赤井公民館737-742北赤井神社-800天白城跡-826林道835-855反射板-917かさつぶれ山927-947反射板-1002林道-1048赤井公民館
(左)北赤井神社。右の防獣柵を開けて進む。(右)天白城跡。樹間から四阿山方面。
何となく気になっていた「かさつぶれ山」。赤井山または天白山とも呼ばれているらしいが、個人的には「かさつぶれ山」の呼び名が気に入っている。上田周辺の里山を歩くにはよい季節。旧真田町の赤井集落にある赤井公民館の前庭に車をとめる。公民館前の一角に「天白山(天白城跡)北赤井神社 駐車場」と掲示されている。
公民館からつま先上がりに進めば、曲がり角には案内板があり北赤井神社に導かれる。神社の右にある防獣柵を通り、赤松林の道を歩く。緩やかな道が大きく折り返し、最後は階段状の登りで真田氏の出城であった天白城跡へ。説明板がある林に囲まれた小広場で、北側の樹間からわずかに四阿山が見えた。その先の深堀と岩場は右下を巻く。薄雪が覆いヤブがちな中、錯綜する踏み跡はわかりにくいが尾根を外さなければ問題ない。
(左)林道に出たところのアンテナ。ここまで車で来ることもできる。
周囲が杉林になれば鉄塔の下に出る。ここからは送電巡視路を辿ればいい。途中の分岐では、182号鉄塔の方向に向かう。杉林の中、右に大きく巻いてから林道に飛び出す。アンテナがあり、その下の小広場まで車で入ることも可能。アンテナの右側から登りはじめる道も送電巡視路なのではっきりしている。トラロープのある急登の先にはアンテナがあり、右手には蓼科山方面の展望が得られた。
(左)反射板から左奥に蓼科山方面。(右)7号鉄塔から四阿山・根子岳方面。
緩急の登りの先には反射板があり、ここも蓼科山方面の展望。緩やかに進む道の概ね右側は赤松林、左は雑木林。その先の7号鉄塔からは、北側に雪を被った四阿山・根子岳が望まれた。送電巡視路はここで右にそれていくが、やや薮がかった尾根上をまっすぐ登る。1285標高点の小ピークにたどり着けば、あとは緩やか。最後に少々の登りでかさつぶれ山の山頂に到着。
樹林に囲まれ、山頂を示すものは何もない。しかし、この季節なら木の間から左前方に達磨山、正面に烏帽子岳の姿が認められる。下山は途中から林道を歩き、途中ショートカットして赤井公民館まで戻った。あまり登られない寂峰ではあるけれど、送電巡視路に頼る部分が多く、それ以外も踏み跡はしっかりしていた。雑木林の中、落葉を踏みしめながら、所々の鉄塔などから展望を得られた。
(左)尾根上の道は概ね雑木林の中。(右)かさつぶれ山山頂。前方樹間に達磨山。