2018年12月05日
<群馬遠征> 子持山(群馬県渋川市/沼田市)
屏風岩付近から見た獅子岩
駐車場所(通行止ゲートから左折した林道二本木線途中)855-910五号橋-921七号橋登山口-942屏風岩947-1039合流-1056獅子岩1108-1142柳木ヶ峰-1202子持山1238-1257柳木ヶ峰-1314大たるみ-1345浅間山1350-1403炭釜跡分岐-1440五号橋-1453駐車場所
一等三角点のある山として、名前は知っていた。少々の岩場があるくらいの里山というイメージだったけれど、手足を使う岩の急登が随所にあって意外と手強い。その分、ところどころの岩峰から展望を愉しめたし、葉を落とした明るい雑木林も楽しく歩くことができた。12月の平日、やや風が強いけれど、季節外れの暖かさ。途中、ひとりの登山者にも出会わなかった。
(左)七号橋上の登山口。(右)屏風岩を見上げる。
通常は子持神社奥の院手前の七号橋駐車場まで車で入れるが、昨年、林道が崩れて工事中。二号橋・三号橋の間から先は車両通行止。通行止ゲートから左折し林道二本木線に入りすぐの路側駐車スペースに車をとめ、ところどころ工事中の林道を歩く。七号橋の先で奥の院を過ぎ、右の山道へ。木道を歩き、屏風岩の基部から沢の中を進んだ後、左折してロープ頼みの超急登で屏風岩へ。梯子があり岩の上に立てる。
(左)屏風岩からの痩せた岩の尾根。(右)一般道と合流して獅子岩の下へ。
戻って沢沿いに登るのが一般ルートだが、屏風岩からそのまま尾根を進んでみる。右手を巻くように次の岩峰に登り、その後も左右が切れ落ちた痩せた岩の尾根を所々はロープも頼りに急登していく。周囲は樹林だが落葉した雑木林なので明るい。所々の岩峰からは、行く手に獅子岩が見える。獅子岩の手前から右にトラバースすれば、一般ルートと合流。すぐにその先左に獅子岩への急坂が分岐する。
(左)獅子岩を見上げる。(右)獅子岩から見た山頂方向。
標識に従って獅子岩の下まで行く。鉄梯子までは登ったけれど、その上は私には危なっかしいので岩の上までは登らず。もとの道に再度合流した後は、気持ちよい尾根の登り。右手は灌木帯で展望が開け、赤城山方面が見渡せる。小ピークを2つ越えた後は、足元に笹も見られる柳木ヶ峰への緩やかな登り。柳木ヶ峰の祠を見て右折、さらに気持ちよい緩やかな道が続くがそれもわずか。
(左)展望が開けた尾根。(右)柳木ヶ峰。
目の前の岩峰に登り詰めた後は、概ね尾根の右下に岩の段差を攀じるように登って子持山山頂へ。南北に長い山頂台地の一番北に一等三角点と山名標がある。東と西が開け、東に赤城山・皇海山・日光白根山・上州武尊、西には浅間山と榛名山。ゆっくりと休んでから、下山は柳木ヶ峰まで戻り浅間山経由とする。
(左)子持山山頂。前方に日光白根山。(右)子持山山頂から浅間山・榛名山方面。
スリップしやすい急坂を大タルミに下り、その先は概ね気持ちよい雑木林の中、落葉の音をカサコソさせながら緩やかに小ピークを越えて行く。緩急の登りで意外と簡単に浅間山へ。背の低い木々の上に榛名山が見える。南東に向かう尾根をさらに下り、炭釜跡分岐で左折。途中からアカマツやヒノキが混在する尾根を下って五号橋に戻る。あとはそのまま三号橋下まで下って駐車した場所に戻った。
(左)下山は浅間山経由。