拍子抜けの感じは免れない。下山は往路を戻った。倒木や落葉が道を隠し、崩れがちな箇所も多いので、意外と時間がかかった。ひとりの登山者にも出会わなかった。
posted by 急行野沢 at 22:18| Comment(0) | 登山(伊那谷周辺-下伊那) | 更新情報をチェックする